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2018年3月2日金曜日

パワハラ

ネットで騒然となっていることが幾つかあるので
その話題に触れたいと思います。

まずは、女子レスリングのパワハラ問題。
えっとですね・・・。
格闘技には、元々パワハラという言葉は存在しません。
格闘技や武道自体が社会でいうパワハラ「そのもの」だからです。

アホ!バカ!カス!
使えね~な!辞めちまえ!
今すぐ帰れ!
そんなことも出来ないなら、死んでしまえ!

格闘技系の競技者に対して指導者がこんな言葉を吐くのは・・・
正直言いまして、日常茶飯事なことでして。

私も極真の選手の時、良く竹刀で叩かれました。(笑)

「騎馬立ち30分やれ。」
「スクワット1000回やれ。」

指導者から無茶な事を言われます。
でも競技者は「押忍」の一言で了承する。

また、武道や格闘技で上下関係は絶対的です。
軍隊と同じで、逆らうことは許されません。
だから、今回のように後輩が先輩に逆らう事は滅多に無く
さらに、所属選手が他のジムや道場に移籍したりする場合は
しっかりとした根回しをしないと、大モメにモメます。

その滅多に無いことが起きた。
それが、今回の事件です。

面白いのがパワハラの当事者である栄和人強化本部長。
「全然ないですよ。」
「彼女が本当にここまで言ったのかな?と思うぐらい。」
「事を大きくしたいんでしょ?誰かが。」
「五輪4連覇に一生懸命協力したのに。」

その言動が圧力になっているのが解ってない。(苦笑)
典型的なパワハラだと全く気が付いていない。

パワハラやセクハラは「する側」の話ではないのです。
受けた側が「心身的なストレス」を感じることで、パワハラやセクハラになる。
だから・・・
やった側が「俺は何も悪くない」と言えば言うほど
滑稽なだけなのです。
そこが、なんとも間抜けてる。

人の本当の心の中は、図り知ることはできません。
でも、悪い事をする人間は、一様に自分の非は認めないものです。

■米国の銃乱射事件。
突入しなかった警察官が大批判にさらされてますが
彼曰く「爆竹かと思った。自分は訓練された通りの行動をしただけ」と言う。

■老人ホームの3人転落死の事件。
犯人とされた介護士は、犯行の詳細を自白した後、死刑を求刑されると
「信じてください。僕や何もやってません。」と言う。

◾寒川町議のひき逃げ事件。
多数の目撃者が赤信号で車が自転車の子供を轢いたといっているのに
「子供が赤信号なのに渡ってきた、自分は介抱した」と嘘八百。
この輩、過去死亡事故を起こしている筋金入りだったそう。

事件といわれる殆どが、こんな様相なわけです。
人として、みっともない。

ツイッターで騒然となっている話題をもう一つ。

原子力発電を推進してきた自民党。
その先鋒だった現総理大臣。
事故前に津波対策を怠り「原発は絶対安全」と主張しつづけ
原子力発電所を己の故郷にも誘致した御仁です。

2011年、世界規模の事故を起こした直後・・・
その奥様の昭恵夫人が
2012年、世界が放射能汚染で騒然とした中
フェイスブックでこう仰いました。
https://www.facebook.com/akieabe/posts/10150571917471779

もしも私が放射能だったら・・・
人間のために一生懸命働いてきたのに
いきなり寄ってたかって悪者扱い・・・
悲しいだろうなあと思ってしまいます。
嫌われ者はいじけて大暴れするかも・・・。
放射能自体が悪いわけではない。
悪いのは人間です。
私は放射能に感謝の気持ちを送ります。
ありがとう・・・

これをパワハラと言います。
もしかしたら・・・
今世紀最大のパワハラかもしれません。

放射能汚染で故郷が死の町となり
終の住まいとしてのマイホームを捨てた何万という人
その人たちに対し・・・
原子力政策を推し進めてきた張本人の妻が
悪いのは人間ですと、なぜか「皆が悪い」と責任転換し
放射能に感謝するなどと言う無神経さ。

