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2018年9月22日土曜日

一般家庭の太陽光発電買い取り額

政府の他人任せの極致「有識者会議」というもの。

何かあるごとに「有識者の会議を立ち上げて検討する」といい
すべて、丸投げで決定する。
そして、問題が起こったら「私が決めたのではない」と逃げる。

有識者は有識者で「検討しただけで最終決定はしていない。」と逃げる。
だれも責任を追わないこの構図。
本当にひどい物だと思います。

その会議の一つ「総合資源エネルギー調査会」にて
住宅用太陽光発電の売電価格を
2025~27年度までに11円/kWhとする指針だと
経済産業省が発表しました。

現在、一般家庭10kw以下では
1kwあたり26円にまで下がっている買い取り価格。
毎年、2円~3円の値下がりが続いています。

我々が毎日買っている電気料金は、ここ数年で約10%ほど値上がりしています。
様々なものの原価が上がり、海産物から農作物、衣料品や薬にいたるまで
ドンドンと値上がりをしている中

なぜか、我々が作る「電気」だけは、ドンドンと値下がりし
電力会社に買い叩かれる不思議。

2019年度の住宅用太陽光発電の売電価格は24円/kWhとなります。
今年より2円下がる。

それは、東京電力が決めるのではなく・・・
経済産業省が決めているのも、また不思議。

買い取り制度が始まった時
1kwの買い取り価格が48円でしたから
たった10年ちょっとで2分の1以下になった事となります。

オリンピック後
さらに売電価格が今の半分になるという発表は太陽光発電の普及に大ブレーキをかけています。

政府は、どうにかして太陽光を減らし
原子力発電や核燃料サイクルを推し進めたいのですね。

しかし・・・
この発表は、見通しが甘いとしか言えません。
電力会社の買い取り額を減らせば
電力会社の負担が減り
目先は電力会社が儲かる訳ですが

国民もそんなにバカじゃありませんよ。
電力会社が企業や個人が自家発電をした電気を買わないなら
自分で発電した電気は、自分で使うようになります。
必ず。

太陽光システムの値段は下がりつづけていますので
今まで高額で手が出なかった家庭も
屋根やカーポートに多くのパネルを設置できます。
性能もドンドンと上がっているので
より省スペースで高効率の発電が可能です。

今、5kwほどの太陽光パネルを屋根に乗せれば
年間を通して1日平均15kwほど発電します。

その家に5kwの蓄電池を2台設置すれば
毎日平均で約8kwを蓄電できます。

一般家庭で使われている電気は・・・

・冷蔵庫/1日=約3kw
・照明器具/1日=約2kw
・洗濯機/1日=約1.5kw
・その他/1日=約1kw

最低でも、一般家庭で約7.5kwあれば生活できます。
電気を電力会社から買わずに
余裕で生活することが可能なのです。

余力があるので、エアコンを使っても大丈夫。

現在、我々が電力会社から買っている電気の金額は
28円~30円です。
4人家族の場合、電気料金は月1.5万円程度。
オール電化住宅は月2万円を裕に超えます。
これを、蓄電池の導入でゼロにすることが出来る。

「電気が足りないから原発を継続する。」

そんな経産省の主張を根底から崩すことが可能なのです。

電力会社が買い取り価格を減らせば減らすほど
蓄電地という選択肢を選ぶ人は増え続け
それによって、電気消費量は落ち込み
電力会社の売上は落ち込んでいくでしょう。

墓穴を掘るとは、こういう事を言うのでしょうか?

