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2022年8月20日土曜日

淡路島「春陽荘」に4泊してみた

この春陽荘(しゅんようそう)は・・・
兵庫県洲本市宇山の地で
81年前に建てられた旧岩木家を
現当主の高山さんが譲り受け
宿泊費等を元手に
当時のままの姿で
保全を行っているそうです。

427坪の広い敷地に
貴賓館、蔵、客殿、寝殿、常住殿など
8棟の建物が現存しており
平成16年に国の有形文化財に指定。

造船業で富を得た岩木家の自宅は
家相方位学の権威「山本豊圓」が設計し
地元の大工が
なんと「7年」の歳月をかけて
完成させたそうです。

宿泊する貴賓館は
「無冠の帝王」と言われる
建築家出江寛(いずえかん)氏の設計で
『兵庫県景観形成重要建造物』
にも指定されている
筋金入りの歴史的文化財となります。

玄関を入ると
絨毯敷きの長い廊下がお出迎え。


学校のようです。(^^;)

突き当りには
ステンドグラスの窓。


廊下から一番手前のドアを開けると
広~い応接室。


天井高は3m以上ありますよ。
ここも宿の一部となるので
宿泊中はリビングルーム的な
使い方をする部屋となります。


ただし、調度品が
どれもこれも高級なもので
10歳と12歳の
暴れ盛りの子供のいる我が家では
おいそれとは使えないかな。(^^;)

当主の高山さんから
「ジュータンは一枚物です。」
「だから、色のある飲み物は気を付けて下さいね。」
と笑顔で説明を受けます。

「ハーイ」と答える我が子達と
顔がひきつる妻と私。(笑)

隣は、ベットルーム。


キングサイズです。

廊下を挟んで反対側には
もう一つのベットルーム。


シングルベット2台が
とても余裕ある配置です。

キングサイズのベットの下に
引き出しがあって
その中に布団が2セットありました。

よって、6人まで泊まれるようです。

脱衣所兼洗面所があり
ここは何度かリフォームされたようで
山小屋風。



バスタオルとフェイスタオル完備。
飲む用のお水やお湯は
毎日取り換えてくれます。
タオルも1日~2日に1度
希望通り取り替えてくれるそうです。

その他のアメニティーグッズはありません。
歯ブラシやドライヤーなどは
自分で持ち込む必要があります。

妻が「歓喜」したのが
洗濯乾燥機。


無料で使い放題ですよ~。(^^)
4泊5日では
強~い味方となります。

お風呂はヒノキ風呂。


トイレはウォシュレットでっせ!!


冷房は全部で3台。
各部屋に備え付けのため
廊下や洗面・トイレ・浴室は
冷房が効きません。

真夏に泊まる場合は
注意が必要です。

ちなみに我が家は
外気が36度超になるぐらいの
日の宿泊でしたので
トイレに入ると汗だく
お風呂も外気と同じ温度で
入浴となりましたが
全く気になりませんでした。

ただし・・・
古い建物なので
潔癖を求める人はNG。

「虫が出ます。」
「暗いです。」
「戸締りが悪いです。」
「暑いです。寒いです。」
「エアコンの音がうるさいです。」

我が家も宿泊中・・・
トイレでムカデに遭遇しました。

ただ、我が自宅は鎌倉なので
ムカデは普通に出るため
全然平気でしたが
都会のタワーマンションとかに
住んでいる人は、大騒動かな~?

4連泊した評価は
5つ星で・・・
☆☆☆☆☆
満点でした!!

本当はエアコンの機器が少し悪く
音も大きかったのがマイナスなのですが
何より、当主の高山さん人柄が最高でした。

「朝ごはんや晩ごはんも言ってくれれば、地元の食堂にお願いして、地場の食材でどうにかしますよ!」
なんて暖かい言葉は
素泊まり客に普通、いただけません。(TT)

興味がある人は
楽天トラベルで予約できます。
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/166530/166530.html

是非、体験してほしいです。

さて、建物の紹介に戻ります。
洗面所の勝手口を開けると


中庭に出ることが出来ます。

バーベキュースペースとして
ここも自由に使う事が出来ます。



広すぎる。

高山さんから
「バーベキュー、是非チャレンジして下さい。」
と言われましたが
周りが全部『国指定の文化財』の場所で
子供とバーベキューをする勇気は
我が家にはありません。(汗)

中庭の奥に蔵があり・・・


蔵の中も利用自由ですって!!

