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2014年11月7日金曜日

基礎幅木仕上げ

飛鳥工業の早川さんから提案があった菊水化学工業の「グラナダ」
今日午前中に仕上がりました。


(クリックすると拡大します。)

そういえば・・・
ウッドデッキが出来上がった写真、今日が初めての掲載ですね。(^^;)
明日、内部からの景色も掲載しますので。
ご期待下さいませ。

ウッドデッキの下部の幅木は、灰汁が抜けるまで塗り控えます。
階段の側面は、こんな感じで仕上がっています。


養生を剥がして片付けです。

グラナダは、色を希望通りに調合してくれるそうで、どんな色でも対応できるとのこと。
今回は、外壁のベージュ色に合わせました。


(クリックすると拡大します。)

乾くと色が落ち着くので、ほぼ同じ色になるでしょう。

塗り方は、ルシアワルツ。

工程は・・・

①下地凹凸調整
②シーラー塗
③モルタル下塗り
④グラナダ中塗り
⑤グラナダ骨材混ぜ合わせ、ルシアワルツ仕上げ

となります。

工程数は、家の外壁と同じです。(^^;)

早川さん曰く

「汚れも付き難いし、ヒビも入りにくい。」
「手入れも、水かけてブラシでごしごし洗える。」
「買った人は、得だよ。」

隣地に建築家の先生が住んでいますが・・・
通り際・・・
「建売で、そこまでやるの?」と言われました。
本当にそうですね。

きっと私がサラリーマンだったら、すでにクビですよ。
コストアップは、会社の損害ですから。
コストカットで表彰される中、一人の現場監督の独断で会社の利益削るなんて、普通の会社では絶対に許されません。

まあ、それが出来るのが・・・
我々のような、小企業である個人商店の強みです。
(ただし、痛いは痛い。)
大企業と同じことしてても、すぐに潰れるわけでして・・・
これが、当社が生き残っている理由でもあるのです。

グラナダのルシアワルツの仕上がりは、抜群です。


凹凸があり、それでいてフラットな面持ち。
名前は何とも洋風ですが・・・
私が好きな、昔の土壁のようなテクスチャーなんです。

階段の洗い出しもキレイに仕上がってます。
その側面もルシアワルツ仕上げ。


(クリックすると拡大します。)

雨どい金具まわりも養生を取った後に丁寧にコテを当てて仕上げ。


日曜日に、石井塗装さんが入り・・・
ウッドデッキに自然塗料ウッドロングエコを塗ってもらい完成です。
オスモのウッドステインプロテクターで色を付けようと思いましたが、ヒノキの表情がとても美しいので急きょ変更です。

週明けに、リペア屋さんが室内の仕上げをして、全ての工程が完了となります。





2014年11月6日木曜日

階段洗い出し仕上げ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
基礎幅木と階段の左官工事が開始しました。

基礎幅木は、通常外壁の仕上げに使うアクリル樹脂塗料材・・・
菊水化学工業の「グラナダ」で仕上げます。

下地のRC慣らしと、モルタルで下塗りを施します。


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通常、これで仕上げの場合も多々ありますが・・・
この上に、ベージュ色の仕上げ材を、コテで塗っていきます。

左官屋さんの「飛鳥工業」の早川さんから「この家に似合うように塗ってやるから、任せとけ」と、笑顔で言われたので、仕上げは任せることとしました。

手コテの「ルシアワルツ」仕上げのような感じかな??


http://www.kikusui-chem.co.jp/img/products/etc/9G/page_thumb4.html


ただし、こんな提案がありました。

「今塗ると、ウッドデッキからの灰汁が出て、タレ跡がでるよ。」
「どうする?」
「灰汁が出きった半年後ぐらいに塗りに来ても良いよ。」
「その方が、お客さん喜ぶよ。」

ありがたいお言葉。
その言葉に、甘えることとしました。(^^)

普通は、面倒なのでそんな事言わずに塗っちゃいますね。
有難うございます。

階段も、大磯砂利の1分(石ころの大きさ)で塗ります。

私「2分が良い」
左官「1分にしときな」
私「でも、1分だと和風になりすぎる」
左官「最近、中国産が多くて1分でも玉がデカいんだ、大丈夫だから」
私「じゃあ、1分と2分を混ぜます??」
左官「イイから、任せとけって」

ということで、1分となりました。(笑)

下地処理。


階段とポーチの側面も洗い出しで塗ります。
モルタルで下地塗。


そして、施工!!!


