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2019年11月15日金曜日

マザーポート

小学校5年生から
家庭の事情で
母子家庭となった私。

子供ながら
とても大変だった記憶が残っています。

母子家庭は、困窮者が多く
配偶者から逃げて来た人もおり
賃貸住宅を借りるのが
とても大変な実情があります。

そのお母さん方、お子さん方を助けるため
立ち上がった一級建築士が居ます。
秋山怜史さんです。

一級建築士事務所秋山立花
https://akiyamatachibana.com/

新聞の記事で彼の存在を知りました。
私より、全然若い。
それなのに
素晴らしい志のもと
その志を想いにとどめることなく
実際に形にした御仁です。

シェアハウスは家賃が割安で
同じ境遇の人が集まれば
支え合いやすいと発案。
2012年
知人の不動産業者らとともに
川崎市高津区で
全国初の「母子シェアハウス」をオープン。

その後も不動産を持つオーナーに対し
空き家の活用方法として
母子シェアハウスを提案しつづけ。
全国に25軒まで増やすことに成功。

2015にはマザーサポートを開設。
https://motherport.net/

母子家庭の方が
無二で頼ることが出来る
素晴らしいサイトです。

さらに支援が必要な入居者に対し
行政書士や弁護士、保険師や精神科医
さらには母子支援団体など
専門家をつなぐNPO法人も設立。
「全国ひとり親居住支援機構」です。

私より7歳も若いのに
凄いですね!!

応援したいです。
仕事が少し楽になったら
一度、アポイントを取ってみたいと思います。


2019年11月14日木曜日

朝から号泣

昨日の休み
子供たちを学校に送ったあと
家に帰ってソファーに寝そべり
何気なく付けたテレビが
私の心臓をえぐりました。

13日放送のテレビ朝日
「羽鳥慎一モーニングショー」にて

今年4月に起きた池袋暴走事故で
最愛の妻子の命を奪われた
33歳と若いご主人が
轢き潰された自分の心を
自らの手で搾りながら
声にならないであろう悲痛を
なんとも気丈に
そして、立派に
語られていました。

その姿に・・・
私、涙が止まらなくなり
心臓が痛くなり
ソファーで
身動き一つ出来ませんでした。

ユーチューブに出ているので
是非、見てほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=EiDO5u7DAeg
(※26分40秒あたりからです)

もし自分がこの旦那さんだったら
絶対にこんな気丈に振舞えない。
自分の苦しい心を
そして、加害者への憎しみを
こんなに平静を装い
しっかりとした言葉で
表現するなんて
不可能だと思います。

凄い人ですね。

11人を死傷させたのは
88歳のご老人。
この老人が元通産相のお偉いさんで
事故後のコメントが
なんとも官僚チックで怒り心頭。

「安全な車を開発するように
メーカーの方に心がけていただき
高齢者が安心して運転できるような
外出できるような世の中に
なってほしいと思っております。」

糞ヤローですね。
人とは、こうも権力の中枢にいると
おごるものなのかと
思い知らされます。(TT)

せめて嘘でも・・・
「自分の命をささげたい」
とか
「全ての財産をなげうって償いたい」
とか言えんのかい
この糞ジジイ!!!!!!!!!!

家族3人が住んでいたアパートは
今もそのまま残されているそうですが
ご主人は、事故直後から
この家に入ることが
全く出来ないと言います。

カメラクルーとその室内に入り
カメラの前で、こう語ります。

「事故の当日から住めなくて。
精神的にここに来ると
つらくなる方が強くて
実家の方に住まわせてもらっていて。
いい思い出ばかりなんですけど
いい思い出だからこそ
2度とこの生活は戻らないんだなと。」

ここまでは
どうにか平静を装っていましたが
奥さんと子供の写真が
いっぱい飾られた部屋で
あとは嗚咽しながら
もう、どうにも言葉にならない。

「あまりにも遺体の損傷が激しく
顔にかけられた布を
おでこまでめくってみたが
それ以上見ることができなかった。
本当に可愛らしかった
莉子の顔じゃなくて
無残な顔しか
思い浮かべなくなると思ったから
やめたんですけど
でも最後まで
見てあげたかったです。
・・・・・
この事故が
悲しい話でしただけで
終わって欲しくない。
悲しいのは当たり前なんですね。
もう取り戻せないから
次につながって欲しい。
この辛さを知ってしまったからこそ
他の人には体験して欲しくない。
みんなが安心して
遊びに来れる交通社会になって欲しいですし
心からそう願っています。」

