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2015年3月21日土曜日

人生のターニングポイント

40歳は、人生のターニングポイントだと良く言います。

ですが、個人的には・・・
全くそんな気はしません。

どちらかというと、より一層に責任が増し・・・

自分のやりたいことと、その責任とのギャップが開くような気がしています。

仕事・両親・夫婦・子供・親族・趣味・家・・・

家族や両親の生活や健康を支え・・・
子供たちの将来を展望する。
家族のための家や車、玩具や洋服、旅行にレジャー。
幼稚園や習い事。
35年の住宅ローン。

子供が生まれる前は一切気にしなかった食べ物ですが・・・
親になると、毎日添加物や農薬、遺伝子組み換え作物が気になって仕方がない。
中国産なんて、一切我が家の食卓には上らなくなりました。

原発がメルトダウンしてからは・・・
放射能を気にする日々。
魚を買うにも、根魚や川魚は辞めたり。
子供に干物は、場所によっては一番危険ですし。

気に掛けなければならない事が多すぎて、
妻も私も、自分に対するケアーがまるで出来なくなり・・・
「腰が痛い」というのが、合言葉化しています。

自分がやりたいことは、深夜でなければ難しい。

でも、深夜なにかやるにも、気力も体力も残っていない。

個人的な趣味は、バイクと空手と釣りと食べ歩き。

バイクは、夫婦ともに大型車を乗っていましたが、愛車は数年前に手放なしました。
空手はライフワークなので、最低でも週一回は道場に足を運びたいのですが、仕事が立て込んでくると、稽古に間に合いません。

釣りなんて、もう5年は行ってません。
妻と食べ歩きしたのは、いつだったか記憶すらありません。

酒も結婚する前は、毎週飲み歩いていましたが・・・
結婚してからは激減して・・・
子供が生まれてからは、夜出かけるのは1年で片手で数える程度です。

最近やりたいことを列挙してみます。

①畑をしてみたい。
②地方選挙のボランティア。
③過疎の地方に住んでみたい。
④原発の作業員として参加してみたい。
⑤電気・ガスの無い生活をしてみたい。
⑥セルフビルドで山小屋を作ってみたい。
⑥林業に携わってみたい。

こう見てみると、病んでますかね?(^^;)

「清水国明か!!」

という突っ込みも聞こえてきそう。

でも、まあ、無理ですね。

よく、脱サラして地方に移住した人をテレビで特集しているのを見たりすると・・・
「凄いな~」と思うんです。
今の生活をすべて捨てて行くわけですから。
責任も何もかもひっくるめて、一から積み上げ直すのですもの。

ああ、それがターニング(転換)なのか!
選ぶか選ばないかの違いだけ。

やりたいことを選ばなければ、ターニングポイント(転換期)でもなんでもないわけですね。
な~るほど。

さてっと。
今日も一生懸命働いて。
家に帰って、子供の笑顔に触れて。
明日、朝起きて、今を頑張りましょう。



スマホの人はこちらをクリック。
https://youtu.be/2C99Lp-sBbc

2015年3月20日金曜日

仕事と人生

「やりたいこと」と「仕事」

40歳を過ぎて、このギャップをとても感じてきています。


仕事一つとっても、本当にやりたいことが全くできていません。

元々、古民家が好きです。
だから、自然で簡素な家に美を感じるのです。

いつか、日本建築を手掛けてみたい。
日本昔話に出てくる土間と囲炉裏のある家を建ててみたい。


(写真元:キャッチ愛http://blogs.yahoo.co.jp/jtfkw/8078648.html

というか住んでみたい。

石垣でみた、平屋のあの古民家を建ててみたい。


というか、住んでみたい。

寒いとか・・・
熱いとか・・・
痒いとか・・・

そんなものを超越した空間。

結露・断熱・耐用年数・住宅性能etc・・・

そんなものが気にならない、意匠・造形。

現代は、国が基準を決め、住宅の構造や断熱性を規制しています。
そして、その規制は年々増え続けています。

今年、始まった省エネ住宅ポイント制度は、低炭素住宅や長期優良住宅の仕様を求められます。

複雑化しています。
家に対する自由度がドンドンと狭まくなっているともいえます。

地震が起こるたびに、耐震基準をドンドンと高める。
二酸化炭素排出を抑えるためとして、次世代エネルギーやら、低炭素住宅やらの義務化する。
それには、外皮計算やら、熱損失係数やらで証明することが必要とされ・・・
一棟一棟、その計算をするのにお金を払う。(^^;)

