Translate

2015年3月24日火曜日

マスコミ次第

先日、藤沢で起きた発砲事件。

一番最初に見たWEBサイトでは・・・

「住所不定無職の46歳の男性が腹を拳銃で撃たれ、犯人はそのまま逃亡。」
というニュースでした。

で、新聞で見た内容は・・・
「山口組系組長が腹を拳銃で撃たれ、稲川会系組長が逃亡後、自首。」

全く違う事件のようですが、同一の話です。

報道のし方一つで、これほど全く違う印象を受けるのです。
ゾッとしました。

やっぱり、マスコミやメディアの責任というのは、重大です。

横綱、白鵬も同じです。

モンゴルから言葉もしゃべれない青年を相撲界に入れ・・・
日本人よりもはるかに努力して、たった一人の力で横綱まで登りつめた。
そして、日本語を完璧に操り、日本人と結婚して、日本人に帰化しようとしている。

そんな彼のたたずまいは、どの相撲取りよりも「日本人」らしい。

彼の葛藤は、「なぜいつまでも外人扱いなんだ」という気持ちなんだと思う。

それが、少し愚痴を言っただけで、大バッシング。

何とも、程度が低い。

白鵬の品格、誰が見ても日本人トップである稀勢の里よりもあるわいさ。

それにしても・・・
なんで、相撲取りだけこれだけ「品格」「品格」と言われるのか??

もっと品格が欲しい人たちは、山ほどいるだろうに。


2015年3月23日月曜日

床を塗装するには・・・

無垢の床に関して、誤解があります。

床材は、大まかに分けて、3種類です。

①無垢フローリング
②三層フローリング
③合板フローリング

一番普及しているのは、合板(複合)フローリングです。

12mm厚が標準で、約11.5mmのベニヤで形成されています。
表面に0.3mm程度の化粧シートや0.3mmの無垢の薄板を貼り合わせ、その下に衝撃吸収用の0.1mmの特殊シートがはさんであるような構造で、表面にウレタン塗装をしたものが多いです。

合板フローリングは、1枚が幅303mm×長さ1818mmと大きく、貼るのも容易です。
貼り合わせ時の調整や見付けも不要で、塗装もいりません。

殆どの建売住宅の場合は、このフローリングとなります。

価格はとても安いものが普及品として一般的に使われています。
ホームセンターなので見かけるのがその類のものです。
ただし、超高級な合板フローリングもあり、特殊加工されたものや高級突板を使ったものは、高額となります。

次に三層フローリング
15mm厚が標準で、縦目と横目に合わせた2枚のベニヤで形成されています。
表面に3mmの無垢単板を張り合わせたものです。
無塗装品と塗装品があります。

三層フローリングは、幅120mm前後×長さ1820mmの一枚もので、見た目は無垢フローリングと同じです。
合板が2枚重ねてあるので、狂いが少なく、床暖房にも対応しています。それでいて無垢材の意匠性を持っています。
但し、床暖房に使用する場合は、合板の捨て貼りを必要とするので、コストはドンと上がります。

価格は普及品の合板フローリングに比べ、2倍程度です。

合板フローリングも三層フローリングも構造は同じです。
表面だけが無垢板等で、そのほとんどが合板ということ。
よって、これらをひっくるめて「複合フローリング」と呼ぶ人も多く、
建築家によっては「接着剤が使用されている」と毛嫌いする方もいらっしゃいます。

そして、無垢フローリング。
個人的にフローリングという表現は、日本の場合、複合フローリングを指しているように感じるので・・・
私は、無垢床と言っています。

一概に無垢床と言っても、種類は様々です。

厚みも、12mm・15mm・18mm・20mm・30mm・36mmと多種で・・・
堅木の広葉樹の場合は、~20mmと薄く・・・
柔らかい針葉樹の場合は、~36mmと厚みがあります。