故郷を捨てた人が聞いたら・・・
愛する人が白血病やガンになった人が聞いたら・・・
家族が自殺した人が聞いたら・・・
どんなに苦しむか、微塵も解っていない。

人として、言葉もありません。

2018年3月1日木曜日

振り込み詐欺

今日は、朝一で浦和でお引き渡し。
といっても埼玉県の土地の取引ではありません。

鎌倉の土地を、埼玉在住のお客様が買われたのです。(^^)

不動産の引き渡しは・・・
お客様がご融資を受ける銀行の支店で行います。
今回は、三菱東京UFJ銀行の浦和支店という訳です。

鎌倉密着で仕事をしている私。
鎌倉という地域の需要は、東京都に在住の人が大半をしめるため
埼玉での引き渡しは、当社が創業以来初めてです。

そこで初めて知りました。
大船駅から浦和駅まで、今、湘南上野ラインで一本なんですね。
東海道線のホームで乗り込んで、1時間10分で到着。
便利な世の中になったもんだ!!

埼玉スタジアムはメッチャ遠いイメージがありあましたが
電車で1時間ぐらいでいけるとなると、物凄く近いですね。
東京ドームと同じぐらいだ。
こんど何かイベントがあったら、息子と一緒に行ってみたいと思います。

そんな浦和駅前の三菱UFJ銀行にて。

一つ、感心したものがありました。

印鑑をつくために、銀行の備付の朱肉を手に取ると・・・



ありゃりゃ。
だれかが間違えてスタンプ押したままだぞ!!
これじゃあ、キレイに朱肉が付きません。

銀行の担当マンにその旨を告げると・・・

「いえいえ、違うんですよ。」
と、手を振られて
「振り込み詐欺の啓発なんですよ~」
と、笑われました。

良く見ると・・・


本当だ!!
朱肉をしみこませてある布に印刷されているんですね。
そういう商品なのか~。(゜゜;)

なるほど、印鑑を押す直前に、朱肉の蓋を開けて
このイラストをご老人が必ず見るわけですね!!

こりゃ、日本人ならではの発想だ。
細かくて脱帽。
凄い。

印鑑を片手に・・・
感心してしまいました。


2018年2月27日火曜日

東京新聞

さて、私の机にたまった東京新聞の記事の切り抜き。
残りのご紹介が出来る時間が空いたので、一気に行きます。

■居住権
相続時、配偶者が居住している家がある場合
居住権を確保される法改正が行われる。
よって、他の相続人が売却をしたとしても
配偶者は居住権を主張し
永続的に住み続けることが出来るようになる。

■息子の妻の相続(金銭請求権)
故人の看護などで遺産維持に貢献した一定範囲の親族は
相続人に対し、金銭を請求できるよう法改正が行われる。
よって、義母の介護をした妻や主人は
実質的に相続を主張できるようになる。

■中古物件の住宅診断の有無の説明義務化
住宅診断の「ホームインスペクション」が
中古住宅に義務化する法改正が行われた。
今年4月から仲介業者は必ず説明をしなければならない。
個人と売却の媒介契約を取り交わす際
業者は売主に対し、住宅診断を行うか否かの意思確認を必ず行い
診断業者の提案、費用見積もり等の説明を要する。
また、買主に対してその詳細を必ず説明しなければならない。
住宅診断は、5万円~10万円の費用がかかる。
これは、売主の負担となる。

