朝は、私と一緒に新聞を読む時間が出来ました。
今まで自分で新聞を読むときは全く気になりませんでしたが
息子が新聞記事を「四苦八苦」しながら読む姿をみて
日本語がとても難しいことに気が付かされます。
たとえば・・・
「いわば」とか「すなわち」というような言葉。
ひらがなで表記されてるので一見読めるよう思えますが
子供にとって「いわば」は「岩場」だし、「すなわち」は「砂地」に変換されます。
「かまわない」という表現も意味が何通りもあり
「つまり」と書いてあったら
息子は「詰まり?」とイントネーションが逆になります。
「さらに」とか「さまざま」とか「はたして」とか・・・
子供が理解できないひらがなが満載。(^^;)
とにもかくにも、小学生低学年の頭を混乱させるのです。
これが外国人だったら「日本語は大変だろうな~」と思うのです。
そんな新聞記事から、気になったことをちらほら紹介。
(下記は東京新聞紙面から抜粋転載。)
■難しい民ですか?
外国人から「難民という漢字の意味はなんですか?」と質問を受けた。
『難』は難しい『民』は人という意味で・・・
という説明をしながら、大きな違和感を覚えた。
ドイツで難民に向き合う団体の多くは
難民を「ニューカマー」と表現する。
ニューカマーとは「社会に新しく来た人たち」を指す。
日本でも、難民という言葉を・・・
クリエーティブに考え直してもよいのでは?
(NPO法人WELgee代表:渡部さん)
■それって今聞くことか?
文化人やアスリートが快挙を成し遂げたとき
テレビ報道でやたらと「好きな食べ物」を聞き出そうとする。
「今食べたいものは?」「ゲン担ぎに何を食べる?」
外国の俳優には「好きな日本食は?」と必ず聞く。
あれ、なんなの?
大坂なおみの記者会見は、さらに違和感を覚えた。
彼女の言いたいことを自身の言葉で自由に語ってもらうべきところを
テレビ局はやたらと食べ物の話か「日本語でお願いします。」と限定。
彼女の感性をないがしろにしてない?
そりゃ「なんか疲れた。」て言うわな。
ほぼ寝てない状態だし。
テレビでは、食べ物を代表として
「つたないがキャッチーな日本語」ばかり取り上げる。
「こういう分かりやすいのが数字とれるんだよ。」という
テレビ局の中の声が聞こえてきそうだ。
テレビ業界は日本人・日本食の「日本礼賛」が大好き。
日本人が世界で評価されたとたん、ワッと群がり・・・
自国礼賛をしれっと要求する。
礼賛するべきはその本人で、国じゃないと思うのだけど?
(コラム風向計:吉田潮さん)
以上
難しい民=難民。
自国を戦争で追い出された人を指すのだとしたら・・・
これは、本当にひどい言葉ですね。
ぜひ、変えてほしいと思います。
ちなみに、今月の新聞記事で・・・
私が知らないで一番驚いたものは・・・
茅ヶ崎市の名所「えぼし岩」は
サザンオールスターズの歌でおなじみで
茅ヶ崎の代名詞となっている。
この岩は、辻堂にあった横須賀海軍砲術学校演習場を
敗戦後に在日米海軍が接収し、米軍演習場となり
その演習砲撃の標的とされた。
度重なる砲撃で岩が吹き飛ばされ、今の形になった。
えええ~、知らなかった。
地元民として、恥ずかしいかぎりです。
辻堂に日本帝国軍の演習場があったんだ!!
その後、米軍の演習場だったなんて。
でも、言われてみると・・・
(画像は茅ヶ崎市役所WEBサイトより)
本当だ、片側が吹き飛んでる。(゜゜;)
今度、えぼし岩の由来を調べてみよう。
そんな気になった記事でした。