5kwの蓄電池は、実売価格ですでに100万円を切っています。
補助金も出ます。

■蓄電池比較(省エネドットコムより)
http://www.shouene.com/battery/maker.html

特にすでに太陽光を乗せている住宅の方は要検討です。
48円とか44円で売電の契約をされている方々は
そろそろ契約更新となります。

電力会社は、売電の更新契約時
現行の26円よりもかなり低い額を提示してくると言われています。
そうしたら、契約更新したあと・・・
蓄電池の出番です。

自分で作った電気を自分で使う。
出来る限り、東京電力から電気を買わない。
それができれば、今後電気をいくら値上げして行こうが
全く怖くないわけです。

但し、市販されている蓄電池の半数は
電力会社からの電気を蓄電するシステムになっています。
国・電力会社・大手企業、皆グルですわ。
経団連の癒着だね。

自家発電した電気を蓄電する蓄電池の導入
ぜひ、ご検討ください。

■ソーラービレッジ(HEAPSより)
http://heapsmag.com/solar-village-penre-solar-eco-house-in-wales-small-power-bill-thanks-to-natural-sunlight

■オフグリット生活(家電watchより)
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/solar/674549.html

電力の独り立ちが次々に起きるとと
国は微塵も考えていないようですが

政府も経産省も電力会社も・・・
自分の首を自分で絞めているのではなかと
個人的に思えてなりません。


2018年9月21日金曜日

造成図面

現在、鎌倉にて宅地造成を2件計画しています。
当社の設計は手一杯なので

藤沢の一級建築士事務所に外注で依頼することとなりました。

昨日、その図面が上がってきました。
その図面を検討しなければならないのですが
昨日は、玉縄の上棟、大町の電柱の撤去その他現場での仕事がかさみ
事務ワークは夕方6時からとなりました。

現場を回ってくると、それを整理しなければならず
契約予定の不動産の打ち合わせや
お引き渡し真近の住宅の引き渡しの準備と
結局、腰を据えて図面と向き合う事が出来ませんでした。

今日は、朝8時から事務所で図面とにらめっこ。


擁壁を建物に干渉させないよう
出来る限り、造成が建物を制約しないよう

階段の位置や擁壁の数センチの調整に四苦八苦。

う~ん
どないしよう。

埋蔵文化財包蔵地なので、必ず試掘調査が入ります。
とても時間がかかるので、出来る限り申請を先行したい。
でも、ここで時間をかけて・・・
散々悩んでおけば、あとが楽です。

う~ん。
時間のせめぎ合い。

でも、朝起きると気が付くと夜という毎日。

ドンドンと時間は過ぎ
明日は、子供たちの運動会。(^^;)

いろいろと焦るばかりの今日この頃です。

2018年9月20日木曜日

コンビニ外国人

私の住む鎌倉でも
急激に
コンビニや24時間営業の牛丼屋や大手スーパーなどで
外国人従業員が増えてきました。

中国の人たちが一番多いですが
ここ最近は多国籍。
東南アジアの方々やインド・パキスタンの人。
これはどうやら、国の指針が深く関係しているそうです。

「留学生三十万人計画」ですって。

留学生と言っていますが
単純に労働力が欲しいだけ。
本当にこの政府は・・・
表だけ繕う癖(ヘキ)があって気持ちわるい


今の日本の若者の価値観は変貌し
キツイ仕事は選ばず
世界で稀に見る24時間営業の国なのに・・・
深夜営業の担い手がいない。

働き手が居なければ・・・
深夜営業を辞めればいいだけの話です。
しかし、止めようとはせず
その利権を食いつく人材派遣会社。
大企業に外国人をあっせんし、物凄い利益を上げている。

個人的に、物凄く異常だと思うのです。

きつい事を外国人にやらせる。
様々な体裁の良い表向きを繕って。

「外国人技術技能実習制度」というやつも同じ。
発展途上国から夢を見て何も知らされず日本に来て
言葉もしゃべれず、突然3Kの仕事をさせられる。

それを「技術実習」というのだから
性質(タチ)が悪いです。

先日、原発で働かされたベトナム人のニュースは
言葉も出ず、絶句するだけ。

留学に来る人たちは
渡航費や滞在費が全て自己負担なのだそうです。
夢を見て、借金をしてまで日本に来て
日本語学校に通い、そのお金も自分で払い・・・
ようやく、日本語が喋れるようになって

コンビニをあっせんされる惨状。

「留学生は週28時間しか働いてはダメとと取り決めている」
と政府は胸を張りますが・・・
28時間という規制があるからこそ
より時給が高い深夜バイトや
日本人がやらない3Kの仕事を選び
短時間でより稼ぐしかなくなる訳です。