入ってみると・・・


中は、カウンターバーのように
なっていますよ。



高山さん曰く
「ここで、お好きに飲んでください」

階段裏には
大きい冷蔵庫があり
宿泊中は自由に使えるとの事。

「毎日、冷えた水をここに入れておきますので」
と、至れり尽くせりです。

この蔵や中庭には
玄関の方からもアプローチ出来ます。
この石畳を通っていくと中庭です。


「母屋の方もご覧になられますか?」
とお話を頂き
「是非お願いします」
と、妻と私。


こちらでは
平常時は、食事が出来るそうです。
また、宿泊も可能との事。

現在コロナ禍のため
閉館しているそうですが
毎日、風を通すために
開け閉めをするのですって。

文化財を所有するというのは、大変ですね。

中は、凄い大工仕事の数々。



廊下だけで・・・
床・天井・木建・棟木・垂木・軒桁・柱・・・
目移りします。

小さな明り取り窓に
小さな地窓。



その小さな地窓は
引き違いの障子戸が付いていて

落とし込みの木製鍵が付いています。



お洒落だ。

今の住宅には無くなった「縁側」は
日本家屋の特徴です。


自然石の「沓脱」も素敵。


昔の日本家屋は
縁側を開放して使う事を目的としているため
1階でも屋根(下屋・霧除け)が必ずあり
その軒先は必ず「三尺」出ています。

縁側に雨が入らない設計なんですね。

それにしても・・・
我が地元、鎌倉の由緒あるお寺の中に
居るような錯覚を覚える
美しい日本家屋です。


屋根を支える垂木は
縁側(内部)と軒先(外部)が
一本の細い化粧垂木で繋がっています。
これで81年の間、腐らずにもっているなんて
信じられません。

丸垂木は芯材です。
今とは違い当時は
生木を自然乾燥させて
使っていたのでしょう。

自然乾燥させた芯材は
強いですね。


日本家屋と言えば
欄間ですね。


組木細工かと目を凝らしたら
透かし彫りのようです。

一枚板を切り抜いた物。


どれも2階の宴会場の和風飾となります。

この部屋を見て個人的に驚いたのは
壁が無いんです。


3方が縁側になっていて
柱は、縁側が2間半間隔で
内側が2間飛び。

後はご覧の通り、木建サッシ。


筋交いが無い。
壁が無い。
もちろん、現代のホールダウン金物などは
一切使われていません。

5寸の柱だけで
この大きな屋根を支えているのか。

それで・・・
阪神淡路大震災時も
倒壊しなかったとの事。
スゲーな。

さらに、外部の木製サッシや
内部の障子戸や襖戸は
狂いなく・・・

約25年ほど建築業に携わる私。
ちょっと信じられない現実です。

推測するに・・・
柱はすべて5寸を超えたものが
通し柱になっており
土台から天井まで一本で繋がっていて
その柱に1Fの床組みと2階の床組みが
しっかりとかみ合い
木製の極太の「敷居」や「鴨居」が
その柱に組み込まれ
それらすべてか構造体として
機能しているのでしょう。

コロナ騒動が収まったら
この母屋にも
是非泊ってみたい。

ただ、こちらはエアコンが無いので
夏と冬は、覚悟が必要です。(^^;)

2022年8月19日金曜日

宿泊できる国指定有形文化遺産

今年の夏休みは・・・
子供達をどこに連れて行こう?

早くもGWが過ぎたあたりから
コロナも終焉かという状況下
「外国からの観光客を緩和する」
という報道をみて焦る私。

国がインバウンドに本腰を入れる前に
日本の名所を回わらなければ
また、外国人で一杯になってしまいます。

北から南まで津々浦々
ピックアップして下記にしぼりました。

■石川県の金沢&白川郷
■青森のねぶた祭
■徳島の阿波踊り

どこも初来訪です。

子供が生まれる前は
格闘技とバイクにしか
興味がない人間だったので
観光地の「か」の字も行ったことが無かった私。
50歳を目の前にして
日本地図を手に
身の縮む思いです。

さて、早々
目的地を決め宿を探し
楽天で激安予約を取り
5月・6月・7月と
忙しく過ごして
あっという間に
8月がやってきました。

お盆休み前の仕事を
怒涛のように片付け
休みの初日を迎えます。

8月10日(水)の朝。
5時に飛び起き
妻と子供を叩き起こし
家を6時出発。

車で9時間かけて向かった先は
兵庫県「淡路島」です!!

