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2018年2月10日土曜日

薪ストーブ

現在建築中の建売住宅「鎌倉市雪ノ下」全2棟
建築家伊藤誠康先生の平面図には、薪ストーブがあります。

現在、基礎工事中で・・・
上棟予定日も決まり、その準備に慌ただしく動いています。

伊藤先生との設計契約では、設備詳細は依頼しないものとなっているため
設備のチョイスは、基本的に私が行う必要があります。

さて、薪ストーブ、どうしよう?

ということで、東京暖炉さんに相談。
http://tokyodanro.com/
早速、東京暖炉さんから図面と見積もりが上がってきました。



その図面をパソコンの前で、じっくりと検討。
東京暖炉さんは、建物設計図に基き、煙突やストーブの配置設計もしてくれるのです。
それを図面に起こして、すぐにメールで送ってくれるので助かります。

図面では、室内煙突の長さが5mにも及びます。


う~ん、贅沢だ。

東京暖炉さんとは、過去6棟ぐらいお世話になっています。
施行は、完ぺきです。
メンテナンスもすべて引き受けてくれるので、助かります。

この絵の通りやると・・・
10年前に東京暖炉さんが手がけてくれた常盤の家と
同じとなりますね。


ストーブもモルソーの1126CBで同じ。

ちなみに・・・
今回、色々と考えました。
薪ストーブをやめて、バイオエタノール暖炉にしようか?
はたまた、ペレットストーブにするか?
いやいや、ガスストーブにするか?

各ショールームを回り、実際に触ってみて
Bエタノール・ペレットのメリットデメリットを比較し
やはり薪ストーブを採用することにしました。

手間やメンテナンスは掛かりますが
やはり、薪ストーブは良いのですよ。

この住宅は・・・・

①建築家設計
②セルローズファイバー断熱
③室内珪藻土左官仕上げ
④ナラ無垢床
⑤薪ストーブ

と、自然素材の家となります。
この仕様で注文住宅を建てたら
建て坪単価100万円は超える住宅となります。
それが建売住宅として手に入る。

良いですよね?

完成したら自然系の住宅雑誌にそのまま「建築家の家」と登場しても
全く遜色ない仕上がりとなるでしょう。

買った人は、本当にお得ですよ~。
と、ビルダー兼売主が言うと嘘くさいですが。(笑)

ご興味がおありの方は、下記をクリックくださいませ。

当社が売り主なので、直接お申込みいただくと、仲介手数料はかかりません。

完成は、5月を目指します。

2018年2月9日金曜日

太陽光 買い取り価格

平成30年の再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」の方針を
経済産業省が出しましたね。



(画像は、東京新聞WEBより)

出力が10キロワット以上で、3円安くなり・・・
家庭用の10キロワット未満は、予定通り2円安くなりました。

あれほど国を挙げて盛り上がった「太陽光発電」が
なぜ、これほどまでに盛り下がってしまったのか?

神奈川県知事にいたっては
「県内の家全てに太陽光発電を乗せる」とか言ってましたよね?
もう、口にもしてませんでしょ?

やはり、太陽光憎しなんです。
電力会社は。
電力を供給するという絶対的権力を手放したくない。
個人から電気を買うなんて、権力放棄の何物でもないわけです。

過去、国策として「太陽光発電」が掲げられ
数多くの業者や個人が発電事業に新規参入しましたが
ここまで買い取り価格が安くなると採算が合いません。
去年の太陽光関連事業者の倒産数は88件にも及ぶそうです。
酷い話です。

東日本大震災以降・・・
一般家庭の電気料金は平均で約35%上昇しています。
今、我々の手元にくる電気代の伝票を見てみると
電気代は、1kwh/30円前後を行き来しています。

新年、2月から電気料金が上がるという報道があった後
3月も電気料金は上がるという報道がありました。

東京電力管内では・・・
2月に前月より19円増、3月はさらに52円増になるそうで。
これ、皆、認識されてますか?

