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2023年1月24日火曜日

尾道散策

広島の旅、3日目。

1日目は、広島市内。
2日目は、宮島。
となると、3日目は尾道ですよね!!

家族を朝早く起して
広島市内から1時間かけて
尾道に向かいます。

すれ違う車のナンバープレート。


カープだ!!
横浜で「ベイスターズ」柄のナンバーが
もしあったとしても
絶対に市民権を得られないので
広島の野球愛を強く感じます。

尾道に到着しても
駐車場の目の前にあった居酒屋すら
カープ一色ですもん。(□゜;)


さて、早朝8時半に到着。
息子が下調べしていた
朝ごはん屋さんに向かいます。

にしても・・・
こっちでいいのか?


せま~い、路地に路地。
ドンドン狭くなっていく。(^^;)


この街並み
この路地の雰囲気
個人的に・・・
なんだか、とっても懐かしいです。

私が生まれ育ったのは
横浜の下町でして
40年以上昔の横浜の街は
こんなだった。

人がギリギリすれ違える道路に
ビッシリと建つ家や長屋。

下水道なんて無いもんだから
皆、ボットン便所で
汚物を貯めるタンクが
各家庭に必ず1つあって
その肥溜めの臭いを屋根上に抜くため
各家庭に必ず煙突がありました。

今、横浜は都会になり
下水道も普及したので
汲み取り便所なんて殆ど見ないですが

その懐かしい景色に
この尾道で再開。


マンホールが『肥え溜』です。
そこから屋根まで延びる煙突。


あまりに懐かしくて
写真を撮る私を
不思議そうに
鼻をつまみながら見る我が子達。

さて・・・
ウネウネと続く路地を進みますが
お目当ての朝ごはん屋さん
「きっちゃ初」が見つかりません。

看板を発見しましたが・・・・


こっちでいいの?


というか・・・
これは道路ですか?

恐る恐る、進みます。


つづく

2023年1月23日月曜日

厳島神社

 広島2日目。
4人一泊2.6万円の素泊まりですが
絶景の宿にて
私一人、日の出と共に起床。



初老ですね。
皆を起こして、朝温泉に入り
ホテル前のフェリー乗り場に向かいます。


フェリーに乗って
瀬戸内海の島々を交わしながら
進むこと25分。

宮島が見えてきました。


上陸。

世界遺産「厳島神社」へ向かう参道は
楽しいお店が一杯。


そして・・・
美味しい食べ物が一杯。

妻と娘が
近場の店に入ろうとすると

「もみじ饅頭は紅葉堂だよ!」
「揚げもみじ饅頭は絶対に外せない!」

と、息子が二人を制して
3人を引き連れて
紅葉堂に向かいます。


ここが息子の下調べで
もみじ饅頭No1のお店なのだそう。

並んで、購入。


初めて見る、揚げ饅頭。
早々、ほうばります。


これが、メッチャ美味い!!

家族全員・・・
「こりゃうめ~な!!」
「何個でも食えるぞ!」
と大興奮。

私は「あんこ」
娘は「チーズ」
妻は「瀬戸内レモン」
息子は「クリーム」

どれも、外れ無し!!

次のターゲットは牡蠣です。
またもフラフラと
他の3人が店に入ろうとすると

「牡蠣屋がグーグルで評価が一番高かった。」
「牡蠣屋じゃなきゃだめ!」
と息子。

食べ歩きで「焼き牡蠣」が
食べれるとのこと。

息子の後ろに付いて行き
牡蠣屋にて焼き牡蠣を注文。




沿道の店頭のカウンターにて
実食!!


大粒!!
息子と口に入れて
この世界の片隅にで
敬子さんとすずさんが
米軍の残飯を食べた時の様に
「うんま~!!」
と二人で絶叫してしまいました。

しかもメッチャクチャ安い!!
都心の3分の1ぐらいの価格で
嬉しい悲鳴です。

でも、このままでは・・・
ずっとこの商店街から出れそうもないので
家族のお尻を叩いて

いざ、神社に向かいます。


砂浜づたいに参道が伸びていて
シカがいっぱい。

息子がギザギザに歩くので
どうしたのか聞いてみると
「鹿のウンコがヤバい!」
と、目を丸くして地面を見てます。

本当だ、ビッシリ!