彼からは
一回も・・・
加害者への罵詈雑言はありませんでした。

VTRが終わった後
番組のアナウンサーも
コメンテーターも
皆、泣いてました。

亡くなられたお二人に
黙祷。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ご主人の苦しみを
一刻も早く
ほんの少しでも
和らげるために
加害者に厳しい刑を望みます。

これで・・・
この殺人者が
被害者への賠償も
自動車保険等で補い
高齢だからと懲役にもならず
ごく普通に暮らし
寿命を全うするとしたら

ご主人の代わりに
ひとことだけ
言わせてほしい。

「地獄に落ちろ!」

以上

2019年11月12日火曜日

言った言わない

私の仕事は
契約の商売です。

すべてが
契約に基づき
進んでいきます。

一般的に契約というと
二人以上の当事者が
「契約書」を取り交わし
その書面の条文に基づき
合意した約束事を
履行していくものと
考えられています。

でも、法的には
当事者間で
「それ、買います」
「じゃあ、売ります」
という口約束で
契約は成立します。

互いに深い信頼があれば
口約束で十分。
日本の古い商慣習では
この考えがあり
口約束での取引が
現代でも残っています。

住宅業界でもその傾向があり
古くからの一人親方や
様々な職人方は
住宅の一部工事を請け負う場合
契約書等は交わさず
「100万円以内でやってくれ」
「了解!やってみる」
というような
請負契約を取り交わします。

取り交わしたとしても
口約束ですから
実際に100万円で
思い通りの仕事をしてくれるかは
分かりませんし
逆に請け負った方は
仕事をした後に
100万円をもらえるかどうかの
心配が残ります。

これは、互いに
「彼なら大丈夫」という
相手への信頼と
「何かあったら自分が責任を負う」
「自分で尻を拭く」
という、職人気質(自分への自信)があって
初めて成立すると言えます。

さて、本題です。
一般の人が夢のマイホームを建てるとき
住宅を一から設計し
その設計に
自分の夢を一つ一つ
実現していく必要があります。

打ち合わせを何度も重ねて
設計者に自分の夢をぶつけ
それを形にしていく作業を
数か月つづけていくのですが

設計が終わった後も
現場での打ち合わせが続きます。

ネット上のSNS等には
マイホームを初めて建てた人々の
失敗談が数多く紹介されています。

そのほとんどが
「言ったことを反故にされた」
「言った通りにならなかった」
「約束が守られなかった」
「思っていたのと違った」
というようなもの。

これらのほとんどが
お客様と工事店の
口約束によるものです。

一般の人は、住宅の素人なので
設計事務所やハウスメーカーや工務店を
100%信頼します。
初めて家を建てる人と
今まで何百件も家を建ててきたビルダーですから
その構図は仕方がないと思いますが
ただし、お客様に接するのは
実際、ビルダー本体ではなく
一営業マンだったり
一設計者だったり
一現場監督です。

大手ビルダーで家を建てるとしても
窓口である営業マンが「無能」だった場合
口約束は「凶器」となります。

事後・・・
必ず「言った言わない」で揉めることとなり
せっかくの夢のマイホームが
夢の入口で悪夢に変わってしまい
その後の生活にずっと尾を引いてしまう。

ただ、小さい打ち合わせ事を
いちいち契約書面にすることは難しい。
とくに現場でのやり取りは、困難です。

打合せ記録を相手が取っていたとしても
それを紛失されたり、改ざんされては
元も子もありません。

そんな時、身を守ってくれるのは
「メール」です。
自分の要望や約束事は、メールしましょう。
メールを残すことで
過去にさかのぼって
「自分がどういう要望を出したのか」
「相手がどういう返事をしたのか」
それが、日時と共に明らかとなり
必ず、相手にも記録として残るのです。

それでも、約束を反故にされたりします。
でもその場合
メールが証拠となります。
ビルダーは言い逃れは出来ないでしょう。

出来る限り
打ち合わせ内容をメールで確認する。

これから家を建てられる方
参考にしてくださいませ。


2019年11月11日月曜日

玉縄青少年会館

土曜日に「つづく」と綴ったのに
日曜日、バッタバタで
ブログを書けませんでした。

さて、つづきです。

玉縄青少年会館の今後ですが
築50年を超えた
鉄筋コンクリートの建物です。

50年前の建築基準から考えれば
寿命は疾うに迎えていると思われます。

よって、今後使い続けるとしても
耐震性に問題があるため
市民の安全を担保するためには
大規模な修繕が必要となりますね。

ただ、中に入った事がある
建設業の人間としては
それは、簡単ではないと断言します。

もし、この施設に多額の税金を投入し
さらに維持を続けていくのであれば
それよりも・・・
子供たちの通う市内の小学校や中学校の
老朽化激しい校舎の改修の方が
一丁目一番地だと考えます。

玉縄小学校に至っては
昭和12年築の校舎に
昭和44年築の体育館。

「本当かよ!」と思いません?
築82年ですよ。
この先進国の日本で信じられますか?