よくも仕組まれたものですよ。(^^;)

これが、今の日本で行われている惨状です。
安倍政権主導で。

外国人労働者は五年連続で過去最多を更新。
去年は約128万人になったそうです。
移民を認めていない国が
128万人もの労働力を外国から買っている。
そして、国粋主義を掲げるのだから気味が悪い。

派遣会社ばかりが儲かるこの仕組み。
どうにかしないといけません。

あっせんは、非営利団体に限定するべきかと。

コンビニに行くと・・・
日本語を完ぺきに使いこなす東南アジアの若者達。
そして、日本人でも難しい複雑なコンビニ業務を
完ぺきこなしています。

凄い向上心、情熱です。
その素晴らしい志を、いいように使ってやろうとしている
日本政府や日本企業。

「日本の心」はどこに行ってしまったのでしょう?
取り戻すどころか、失われていくばかりです。

2018年9月17日月曜日

建築家

建築士はとても大変な仕事です。

「建築家は五十歳でひよっこ」なんて言われるほど。
言葉を返すと「五十歳でようやくまともに食えるようになる」という事です。

多くの建築家は・・・
若い時分、大企業や有名設計事務所で長い下積みをしています。
その下積時代に自分の才能を見限り
景気のいい土木や建設会社の現場管理等に流れていく。

今、一級建築士事務所として独立され
個人で仕事をなりたてている方々から
下積時代の話を聞くと壮絶な内容ばかりです。

家に帰らず、会社の机の下に毛布を敷いて寝て
ほぼ、毎日徹夜。
残業なんていう概念は、業界に存在ぜず
給与は30歳になっても大学生の初任給程度。

設計が全てを左右するため責任ばかりが重く
日々、胃がキリキリ痛んだと。
師匠の建築家の代わりに現場を回り
現場からの不平不満の矢面に立ち、もう踏んだり蹴ったり。
その経験があるから今があるのだけれど・・・

※今50歳~60歳の建築家の皆様のお話です。
現在は、どうなのかは知りませ~ん。(^^;)

一念発起して建築家として独立しても
仕事の依頼が1年間で1度も無いこともざら。
そうなると、食べるために下請けをするしかない。
下請がなかったら孫請け。
孫請けが無かったら、アルバイトの現場監督をしたり。

でも、下請けをしてしまうと抜け出せなくなる。
アルバイトに手を染めると独立した意味が無くなってしまう。
才能があっても、仕事は取れず・・・
仕事を取る能力(営業力)も兼ね備えていなければ、食えない訳です。

「若くて活躍している建築家もいますよね?」

某大手設計事務所の方に
以前、こんな質問をしたことがあります。
すると、こんな答えが返ってきました。

「そういう人は、大体、親がお金持ちなの。」

なるほど。
そう言われてみれば、今まで会った若い建築家の人は・・・
良い所のおぼっちゃん風の人が殆どです。(^^;)

なんでこんな話をしたかと言いますと・・・

先日、当社の事務の廣子さんが
我が子とお絵かきをして遊んでくれました。

小学二年生の息子ですから何を書くかは高が知れています。
でも、遊んだあと
廣子さんが私の元に、こんな紙を持ってきたのです。



間取り図ですね。
しかも、我が家のっ。(゜゜;)

なんでも・・・
おもむろに自分の家の間取り図を書き始め
どこに何があるか詳細の説明を廣子さんにしだしたのだとか。

この図はとても雑ですが
スケール感がほぼ完ぺきで
細かい家具の描写が出来ていて
本当にビックリ。

私、こんなこと教えたことありません。
私の仕事姿もあまり見たことが無いはずです。
それなのに、どうやって?

空間を感じる才能。
それを頭の中で形にする才能。
そして、立体を平面に変換する能力。

どれも私には無いチカラです。(汗)

我が息子が、こんなところに才能を見せるとは。
ただただ、驚くしかない親の私。

でも・・・
でもね、息子よ。
その業界の仕事は、大変だぞ。
苦労するぞ。

どうしよう?