東京電力の一般家庭契約数は、おおよそ2000万世帯。
19円の値上がりで、一か月の増収は3億8000万円
52円の値上がりで、一か月の増収は10億4000万円

「うちでの小槌」ですね。

しかも、すでに去年までに35%の値上がりしている。

金額にすると1kwh約8円の値上がり。
一般家庭一世帯の1日の電気使用量は、平均18kwh。

震災前と比較して、単純計算だと・・・
28億8千万円の増収を得ていることになります。
たった1日で。
東京電力が!!!

いくらでも、金は湧いてくる訳です。国民から。(怒)

これら費用が、税金とともに原発の事故処理につかわれているとすると
実際に、原発の事故処理の負担をしているのは、100%国民ということになります。

狐につままれるとは、このことです。

世の中をコントロールしているのは、金です。
政治も・マスコミも、広告代理店も、金で動いています。
金こそが最大の力とすると・・・
電力会社が持っている力は、日本屈指と言えます。

さて、太陽光の話に戻ります。

現在、一般家庭で発電した電力の買い取り額は26円。
東京電力に売電して、電気を普通に使うと4円損することとなります。
3kwを搭載した住宅では、1日平均10kwhを発電します。
つまり最大で1日40円の損となります。

よって、できる限り、自家発電した電気は売電せず・・・
自己使用したほうが得となる。
「蓄電池」ですね!!

これから「家庭用蓄電池」の発展がポイントです。
簡単に取り入れられれば、太陽光発電自体が大きなメリットとなります。

しかし、これだけ技術が発達しているのに
家庭用蓄電池が思うように開発されないのはなぜか?
裏で大きなチカラが働いているのでしょうね。

これをやられると、東京電力は困ります。

電気を買ってもらえなくなるからです。

いまだに、6kwhの蓄電池システムが定価200万円(税込)以上するのです。
http://www.lixil.co.jp/lineup/solar_roof_outerwalls/solar/

私は、ここ最近、太陽光に関して目が向いていませんでした。
住宅の断熱性能を向上させるための方法に傾倒していたので
太陽光及び蓄電池の最新の情報をほとんど知りません。

早速、大手のパナソニックLの鈴木さんに電話して
「最新のシステムをレクチャーしてほしい。」と話しました。

来週には、2018年の最新のシステムと価格を熟知しようと思います。
追って、報告します。(^^)

2018年2月8日木曜日

公立高校入試

私は、子供のころ・・・
ほとんどといってよいほど勉強をしたことがありません。

唯一、勉強をしたのは高校入試のときだけ。

頭が良かったからではありません。
不良だったわけでもないのです。
ただ単に、ごくつぶしだったのです。(^^;)

中学校での成績は、5段階で体育だけ3。
あとは全部2。

三者面談で「大船高校に入らせたい」という母に
先生が鼻で笑い
「公立高校は諦めて下さい。」と、真顔で言われたのを覚えてます。

当時、我が家はとても貧乏でして・・・
「どうしても公立に!」という母の願いを受け
知人のつてで大船の街で一番月謝が安い塾を探し入塾。
入試前は、兄に指導を受け2週間ぐらい缶詰。

私立は、年間100万円以上かかるので・・・
公立に入れるかどうかは、我が家の一大事だったようです。

願書を出したのは、当時、湘南学区で一番偏差値が低かった長後高校だけ。

もし落ちたら、働くという話だったかな?
奇跡的に長後高校に受かり、今があります。
約30年前の話です。

あそこで高校に落ちてたら・・・
今ごろ、私は何になっていたのだろう?(怖いです。)

我々は、第二次ベビーブームの世代。
小中と校舎いっぱいの生徒がいて
高校の時、私の成績ランクは常に520番台でしたので
500人以上の生徒が同じ学年にいたことになります。
クラスも8クラスか9クラスあった。
常時20人ぐらいが不登校で、退学者も一杯いたので
そう考えると、私の成績は下から数えて十数人目だったことがうかがえます。


先日、新聞に「神奈川の公立高校競争率1.2倍」という記事をみました。
少子化なんですね。

湘南学区の公立高校は、偏差値が昔から軒並み高く・・・

湘南高校
鎌倉高校
七里ヶ浜高校

この3校が高嶺の花でした。
競争率も高く、難関校だったのです。

でも、新聞で倍率をみてビックリ。

湘南高校/1.67倍
鎌倉高校/1.15倍
七里ヶ浜高校/1.47倍

2倍を切っているのです!!