■見えない化による見える化
キャッシュレス時代がやってくる。
現金が消える日が近い。
紙幣や硬貨が使われなくなり
金のやり取りが全部電子化される。
ビットコインを仮想通貨という呼ぶが・・・
全ての通貨は、人がそれを「通貨」と仮想するから通貨なのである。
ビットコインは、暗号通貨という方が正しい。
暗号通貨の急激な普及で
中央銀行が自分たちもデジタル空間に乗り出していくことを
本格的に考え始めたのだ。
もはや、この流れは誰にも止められない。
ただ、現金が完全に電子化されると大きな問題がある。
紙幣や硬貨がなくなれば
現金は我々にとって見えない存在となる。
だが・・・
そうなった途端、我々の懐の中身は
中央銀行によって、すべてが見える存在となる。
全ての現金が電子的に足取りを掴めてしまい
お金の匿名性は消滅する。
今、我々は銀行からお金を引き出して
タンス預金に切り替えることが出来る。
穴を掘って現金を隠し持つことだってできる。
だが、見えない現金の世界では、それは出来ない。
どうしたって、足がつく。
真面目な人たちが政策運営をしているなら
それでもいい。
だが、我々の懐に手を突っ込みたがる勢力が権力を握ったら
何が起こるか?
それを考えると不眠症になる。
(by・浜矩子)

■ビックデータの怖さ
「なにかおかしい。」
とAIに違和感や気持ち悪さを持つ人が多いのに
「バラ色の未来」と肯定的にとらえられることが多い。
この流れは必然だが、一度立ち止まって考えるべきだ。
大量のデータを分析できるAIは
人間が全く想定しない関係性を導き出す。
個人の行動や性格、趣味や健康状態までもを予測できるとされる。
一部はすでに実用化されており
SNSの「いいね」履歴から
その個人の趣味にあう広告を打つシステムが普及している。
収集される情報は、すでに止めどない。
スマホに搭載されたGPSでの個人の位置情報にも及ぶ。
つまり、一挙手一投足が見られているのだ。
AI化は、世界で進む。
そして、すべての個人情報が共有される。
このまま進むと、どんな未来が待っているのか?
ひとつは「バーチャル・スラム」だ。
企業も銀行も保険会社もAIに頼り始めると
個人の信用をAIが判断することになる。
すると、AIに排除され続ける人が出てくる。
それがバーチャルスラムと言われる仮想空間での差別である。
自分がなぜ弾かれるのかが解らない。
選ぶ方も、なぜその人がAIから弾かれているか解らないのだから。
AIが自己学習するとアルゴリズムが次第に複雑になり
プログラムした技術者すら分からなくなる。
人間は、コンピューターを過信する傾向が強いのに
AIは間違えやすい一面を持っている。
さらに、個人にニュースを選んで送るポータルサイトは
情報を操作して「知る権利」を妨げているという。
リベラルならリベラル
保守なら保守といった好みの情報だけに囲まれる環境は
心地よいが、盲信を生む。
すでにAIが「トランプ政権」のような分断社会を招いているといえる。
(by・山本龍彦)

■永続敗戦の実態
日米戦争に敗れた後、日本は米国の占領下で
政治体制を再構築し、日米安保体制に組み込まれて
外交・安全保障に関しては、従属国になった。
ナショナリストを自称する保守派の政治家は
安全保障面での対米従属という現実からひたすら目を背むけ
敗戦による憲法体制の変革に対する怨念を
米国ではなく国内向けに発散してきた。
今回のトランプ訪日と
それをめぐるメディアの報道は、それを証明するものだった。
米国は日本を最も重要なパートナーと考えているというのは
日本側の勝手な思い込みである。
最大のおもてなしであるはずのゴルフの場で
アメリカ大統領は、日本国首相のミスショットにイラつき
目を向けずさっさと先に進み
ツイッターでは、「日本にたくさん買い物をさせたぜ!」
品のない自慢を書いていた。
メディア、特にNHKテレビは
もっぱら両首脳の蜜月関係をこれでもかと映していた。
従属の現実を覆い隠すために
国民を洗脳するようなものである。
大統領の言いなりに武器を購入することの是非についての
深い検証は少なかった。
大統領を急いで追いかけようとして
バンカーの縁から転げ落ちた首相の姿は
日本という国そのものの印象であった。
(by・山口二浪法政大学教授)