親としては・・・
もっと楽な方向に進んでほしいと思うのです。
でも、もしかしたら
隈研吾みないになる可能性が・・・
あ、隈さんも家がお金持ちだったっけか。

このたった一枚の息子の落書きで
考え込むバカ親。

でも、そろそろ
どういう方向に導いてあげるか
本格的に考えないとな~。(苦笑)

焦るばかりで、何もできません。

2018年9月16日日曜日

鎌倉市の建築家による建売住宅

鎌倉市玉縄5丁目にて
建築家「伊藤誠康」氏が設計した
Tamanawaproject-B棟を上棟しました。



当社売主の建売住宅です。
コンセプトは『生活動線を考え抜いた家』です。
棟梁は「えんどう」の遠藤浩司です。

キッチン~洗面~トイレ~リビング~ダイニング
実際に生活をしたら
とても、住む人が「心地よい」と感じる設計となっています。

面積は35坪ほど。
リビングが大きな吹き抜けになっているため
実質的に38坪ほどの総二階建ての大きさです。

だいぶ前、建物の打ち合わせ時に伊藤先生から頂いたスケッチは
こんな感じでした。


破風・軒共に無垢材を使った、屋根が大きな住宅です。

右がA棟、左が今回上棟したB棟となります。
B棟はこのスケッチ図と殆ど変らず、大屋根での上棟となりました。


大きさも形も間取りも仕様も、建売住宅を逸脱したモノとなっています。

ということで間取りをご紹介します。

■1F

(※クリックすると拡大します。)

南側が大開口となる余裕ある空間です。
リビングは吹き抜け。
ランドリーを兼ねた洗面所が大きいですね~。

■2F

(※クリックすると拡大します。)


全室南向き。
フリースペースは、書斎や勉強室として使います。
子供部屋の北側に共用のウォークインクロゼット 

これだけの家を注文住宅で建てますと・・・
本体だけで2500万円はかかると思います。
別途、消費税やら外構やら設計やら申請費用やらなんだらかんだらと
地場工務店さんでも総額3000万円は必要かな~?

本物件は、土地付き建物で5480万円(税込)での販売です。
外構も植栽も全て込みとなります。
もちろん、建築家の設計費も込みですよ。

ご興味がおありの方は、下記メールまで。
info@heisei-shonan.co.jp

何なりとお問い合わせください。
担当は、私柳です。(^^)

2018年9月15日土曜日

注文住宅T様邸完成

鎌倉市玉縄にて建築をしていました
注文住宅T様邸。

ようやく、完成となりました。(^^)



ステップフロアとロフトが楽しい
吹き抜けリビングの家です。

紀州産の樹齢50年を超える杉の大きな梁が特徴です。


床は、オークの無垢板(A級品)のユニではない一枚ものです!
無塗装品なので、ドイツのオスモ社の植物性オイルで仕上げています。

天井は、杉板張り。
化粧シートやパネルではありません。
あいじゃくりの板を一枚一枚施工してあります。


火打ちと梁と柱と笠木と手すり・・・
全部が無垢無塗装品だと、美しいです。


キッチンの袖壁も収納としました。


ロフトは、お客様の強い要望で、床を畳に。


6帖の畳スペースを開放型のロフトに作るなんて
少し独創的ですよね。(^^;)

でも、ここからの眺めは最高です。


建築基準法の規制で天井が低いですが
ご主人が大の字に寝転んだり・・・
子供が玩具で遊ぶには、最適な場所となりました。

トイレも造作の収納棚やカウンターをふんだんに作り・・・
飾り棚も一杯。


玄関は、通常の大きさの横に約畳1帖のオープンスペースを設置。
その奥に窓を付けたので、隠れた採光が入りグッド。


全てが紹介できませんが・・・
洗面も寝室につながっていたり、玄関から寝室がステップフロアになっていたりと
とても個性的な家になりました。


洗面化粧台はワイド1200mmと大きく
採光を取るために、上部にFIXの横長窓。

通常だと1Fで一番暗くなる場所ですが・・・
窓を工夫するだけで、この明るさを確保できます。
撮影時は雨の日でしたが、家全体がどこに居ても明るく
良い仕上がりとなりました。(^^)