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ポーチの部分だけ、仕上がっています。
階段の部分は、これから洗い出しを掛けます。


もう少し乾いたら、左官屋さんが洗いを掛けます。

時間が有ったら、経過写真を・・・と思いましたが・・・
残念ながら、時間がない。(TT)

明日、仕上がりを写真でご紹介します。

ポーチ部分は、少し白華がありますがキレイに仕上がってます。


本当だ、1分だけど2分と言われても解らないぐらいですね。
玉がデカい。


写真ではうまく伝わらないですが・・・
グレーと茶色が混ざり合った何とも自然な風合いです。


基礎幅木との境は、貫板で抑えて見切り。


雨どいがある場所になるので、目立ちません。

今日は、午後見に行くことが出来ませんでしたが・・・
明日、見に行くのが楽しみです。


2014年11月4日火曜日

駐車場上部ウッドデッキ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
ウッドデッキ工事が始まっています。


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駐車場上部に設置するため、このデッキ下に車が入ります。
通常、ウッドデッキをこういう形状で作る場合は、柱が必要です。

駐車場の路面に3本程度、支柱を立てるのですが・・・
その柱があると、駐車する時に物凄く邪魔になります。
建て方次第で、駐車できなくなるかもしれません。

そこで、本物件は・・・
事前に鉄骨屋さんに特注でH鋼の製作を依頼し・・・
基礎面にこんな形状の突起物を設置しました。


この上にデッキを載せていきます。


そうなんです。
この鉄骨だけで、デッキを支えられるため・・・
デッキを支えるための本来必要な柱が不要となる訳です。

完全に空中に浮いたウッドデッキとなります。(^^)

デッキの材料は、紀州産のヒノキ。


厚さ4cmのデッキ材です。
国産ヒノキ、キレイです。
香りも、ヒノキ独特の良いものです。

涌元の渋谷親方、有難うございます。

工期4日。

3日目の昨日で、ここまで完成です。


手すりは、壁面をデッキ材で覆います。

これにより、道路からの目線が室内に入ることを防ぎます。
目隠しの役目も、このウッドデッキは果たしてくれます。

一石二鳥の働きです。

ちなみに・・・
室内もハウスクリーニングが終了!!


リビングです。
解放的です。


統一された、ナチュラルな色合いはどうでしょう??
素材感が出るように工夫したつもりなのですが・・・(^^)


キッチン床は、平田タイルのセラミックタイル。
シロッコファンでフラット整流板のレンジフード
日本シェアNo1のタカギの浄水器一体型水栓
人工大理石天板etc


家具工事で作り込んだ袖壁。(^^)

もう少しで、完成となります。

2014年11月3日月曜日

七五三とリサイクル

私は、無頓着なので・・・
お祝い事にとても疎い。

どうやら、娘、七五三をするようです。(^^;)

全ては、妻&母任せ。

数日間、2人はバタバタと何やら準備をしております。

明日、私が月一の2連休日なので・・・
11月4日、鶴岡八幡宮に皆で行くことに、お膳立てが整ってました。

山形からも、妻のご両親がこの日の為に来て下さり・・・

なるほど!!
普通は、人生の一大イベントなんですね??(汗)

とにもかくにも、山形のお父さんお母さん、遠いところ有難うございます。

で・・・
当日、娘が着る着物・・・



まさかの、私の母が手作り。

なんでも、古~い着物をリノベーションしたのだとか。
リメイクというのかな??

これが本当のリサイクルですね。(^^)

普通は、どうするんですかね?
買うのですか?
それとも、レンタルです??

まあ、それもすべて、オ・マ・カ・セッ。

娘は、初めて着る着物に違和感を覚えたのか、大抵抗!!
大暴れする娘に、大人2人が押さえつけて・・・

10分格闘してようやく着せたと思ったら・・・
娘、「ヤダヤダッ」と、ムシリ脱ごうとして、着物が「ビリッ!!」

青ざめる妻に・・・
「お尻叩くぞっ!」と、叫ぶ母。

さて・・・
明日は、どうなる事やら(^^;)



2014年11月2日日曜日

くもりガラスの種類

住宅を建てる際、窓というのはかなり重要です。

どこに窓を付けるか。
どんな形にするか。
どういう開きにするか。
シャッターは付けるか。
格子は付けるか。
ペアサッシにするか。
樹脂系・木製・アルミ・・・種類は?
色は?

