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2017年10月21日土曜日

負の遺産

選挙の争点。
私は、個人的に原発に80%の比重を置いています。

東京新聞で紹介された、日本全国の原発の
現在の状況です。


(クリックすると、拡大します。)

10年後の未来。
稼働後40年を超える原子力発電所の数は、なんと20基となります。

福島第一の廃炉には、一説には70兆円を超える費用を要するそうですね。

現在、日本は「超」高齢化社会に足を踏み入れました。
人口は、これから激減していくと思われていますが、そうではありません。
世界一の長寿国です。
10年後、日本の人口はさほど変わらず
国民の3分の1が「65歳以上」になると言われています。

働く世代は減り続けるのに・・・
高齢者は、長生きをして、増え続けていくわけです。

働く世代が減るので、税収は半減。
しかし、社会保障費は爆発的に膨らみ支出は増え続ける。
このよじれは、第二次ベビーブームと言われた我々の世代
40代が80歳になる2053年がピークとなります。

今の少子高齢化は、鼻先も鼻先。
そして、人口の3分の1が高齢者となる10年先も、まだ序の口なのです。

さて・・・
原発の話に戻ります。

今よりも、経済が厳しくなる10年後。
東京オリンピックで造られた巨大箱物群も負の遺産として問題になっているでしょう。
そこで降って湧いてくる20基の廃炉。
出来るですか?

福島第一原発は、今と何ら変わっていないでしょう。
東京電力は、デブリの取り出し目標を3年後に延期しました。
今後も進展はしないでしょう。つまり、先延ばしです。
先延ばしとは「若い世代に付けを回す」ことと同じです。

働く世代が減る中、未来の日本は、一体全体誰が廃炉作業をするのか?

内閣の中枢で国家戦略特別議員をしている竹中平蔵氏。
彼が率いるパソナは、外国人労働者を日本で取り入れて
原発に派遣しようなんて画策しているようですが
すでに、正気の沙汰ではありませんね

そんな政治家は、日本の安全政策を語る資格はありません。

今、大人達は・・・
我々子供たちに、とんでもない無責任をしでかしているのです。

第二次高度経済成長期やバブル世代の思い出を捨てきれず
いまだに「経済成長を遂げる」と、幻想する政治家。
そんな政治家を選挙で追認する大人達。

我々大人が、一個人一個人
負の遺産を子供たちに丸投げしている。
それが、今の日本の様です。

無様ですね。

今回の選挙は、そこが問われている。

消費税増税廃止とか、教育無償化とか、北朝鮮情勢とか、全てが未来への負担増加、付け回しです。

大人たち、夢ばかり見てないで
いい加減目を覚ませ!(▼▼#)


2017年10月20日金曜日

操り操られ

選挙になった途端・・・
北朝鮮がミサイルを発射しなくなった。(笑)

もし、今、ミサイルが飛ぶと・・・
安倍総裁率いる自民党の責任問題に発展します。
北朝鮮としては、憎っくき安倍政権を倒す絶好の機会のはず。

北朝鮮は、なぜミサイルを撃たないのだろうか?

撃たないという確証があっての選挙だというのは
想像が容易いのですが・・・
その確証は、どっから得たのか。
安倍さんにぜひ、教えてほしい。

選挙になった途端・・・
株価が13営業日連続の値上がりを見せている。

日産や神戸製鋼の度重なる大企業の不祥事が明るみになり
メイドインジャパン失墜の中。
普通であれば、下がる局面ですね。

万が一選挙で自民党が敗退すれば、大きな経済の転換点になります。
アベノミクス頼りの株価ですから、選挙自体が高リスクなのです。
その最中に、上がり続ける株価の不思議。

東証の動きは、さらにおかしく怪しい。
値上がり銘柄より値下がり銘柄の方が多い日も
日経平均は高値をドンドンと更新する。
平均株価に寄与する一部の大型株が、連日ガンガンと買われているのが原因。

どうやら・・・

①日銀
②GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
③郵貯

これらが、選挙に合わせて大型株を買っているようです。
日銀・年金・郵貯の、自民党大応援団ですね。(失笑)

株投資をしている人は、100%自民党に投票するでしょう。
また、株を買い支えてもらっている企業も同じ。
その株高にあやかる企業の従業員も同じ。
間接的な大株主である自民党に投票する。

