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2019年11月8日金曜日

口座維持手数料

もう、何でもありですね。

先日、大手銀行が
「経営が苦しい」という理由で
口座を持っているだけで
預金者に手数料を課すことを
検討していると発表しました。

その名も
「口座維持手数料」
だそうです。

ATMの利用料がどんどんと加算され
振込手数料も値上げしたばかり
さらに、ATMで入金するのにも
手数料を取ろうとする動きが広がる中

口座を持っているだけで
手数料を取ろうと言うのです。

どうです?
この話を聞いて?

私は、思わず笑ってしまいました。

これは・・・
東電と全く同じ轍を踏もうとしていますね。

各電力会社は、太陽光発電の買取制度を
「利益を圧迫する」として
近い将来、辞める方向性を打ち出しました。

その結果
今、家庭用・事業用の蓄電池が
量産を見据え
ドンドンと値下がりをし始めています。

こうなると、蓄電池は
一気に発展し始めるでしょう。
液晶テレビのように
価格破壊も起こるでしょうね。

以前、フルハイビジョンのテレビは
50インチが100万円をこえていました。
今では、数万円で買えます。
4Kテレビも数年前は
100万円を超える機種が多かったですが
いまでは、10万円台で買えます。

蓄電池も同じように普及が進めば
あっという間に
価格が10分の1になると思われます。

そうなれば、近い将来
電気の自家発電が主流となり
電力会社から
電気を買わなくてよい世界になるでしょう。

各家電も、蓄電池を見据えた開発が進み

「蓄電池内臓の冷蔵庫」
「蓄電池内臓の電子レンジ」

などが発売され
雨の日が続いても
数日分の電力を
家電が自ら蓄えて稼働することが
出来るようになったりと
今後、不安定といわれる太陽光を
見据えた商品が
ドンドンと発売されると予想します。

というか・・・
なぜ、日本の大手企業が
現況でそういう方向に行かないのか
不思議でなりません。

日本の経済界は「護送船団方式」と
言われ続けていますが
未だに大手企業同士で
相手の権益を潰さないように
馴れ合ってるとしたら
日本の大手企業は
急激に発展する東南アジアの
新興企業に追い抜かれ
廃れて行くでしょうね。

話がだいぶそれたので戻します。

口座維持手数料をぶち上げたのは
三菱UFJ銀行です。
「経営が苦しい」というのが
その理由らしいですが

同銀行の今期純利益の予想は
9000億円と発表されています。

9000億円の純利益を上げている会社が
「マイナス金利で厳しい」と公言し
一般口座の預金者から手数料を取る。
その理不尽な話が
新聞のほんの片隅の記事。

お年寄りから子供に至るまで
口座を持つだけで
我々庶民から、手数料を取るというのですよ!!

それでも、波立たない世論。

無関心もここまで来たら、立派です。
本当に・・・
もう、笑うしかない状況です。

私は「口座維持手数料」が実施されたら
その銀行の口座は解約します。

もし、談合ですべての銀行で
一律手数料が実施されたら
個人的な預金は、しなくなるでしょう。

2019年11月7日木曜日

板金雨どい

鎌倉山にて建築中の
建築家伊藤誠康先生が基本設計を手掛けた
『終の棲家』にて

大屋根の正面を良く見せるために
パナソニック社の高級板金雨どい
「Archi-spec TOI」をチョイスし
先日、取付施工しました。

翌日、大工の井関さんより
「あの収まりはダメだよ!」と電話が・・・

屋根勾配に対して
雨どいの開口部が小さすぎて
雨が全部抜けちゃうよ!!

とのこと。
現場を確認すると・・・


本当だ。
下から見ても、軒先が見えてしまうぐらい
雨どいが薄い。(TT)


しかも、屋根の「唐草」が見えるぐらい
だいぶ下に設置されています。


設置する金具の形状から
どうしてもこの位置になってしまうようで
これだと・・・
井関さんが言うように
大雨がふったら、屋根を伝った雨水は
雨どいに入らず
全て外に、はずれてしまいそうです。

お客様に「そういうものですから」と
嘘をつき、そのまま引き渡すこともできますが
それは私の良心が許しません。

見た目を重視して
高級品を選んだのに
残念!!

