山ノ内の家、A棟。
ようやく、ここまでこぎ付けました。
さて、いよいよ内装仕上げを始めます。
本物件は、建築の早い段階でお客様がご購入され・・・
ご要望により、壁紙仕上げを左官仕上げに変更となりました。
左官になる事により、細部の収まりが異なります。
よって、巾木等が特注となり、金井棟梁が仕上げ済み。
室内左官となりますと、飛鳥工業・早川さんの登場です。
さっそく、下地塗り。
造作の建具が多く、養生に丸一日を費やしました。
中々大変です。
下塗りが終わったところで、お客様を呼び・・・
塗り方を相談します。
左官の塗り方は、とても多く、
フラットでも、艶を出したり、ザラザラにしたり、少し凹凸を出したり
小手ムラを出すにも、様々な出し方があり
これを失敗すると、家の品格が大きく異なってしまいます。
このブログでも何度も登場しております
飛鳥工業の早川親方。
また、タブレットを巧みに操り、お客様に塗り方の説明をしてくれました。
大病を患い、先日大手術をして、まだ一か月も経ってませんが
すでに現場でガンガン働いています。
「職人は、現場が命」
そうおっしゃる。
親方曰く
「現場にいるとドンドンと元気になる」そうです。(^^)
飛鳥工業の若社長。
お客様の目の前で塗見本を実演してくれます。
中塗りをして・・・
仕上げ塗り。
お客様は、塗る過程を初めてご覧になられ
「へぇ~」
「ほぉ~」
「すごーい」
と、驚いてくださいました。
壁を3度塗りすることも、初めて知ったそうです。(^^)
実は、塗り壁といっても
様々な材料や産地、混ぜ方から塗り方があります。
厚みも全然異なるのです。
手間を削り安価で済ませようとすれば・・・
一度塗りで仕上げちゃいますし・・・
材料も輸入材の安いモノをチョイスするでしょう。
でも、仕上げを見ても、素人じゃ善し悪しは分かりません。
正直、私も仕上げを一目見て
何が塗られているか、どう塗ったかは解りかねます。
よって、塗っている最中を確認できるというのは・・・
とても贅沢だったりするのです。
仕上がりが、楽しみです。