そして、今日。
各新聞に、こんな見出しが躍った。

「韓国海軍の海兵隊が竹島に特別部隊を創設」

なせ今、このタイミングで?
しかも2年以上先の話だというのです。

安室奈美恵が1年先の引退を発表したのは・・・
解散すると安倍首相が宣言した後です。
芸能界だけではなく、韓国政府までが安倍自民党へ秋波を送るのか~。

その他、色々と言い出したらきりがないぐらい。

巨大な「意図」が、ハッキリとそこに見えます。
そして、日本をコントロールしようと躍起です。
日本国民は、すっかり操られて
全く、あがらうことが出来ない。

大手マスコミも、加担しています。
早々、各マスコミ・メディア共に「自民党圧勝」と報道。
お手上げです。

せめて、クズ政治家は落選させたいですが・・・
その一丁目一番地の東京8区!!
散々な状況です。(涙)

「金目でしょ」のバカ息子に対し
立憲民主・希望の党・共産党・無所属全学連
野党、大分裂して5人の候補を乱立。

小選挙区は、1対1に持ち込まないとダメなのは周知です。
企業や宗教の組織票に対して、国民の意思は反映しません。

のぶてるちゃんは公明党の強大な票を得て圧勝。
全国の中で最も速く「当選確実」が確定するそうですよ。(失笑)

意図的ですね。
もし意図がなかったら、野党の候補者は皆バカなのでしょう。

何のための街宣活動?
何のための演説?
何のためのビラ広告?

最初から結果が決まっている選挙ほど無意味なものは無い。

「私に清き一票を」「国政を変えます」
という野党候補者のアピールは、虚勢以外のなにものでもない。
そりゃもう、ただの騒音ですわ。(▼▼#)

そして、あなたたちを信じて一票を投じた人たちに対する
詐欺。

野党の立候補者の方々。
平然と負け戦をする意味を、解りやすく私に教えてくれ。

やるなら1%でも勝つ可能性を造れよ。

とにもかくにも・・・
あの、いくつになってもお坊ちゃま顔のアホ面と
無能な言動をまた国会で見るかと思うと
本当に、残念でしかたない。
本当に、残念。

野党に対し、怒りしか無いわ。


2017年10月19日木曜日

釣り堀緑水園

先週のお休みの日。

娘の幼稚園最後の運動会を見に・・・
山形から妻のご両親が鎌倉に来られました。

運動会の予定日は、先週の土曜日だったのですが
雨。
翌日に順延になり、その日曜日の朝
雨。(TT)

お父さんお母さん、目的を達することが出来ず
今週の月曜日、山形にトンボ帰り。

残念無念。

ジージバーバが来ることを楽しみにしていた我が子達。
そんな大人の事情はつゆ知らず
「山形のジージと釣りをするんだ」
と、手ぐすね引いて待ち構えていました。

息子は、釣りのスキルが上がり・・・
まだ、針を魚の口から外すことは怖くて出来ませんが
その他は全てをこなせるようになっています。

山形のジージは、40年前の鮒釣り名人。
30年のブランクがあるそうですが
当時は、何十万円もする竿を買い、相当はまっていたそう。

その話を聞いた息子は「ジージと釣り合戦をする」と興奮。
ということで・・・
学校が終わるのを待って、釣り堀へレッツゴー!!!

そこで、ちょこっとショックなことがありました。
港南区にある「笹下釣り堀センター」が廃業したそうです。(TT)号泣

2年前のブログ。
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2015/03/blog-post_26.html

廃業した笹下釣り堀センターは
息子が、釣り堀デビューをした思い出の場所です。
無くなってしまったか~。
残念です。

そこで、新たな場所を探し・・・
戸塚にある釣り堀「緑水園」に初来訪してきました。



それにしても・・・
本当に、便利な世の中になりましたね。

スマホに「近くの釣り堀」と話しかければ
瞬時に画面に釣り堀が列挙され、地図が出てくる。
しかも、スマホが道案内までしてくれる。
どんなところかも、事前に動画で見れてしまう。

僕らが子供のころ・・・
知らないことを調べるのは、もっぱら電話帳で
公衆電話内で電話帳をめくり
10円玉を10枚ぐらい電話機の上に立てて
直接釣り堀に電話して、場所を聞いて
ポケットの折りたたみ地図を見て歩き回りながら
解らなかったら公衆電話を探して、また、電話。
その繰り返しでした。

新しい遊び場を探すのには、本当に優れたセンスを必要としたのです。(笑)

今じゃ、スマホが全てをナビゲーションしてくれる。

なんだか、そう考えると・・・
今、信じられない世界ですよね。
夢の世界に生きているように思えて来ます。

話を元に戻します。

この緑水園さん。
物凄く、解り難いところになりました。
昔のアナログ時代だったら、たどり着けなかったでしょう。
スマホ様々。

いざ、釣り対決、開始!!