色々と決めることが多い。

でも、結構、一般の皆さん無頓着です。
大体が、住宅メーカー、設計事務所、ビルダーに「おまかせ」です。

細かく話し始めるとどえらい文字数になるので・・・
今日は、くもりガラスの話をさせて頂きます。

くもりガラス、2種類あるのご存知ですか??

一つは、型ガラス。

これは、ガラス自体を型押しして凹凸があるもので・・・
光の屈折を生み、視線を遮ります。
半透明なのが特徴です。

もう一つは、すりガラス。

これは、透明ガラスの表面に細かい傷を無数につけたもので・・・
ガラス自体に白っぽい色が付きます。
乳白色なのが特徴です。

厳密にいうとこの他にチェッカーガラスやモールガラスなどもありますが、主要メーカーではこの二種類となります。

一般的にくもりガラスと言われているのは、型ガラスの方です。
型ガラスの方が金額が安いので、「すりガラスもありますが?」と提案してくるビルダーは少ないと思われます。
ですが、建築家や設計事務所は、すりガラスを好む場合が多いです。
なので、図面であらかじめ「すりガラス指定」されているケースも多々あります。

そうした場合、個人が選びなおすのは中々難しいです。

型ガラスは、うっすらと裏側が見え・・・
すりガラスは、より見えにくい感じです。

個人的に、乳白色が嫌いな私は、半透明な型ガラスが好みです。
建築家の伊藤先生は、すりガラスの方が意匠性が高いと仰います。

つまり、個人的に好き嫌いが解れる部分なんですね。

で・・・
よくあるのが・・・

実際に新築工事が進み、サッシが付いた時点でこんな筈じゃなかったという揉め事です。
施主様から・・・

「くもりガラスにしたのに、人影が見える」
「くもりガラスがイメージと違う」
「透明の方がよかった」
「ここはくもりガラスに変えたい」

しかし、サッシはガラスが組み込まれた状態で納入されるため、発注後の変更は難しくなります。ましてや、現場ですでに取り付けてしまったサッシのガラスを替えるのは、有償となります。

小窓ひとつ、1万円からです。(^^;)
掃出しの引違などだと、ガラスだけで4~5万円掛かるでしょう。

皆さんギリギリの予算を組んでいますので、5万円の追加負担は厳しい。
だから、揉めない為に自分でしっかりと考える必要があるのです。
任せきりはダメ!
上棟直後に、窓のチェックを現場で必ずしてください。

「この窓は、思ったよりお隣と目線が被らないな~」
「この窓は、もう一回り大きくても良いかな~」
「この窓は、すりガラスの方が良いかも。」

そんなチェックだけで、完成後の生活がぐんと変わる訳です。

メーカーやビルダーによっては、変更不可のところも多いです。
また、建築家によっては、施主に口を出されるのを極端に嫌う人もいます。
そうであれば、事前にしっかりと打ち合わせを重ねてください。

また、別の方法もあります。

透明ガラスを、ガラスを替えることなくくもりガラスにする方法です。
この写真をご覧ください。



(クリックすると拡大します。)

これは、フィルムメーカーの3Mで発売されている「ガラスフィルム」です。
http://www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint/consumer/index.html

透明ガラスに、フィルムを貼ることにより、くもりガラスにすることが簡単に出来ます。
しかも、「防犯性」「遮熱性」「UVカット」などの性能も付加することが可能。
更に、上記写真のようにグラデーションを付けて、濃淡の調整も出来ちゃう!

雪見障子のように、下部だけを透明にすることが出来れば・・・
和室を外部の足元だけを見せる地窓のような視感を、大開口窓で行うことが出来ます。

面白いです。
しかも、費用は、ガラスを替える費用とほとんど同じ。

さらに、様々な模様で装飾することも可能です。




透明度も自由自在。



ラインで遮ることもでき・・・



水玉や箱根細工風や結晶模様も。(^^)

ガラスフィルムは、オフィスに使われています。
住宅に利用するのは、あまり普及していません。

しかし、これらのフィルムを駆使すれば・・・
こんな窓を演出することが出来るんです。


オシャレ!!

また、色も様々。



ガラスじゃ、こうは出来ません。
出来たとしても、物凄いコストが掛かります。

フィルムの良いところは、手軽なところ。
そして、いつでも透明に戻せる。
飽きたり、気に入らなかったら、簡単に違う模様に変えることが出来る。

くもりガラスを入れてしまうと、後で変えたくても、ガラスを取り替えるしかありません。
何を張ってもくもりガラスです。

透明ガラスにして、フィルムで遊ぶというもの、一つの出です。
ご参考にしてくださいませ。