来週から、この家で新しい生活が始まります。

住む人に寄り添い、末永くご家族を守ってくれますように。

2018年9月14日金曜日

人間万事塞翁が馬

2000年以上前の中国のお話。

昔、中国北部の騎馬民族の塞(小城)に占いが出来る老人がいました。

ある日、老人の家から馬が逃げ出してしまいました。
騎馬民族では命の次に大事といわれる馬です。
周囲の人たちは、老人を心配し慰めました。
すると老人は、気を病む様子を一切みせず
こう言いました。

「これが幸運にならないとは限らない。」

周囲の人たちは、この老人の話を不思議に思い
ショックで少し頭が変になったのではと考えました。

しばらくして・・・
逃げ出した馬がとつぜん老人のもとに戻ってきました。
驚く事に、蛮族(胡)の馬を多く引き連れて来たのです。

馬はダイヤより貴重な世の中です。
周囲の人たちは老人を祝福し、塞(小城)中が大騒ぎとなりましたが
老人はこう言いました。

「これが不運にならないとは限らない。」

周囲の人たちは、また可笑しなことを言う人だと
笑いました。

数日後、新しい馬に乗馬していた老人の息子が落馬し
足を骨折する大けがを負います。
当時は医療も無く、骨折は命に係わります。
周囲の人たちは、その息子の怪我を憂い老人を慰めます。
すると、老人はこう言いました。

「これが幸運にならないとは限らない。」

少し経つと、突然「胡」の蛮族が塞(小城)を襲ってきて
蛮族と騎馬族の大規模な戦争となります。
騎馬民族はどうにか勝利をおさめましたが
塞(小城)の若者は、ほとんどが戦場に駆り出され死にました。

周囲の人たちが皆、涙に枯れる中
老人の息子は怪我のため兵役を免れ
戦争に行かずに済んだので、命が助かったのです。

以上
中国の古事の有名なお話です。

『人間万事塞翁が馬』

『人間は、何事も塞(小城)の翁(お爺さん)の馬と同じ』

良いと思ったことが、最終的に戦争を生んだ。
でも、悪いと思ったことが息子の命を助けた。

人間の運命は予測できず
幸運と不運は次々に入れ替わり
一喜一憂するべきではなく
その出来事をただ感受しなさい。

過去おきたことで自分の将来を悲観したり
良い事があったと何事も楽観せず

今この瞬間を良い悪いと判断せず
今日という日を一歩一歩進んで生きようという事です。

また一つ、勉強になりました。(^^)

2018年9月13日木曜日

建築家のガレージハウス

鎌倉市七里ヶ浜東にて建築中のガレージハウス
だいぶ家らしくなってきました。(^^)

建築家「伊藤誠康」氏が基本設計した海が見える家です。



現在、棟梁の金井さんが、杉の板と格闘中です。

「木摺り板」という左官仕上げの外壁下地材で
通気層のための縦胴縁に、垂直に打ちつけていきます。


とても手間がかかる作業で・・・
本物件は、金井さんが一人で1週間四苦八苦。
この杉板と格闘をしています。

ガレージ内部は、将来、壁に釘が効くように
隙間なく施工してもらいました。


玄関の横の壁も同じ。
表札・ポスト・飾りなどがつく事を想定します。


手間がかからない合板系の下地を使う業者が多いですが
粘りが無いので、将来ヒビが入りやすく
左官職人の飛鳥工業の早川さんも
「やっぱりアラシが良いのよ~」
とおっしゃるので、郷に入れば郷に従えです。

ちなみに「アラシ」とは、その昔・・・
この木摺板をななめに施工していたため
仕上がりが「嵐の中の雨」に見えたことが由来です。

それが今でも残っていて
アラシという職人さんが多いのです。
ただ、斜めに施工するのはとても手間がかかるので
現在は、ほとんどお目にかかる事がありません。
また木摺板も、最近は工期短縮最優先で少なくなっています。