息子は、一個も踏むまいと躍起ですが
こりゃ、どうしようもない。
踏まないで行ったら超人だ!
というぐらい、糞だらけ。(^^;)

そうこうしているうちに
世界遺産「厳島神社」に到着。


雄大だっ!

午前中は潮が引いていて
ご覧の通り。

ただ、満潮1時間前ぐらいなので
鳥居まではもう歩いていけません。

参拝。(ー人ー)

おみくじひいて
お札を買って
子供達のお守りを買って
絵馬を書いて

ゆっくりと神社内を散策。


舞殿を見て
何百年と踊られてきた
情景を夢想。

さて、神社を抜けると
古い町並みがあり


さらにそこを真っすぐ抜けると
「宮島水族館」があります。


マスコットのメリーちゃん。
ちょっと、サイコパスな表情で
物凄く怖い。(笑)

スナメリなのだそう。

館内は、江ノ島水族館の3分の1ぐらい。


でも、とても面白かった。


水族館を出たら、宮島の山頂を目指し
山を登っていきます。
途中、茶屋で一休み。


目指すは、宮島ロープウェーです。

ロープウェー乗り場まで
結構な道で、クッタクタ。(汗)

でも、絶景が癒してくれます。


ロープウェーを乗り継ぎ


弥山山頂の展望台へ。
2つ目のロープウェーを下りると
遥か彼方に「弥山展望台」が見えて
細い山道が連なっています。

それを見た我が家3人衆は
「これは無理、やめよう!」
と、登山拒否。

しかたないので、ロープウェー下り場すぐの
獅子岩展望台へ。


瀬戸内海を一望する
凄い景色です。


滞在、正味15分。
ロープウェーに乗って
下山。

さて、宮島に午前10時に上陸したのですが
時計は、もう午後3時を回りました。

参道の商店街に戻り
遅い、昼ごはんです。

息子の下調べて
選んでいたランチは
『牡蠣屋』の牡蠣フライ定食。
でも、向かって見ると人だかり。

「こりゃ、ダメっぽい!」
と、沿道から店の中をぞき込んだら
お店の人が・・・
「今ならすぐ入れますよ~」
と、手招き。
おお、奇跡だ~!!

しかも、3時半でもランチメニューOKとのこと。
ついてるっ!ラッキだ~っ!!

息子と私、牡蠣フライ定食。
妻、牡蠣の炊き込みご飯。
娘、牡蠣のグラタン。

牡蠣フライ、絶品。
今まで食べた牡蠣フライの中で
一番うまいかも。


単品で頼んだ「生ガキ」

メッチャ美味い!!
しかも、激安!!

ひつこいですが・・・
都心の3分の1の金額ですよ!!


は~!
もう、満足です。

お店から出たら
日が暮れていました。


宮島で、一日。
遊び倒しました。
本当に楽しかった。

そして、揚げもみじ饅頭と牡蠣・・・
うまかった~。

つづく

2023年1月21日土曜日

腐らない杉のウッドデッキ

当社の住宅の破風やウッドデッキには
エコアコールウッドを使います。
https://www.kyumoku.co.jp/

プロとして様々な木材を
見て触って来て
「針葉樹で腐らない木」として
胸を張って紹介できるのが
唯一、これだけです。

針葉樹で住宅の外部に使う木材は
防腐材を注入処理されたものが主流で
当社も数十年の間に
様々な材料を使用してきました。

でも・・・
どんな薬剤を注入した物も
どんな塗装を施しても
エスティックウッドのように
特殊技術を駆使して
販売元が「腐らない」と謳っていても
平気で腐ってしまう。(^^;)

木は「水分を吸う」特性があるため
湿度が高いと膨張し
乾燥すると痩せます。
よって、夏と冬に「暴れ」ます。
雨に打たれる外部では
その暴れ具合いが大きく

①縮む
②膨張する
③たわむ
④反る
⑤割れる

等々、経年で様々な変化を発生させ
羽目板や破風、ウッドデッキに至るまで
過去、本当に苦労をして来たんです。

鎌倉山の山あいで建てた注文住宅では
木製ドアの老舗メーカーが造った
「木製玄関ドア」を設置したのですが
約3年のうち・・・
5回も開閉不調を繰り返し
その都度、建具屋さんがお伺いし
取り外して、反りやゆがみを調整しても
春夏秋冬で狂い続け
4年目で、もう手に負えず
無償で新品(鉄芯入りに変更)に交換した
なんてこともありました。