40年前、鮒釣り名人だった「山形のじーじ」は
数十年ぶりの釣りとのことで、面くらっていましたが
すぐにコツを思い出し、鯉をバンバン釣り上げます。


妻に似て負けづ嫌いの息子。(^^;)
それをみて「俺も負けてられね~」と、叫んでます。
AB型の集中力を発揮して・・・


大物ゲット。


すると、A型の娘は怒りだし
「兄と爺じばかりずるい!」と、イライラ釣りはじめる。


1時間600円と費用もリーズナブル。
すべて貸してくれます。

1時間、3人で対決して・・・

お父さん/7匹
息子/5匹
娘/3匹

息子、惜敗でした~。(^-^)


この緑水園
とても、魚影が濃く、素人でもとても簡単に釣れます。

小さい子供には、とてもおススメできる釣り堀でした。
緑に囲まれ、静かな立地というのもグッド!!



ぜひ、また来たいと思います。

その代り、運転に自信が無い方は、お気を付け下さい。
道がとても狭いですので。


2017年10月17日火曜日

長雨

いや~、参った。

雨・雨・雨・雨雨雨。

金・土・日・月・火と連続の降雨。

ちょうど、外部の仕上げ工事に入っている現場が2棟。
全く外構工事が進みません。(TT)涙

水曜日は雨がやむみたいですが・・・
木・金・土・日と雨で、来週には台風が来るという。
参ったな~。

外構屋さんとは、今日、雨の中打ち合わせしたのですが・・・
「遅いお盆休みですわ。」と、困り顔。

南の島の大王じゃないですが、外構屋さんや左官屋さんは
「雨が降ったらお休みで~」なんですよ。
彼らには、雨は憎っくき天敵です。

さらに今日は、鎌倉市岡本にて建築家の伊藤誠康先生設計の建売住宅の上棟日だったのですが・・・

雨天中止。



レッカー、誘導員、応援大工と、9人の予定が台無し。
井関棟梁の機転で明日、どうにか皆さん受けてくれることとなりましたが、来週中ごろから末までの台風も心配。

本当に、憎たらしい。

まあ、年始は雨が全く降らず・・・
水不足が深刻だったので、あまり雨を悪者には出来ませんが。

工事が進まなくても、注文住宅の引き渡し日はこく一刻と迫ってくるので
朝、目が覚めてカーテンを開けて雨が降っているだけで
気が滅入り、気持ちだけ焦ります。

ちなみに、娘の幼稚園の運動会も先週の土曜日、雨で順延。
順延した翌日の日曜日も雨。
来週の土曜日へ再順延となりましたが・・・
どうやら、さらに伸びそうです。

娘、幼稚園最後の運動会は、11月開催か!長袖のセーター着て、運動会したりして。
そりゃ、寒いな~。(涙)



2017年10月16日月曜日

梶原地区住民協定廃止

鎌倉市には、自主協定というものがあります。
種別として・・・

①建築協定(住民規模)
②住民協定(町内会規模)
③自主まちづくり計画(区域規模)

の3種類です。
主に「敷地の分割」や「用途」を制限するのを目的としており
都市計画や用途地域、その他行政が規制する基準以外に
住民が自ら、より厳しい制限を規すことが出来るのができ
鎌倉で大規模宅地開発が行われた昭和中期に制定されたものが多いのが特徴です。

その中で、比較的新しいのが「自主まちづくり計画」です。
まちづくり計画なので規模も大きく、現在、14か所確認されています。
鎌倉市役所で開示されている図では・・・



(画像は鎌倉市より※クリックすると拡大します。)

この赤枠が自主計画地区となっています。
さらにこの赤枠以外に、建築協定が18か所。
さらに、住民協定は77か所にも及びます。

これら「協定」は、法律ではありませんので
守らなくても、罰則はありません。
遵守するか否かは「所有者」及び「事業者」にゆだねられており
建築基準法にもリンクはしていないため
協定を一切無視して、宅地分譲が強硬するケースも見受けられます。
(新興業者などが良くやる)