針葉樹は、国産が豊富で・・・
広葉樹は、輸入材が殆どです。

ただし、針葉樹でもパイン材として売り出されているものは輸入材となります。
ホワイトウッドと同じ北欧で大量生産されているものです。

パイン材は、とても安い。
普及品の合板フローリングと同じぐらいで手に入ります。
また、塗装の吸い込みが良いので、1度塗で済みます。

ただし、安さゆえに乾燥状態が悪いものが多く、痩せや反りを多く起こすので、当社では使わない商品です。

日本製の針葉樹は、グレードとしては檜>松>杉という順ですが・・・
但し、産地により檜よりも高額な杉や松があったりします。
色味も、白>赤>源平という価格順ですが・・・
モノによっては、白より赤が高かったり、高級で美しい源平も存在します。
更に、無節>上小節>節有と値段が変わり・・・
抜け節の有る無し、埋め節(抜けた節を直したもの)で更に価格が変わります。

松には正目まで存在し・・・

とても難しい。(^^;)
知れば知るほど、奥が深いのが日本の針葉樹の無垢床です。


価格は、合板と同等の物から3倍~4倍と、上にはキリがありません。


さらに無垢床は・・・

①無塗装品
②ウレタン塗装品
③オイル塗装品

に分かれます。
無塗装品は、貼った後、塗る必要があります。
ウレタン塗装品は、暑い塗膜が付くのでワックスフリーで、汚れも付きにくく、メンテナンスが楽とされています。
オイル塗装品は、建築時には塗る必要はないですが、塗装が薄く近い将来、塗り重ねが必要です。

さらにさらに・・・

①United(ユニ)
②Finger Joint Lamination(集成)
③One piece(一枚もの)

に分類されます。

ユニとは、短い無垢板を5枚程度接着剤で圧着して、長さを1820mmにしたものです。
集成は、もっと細かい無垢床を接着剤で圧着して、一枚にしたもの。
そして、本当の無垢床がワンピースの「一枚もの」となります。

実は・・・
ほとんどのビルダーで「無垢床」としておススメされるのは「ユニ」なんです。

日本のように乾燥技術や正確な加工技術を持たない中国や東南アジアでは、精密な一枚ものを作るのが難しい。外国では問題ないとされていても、日本の場合は寸分の狂いもクレームになります。
よって、短い板をつなぎ合わせることで狂いを抑え、高品質な一枚板を確保せずに、端材を使うことが出来るユニは、外国製造者にとってはとても扱いやすいものと言えます。

だから、一枚ものよりも安く・・・
また、殆どがウレタン塗装品なので、施工後も狂わない。
それが、多く使われている理由です。

でも、貼ってみると、継ぎ目が一杯出るので五月蠅いのです。
私は個人的に嫌いです。

2番目の集成の床は、さほど安くないので、ほとんど見受けません。

やっぱり本物の無垢床と言えば、幅105mm前後×長さ1820mm以上の一枚のものだと思うのです。

そして、絶対的に無塗装品が良い。

ウレタン系の塗装品は、つやが出ます。
仕上がりは、まるで合板フローリングのような風合いです。
無垢の素朴感が無いのです。

また、塗膜があるので最初はきれいなのですが・・・
この塗膜が経年で「ペリペリ」と剥がれてくるのです。

それが、なんともみっともない。

また、オイル仕上げの床材も、安価なオイルを一度塗りしているケースが殆ど。
1年ぐらいでクスんでくるのです。

だから、やっぱり、三拍子そろったものが良いのです。

「無垢」
「一枚もの」
「無塗装」

注文住宅「I様邸」
オークの120mm×1820mm×15mmの一枚ものを張込みました。

仕上げは、石井塗装の石井さん。

無塗装品の場合、塗装前にすべての床を紙やすりで表面を滑らかにするために削ります。



素地のまま塗ると、目に見えない木肌がささくれ・・・
ざらっとした表面になってしまうのです。

36坪の家です。
無垢の床面は、30坪あります。

これを丸一日かけて、手作業で削り出し、つるつるにするのです。

全て終わると、木の粉くずが大量に出るので、全て掃除機で吸い取り・・・
塗らない所は全てマスキングテープで縁を切り・・・

そして、4日掛けて塗ります。

丸一日かけて、全ての床を手刷毛で塗り・・・
1日乾かして・・・
2度目を塗り込みます。

床塗装だけで、1週間を要します。

この作業、合板フローリングであすと不要です。
省けるのです。
また、無垢床でも塗装品だと不要となるのですよ。


コストカットを考えたら・・・
どう考えても、塗装品になりますね。
そりゃ「無垢」「一枚もの」「無塗装」なんてものは、使えませんわ。

でも、やっぱり良いものは良いのです。

明日、仕上がりをご紹介します。
ご期待くださいませ。(^^)