東大出の官僚がやる事ですから、我々高卒の頭では追いつかないのは当たり前と言えば当たり前なのですが、
確実に言えることは、官僚方には「寒い家」や「暑い家」は、悪魔の家に見えるようです。
(その前に原発を止めろと言いたいのは山々ですが)

でも、結局、冷暖房機器を使うかどうかは、個人の問題であり・・・
家の性能が良いか悪いかではないのですよね。

人は、快適性を求め始めると、キリが無い生き物なんですよ。

寒ければ寒いなりに厚着をして生活すればよい。
暑ければ窓を開けて風を通して生活すればよい。


しかし、いざ家が暖かくなると、真冬でも家の中で薄着で暮らすようになり・・・
薄着で生活するのが慣れると、寒くなっても着込むことをせずに、暖房に頼るようになります。

都心では、真夏に家を全部閉めきって冷房をかける家が殆どです。これになれると、夜寝るときに冷房を掛けて、逆に寒いから布団をかぶって寝るなんていう人も現れます。

建築界の有識者の中には「日本政府がやっている住宅政策は間違っている」と仰る方が多いのですが、まあ、政策を決めるインテリの方々は聞く耳を持ちません。
2020年を最後に、日本古来の建築物は一切建てられなくなるとも言われています。

それにもまして・・・
首都圏は土地が高い。
この住宅事情では、我々が手に入れられる土地は、30坪が良いところ。
駅徒歩圏内をあきらめても、手が届くのは50坪。

駐車場をとって庭もとってと考えると・・・
上の写真のような平屋を建てることは不可能で・・・
さらに、すぐに隣の家の居間やお風呂という状況。
石垣の家みたいにオープンにしたら、プライベートもへったくれも無くなっちゃいます。

また、御客様の頭の中にあるのは「とにかく安く!」
最初から「1500万円で家を建てて。」というような要望がとても多く、だから、「形」も「仕上げ」も「収まり」も「材料」も、ドンドンと「普通の家」になっていく。

普通とは、コストカットした家のことです。
コストをカットしていくと、家は真四角になります。
間取りは、ありふれた3LDK。
新築マンションの広告に乗っているような100件見ても皆同じというやつです。
外部は、ありきたりなサイディング。

造る側も、つまらない。
住む方も、ときめきが無い。

個人的には・・・
面白い家を建てたい。
住んでいて「ワクワクするような家」を手掛けてみたい。

先日、アットホームウェブで紹介されていた家。


リビングにボルダリングですよ。

やろうと思えば、こんなことが出来るんです。
イイですね。
うらやましい。

なんの変哲もない家。
工夫もない家。
どこにでもある、ありふれた家。

住みたいですか??

一生に一度の物ですよ。

うちの会社は、そっちの方向に特化してみようかしら??

じゃないと・・・
国の規制に辟易する気持ちを個人的に抑えきれない。
安普請な家を建てるのが我慢できない。

だって、そこにかける労力はさほど変わらないのです。
どうせ苦労するなら、コスト削減じゃなくて・・・
創意工夫で、苦労したい。

ビルダーも住む側も満足する家を建てたいんですよ。

どうしようかしら。

2015年3月19日木曜日

外構工事

注文住宅のI様邸、外構工事進んでいます。


ウッドデッキも8割完成。

以前紹介した階段の袖と、タイル貼りの階段下地も完成しています。

ウッドデッキを除く外構工事だけで・・・
100万円を超える工事となります。

エントランス工事は、ちょっと凝るだけで「ドドン」と、お金が掛かるもんです。(^^;)