世の中の自然派住宅ビルダーは
皆、そんな経験をしていて
結果・・・
ビルダーの無垢離れに繋がっていき
街で見る家の外壁はサイディングが殆どで
破風や軒天も窯業系。
無垢の玄関ドアなんて殆ど見ず
ウッドデッキも人工木が主流になり始めています。

当社は、ウッドデッキ材に
一時アイアンウッドを使いましたが
イペとかウリン、セランカンバツーなどは
東南アジアやブラジルが原産地で
違法伐採で社会問題になっており
数回の使用で止めました。

「どうしよう?」と困っていた時に
このエコアコールウッドに出会ったんです。
たしか、飛び込みで営業に来られたと
記憶しています。

武道の言葉に・・・
「準備が整ったら、師は目の前に現れる」
という言葉がありますが
まさに、そんな感覚。(^^;)

とても高額な材料ですが
なぜか、迷うことなく採用したのが
約5年前です。
そして現在
外部で木をふんだんに使った家でも
引渡し後のアフターが半減。

特に雨がかりする破風やウッドデッキには
欠かせない木材となりました。

日本の林業は針葉樹が柱です。
広葉樹と異なり
内部は水を通す層が多く
それを乾燥させると
空気を多く含み
それが檜や杉の特徴である
「柔らかさ」「暖かさ」となり
重宝されていました。

でも、その空気層は
元々水分を運ぶ管のため
どうしても水分を吸収します。

住宅の柱に使う檜や杉は
樹齢40年を越えた芯材なので
とても強く粘りがあるのですが
板状に加工されたものは弱く
デッキ材の国内シェアは
外国で清算された
タナリス注入材や
広葉樹やレッドシダーが殆ど。

その惨状に・・・
九州大学農学部が立ち上がり
林産学科の樋口教授(元)が研究をかさね

■九州木材工業
■福岡県工業技術センターインテリア研究所
■九州大学大学院農学研究院

が共同開発をおこない
広葉樹を超えた針葉樹材として
実用化されたのがエコアコールウッドです。
つまり・・・
正真正銘のメイドインジャパンなのです。

エコアコールという名前は
エコロジー(生態学)と
フランス語のアコール(調和)
を組み合わせて名づけられたそうです。

日本の疲弊する林業。
国産材の需要が減り続け
国内の山々が荒れて
頻発する土砂崩れを生み
日本の国民病となった
「花粉症」の原因ともなっています。

エコアコールウッドは
国産の檜・杉を主原料とし
そこに低分子フェノール樹脂を注入し
熱を加え高分子化させ
針葉樹の特性を抑えるというもので
他の注入材のように
防腐剤や防虫剤を使用しておらず
『無毒性』なので
焼却しても有毒ガスを発生させず
焼却灰を土に戻しても
一切の有毒物質は残存しない。

処理木材特有の異臭もなく
自然のままの木材と同様に
人や動物に対しても一切無害!!

まさにこの汚染社会の現代で
日本技術を駆使した
世界に誇れる木材と言えます。

その性能の証明を
現在進行形で日本の世界遺産
『厳島神社の土台』
が見せてくれています。

今回の広島旅行の目的は
「この世界の片隅に」
の世界を子供達に見せることと
私個人だけ・・・
厳島神社の土台に使われている
「エコアコールウッド」
を見に来ることでした。

実際、10年以上海水につかり続けて
腐っていない檜の土台を見て
感動しました。


厳島神社の壮大な景観を
エコアコールウッドが
支えている訳です。


潮の満ち引きで
浸水と露出を繰り返しており
さらに神殿の上は
世界各地から来た観光客が
1日、何万人と歩く。

超過酷な環境下において


木造住宅を支え続けているのは
日本の木であり
日本の職人技でもあり
日本の科学技術なのです。

日本の過去と現代の「融合」ですよ。


凄いです!!
メイドインジャパンは!!!