決め手は・・・
娘が大好きなアニメ
「NARUTO」と「BORUTO]の
テーマパークがあるから(汗)
娘の独断での決定となりました。

午後3時過ぎ、到着。

すぐに宿へ向かいます。

楽天で予約をとった宿は・・・
国の有形文化財に登録されている
『春陽荘貴賓館(離れ)』です。
http://shunyoso.jp/ja/top/

淡路島を拠点として
徳島・姫路・神戸と回る計画です。
少なくとも4泊5日は必要ですが
1年で一番の繁忙期なので
何処も1泊1人3万円前後と高く
中々厳しい。

でも、ここ春陽荘の
楽天トラベルのページを見つけてビックリ。


4名利用時、4泊からで
一泊、一人素泊まり税込9000円!!

通常は1棟貸しで1日7万円なのですが
連泊(4泊)での特別価格!

国指定の文化財に
一日4人3.6万円(税込)で泊まれるの?
凄いね。
夜中、スマホ画面を見ながら
すぐにポチッと予約ボタンを押したのは
言うまでもありません。

「人里離れたところだろうな~」
「凄い山の中だろうな~」
「買い物どかも困るかな~」
と勝手に夢想。

でも、実際は・・・
カーナビが差すところを目指すと
なんと、洲本市のど真ん中。


道も広く
周辺は、飲食店が一杯で
イオンやコンビニまで充実。

というか・・・
淡路島って都会じゃん!!
小豆島をイメージしていたのですが
全然違いました。

さらに、ここ春陽荘は
大浜海水浴場や洲本城跡地も
歩いて行ける距離という
とても贅沢な立地です。


こりゃスゲーな。
超が付くお屋敷ですね。

この広大な敷地を独り占めですよ。
駐車場も1台完備。

ちょっとビビる我が家族。(^^;)

(停まっているのは我が家の車)

駐車場に入ると
右に見えるのが母屋の日本家屋(文化財)


左に見えるのが離れで
こちらが今回泊まる宿となります。

(自転車も4台無料貸し出し)

現当主さんが
「家主の高山です。ようこそお越しくださいました。」
と深々と頭を下げて
駐車場で出迎えて下さり
さらに恐縮。

施設の案内と
細部説明をしてもらいながら
建物内部へ!


玄関ドアを開けて
さらにビビりました。

私「こりゃ、本当に文化財だぞ。」
妻「ヤバいんじゃない?」
私「こいつら(我が子達)壊すんじゃない?」
息子「スゲーっ!!ここに泊まるの?
娘「やっほ~!」
妻「こら、走るな!!」


つづく

2022年8月18日木曜日

本日より営業

夏休み中、大変ご迷惑をお掛け致しました。
おかげさまでリフレッシュして
後半戦に挑むことができそうです。(^^)

当社、本日より通常営業開始です。

ただ、大雨がありましたので
被害が無いかヒヤヒヤの休み明けとなりましたが
何も被害報告がなく、一安心しながら
今、ブログを書いております。

今年の夏休みは
日本一の「盆踊り」を見に行って来ました。
撮り立ての動画をどうぞ!!


動画が見れない人は
↓↓下記をクリック

日本の文化って、凄いですね。

48年生きてきて
今年初めて徳島に訪れ
「阿波踊り」を観覧しました。

知らないって損です。
それほど、素晴らしかった。
日本の祭り文化は
世界一だと思います。

さて、この新のんき連の踊りのように
後半戦も元気よく
頑張って参ります。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

2022年8月9日火曜日

夏季休暇のお知らせ

残暑見舞い申し上げます。


立秋が過ぎ・・・
少しは涼しくなるかと期待していましたが
日々、酷暑です。

我々の仕事は
現場と事務所を行き来します。
外でビッショリ汗をかき
事務所は冷房でキンキン。

汗だく⇒乾く⇒汗だく⇒乾く
を繰り返えすこととなり
午後3時過ぎには
自分の体から
「牛乳を拭いて数日乾かした雑巾」
とそっくりなニオイがしてきます。(^^;)

そうなると・・・
もう手に負えず・・・
午後4時ごろには
自分の臭いで心が折れるのですが
でも、仕事は続きます。

沖縄の家の屋根に鎮座する
シーサーは
家の守り神でありながら
灼熱の太陽の下
風雨にさらされて、なお笑顔。

シーサーのように
強い日差しに負けないよう
雑巾の臭いにも負けないよう
残暑を乗り切っていきましょう!!

