蹴上がりの高さ、踏板の幅、回転場の段数etc・・・
1Fと2Fの高低差、全体の段数などなど・・・
ちょっと、素人である一般の御客様には、チェックするのは難しい。
案内をする不動産屋さんも、そんな知識は持ち合わせていません。
建売業者の営業マンも知らないかな?
じゃあ、どうすればいいのか??
見比べてもらうしかないですね。
回り階段の場合・・・
(良い例
①回転場が4段割
②階段室が1坪ある
③13段上がり
(悪い例
①回転場が6段割
②階段室が0.87坪しかない
③13段上がり
(良い例
①回転場が2段割
②階段室が1坪ある
③13段上がり
(悪い例
①回転場が3段割
②階段室が0.87坪しかない
③13段上がり
解ります??
建売住宅は、狭い家が多いです。
その中で、出来るだけ居室を広く見せようとするので・・・
しわ寄せが階段に向きます。
よって、階段室が狭くなる。
狭くなると、階段が急勾配になる。
ちなみに当社が採用する階段は・・・
①回転場が5段回り
②階段室は1坪
③14段上がり
1Fと2Fの高低差が2800でも、1段の蹴上がりの高さが20cmと低くなります。
13段上がりとの蹴上がりの差は、1.534cm。
たった1.5cm低くなるのですが、これが全然違う!!!
1段の高さが20cm前後になると、階段を登るのがとても楽になります。
ましてや、法規ギリギリの23cmの階段に比べたら、雲泥の差。
一段で3cmの差ですから。
でも、買う人は、気が付かない。
図面で見比べても解らない。
建築前の建売住宅を契約をして・・・
いざ出来上がってみたら、階段が急でビックリ。
そんな話は、ざらにあるのです。(^^;)
階段室に気を向けるというのは、住む人の将来を気遣う必要があります。
しかし、現代のビルダーには、あまり見受けられません。
階段は、朝おきて、1日3往復したとすると42段の上り下りをしたことになります。
それを365日だと、15330段の往復です。
建売住宅を買うとき、是非、階段に視点を向けてください。
また、注文住宅を建てる方は、楽な階段を考えてください。
絶対、生活の手助けになりますから。(^^)