でも今・・・
材料も職人も技術も
皆、疲弊しています。

やはり、日本人は・・・
この日本品質を支える気概が必要です。
支えるとは「買う」事。

安い外国産を買っているビルダーさん方!
構造材は安いホワイトウッド?
横架材は、輸入集成材?
床材も断熱材も外国産?
ウッドデッキは、イペ・ウリン?
羽目板は、レッドシダー?

何卒、改めて頂きたい。

また、外国製品を好んで買う個人の方々。
車は、ベンツ・BMW・マセラッティ?
腕には、AppleWatch・オメガ・ロレックス?
スマホは、iPhone・GALAXY?
掃除機は、ダイソン・ルンバ?
家電は、ハイアール・LG・Electrolux?
買い物はamazon?

よっぽどのこだわりや理由がない限り
国産を買いませんか?

是非、国や国民が一丸となって
メイドインジャパンを応援してほしいと
切に願うのです。(ー人ー)

つづく

2023年1月19日木曜日

年末は「ねぎ庵」

2022年の年末は・・・

映画「この世界の片隅に」を見た後
ずっと子供達を連れて来たかった地
広島へ、行って来ました。

羽田から、飛行機で約1時間半。
近いですね!!
といっても車だと片道10時間ぐらい。
一時、車で行くことも考えたのですが
飛行機にして良かった。(^^;)

到着早々、レンタカーを借りて
向かった先は、ここ!!


広島のお好み焼きの超有名店
『ねぎ庵』

今回の旅行は・・・
半年前から計画していて
飛行機から宿・レンタカーに至るまで
早割が適用され
また、コロナの第7波中だったため
メッチャクチャ安くて
年末の繁忙期に
飛行機往復4人片道5万円。
宿泊費4人で1泊2万6千円ですよ。
貧乏くさい話ですが
おかげで4泊5日にすることが出来ました。

その4泊5日間の行程を
小学6年生の息子に
「広島の下調べは、全部任せた!」
「向かう先から食べ物までお前が決めろ!」
と、事前に依頼。
パワーポイントで行程表まで
作ってもらいました。(^^)

広島に到着して
一番最初の目的がこれ!


育ち盛り!
ナイスチョイス!!(笑)

11時過ぎに到着。
すでに10人ぐらい並んでます。
並んで20分で入店っ。

上の写真はオーソドックス。
下の写真は、ネギ乗せ!!


これが・・・
メッチャクチャ美味い!!


パリパリでフワフワ。

こんなにおいしいお好み焼きは
今まで、食べたことない!!
一枚が凄いボリュームで
ビックリしましたが
4人共にペロッと完食!!

この衝撃は・・・
6年前に沖縄旅行で食べた
紀乃川食堂のソーメンチャンプルに匹敵!!
http://heisei-shonan.blogspot.com/2018/01/blog-post_12.html

広島に到着してすぐ
生涯、忘れられない旅(味?)になりました。

昼ごはんを食べたら
広島市内へ!


慰霊碑でお祈り。
すぐに平和記念資料館へ!


原爆が落とされてから
今日で28267日目なんですね。(令和4年12月27日来館)

並んで入ります。
凄い人です。
そして、皆、展示品や写真を見ながら
絶句を重ねながら、館内を進みます。


壮絶ですね。
その一言です。

来館者は外国人も多く
館内のいたるところにある
休憩用の椅子に
大きな体を沈め
「オーマイガー」
と、両手で顔を覆う外国人の方々。

その姿を見た我が子達も
何か感じる事があったようで
資料館に入る前は
「きゃっきゃ!」と二人で
はしゃぎまくっていましたが
資料館を出てからは
マジマジと街を見回しながら
ため息を吐き
息子は、たびたび
「アメリカの人、皆泣いていたね。」
と、言いながら
天を仰いでました。

さて、公園内の他の資料館や展示を
巡り散策しながら
「おりづるタワー」向かいます。

路面電車に元気を取り戻し
大騒ぎで写真を撮りまくる息子。


おりづるタワーは凄かった。


広島の街、一望。


折り鶴を作って
投げ入れて
滑り台を堪能して
1Fのカフェで一服して

もう夕方です。
再度、原爆ドームに行って


目的地は無いけれど
路面電車に乗って


最後は、平和の鐘へ
皆で、今の日本の感謝と
これからも平和が続く事をお祈り。(-人ー)


1日目の最後は
「祈りの泉」で、もう一度お祈り!