学校全体の老朽化は
日々進んでいます。
今年などは
校門の横にある木造の自転車置き場が
シロアリに食われ
いつ倒壊してもおかしくない状態でした。

個人的に県議の飯野さんに危険をお知らせし
市役所に嘆願していただき
台風15号到来直前に改修されました。

危機一髪でした。

ちなみに・・・
鉄筋コンクリートの建物の場合
老朽化すると
いの一番に「水道管」がヤラれます。

30年程度でこんなです。


(画像はJSPのHPより)

だから、個人的に
古いマンションは
買ってはダメなんです。

「飲まなければ大丈夫でしょ!」
という人が居ますが
毎日、顔を洗ったり歯を磨いたりする水です。
毎日、髪を洗ったりお風呂で浸かる水です。
毎日、食器を洗う水です。
大丈夫だと思います?

築後82年を超えているとなると
もう、小学校の水道水は飲むことが出来ないです。
青少年会館も同じです。

でも、子供たちは
普通に、学校の水を飲んでいます。
心配ですね。

話がどんどんと逸れていますので
本題に戻ります。

青少年会館の建つ土地は
「玉縄1丁目2-1」です。



登記簿を調べてみると
土地面積は、934.11㎡となっています。
坪に直すと、282.56坪。

マンションを建てるには
少し面積が足りませんね。

周辺では、住宅用地が
坪単価120~140万円で
取引をされています。

立地は玉縄の中でも1等地となりますので
坪単価140万円で取引をされても
おかしくはないでしょう。

282.56坪×140万円となると
更地でざっと、3億9千万円です。

解体や諸経費を除いて
3億5千万円ぐらいかな~。
ぜひ、売約して
玉縄小学校の建て替えに
充ててほしいです。

(-人-)せつに願うところです。


2019年11月9日土曜日

玉縄こどもの家「うさぎ」

玉縄地区の住民の中で
騒動となっているものがあります。

それは鎌倉市が今年9月に
「玉縄青少年会館を2020年度中に廃止する」
と突如発表し
鎌倉市議会に議案提出したからです。

玉縄青少年会館内には
学童保育「たまなわこどもの家」があり
放課後の子供たちが何十人も訪れ
小学生の子供を持つ共働き家庭を助け
子供たちの大切な憩いの場ともなっています。

タウンニュースの記事には
年間約3万5千人を超える
団体・個人が利用していおり
その団体の多くが
お年寄りのサークルや教室だとのこと。

鎌倉市によると
順次施設内の機能を他施設へ移転し
20年度までに廃止。
学童保育に関しては
近隣の玉縄小学校の敷地内に
20年12月をめどに
『放課後かまくらっ子』を整備。

え?
玉縄小学校の敷地内に
学童保育施設を整備?

色々と調べてみると
鎌倉市役所HPのリンクに
こんな図面PDFがありました。



※クリックすると拡大します。

図のグレー部分が、建設予定地ですって。
現在の外部トイレを取り壊し
そこにプレハブを建てるのかな?

その名も「たまなわこどもの家うさぎ」
皆、知っているのかな?
私は、全く知りませんでした。

学童として考えると
学校の校庭を使えるなんて
素敵な考えですね。

色々を調べてみると
2階建てのようです。
かなり大きな施設となりそう。

さて・・・
その後の展開はさらに混迷を極めています。

9月21日に行われた地元説明会は
地域住民ら約110人が出席し
大紛糾。

その結果を受け鎌倉市長が
9月27日の本会議で廃止案を撤回。
その撤回に対して
議会が反対多数で否決。
さらに、議案そのものが否決された。

もう、訳の分からない状態になっています。

現在のところ
どうなるのか未定とのことですが
老朽化に伴い解体するということが
主眼となると、解体は
既成路線で変わらないでしょう。

そうしたら
解体した後はどうするのでしょう?
玉縄の一等地です。
売却して、借金の穴埋めに使うのかな?
売るとなると
マンション業者が高額で買うかな?

でも・・・
売るとなったら
また、住民反対が起こることが予想されます。

時間がないので、調べ切れていませんが
議会に提出された議案が
どこかで閲覧できないか
調べてみたいと思います。

つづく