今週末に、取り外し
標準のタイプに取り付け直すことにします。

散財だ。(TT)
また利益が減ってしまった。
ダメ経営者です。

反省しきりです。

2019年11月5日火曜日

頭を垂れる稲穂

東京新聞のコラムで
感銘を受けたものが2つあったので
ご紹介します。

ひとつは
記者岡村淳司さんの「コンパス」より
(以下抜粋)

ノーベル化学賞を受賞した
リチウムイオン電池の吉野さん。

ノーベル賞を受賞前の去年
中日文化賞を受賞した。
その受賞時の芳名帳(ゲストブック)に
吉野さんはこんな言葉を寄せ書いた。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな。」

一般的には
偉くなっても謙虚であれ
という意味だが
ご本人曰く

僕が本当に言いたいのは
『実るまで頭を下げるな。』
ってこと。

とニヤリ。
採算重視の民間企業で
実用化が未知の研究を
長年続けてきた苦労の大きさと
信念の強さが伝わってきた。

閉塞感が漂う 今の日本に必要なのは
忖度せず
空気を読まない
異端児なのかもしれない。

「尖れ!」
という第一人者のメッセージを
強く感じた。

以上

稲穂は、実るまで頭を下げないのです。
なるほど。

もうひとつ
小学生教員である岡崎勝さんのコラム
「子供ってわけわからん」より
(以下抜粋)

授業中に教員が「分かったぁ~?」と
聞くと、子供たちは
「分かりました~」とか「は~い」と
返事をします。
でも・・・
これが問題なのです。

なぜなら
「分かったぁ?」という質問には
分った人しか返事をしないからです。
分らなかった子供たちは
どうするのでしょうか?
おそらく
黙っていると思います。

私が教員になったばりのころ
先輩に言われたことがあります。

「解らない子供を見つけて
力を入れて教えるのが
俺たちの仕事なんだよ。」

でも実は
分からない子供たちの
「分からなさ」を
私たちが理解することが
どれだけ大変なのかを
思い知らされています。

「分からない」と言う子に
「何がわからないの?」
と聞いた時
「それが分かったら苦労しない」
と言われ、大いに恐れ入り
落ち込みました。

確かにそうなのです。

「分からなさ」は
一人ひとり、みんな違います。

教員の仕事は
どこでどういうふうに
困っているかを
子供と学びながら
一緒に見つける事だと
思うようになりました。

ですが、その一番の敵は
大人の「忙しさ」と
大人の「寛容のなさ」です。

また「早く正確に」という
効率を求める現代教育では
子供たちの「迷う能力」を
学習に生かすことが出来ません。

以上

「分かった?」という言葉
私も子供の事
大人から、何千回も聞いた記憶があります。
授業だけではなく
遠足やら運動会やら文化祭やら
必ず先生から注意事項を矢継ぎ早に言われ
「分かったぁ?」
と聞かれましたね。

でも、必ず違反して
先生から
「説明しただろ!」
「なんで守らないんだ!」
と、良く叱られました。

当時は、バリカンで坊主にされたり
先生に往復ピンタされたり
校庭を何周も走らされたり
廊下に1時間立たされたり
椅子の上に正座なんてものあったっけ。(苦笑)

あの罰は・・・
大人の言い訳だったんですね。
「俺は説明した」という周囲への言い訳。
子供が悪いという周知だったのかぁ~。

なるほど!!

親や教員は
子供に対して
「今の説明、分からなかった人っ?」
と聞くのが、正解なんですね。

そして、一緒に悩んであげる必要があるんだ。
ものすご~く
子育ての参考になります。

岡崎勝先生のこのコラム
本になってます。
『子供ってワケわからん』
超おススメです。



2019年11月3日日曜日

解体が終わる

大船4丁目の古屋の解体が
先日、すべて終了しました。 


鎌倉街道沿いの
北東の角地となります。

全所有者様は
長い間、この場所で
治療院を営んでいたそうです。
その長い歴史が
この解体で完全に幕を下ろし
この地を新たに選んだ方の
新しい人生が
始まろうとしています。