今のこの日常が
「特別なもの」
なのかもしれない
という事を
かみしめる初日となりました。

つづく

2023年1月14日土曜日

中国系日本人

島国の日本は
単一民族という意識が強く
他民族を受け入れない
社会が色濃く存在します。

「外国人」と聞くだけで
普通の人でも警戒する。
「怖い」と思ってしまう。

お年寄りなどは
あからさまに強い反応をしますが
若者は表に出さないだけで
小さな子供に至るまで皆
全く同じだと感じます。

そして、一律に
白人にめっぽう弱く
他の有色人種は
見下す傾向があります。

我が家ですら
息子と一緒に街を歩いていて
すれ違う人が他言語を使っていると
白人の場合は一歩引きますが
アジア圏の言葉だと
「あ、北朝鮮だ!」
「あ、中国人だ!」
と、声に出して指摘します。

なんでそんなこと言うのか
聞いてみると
「キムジョンウンじゃん!」
「日本にミサイル打つ悪い国じゃん!」
「中国は怖いんだよ!」
「ネットも自由に見れないんだ!」
と言います。

その都度・・・
「同じ地球人だよ。」
「何も変わらないよ。」
「悪いのは政治で国民じゃないよ。」
と諭すのですが
多くの子供達は
毎日テレビで報じられる
北朝鮮や中国に対する報道に
感化されてしまい
子供社会の中で
悪い共通認識が確立され
正直、手に負えません。(TT)

これは日本の「教育」の
ダメなところであり
マスメディアの悪さであり
グローバル社会の中で
日本が世界経済から
滑落している
理由なんだと思います。

「インターネットがあるじゃないか!」
なんて声が聞こえてきますが
ネット上は更に嘘と真が曖昧で
SNSではネトウヨがはびこり
子供たちや若者が
ネットの情報を鵜呑みにして
より一層社会が悪い方向に
傾いているように見受けます。

そんな中・・・
最近、仕事を通して
この日本に
とても大きな変化を感じています。

コロナ騒動が始まった後
中国圏の人が鎌倉の地で
不動産を買うケースが
物凄く増えているのです。

昔から、中国人の購入者は
居たには居ました。
でも、片言の日本語で
国籍も中国のままで
住宅ローンを借りるのが困難で
「買いたくても買えない」
なんてケースに
何度か立ち合いました。

でも、今・・・
鎌倉で不動産を求められる方は
永住権を持った方や
日本国籍を持った方が殆どで
日本語がとっても堪能。
普通の会話では
中国の方だとは全く解らず
読み書きも完璧。

正直言って日本人よりも
日本語に精通していて
日本人でも難しい不動産用語も
全て理解しており
驚く事ばかりです。

見た目もインテリ。
英語も使いこなす。
そして・・・
とてもリッチ。(^^;)
一億円近い不動産を
皆、キャッシュで買われます。

そんな方々に幾度も触れると
「日本と中国はもう逆転したんだな。」
と実感するのです。

でも、その感覚は
日本の島国の中の
限られた村社会で生活していると
たちまち半信半疑になり
「たまたまだったのかな?」
と思うようになるのですが
この私の実感は
やはり正しいようです。

去年の新聞の記事に
こんなものがありました。
(以下抜粋)

新型コロナウイルス感染拡大で
度重なるロックダウンが続く上海。
常住人口約2600万人を有する上海は
世界有数の国際ビジネス都市であり
生活水準が中国で最も高く
世界的にも富裕層が多いことで知られる。

その都市が・・・
今、大きく傾いている。

家から出ることが何カ月も出来ない。
一歩たりと外に出ることが許されない。
店は全て閉まり、ゴーストタウン化。

家人が一人でも陽性になれば
家族全員が隔離施設に送られ
簡易的コンテナにとじ込められる。
自宅の鍵を強制的に没収され
コンテナで隔離されている間
我が家に防護服の人間がおし入り
家具から家財に至るまで
消毒液でビショビショにされてしまう。