2015年3月22日日曜日

つばめグリル

子供の頃、ごちそうと言えば・・・
外食でした。

といっても、我が家は6人家族(4人兄弟)で、とっても貧乏だったので、外食と言っても、本当に記憶に残っているのは数回程度。

「好きなモノを注文しろ」という父親に対して、子供たちは母親に気を使って、メニューの中で一番安いものを選んで指さしたのを覚えています。

末っ子の私は、その場の雰囲気を良く解らず、ハンバーグを指さして、兄に頭をはたかれたのが懐かしいです。

ファミリーレストランを始めて体験したのは、たしか中学生に入ってから。

すかいらーくだったかな?

とっても、まぶしくて。
お店の中が、キラキラ光ってた。
中に居る家族が、皆、お金持ちに見え・・・

子供ながらに自分たちの生活と比較して、別世界でした。

場違いに思い、申し訳なさそうに入ったのをいまでも覚えてます。(苦笑)

その中で、鮮烈に記憶として残っている食べ物があります。
小学生時分に横浜の駅ビルの最上階で食べたハンバーグ。
その衝撃は、何度も夢に出てきたほどです。

店の名前は、「つばめグリル」

なんでそんなところに連れて行ってもらったかは覚えていないのです。
でも、目の前にとても怖かった父親がいたのは覚えてます。

ナフキンの膝への掛け方、フォークの持ち方やナイフの使い方などを、貧乏なのに事細かく注意されながら食べたハンバーグ。
緊張しながらも食べたそのハンバーグは、「こんなに美味いものが世の中にあるのか!」と思うほど、当時の自分には美味しかった。(笑)

そして、大人になり・・・
子供の頃、あれだけ眩しかった店々が、何とも大衆化して。
別世界に見えた「レストラン」も、今ではとっても気軽に入れます。

たぶん店は変わってなく・・・
一方的に自分が変わったんでしょうね。

ただ単に経済力が携わっただけで。(^^;)

でも、40歳になっても、子供のころの自分とは中身が共通しているので、何とも不思議な感覚なのです。(^^;)

それに、妻のストレスのガス抜きに月一回行く「焼肉」に比べたら・・・
ファミレスなんて、とっても安いモンですもん。

そんな今の先日・・・
下の子供を保育室に預けて、月一回の夫婦ランチ。
肉食女子の妻の要望で、何気なく訪れたのは・・・
大船のルミネにある、あの「つばめグリル」

そして、頼んだのはハンブルグステーキランチ。
1160円という、今ではとても良心的な金額です。
ラーメン全部乗せより安い!!(というか、ラーメンが高杉)

で、注文して、すぐに出てきたお皿をみてビックリ。



トマトが丸々一個!!

1160円のランチに、こんな面白い前菜が付きますか。(゜゜;)
すげー!!

切ってみると・・・



トマトだね。(^^;)

フルーツトマトではないと思うのですが・・・
とっても美味い!!
ハンバーグも、とっても美味しかったです。
私は、昔の事を思い出しながら、しみじみ食べました。

西原理恵子が「働くとは、自由を得ること」と言っていますが、貧乏を経験した人は、その通りだと思います。

自分の稼いだお金で、昔食べれなかったものを食べれる幸せ。
親から買ってもらえなかったおもちゃを、自分の子供に買い与えられる喜び
昔、出来なかったことが出来る。それが何とも自由に思える。