ちなみにシーサーは「犬」と
思っている人が多いようですが
見た目通り「ライオン」です。

灼熱のサバンナに生きるライオンは
太陽の子供とされ
紀元前の古代エジプトでは
太陽神の末裔は
皆、ライオンの顔をしています。

そう考えると
シーサー、崇高ですね。

さて・・・
当社は、誠に勝手ながら下記の間『夏季休暇』を頂きます。

■8月10日(水)~17日(水)

大変ご迷惑をお掛け致しますが
何卒、よろしくお願い申し上げます。
(休みの間の電話及びメールは、18日にお返し申し上げます。)


皆様、良い夏休みをお過ごしください!!

2022年8月6日土曜日

オーク無垢床にオスモオイル

鎌倉市笛田で建築をしていた建売住宅
先日、無事お引渡しが完了しました。

建築前にご購入者が現れ
ほぼフル注文住宅の様相となり
お客様の可能な予算の中で
マイホームに求める「夢」を
フルで実現させた家となりました。

完成写真は取れていませんが・・・
施工中の写真を
ちょこっとご紹介します。



外壁はサイディングを予定していましたが
お客様たっての希望で左官に変更。

色も「抹茶色」を指定されたので
エスケー化学の塗料「ベルアート」の
色見本帳「ACー1761」をチョイス。


抹茶色の家、初めて手がけました。(^^)
塗り方は、「プレスL」となります。

お客様最大の夢は
ペレットストーブとAEGの食洗器!!

食洗器は、ドイツ製でリクシル対応外。
その為、特注対応となりました。
AEGの食洗器は・・・
https://www.aeg-jp.com/appliances/dishwashers/
当社も初めて扱うもので
恥ずかしながら個人的に
その存在すら知りませんでした。

また、ペレットストーブは
私の妻の実家「山形県天童市」に事務所を構える
株式会社山本製作所の「ほのか」を設置。
 
(写真は山本製作所より)

煙突が背面に付くため
煙突が正面からは見えません。

当社が良く手がける薪ストーブに比べると
大きさは薪ストーブの半分程度なので
とても省スペースで済みます。

また、外部に出る煙突も
昔の「バランス窯」と同じ程度なので
狭小の家には良いでしょう。

ただ、排気は熱風となり
臭いもするので
配置には熟考が必要です。
さらに・・・
ペレットストーブは、薪ストーブに比べて
個人的な主観ですが
燃料の投入やメンテがとても面倒です。

過去、お客様にペレットストーブを
設置した方がいらっしゃいますが
数回使っただけで
その後オブジェと化していたりします。
実際に採用する場合は
注意が必要です。

内壁も壁紙を予定していましたが
すべて「珪藻土」の左官に変更。

床も合板床から
無垢床(無塗装品)に変更。


ホワイトオークの6尺一枚物です。
ユニ(継材)ではない贅沢な仕様。

無塗装品なので
仕上げ塗装をする必要があります。

塗装するのはドイツの「オスモオイル」です。

そのまま塗ると表面が荒立ち
ザラザラになります。
よって塗装屋さんが床全面に
オービタルサンダーを当てて
表面を削り、滑らかにする下処理が必要です。

オスモ社の施工マニュアルには
「下処理不要」と書いてあるため
そのまま塗ってしまう塗装屋もいますが
絶対にNGです。

粉をすべて除去して
手ハケで塗っていきます。

ここでも注意。
塗装屋によっては「バケ」で塗ってしまいますが
バケで塗るとムラがひどくでます。
必ず「刷毛」で塗って下さい。


植物性のオイルで
色の無い「クリア無ツヤ」ですが
無垢床を塗り込むと
これだけ色が変わります。

また、夏場は塗った直後に乾いて行くため
縦に2枚ずつ、塗っていきます。


動画が見れない人は、下記をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=fmcUrmhB02Y

こうする事で
塗りムラを無くすことが出来ます。

高級住宅を建てるハウスメーカーでは
お客様が「無垢床」指定をしても
提案されるのは
殆どがユニの塗装品です。

何故かというと
上記の通りコストと手間がかかり
さらに施工後のクレームが多いからです。

床塗装だけで、大体25万円程度かかります。
時間も塗装だけで丸々1週間です。

また、引き渡し後・・・
痩せたり反ったり鳴ったりと
塗装品では起きにくい症状が
必ずといってよいほど起きます。

そんな理由から
最近、滅多に見ない
「無垢床の無塗装品」ですが
やはり、質感は雲泥の差です。

オイル仕上げの床は
とっても美しいのです。

さて、今回はお客様たっての希望で
このように進めて参りましたが
今回は、お客様の情熱に私が負けた
『特別案件』ですので
当社建売住宅にて
「同じようにしたい」
と、ご要望を頂きましても
ご対応は出来ません。(TT)