高級バックも高級家電も
ソファーもベットも関係ない。
隔離から解放され
自宅に帰って見るその惨状は
多くの人が希望を失う状況だ。

そんな厳しい生活に疲れ果て
政府への不信が増幅し
将来に不安を抱える人が急増し
中国国外への脱出への
関心が急激に高まっている。

この状況になる前から
いち早く政府の異変を察知し
海外に脱出する
富裕層は少なくなかった。
ただ、そのほとんどが
米、英、カナダ、オーストラリア
などの英語圏の国に加えて
アジアでは
シンガポールやマレーシアが人気で
日本はもともと
単一的な考えが根強く
英語も全く通じないので
人気国リストに入っていなかった。

しかし、近年・・・
これまで人気の移住先だった国々で
中国人の移住条件が厳しくなっており
シンガポールでは
『投資移民』の条件を変更。
移住の際に活用されてきた
ファミリーオフィス投資が
4月に約9億円に引き上げられた。
イギリスは2月から
移民の手続きがストップ。
オーストラリアでは
中国からの移民申請枠が定員に達して
終了したとのこと。

次々の人気国の移住の受け入れの
門戸が狭まっている中
中国の富裕層の向かう先が
移住の制限が緩い
日本になっているというのだ。

現在、来日のビザは主に
「留学」「経営・管理」「高度な人材」
の3種類に分かれており
その中の経営管理は
500万円出資して
日本で会社を設立して
日本でのオフィスを借り
住居の確保などの条件をそろえれば
ビザを簡単に許される。

その会社のビジネスが成り立ち
日本での納税を行い
社員の雇用規定などを順守すれば
ビザの更新は容易で
将来的には永住権を得られ
帰化も簡単にできてしまう。

資産が豊富な
上海在住の中国人にとって
先進国の中で日本の移住が最も簡単で
エルドラドになっているのだ。

数十年前・・・
日本に渡った中国人は
日本で働いて一旗揚げて
故郷に錦を飾ろうと考える人が
殆どだった。

でも、ここ十数年は異なり
さらに今回は明らかに層が違う。

教授や医師などのエリート
高学歴者、超お金持ちが殆どだ。
しかも、彼らはもうすでに
移住の手続きを始めているのだ。

以上
なるほーど。

となると、今後・・・
中国の超富裕層の方々が
ドンドンと

①空気がキレイで
②景観が美しく
③治安がよく
④自由が保障され
⑤不動産がとにかく安い

この日本に
移住して来る事が
想定されます。

超富裕層とは
日本的にいうと
「純資産5億をこえる人」
を差します。

でも、それは日本の指標であって
中国の富裕層は一桁は違うな~。(⁠^⁠^⁠;⁠)

そんな資産レベルというか金銭感覚が
日本よりはるかに上の
中国系日本人の方々に対して
今の日本人が持つ
「中国人のイメージ」が
あまりにも乖離していて
いち庶民として
心配でなりません。

だって、私がビルダーとして
そして不動産業者として
ここ最近に接した中国系の方々は
人間としてのレベル?民度?が
自分より全然上だと感じたのです。

そして皆さん・・・
人間として、とても魅力的なんですよ。

おなじように
日本人の超富裕層にも接して来ましたが
個人的に思うのは
今は、中国の超富裕層の方々のほうが上品。
発する日本語一つとっても美しい。

スレッガー中尉じゃないですが(またアニメか。汗)
彼の言葉を借りると・・・

「悲しいけど、これ現実なのよね」(TT)

中国系日本人の方と会話して
彼ら彼女らが発する日本語が
「日本人より、選ぶ言葉がきれいだな~」
「日本人より、表現が豊かだな~」
と思ってしまう私がいるんです。
そして、現代語に侵されている自分に
マジで超気付く感じ?(語尾が上がる疑問形)


今、日本は我々が思う数倍のスピードで
国内のグローバル化が進んでます。
果たして・・・
『意識のガラパゴス化』
をしてしまっている日本人は
他国の超エリートたちの中で
日本人として・・・
日本国内で生き残れるのか?
我々の子供達は、太刀打ちできるのか?

今のままでは・・・
正直、難しそうです。

一刻も早い意識改革が必要だと思います。
急がなければならないのは
「教育」の抜本的な改革。
築70年を超えるボロボロの校舎で
アナログの教育を受けつづける子供達。
ミサイル買ってる場合じゃない。
最低でも・・・
成人するまでに英語が話せるようになり
中国語も必須にするべきかと。

じゃないと・・・
浦島太郎では済みませんよ。