こんなブログを書いていて・・・
古い記憶の中から、思い出したことがあります。

そういえば・・・
昔、兄弟でよく外食した場所があります。
伊勢佐木町商店街にあった、100円ラーメンです。

小学生高学年の兄が、低学年の姉と私をつれ・・・
300円を握りしめて、入ったカウンターの店。
たどたどしく注文した3杯のラーメン。

小さかった私と2番目の姉は、麺だけ食べてスープを飲めない。
兄は毎回「勿体ない!」といって、私たちのスープも必ず飲み干していました。

そんな兄に姉と私は尊敬のまなざし。(笑)

そんな私が、今では1160円のランチを安いと思う。
なんだか、とっても感慨深いです。

そうだよな~
当時、1160円のランチなんて、雲の上の存在だったよな~。
(遠い目)


2015年3月21日土曜日

人生のターニングポイント

40歳は、人生のターニングポイントだと良く言います。

ですが、個人的には・・・
全くそんな気はしません。

どちらかというと、より一層に責任が増し・・・

自分のやりたいことと、その責任とのギャップが開くような気がしています。

仕事・両親・夫婦・子供・親族・趣味・家・・・

家族や両親の生活や健康を支え・・・
子供たちの将来を展望する。
家族のための家や車、玩具や洋服、旅行にレジャー。
幼稚園や習い事。
35年の住宅ローン。

子供が生まれる前は一切気にしなかった食べ物ですが・・・
親になると、毎日添加物や農薬、遺伝子組み換え作物が気になって仕方がない。
中国産なんて、一切我が家の食卓には上らなくなりました。

原発がメルトダウンしてからは・・・
放射能を気にする日々。
魚を買うにも、根魚や川魚は辞めたり。
子供に干物は、場所によっては一番危険ですし。

気に掛けなければならない事が多すぎて、
妻も私も、自分に対するケアーがまるで出来なくなり・・・
「腰が痛い」というのが、合言葉化しています。

自分がやりたいことは、深夜でなければ難しい。

でも、深夜なにかやるにも、気力も体力も残っていない。

個人的な趣味は、バイクと空手と釣りと食べ歩き。

バイクは、夫婦ともに大型車を乗っていましたが、愛車は数年前に手放なしました。
空手はライフワークなので、最低でも週一回は道場に足を運びたいのですが、仕事が立て込んでくると、稽古に間に合いません。

釣りなんて、もう5年は行ってません。
妻と食べ歩きしたのは、いつだったか記憶すらありません。

酒も結婚する前は、毎週飲み歩いていましたが・・・
結婚してからは激減して・・・
子供が生まれてからは、夜出かけるのは1年で片手で数える程度です。

最近やりたいことを列挙してみます。

①畑をしてみたい。
②地方選挙のボランティア。
③過疎の地方に住んでみたい。
④原発の作業員として参加してみたい。
⑤電気・ガスの無い生活をしてみたい。
⑥セルフビルドで山小屋を作ってみたい。
⑥林業に携わってみたい。

こう見てみると、病んでますかね?(^^;)

「清水国明か!!」

という突っ込みも聞こえてきそう。

でも、まあ、無理ですね。

よく、脱サラして地方に移住した人をテレビで特集しているのを見たりすると・・・
「凄いな~」と思うんです。
今の生活をすべて捨てて行くわけですから。
責任も何もかもひっくるめて、一から積み上げ直すのですもの。