湘南高校に10人受けたら6人は受かる。
鎌倉高校に至っては、10人受けたら8人~9人は受かる。

しかも、定員割れの高校が・・・

旭高校/0.88
瀬谷西高校/0.98
金井高校/0.94
永谷高校/0.63
立野高校/0.96
百合丘高校/0.89
麻生高校/1.00
逗子高校/0.92
湘南台高校/0.94
寒川高校/0.93
大磯高校/0.94
二宮高校/0.92
他10校

物凄い数の高校が、すでに倍率が1倍を下回っています。
これらの高校に入試すれば
素行不良とかカンニングがばれるとか酷い点数でないかぎり
合格になるようです。

つまり・・・
もう「受験」という産業が成り立たなくなっていることを指します。

今で、この状況ですから
我々の子供たちの時代になると
全ての公立高校で、倍率が1倍を切る可能性が高い。

となると、受験という言葉自体が無くなる可能性があります。

ちなみに・・・
私立はちょっと違うようで・・・

我が社の目の前になる全国区の進学校「栄光学園」
ここは今年も倍率は5倍近くだったそうです。(^^;)
北鎌倉にある鎌倉学園も4倍超。
有名私立は、いまだに受験戦争まっただ中なのか!!

私立は、庶民には高根の花ですよね~。
高校3年間で、400万円も500万円も払う自信は、親としてないです。(^^;)
この年にして、30年前の母親の気持ちがわかるなんて
人として、情けないです。

とにもかくにも、公立であれば好きな高校に入れる時代がくる。
必ず。

我々が子供のころの受験戦争は・・・
一体全体、何だったのでしょう?
あのお祭り騒ぎは、必要だったのでしょうか?

よくよく考えてみると
入試がない世界の方が、健全なのかもしれません。
入試は無くして、その労力を入学してからの勉学に費やした方が合理的ですよね。

「せめて高校ぐらいは出ろ!」
という、あの胃がキリキリするようなプレッシャーは
子供には不適ですよ。
(お馬鹿ゆえの苦しみ・・・)

我が子たちには
勉強じゃなくて、他人が見ない世界を見てほしい。
のびのび、好きなことを学んでほしいな~。

2018年2月5日月曜日

野暮

野暮という言葉があります。

あまり使われませんが・・・
粋な言葉ですね。

粋っていう表現はおかしいのかな?
粋の反対語が野暮なもんで。


独特な雰囲気がありますね。
色々な意味を含み・・・
受ける側によって、捉え方が異なる。
これぞ日本語って感じで
色気ある言葉だと個人的に思うのです。

野暮の持つイメージは・・・

「しつこい」
「くどい」
「諦めが悪い」
「周囲が見えない」
「情けがない」
「人の話を聞かない」
「理解力に欠ける」
「金に汚い」

一言で執着ですね。
諦めが悪い。
去にこだわり、いつまでもグジグジ根に持つ。

私はそんな人が世の中で一番嫌いです。
そんな野暮ったい奴とは、付き合いたくありません。

野暮の真逆が『粋』です。

「物事に執着しない」
「過去にこだわらない」
「未来志向」
「気遣い・心配りが出来る」
「人の話を聞く」
「理解力が優れる」
「情が深い」

あっさりとして気持ちが良い。

日々、粋でありたいですね。
仕事もプライベートも。

ですが、この粋という言葉も・・・
人によって、捉え方がまるで違います。
野暮な人から見たら、粋な人間は異質に映るでしょうし。

私は、野暮な事を言われたらお客様でも喧嘩します。
役所や警察署でも怒鳴りあいをします。
よって、そんな方々から見たら「柳のどこが粋なんだ!」となる。
このブログを見て「あいつ、バカ言ってら」と吐き捨てる人もいるかな?

