どこにいっても「鬼滅の刃」ですね。
飲食店にいっても
コンビニに行っても
スーパーに行っても
ショッピングモールに行っても
コラボ商品を大々的に売り出していて
普段、滅多にみなかった
「鬼」という文字を
見ない日はありません。
空前絶後のヒットだそうで(^^;)
鬼滅の刃のパッケージにするだけで
商品が倍売れる。
鬼滅の刃の缶バッチが当たるだけで
お寿司屋さんが倍儲かる。
その様子を・・・
マスコミが一斉に報道し
さらに映画を「空前の上映数」と
上映前に大報道し
上映が始まったら
コロナの感染者数と同じように
「30億突破」
「100億突破」
「動員数700万人突破」
と、連日、朝から晩まで紹介し
すべての媒体で取り上げています。
このスパイラル現象は
コロナ報道と同じだな~と
個人的に目を丸くしています。
日本人の特性は
右向け右なんですよね~。
それほど騒ぐアニメかしら?
「原作漫画」を子供に買わされ
全て読みました。
テレビアニメも
子供とアマゾンプライムビデオで
全話見ましたが
全盛期の週刊少年ジャンプで
私達の昭和世代が夢中になった
「キン肉マン」とか
「聖闘士星矢」とか
「北斗の拳」に比べたら
独創性もなく
新しさも全く感じないのです。
ですが・・・
マスコミの一斉報道のおかげで・・・
発行数が減り続け
キン肉マン・聖闘士星矢・北斗の拳が
連載されていたころの
3分の1以下まで発行部数が落ちた
週刊少年ジャンプの中で
ひっそりと連載されていた
コアなファンだけだった漫画を
全国民が認知しました。(^^;)
そして、マスコミがこれだけ騒ぎ
「皆が見に行っている!」
と報道すると
「あ、私も見に行かないと話題に乗り遅れる」
と、だれもが思うのでしょう。
きっと生涯触れ合うことがなかったであろう
60才以上の方々が
皆、映画館に足を運び
この子供向けのアニメを見ているというから
驚きしかありません。
先日、近所の75歳のおばあちゃん方が
井戸端会議をしているところを
通りがかり、あいさつしました。
彼女達の話の内容も鬼滅の刃でした。
A「映画見た?」
B「見たわよ~。孫と。」
C「私は、先日、一人で見に行った。」
B「泣いちゃった。」
A「本当?あら、私も見に行かなきゃ。」
凄いですね。
やはり、日本は・・・
まだまだ、テレビのちからは絶大のようです。
驚くことに
新聞紙面も鬼滅の刃で持ちきりです。
昨日の東京新聞でも
鬼滅の刃が見開きで
なぜこれだけブームになったのか
精神科医や大学教授など
様々な専門家が真剣に分析し
記事となっていました。
「主人公の純真さが日本人らしい」
「内容が簡単で解りやすい」
「家族の絆が日本人の琴線に触れた」
「日本各地に鬼伝説があるため、なじみ深い」
「登場人物がみな苦難を抱え、感情移入してしまう」
明治大学の氷川教授は
こんなことを言っていました。
真っすぐさがウケている。
自分さえよければ良いという
自己中心的な風潮がある
現代の世の中で
鬼滅の刃の登場人物は
逆の考えを持つ。
子供は、おかしなことに
ダメと言える大人を求めてるし
大人も本当は
炭治郎たちのように
真っすぐ生きたいと思っている。
そうした部分に
世代や性別を超えて
勇気づけられているのだろう。
そうかな~?
漫画やアニメの主人公って
基本的に
みんなそうですよね?
鬼滅の刃に始まった事じゃ
無いと思うんだけど。
とにもかくにも・・・
個人的には「広告宣伝の勝利」
だとしか、思いません。
漫画本も
子供からせがまれ買おうとしたら
当時、どこもかしこも売り切れていて
泡食いました。
売り切れていたり
中々手に入らなかったりすると
人って購買意欲が沸騰するものですね。
ネットで手に入らないので
本屋を10件ばかり周り
どうにか飛び飛びで12巻まで手に入れ
息子に「あとは無理かな~」というと
絶対欲しいと嘆願され
私は「子供のために」と気合がはいり
その後は、1巻1巻
ヤフオクやラクマで手に入れて。(TT)
この手法・・・
だれがこのコンサルをしたのか。
だれが仕掛けたのか。
凄い人が居たもんだと。
その仕掛けだけで・・・
300万部しかうれていなかった漫画が
瞬く間に1億部売れて
映画の興行収入は300億円越えが
確実と言われています。
私は、そこだけに興味深々です