ただし、そうした場合・・・
強行して分譲された住宅や土地に将来住むお客様(個人)は
その地域、自治会、町内会、区域内で「違反者」とみなされ
肩身の狭い思いをする可能性が高く・・・

我々のようなお客様側に立つ地場ビルダーや地場工務店は
無視することは絶対に出来ません。

酷い建売住宅が乱立する湘南地域。
古都鎌倉も例外ではありません。
それを未然に防ぐには、これら協定は強力な抑止力となります。
ただ、この建築協定や住民協定は、もろ刃の剣でもるのです。
環境を守るために、土地の分割等を規制する代わりに
その地域の地価の低下や空き家化を招くこととなります。

現在、鎌倉市は住宅地の老朽化と居住者の高齢化という
深刻な問題を抱えています。
その中でも、特に進捗が早い区域に、この協定が多く存在しているのです。

昭和中期に大規模造成された区域は、一区画の面積が80~100坪です。
山を切り崩し、傾斜地を造成したところがほとんどなので
皆、擁壁を介してその上に家が建っています。
当時、造成に使われていた擁壁は「大谷石」や「割石」や「玉石」です。
現在の建築基準法では、認められていないものとなります。

家ばかりの老朽化だけではなく・・・
造成地の老朽化も進んでおり、古い擁壁も建て替えの対象となります。

当時は、高度経済成長期なので、
土地は、バンバン売れました。その状況で、居住者は不安になります。
「どんどんと乱開発がされていくのではないか?」
「綺麗なこの自分の居住地の環境が失われるのでは?」

そこで、地域住民が話し合い、住民協定を作った訳です。

ただ、一度制定されると、内容はほぼ形を変えることなく
その協定だけが残りつづけます。
10年経ち20年経ち、住宅地はどんどんと歳を取りますが
協定の文面だけは、制定当時の内容を保持し続ける。

そのギャップが、今鎌倉を苦しめているのです。

普通であれば、100坪の土地を2区画~3区画に分割し
擁壁を造り直し、30~50坪ずつにして販売すれば、若い世代でも買う事が出来ます。

でも、住民協定は分割を禁止するため
100坪の土地を100坪で再利用しなければなりません。
そうなると、土地単価70万円で扱うと

30坪=2100万円
100坪=7000万円

家を求める若い人たちの年収は、400万円~600万円の層です。
7000万円の土地を買って、家を建てる資力は持ち合わせていません。

するとどうなるか?
①地価が下がる。
②売れない
③古屋が残る
④空き家になる
⑤町がどんどんと経年劣化していく
⑥庭木も荒れて環境が悪化し、景観が失われていく
⑦さらに価格が下がる

まさに、悪循環です。

上記のようなスパイラルを生んでいる住宅地として

今泉区域
城廻区域
西鎌倉区域
梶原区域
二階堂区域
七里ヶ浜東

が上げられます。

その中の一つ、梶原地域に異変がありました。



梶原地域には、大きな自主まちづくり計画の中に
5つの住民協定と建築協定が存在していました。

ようは、行政・自主まちづくり・自主協定の3重規制です。
それが今年の9月、住民協定と建築協定が一気に廃止されたのです。

私も全く知らなかった。
たぶん、同業者も知っている人は居ないと思います。
先日、市役所の建築審査課の窓口で、台帳を閲覧して初めて知ったのです。
台帳は、まだ直されておらず、こんな張り紙での周知です。(^^;)


これは、素晴らしいことだと思います。

これにより、梶原地域のより良い発展が望まれます。
古い協定を破棄し、若い世代・新しい世代のために町を残す。
それが、今、古都鎌倉に求められている事のように考えます。

もっと言えば・・・
行政が率先して住民に寄り添い、手伝いを行うべきだと思うのです。
住民は、素人集団です。
地域ごとの広い展望は、出来ません。

鎌倉市には都市の計画や調整を行う課があります。
環境を守る課も多数あります。
人員削減ばかりを行うのではなく、代替わりで相続が増える今、時代の節目として、新たな街づくりにチャレンジするために、優秀なブレーンを全国から集めるべきだと思うのです。

老朽化し、経年劣化した大規模住宅地に対し
鎌倉市として強くアプローチすればいい。
そこで、どこかの企業と組んで、再区画整理などを行うぐらいの気概を・・・
新しい市長には持ってもらいたいです。

お金になる観光ばかりに目をやるのは、止めましょう。
ほっといても、来るんだから。