■平昌五輪
日本勢が力を伸ばしてくると
報道はどうしても日本のメダル候補が中心になりがちである。
最近のテレビ報道を見ていると
ニュースですら、日本勢の応援報道になっていて
五輪を機会に世界の文化を知るといった側面は
殆ど無いように思える。
フィギュアスケートでいえば
ロシアの選手はやはりロシアの作曲家の作品か
ロシアと関連がある映画音楽を採用している。
映画「アンナ・カレーニナ」の音楽や
ミンクスやチャイコフスキーの作品で演技するロシアの選手たちは
ロシアのバレエ文化を継承している。
それを世界に伝える役割も果たしているのである。
一方、米国の選手たちは
米国の映画やミュージカルの音楽を採用する傾向がある。
台湾系のカレンチェンや日系の長洲のような選手が
文化的なルーツに関係なく
簡単に理解できるエンターテーメント性を持って
世界中に知られた映画やミュージカルの音楽で演じる。
ワールドワイドな米国の姿そのものだ。
スポーツから世界の文化を知る機会は
大事にしていきたいものだ。

ということで、切り抜きをどどどっと、紹介しました。
タイプし疲れたので・・・
一言だけ。

「そだね~。」

2018年2月26日月曜日

耐えられない

今日は、丸一日・・・
宅地建物取引士の更新のため・・・
朝一から夕方まで、講習会に行って来ました。


午前9時20分に到着して
午後4時40分までみっちりと座学。
午後5時に解放。

この学校形式のものが、私が最も苦手とする事です。(TT)

とにもかくにも、大勢の人が一部屋に缶詰にされているだけでNG。
心がザワザワとして、落ち着きません。
その大勢が、みな規則正しく並べられた机に座っている雰囲気もダメ。
その中で、自分の身を屈めて机に押しこめ・・・
単調な講師の話をジッと聞いていると・・・
もう、正直言って気が狂いそうになるのです。(^^;)

これは、小学生のころからの性分です。

30分ぐらいで、もう居てもたってもいられなくなり・・・
ひたすら自分を心を制することに集中する必要があります。

寝てしまえば良いのですが、寝たら免許がもらえません。(苦笑)

小学校の時は、授業中でも良く立ち歩いていた記憶があります。
中学生の時は、ひたすら寝て耐えた。
高校生の時は、もう無理で・・・
お昼ぐらいまで江の島の堤防の上で寝て午後から登校していました。
今でもなんで卒業できたのか、不思議です。

久々に小さな椅子と机に監禁され・・・
とにもかくにも、辛かった。

だいぶストレスがたまったので、明後日の定休日は
子供たち連れて、遊園地でも行ってこようかと思います。(^^;)

2018年2月25日日曜日

雪ノ下上棟2

建築家、伊藤誠康氏設計の建売住宅「鎌倉市雪ノ下」B棟
昨日、無事上棟しました。

昨日ブログで紹介したかったのですが・・・
時間が一寸の隙も無く・・・
今日のご紹介になりました。(TT)



こんな鎌倉らしい谷戸の一画となります。

道路面は、足場シートで覆っているので
あまり内部の様子はうかがえません。


でも、横から見ると、国産材の美しい骨組みが見えます。
和歌山の山長商店さんの桧柱・杉柱です。

一般的に普及している、北欧産の集成材やホワイトウッドに比べると美しいのです。


建売住宅の場合、片寄か切り妻が殆どです。
安く済むから。
でも、伊藤先生の設計図では、屋根の形状が複雑です。

そこは、腕の良い大工さん方。
苦も無く、ドンドンと組んでいきます。



写真の屋根の上奥に写っているのが棟梁の井関さん。
手前に写ってるのが、応援に来てくれた金井大工。

当社は、小屋裏にもKD材(乾燥材)を使います。
他社さんの場合、小屋裏を未乾燥材で組み上げるところも多いですが
未乾燥の場合、施工後に予測不可な「あばれ」「割れ」を起こすため
あまりお勧めできません。


それにしても、小屋組みの骨組みの横架材が、一本一本デカいです。
横架材は、広島呉にある中国木材さんのドライビームです。

本物件の2階から見た風景。


鎌倉には、こんな景色が残っているのです。
もうすぐで、山々が桜の花で満開となります。

おかげさまで、本物件2棟は、昨日をもちまして完売となりました。

有難うございました。m(_ _)m