それにしても、とても目立つ立地です。


現在、2分割での分譲を行うか
1区画で商業用地として販売をするか
迷っている状況です。

近日中には
本ブログにてご紹介できればと
思います。

ご期待下さい。

2019年11月2日土曜日

長谷川太郎さん

つい先日
東京新聞のトップ記事に
地元の病院が載っていて
ビックリしました。



医院の名は
湘南おおふなクリニックです。
https://shonan-clinic.net/

医院長である
長谷川太郎医師が
日本各地の被災地への支援活動を
精力的に行っており
先日の台風19号の被災地にも
すぐに乗り込み
現地で医療活動をされたという記事です。

以下転載

台風19号で千曲川の堤防が決壊し
大きな浸水被害を受けた長野市。
そこで支援活動をした
医師の長谷川太郎さん(50)が
インフルエンザの予防接種一回につき
三千円を避難所になっている小学校に
寄付する取り組みを自らの医院で始めた。

「予防接種をして支援につながれば
みんなで被災地を応援できる。
できるサポートを続けたい」
と話す。

長谷川さんは、保健医療支援をする
NPO法人AMDA(アムダ)の一員として
被災直後の十四日に現地入りした。
避難所の一つとなった
長野市立豊野西小学校の体育館には
住民約三百八十人と
敷地内の児童センターには
約五十人が身を寄せていた。

長谷川さんは十九日まで
医療、健康相談や施設の消毒などにあたった。

現地で目にしたのは
道路から下水があふれ出ている様子や
一面に泥が堆積した道路など。
通学路の安全確保や衛生面の懸念などから
同校は休校が続いていた。
自宅が浸水し
ランドセルなどの学用品が
水につかってしまった児童も多いとも聞いた。

現場を離れても
その後できる支援を続け
多くの人に被災地に関心を寄せてもらおうと
インフルエンザの
予防接種による寄付を考えた。

接種費用は
健康保険が適用されず
原則的に全額自己負担で
医療機関によって異なる。

長谷川さんが院長を務める
鎌倉市大船にある湘南おおふなクリニックでは
一回3,300円。
うち、事務手数料などを除いた
病院の収入分の三千円を寄付に回す。

募金も行い、合わせて豊野西小に届ける。

同校は、二十八日から学校が再開したが
29日時点で体育館には二百二十人
児童センターは四十五人が身を寄せ
校庭は駐車スペースとして使用されている。

長谷川さんは
「子どもたちの通学支援や物品購入
他のグラウンドへの移送支援など
学校の原状復帰の活動資金として
役立ててもらえたら。」
と話す。

以上

凄いですね。
湘南おおふなクリニックは、
大船中央病院の隣に位置し
鎌倉芸術館前のビルの1階にあります。

医院内で募金を募っているとのことなので
どこに行くか解らない
町中の募金やネット募金をするより
こちらに預けた方が
嘘がなく信頼できます。

そして
NPO法人アムダとは?
https://amda.or.jp/

AMDAとは
災害や紛争発生時
医療・保健衛生分野を中心に
緊急人道支援活動を展開している
NPO法人なのだそうです。

世界32の国に支部があり
多国籍医師団を結成して
被災地を飛び回っている団体とのこと。
本部は岡山市。

1979年のカンボジア難民支援に
日本の医学生グループから派遣された
医師一人と医学生二人の活動が
起源なのだそうです。 

当時
難民流入先のタイに入った3人は
キャンプの位置さえ特定できず
やっとキャンプにたどりついても
活動できる受け皿が存在せず
まったく活動ができなかった。

当然歓迎されるものとして
カンボジアに赴いたにもかかわらず
手も足も出せなかったという3人の報告は
西日本アジア医学生連絡協議会で
驚きをもって迎えられました。

情報と受け皿がなければ
善意だけでは何もできない。

当時、学生だった彼らが医師になり
アジア医師国際会議の開催。
1984年AMDA設立。
医師と医学生双方の国際会議を通じて
アジアの医師・医学生にネットワークを広げ
現在の組織に至っているそうです。
(※AMDAのホームページより)

我々の地元に
こんな志の高い内科医が居たなんで
知りませんでした。

しかも、内科医院の一番の「稼ぎ頭」である
インフルエンザワクチンの利益を
被災地に全額寄付するという・・・
こりゃ、筋金入りです。(゜゜;)

今度、病気になったら
湘南おおふなクリニックに行こう!!
そう思う、今日この頃です。