選挙の争点。
私は、個人的に原発に80%の比重を置いています。
東京新聞で紹介された、日本全国の原発の
現在の状況です。
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10年後の未来。
稼働後40年を超える原子力発電所の数は、なんと20基となります。
福島第一の廃炉には、一説には70兆円を超える費用を要するそうですね。
現在、日本は「超」高齢化社会に足を踏み入れました。
人口は、これから激減していくと思われていますが、そうではありません。
世界一の長寿国です。
10年後、日本の人口はさほど変わらず
国民の3分の1が「65歳以上」になると言われています。
働く世代は減り続けるのに・・・
高齢者は、長生きをして、増え続けていくわけです。
働く世代が減るので、税収は半減。
しかし、社会保障費は爆発的に膨らみ支出は増え続ける。
このよじれは、第二次ベビーブームと言われた我々の世代
40代が80歳になる2053年がピークとなります。
今の少子高齢化は、鼻先も鼻先。
そして、人口の3分の1が高齢者となる10年先も、まだ序の口なのです。
さて・・・
原発の話に戻ります。
今よりも、経済が厳しくなる10年後。
東京オリンピックで造られた巨大箱物群も負の遺産として問題になっているでしょう。
そこで降って湧いてくる20基の廃炉。
出来るですか?
福島第一原発は、今と何ら変わっていないでしょう。
東京電力は、デブリの取り出し目標を3年後に延期しました。
今後も進展はしないでしょう。つまり、先延ばしです。
先延ばしとは「若い世代に付けを回す」ことと同じです。
働く世代が減る中、未来の日本は、一体全体誰が廃炉作業をするのか?
内閣の中枢で国家戦略特別議員をしている竹中平蔵氏。
彼が率いるパソナは、外国人労働者を日本で取り入れて
原発に派遣しようなんて画策しているようですが
すでに、正気の沙汰ではありませんね。
そんな政治家は、日本の安全政策を語る資格はありません。
今、大人達は・・・
我々子供たちに、とんでもない無責任をしでかしているのです。
第二次高度経済成長期やバブル世代の思い出を捨てきれず
いまだに「経済成長を遂げる」と、幻想する政治家。
そんな政治家を選挙で追認する大人達。
我々大人が、一個人一個人
負の遺産を子供たちに丸投げしている。
それが、今の日本の様です。
無様ですね。
今回の選挙は、そこが問われている。
消費税増税廃止とか、教育無償化とか、北朝鮮情勢とか、全てが未来への負担増加、付け回しです。
大人たち、夢ばかり見てないで
いい加減目を覚ませ!(▼▼#)