また、どうやっても生粋(キッスイ)にはなれないのが人間でして。
粋であるためには、日々努力が必要のようです。

東京新聞で作家畠山健二氏がこんなことを言っています。

花柳界では粋人、通人と呼ばれるため
様々なことを学んだ。
独自のしきたりがあり、客にもそれなりの資質が求められる。
座敷での所作、振る舞い、祝儀の切り方、芸者の口説き方
すべてが勉強だ。
長っ尻も嫌われる。
いつまでも呑んでいるのは野暮天だ。
風のようにさっと消えるのが粋。
江戸時代に吉原で「野暮な客だね」と陰口をたたかれるのは
江戸っ子にとっては万死に値する屈辱。
やせ我慢をしてでも粋を気取るのだ。
日本の文化といえる。
毎年、料亭は減り続け、下町で残っているのは浅草と向島だけ。
なんとしてもこの文化を守ってもらいたい。

花柳とは、遊郭をさします。

芸者遊びが良いか悪いかは別として・・・
「粋人」とは、これまた綺麗な言葉ですね。
畠山さんは、粋という言葉をとても端的に教えてくれてます。
「通人」という言葉も、これまた素敵な響き。

最近、文春や新潮等々・・・
週刊誌が世の中を騒がせています。
あれは、野暮ですね。

その野暮に群がり拡張するマスコミ。
「野暮天」ですね。

日本の政治家も、なんとも野暮ったい。
様々な物事に執着する輩の集まりです。

今、世の中が野暮そのもので・・・
粋が通せない日本になってしまったと感じます。

総理大臣が「日本を取り戻す」と仰います。
でも、彼らが垂涎する古き良き文化は
「粋の文化」以外の物でもないと思うのです。

過去の日本を取り戻すには、日本人が粋になることなのです。
(※すでに過去に固執する時点で粋ではないのですが)

嘘、ごまかし、方便、弁解、弁明・・・
粋じゃないですね。
金をちらつかせて、選挙に勝つ・・・
無粋です。

その時点で、OUT。
言ってることをやってることが異次元。(^^;)

でも、逆に考えれば、政治家たちが粋人になれば良いだけのこと。
それだけで、国際問題はあっという間に解決しそう。
国内の様々な争い事も万事うまくいくように思うのです。

日本人は、粋でありたいです。
無粋な世の中の片隅で、蟻のごとく願うのです。

新聞で「粋」という言葉をみて
夢想にふける私でした。

2018年2月4日日曜日

梶原

今日は、梶原のガレージハウスに案内が4件。
11時半~16時半まで、現場で缶詰。

新築で冷暖房設備がないので、さすがに寒く、体が冷え切って・・・
午後4時すぎたあたりで、足の感覚が無くなってビビりました。
インフルエンザが猛威を振るう鎌倉。
なんだか嫌な予感がします。(^^;)

ここ数日、梶原のガレージハウスのご案内が増えており
ご覧になられる方は全員「この家、すごい!!」と感激して下さいます。
皆様、ご購入のご検討をされているとのことで
やはり、この2月が住宅は一番売れる時期だというのを実感しています。

一人一人、どんな住宅なのか私が説明するのですが・・・

①建築家のうんちく
②うちの家を叩いている凄腕大工のうんちく
③セルロースファイバーのうんちく
④山長商店のうんちく
⑤床材のうんちく
⑥造作のうんちく
⑦自然塗装のうんちく
⑧水回り設備のうんちく
⑨タイルのうんちく
⑩壁紙のうんちく
⑪照明器具のうんちく
⑫アルミサッシのうんちく
etc・・・

ずっと、しゃべり続けています。
仲介業者さんの案内に売主の代表が立会い
営業マンが口をはさめないほどしゃべりつづけるなんて
たぶん、うち以外ないでしょう。

お客様をみても、面喰っている様子がありあり。(^^;)

普通、物件の内覧に・・・
売主は立ち会わないのです。
しかも、仲介業者をさしおいて説明をするなんて言う事は、まず無い。

良いのか悪いのか?
あからさまに嫌がる仲介業者さんもいるので、悪いのですかね?
私の場合・・・
建てた家に愛着がありまして・・・
勝手に知らない人に入いられるのが嫌なのです。

でもね。

車買う前に、鍵、渡したりしないでしょ?
家も同じです。
フェラーリやランボロギーニより、高いんですよ!!

何卒、ご了承願います。