ああ、それがターニング(転換)なのか!
選ぶか選ばないかの違いだけ。

やりたいことを選ばなければ、ターニングポイント(転換期)でもなんでもないわけですね。
な~るほど。

さてっと。
今日も一生懸命働いて。
家に帰って、子供の笑顔に触れて。
明日、朝起きて、今を頑張りましょう。



スマホの人はこちらをクリック。
https://youtu.be/2C99Lp-sBbc

2015年3月20日金曜日

仕事と人生

「やりたいこと」と「仕事」

40歳を過ぎて、このギャップをとても感じてきています。


仕事一つとっても、本当にやりたいことが全くできていません。

元々、古民家が好きです。
だから、自然で簡素な家に美を感じるのです。

いつか、日本建築を手掛けてみたい。
日本昔話に出てくる土間と囲炉裏のある家を建ててみたい。


(写真元:キャッチ愛http://blogs.yahoo.co.jp/jtfkw/8078648.html

というか住んでみたい。

石垣でみた、平屋のあの古民家を建ててみたい。


というか、住んでみたい。

寒いとか・・・
熱いとか・・・
痒いとか・・・

そんなものを超越した空間。

結露・断熱・耐用年数・住宅性能etc・・・

そんなものが気にならない、意匠・造形。

現代は、国が基準を決め、住宅の構造や断熱性を規制しています。
そして、その規制は年々増え続けています。

今年、始まった省エネ住宅ポイント制度は、低炭素住宅や長期優良住宅の仕様を求められます。

複雑化しています。
家に対する自由度がドンドンと狭まくなっているともいえます。

地震が起こるたびに、耐震基準をドンドンと高める。
二酸化炭素排出を抑えるためとして、次世代エネルギーやら、低炭素住宅やらの義務化する。
それには、外皮計算やら、熱損失係数やらで証明することが必要とされ・・・
一棟一棟、その計算をするのにお金を払う。(^^;)

東大出の官僚がやる事ですから、我々高卒の頭では追いつかないのは当たり前と言えば当たり前なのですが、
確実に言えることは、官僚方には「寒い家」や「暑い家」は、悪魔の家に見えるようです。
(その前に原発を止めろと言いたいのは山々ですが)

でも、結局、冷暖房機器を使うかどうかは、個人の問題であり・・・
家の性能が良いか悪いかではないのですよね。

人は、快適性を求め始めると、キリが無い生き物なんですよ。

寒ければ寒いなりに厚着をして生活すればよい。
暑ければ窓を開けて風を通して生活すればよい。


しかし、いざ家が暖かくなると、真冬でも家の中で薄着で暮らすようになり・・・
薄着で生活するのが慣れると、寒くなっても着込むことをせずに、暖房に頼るようになります。

都心では、真夏に家を全部閉めきって冷房をかける家が殆どです。これになれると、夜寝るときに冷房を掛けて、逆に寒いから布団をかぶって寝るなんていう人も現れます。

建築界の有識者の中には「日本政府がやっている住宅政策は間違っている」と仰る方が多いのですが、まあ、政策を決めるインテリの方々は聞く耳を持ちません。
2020年を最後に、日本古来の建築物は一切建てられなくなるとも言われています。

それにもまして・・・
首都圏は土地が高い。
この住宅事情では、我々が手に入れられる土地は、30坪が良いところ。
駅徒歩圏内をあきらめても、手が届くのは50坪。

駐車場をとって庭もとってと考えると・・・
上の写真のような平屋を建てることは不可能で・・・
さらに、すぐに隣の家の居間やお風呂という状況。
石垣の家みたいにオープンにしたら、プライベートもへったくれも無くなっちゃいます。

また、御客様の頭の中にあるのは「とにかく安く!」
最初から「1500万円で家を建てて。」というような要望がとても多く、だから、「形」も「仕上げ」も「収まり」も「材料」も、ドンドンと「普通の家」になっていく。

普通とは、コストカットした家のことです。
コストをカットしていくと、家は真四角になります。
間取りは、ありふれた3LDK。
新築マンションの広告に乗っているような100件見ても皆同じというやつです。
外部は、ありきたりなサイディング。

造る側も、つまらない。
住む方も、ときめきが無い。

個人的には・・・
面白い家を建てたい。
住んでいて「ワクワクするような家」を手掛けてみたい。

先日、アットホームウェブで紹介されていた家。


リビングにボルダリングですよ。

やろうと思えば、こんなことが出来るんです。
イイですね。
うらやましい。

なんの変哲もない家。
工夫もない家。
どこにでもある、ありふれた家。

住みたいですか??

一生に一度の物ですよ。

うちの会社は、そっちの方向に特化してみようかしら??

じゃないと・・・
国の規制に辟易する気持ちを個人的に抑えきれない。
安普請な家を建てるのが我慢できない。

だって、そこにかける労力はさほど変わらないのです。
どうせ苦労するなら、コスト削減じゃなくて・・・
創意工夫で、苦労したい。

ビルダーも住む側も満足する家を建てたいんですよ。

どうしようかしら。