といっても、特段、なにか派手に作っているわけではありません。


自然石のピンコロで積み上げた花壇に・・・
大工の井関さん手造りのサイン&ポスト用の柱。


インターホンも付けるので、CD管を建物からここまで地中に埋めて引き出しておきます。

来週中には、階段を除く工事は完成します。

駐車場土間コンクリートが終わったら、タイル工事に入ります。

2015年3月17日火曜日

稲村ケ崎注文住宅

稲村ケ崎5丁目にて、注文住宅「K様邸」が上棟しました。


お客様が撮影されたものです。
写っているのは、私と善波ですね。(^^)

建築家「伊藤誠康」氏設計による「大屋根と吹き抜けの家」です。

大工は、遠藤さん。
目標は、梅雨前に完成をめざします。

夕方4時に上棟式を行う予定でしたが・・・
屋根が3か所分かれていて、手こずりました。
結局、5時半に野地板を上げ終わり、6時ころから上棟式。

上棟式といっても、神主さんも呼びません。
餅を撒いたりもしません。
お酒も飲みません。

略式です。

お米とお塩を建物の4隅に盛り、お酒でお清めとお祈り。
上棟をした大工さん7人にお礼、祝辞。
最後に一本締めをして終了となりました。

記念写真を取り・・・

最後に、建て主様から大工さんにご祝儀をお渡し頂き頂きます。

お酒は、当社からお祝いとしてご贈呈申し上げました。
その時に、建主様が記念にとパチリ。


私です。(^^;)

無事、建前が終わりました。

K様、おめでとうございました。m(_ _)m

2015年3月16日月曜日

枕木の活用Ⅱ

塗装をし終った枕木。
3mモノを半分の1.5mにカットします。
カットしながら、3種類に分けていきます。



左に立ててあるのが使えるモノ。
真ん中に立ててあるのが、使えないモノ。
右端のが、微妙なモノ。
横たわっているのが未整理のモノ

一通り、ヒビが入っていますが、ひび割れがNGだと全部使えません。
ただし、ひび割れが酷いものは、腐る速度が早い。
悪いのを弾いていくと、40本のうち、10本程度は使いたくない状況です。

良品から、使っていきます。

枕木を立てるのは、階段の袖壁です。
ココには、水道・ガス・下水・雨水と4種類のライフラインが通っています。
上下水道は、すでに避けてありましたが、ガスは当日となりました。




根切りをしながら、枕木を避ける経路を東京ガスの工事店に指示して、ガス管を埋設していきます。

50坪ある敷地です。
が・・・
エントランスを造り込むとライフラインは邪魔の何物でもありません。
しかし、ライフラインは生活には一番なくてはならないモノなので中々、外構工事泣かせです。



やり方を出して・・・
いざ、枕木を立てていきます。

半分にカットした枕木を一本一本図りなおして、切っていきます。



擁壁の内側にはハンチという基礎があります。
よって、1本目は下部を斜めに加工。



図って・・・
切っては立てて、高さを調整して根固めして・・・
図って・・・
切っては立てて、高さ調整して根固めして・・・
この作業の繰り返しです。

御客様からは「上を凸凹にしてほしい」という要望がありました。

よって、私が現場に張り付いて、その程度を調整します。
立てるたびに遠くから見て・・・

「次は、3cmぐらい凸!」
「次は、1cm凸!」
「次は、2cm程度凹!」

というような具合です。



上手く行っています。

一本を図って、加工して、調整して立て終わるのに10分はかかります。
片袖だけで、16本。
2時間半みっちり掛かりました。(^^;)

なにせ・・・・



重い!!(^^;) 



しかも、反っているので、上手い事付けるのが一苦労。
そして、一本一本太さも形も違うので、二苦労。

約3時間で、ここまで出来ました。



そして、午後4時を回り・・・
もう少し!!!



午後5時半過ぎ・・・
あと一本!!



そして・・・
全て完成!!






なんとか、形になりました。(^^)