何卒、ご了承をお願い申し上げます。

2022年7月24日日曜日

次々完成引き渡し

6月~7月は
当社が建築した新築住宅の
引き渡しが重なり
ずっとバタバタです。(TT)

本来なら写真を撮影して
一軒一軒ご紹介したいのですが
建材の流通混乱の中
納期が伸びに伸び
引き渡し日ギリギリになる
物件が殆どで
完成時の写真を撮るのも
ままならない有様です。

今週末に注文住宅2棟を
お引渡しをしたら
少し落ち着きそうなので
8月は
少し余裕を持ちたいと
思っとります。

そうしたら・・・
もう少しブログの更新も
頻度を上げられるかも。(^^;)

さて・・・
7月1日にお引渡しをした
逗子市の物件は
材木ショックの影響で
工事が大幅に遅れ
お引渡し後も7月中旬まで
チョコチョコと残工事で
室内に入らせて頂いております。

逗子市K様邸です。



車は、私のです。(^^;)

外壁は、ポーチ正面を杉板にして
その他は全てサイディングです。
お客様が選ばれたのは
ケイミューの「ベイカーブリック」
色は「チタンブラック」

玄関ポーチは
黒伏見石の洗い出し


石の大きさは3分です。


外の手洗いとスロープと
配置に悩みに悩み・・・
この形となりました。

玄関ドアの横に
リクシルの「オープンウィン」サッシを取り付け


玄関は、広い土間。


土間コンクリートを打ち
金鏝で仕上げてあります。

造作の下駄箱を造り付け
タモの正目の突板で扉を特注。


ご主人がサーフィンをされるので
ここがボードの作業スペースとなる事でしょう。

リビングも広々。


ダーク系の色にこだわり
内部キッチンの面材も
床タイルもブラックです。


洗面床は、ダークグレー。
室内物干しスペースを造り
採光をとります。


洗面化粧台は
リクシルの「ルミシス」
W1500のカウンタータイプ


鏡はセパレートタイプをチョイスし
奥様が選んだ「ボーダータイル」を施工。


こだわり溢れる住宅となりました。

今週末の物件も、どちらか一つ
写真を撮ってご紹介したいのですが

頑張ってみます。

2022年7月9日土曜日

歴史

安倍元総理大臣のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

事件にとても驚きました。

「まさか日本で!」

というのが、日本人全ての
感想だと思います。

ただ・・・
それ以上に驚いたのが・・・

主要政治家の方々の発言
有識者のSNSでの発言
テレビのコメンテーターの発言
報道番組のキャスターの発言

全て皆、同じで
それにとてもビックリしました。

「民主主義の根源を揺るがす蛮行」
「選挙は民主主義そのもの」
「民主主義の危機」
「民主主義への挑戦」
「暴力による言論の封殺」

今回のこの事件は
事件後、瞬く間に
マスコミ主導で総括され

『民主主義への攻撃』

と、結論付けられました。

でも、犯人は
「打倒、民主主義」
などとは一切供述しておらず
一部報道では
「宗教的な恨みによる犯行」
と発表されました。

そうなると・・・
完全な私怨となります。

選挙活動中を狙ったことが
民主主義の危機であるならば
年間何万と起きている
(事件として発覚しているのは数千)
一般社会での殺人事件も
普通の生活をしている民を
襲っている時点で
民主主義へのテロと
言えるのではないか?

そんなことを考えつつ

テレビでは
事件の動画が
何百回も繰り返され
深夜から朝まで。

戦慄を覚えたのは
ドクターヘリを追う報道ヘリ。
安倍さんが病院の屋上から
心臓マッサージをされながら
ERに運び込まれる姿まで
当たり前のように映像で流す。

容赦ないマスコミに
「ご遺族は、とても苦しいだろうな!」
と、顔がヒキつります。
私が親族だったら
何度も襲撃映像を見るのは
耐えられません。(TT)
どうにか、ならないモノだろうか?

凶弾に倒れた安倍さんの
ご冥福を心よりお祈りするとともに

未来永劫・・・
語り継がれるであろう
歴史の瞬間に居合わせた
という事実に
小市民である私ごときが
今日、朝起きて
ただただ「混とん」としています。

合掌(ー人ー)