その中で、とても印象深い一説がありました。
良いことの後には悪いこと、悪いことの後には良いことが必ずやってくる
この運命の法則を、今までの人生において、自分の肉体を通して体験させられてきた
だから次々と生じる変化に対しても・・・
常に感情的にはニュートラルに対応する術を自然に学ばされた
そして、それらは自分から仕掛けるというモノではなく
決まって向こうから仕掛けて来る
ニュートラル。
なるほど、ニュートラルか。
武道でいう「平常心」ですね。
結局は、そういう事なんですね。
そこに行きつくんだ。
そして、良いことと悪いことの繰り返しが・・・
運命の法則なんですね~
人生はサーフィンのようなもの
波にのまれても、また次の波に乗ればいい
これは、女性サーファー「ベサニー・ハミルトン」の言葉です。
彼女は、13歳の時サメに片手を食いちぎられ、肩から先をすべて失い・・・
その後、片腕で世界一になったプロサーファーです。
目の前の波に乗らなければ、何も生まれないんだよと、仰ってる。
悪い出来事に出くわし、そのから逃げてしまったら
良いことからも逃げてしまう事になるのだ。
というのを、体現されている御仁です。
そういえば・・・和製チャップリン、萩本欽一さんも同じこと言ってます。
不運だけとか幸運だけの人生なんてあり得ない
不運の後には、必ず幸運がやってくる
だから嫌なことや辛いことがあったら、「ラッキー」って思わなきゃ
次は、必ず幸運がまわってくるんだから
辛い時はは、大きな運をつかむ予兆
そこを逃げずに踏ん張ることが大事
人は誰しも同じ分だけ「運」を持ってるのだから
人は、つねに良いことと悪いことの天秤に乗っている。
そのバランスを自分で取ることはできない。
唯一、上下しないで居る術は、逃げること。
「俺は、良いことも悪いことも無いよ」なんて言っている人は
常に逃げ回っている人なんだと。
たまにいますよね。
「俺の人生には波がない」
なんて自慢している人。
なるほど~、そういうことなのか~!?
う~ん。
法則とは「決まり事」という意味です。
その躁鬱の法則に立ち向かうには・・・心を平静に保つ。
ニュートラル。
物凄く、難しいですね。
それを、どうやって手に入れるか?
日本の古武術が、ひも解いてくれそうです。
合気道の開祖「植芝盛平」の言葉。
合気道の極意は、己れの邪気をはらい
己れを宇宙そのものと一致させることにある
その方法は、「愛」である
愛は争わない
愛には敵はない
何ものかを敵とし、何ものかを争う心は
すでに宇宙の心ではない
愛とはすべての守り本尊であり
愛なくばすべては成り立たない
だから武技を争って勝ったり、負けたりするのは真の武ではない
真の武は、いかなる場合にも絶対不敗である
すなわち、絶対不敗とは、何ものとも争わぬことである
勝つとは己れの心の中の「争う心」に打ち勝つことである
己れに与えられた使命を成し遂げることである
なるほど。
「争うな」が、結論ですか。
争わなければ、負けない訳ですね。
敵を作らなければ良いのか。
真理ですね。