そんな工期カット&コストカット住宅の例として・・・
このガレージハウスのすぐ近くに、同じ時期に着工した建売住宅があります。
他社さんが当社より半月遅れで基礎を着工したのですが
その建売住宅はすでに完成してしまいました。(^^:)

・基礎工事=約3週間(古い擁壁解体&高基礎含め)
・建物本体工事=約1ヶ月
・内装工事=約10日

という感じ。

実質2か月での完成です。
プレハブとか2×4とかではありません。
当社と同じ『木造軸組み工法』で・・・です。

金井大工と顔を見合わせ
「どうやったら大工工事が1ヶ月で出来るのか?」
と、ただただ苦笑い。

だって、七里ヶ浜東の住宅街は住民協定で
午後5時以降工事をすることが出来ない規約があるのです。

夜遅くまで工事が出来るのであれば、少しは解ります。
でも、一日実働7時間で・・・
30坪の木造2階建てが完成するというのは・・・
プロの大工さんでも、理解できない訳です。(^^;)

当社のガレージハウスは、大工工事があと1ヶ月半ほど必要です。
大工の木工事に3か月半かかります。

これが本来であれば普通です。
でも逆に、今の世の中では稀な事になっているようです。(汗)



2018年9月10日月曜日

無垢材をふんだんに使った家

鎌倉市玉縄の注文住宅「T様邸」ラストスパートです。

先週の台風の影響で外構工事が予定より遅れ
今日、土間コンクリート打設となりました。

引き渡し日は3日後の9月13日ですので
ギリギリです。(TT)

でも、今日も天気予報は朝から雨。

朝起きると勢いよく雨が降っていて・・・
こりゃ、ダメそう。
明日も雨となると、もうどうやっても間に合いません。
「お客様にどうお詫びしようか?」

そんな事を考えながら、子供たちを学校まで送り
会社で事務ワークをしていたら
午前9時に何と晴れてくるではありませんか!!
奇跡ですね。

幸輝土建さんが午前10時に生コン車を予約していたので
予定通り、打設することができました!!!



天気予報は、夕方から雨ですが・・・
午前中に打設できれば、多少の雨が降っても大丈夫です。

打設できて、本当に良かった。(TT)

室内は、すでに床をオスモオイルで仕上げてあるので
内部に入る事が出来ません。

塗装前に養生を剥がしたばかりの写真がこちら。



2階勾配天井のリビングダイニング。
床がホワイトオークの無垢無塗装の一枚もの。
天井は、杉板の源平。
その間に紀州の杉の化粧梁!!


お客様のご要望で・・・
棟梁の遠藤さんにテレビ台を造作してもらいました。


天板は、タモの集成材(無塗装)
箱は、ランバーコアとなります。

キッチンも綺麗に収まりました。
リクシルの「アレスタ」
よごれんフードや食洗機が付いて
贅沢なキッチンとなりました。


居室は、一通り引き戸となっており
解放して使え、動線を邪魔しません。


玄関前にベンチ。
これもお客様のご要望。


着工から4か月半。
大変長らくお待たせいたしました。

明日ハウスクリーニングをして
総点検をして
リペアをして

予定通り、お引き渡しを迎えられそうです。

2018年9月9日日曜日

夏休みの課題

我が息子の夏休みの課題の結果報告をするとお話をして
すっかり忘れていました。

さて、どうなったでしょう?



170度ぐらいですかね?
180度までは行きませんでした~。

スパルタで大相撲方式の「股割り」をすれば簡単なんですが
あれ、膝の内側靭帯に良くないのです。
子供が柔軟体操の開脚をする場合
膝から下に圧力をかけてはなりません。

長い目で見た場合、膝が緩くなって怪我につながりますので。


胸ペタまで、あと少しです。
頭は普通につきます。

1ヶ月半前は、45度しか開かず、しかも前屈は手をつくのがやっとだったので
劇的ビフォーアフターとなりました。(^^)

今では、手を貸さずにこれだけ出来ます。


余裕ですね~。

そして、夏休み後半から、本人の志願により
毎日トレーニングをする事にしました。

スクワット10回
腕立て10回
腹筋10回

1日、それだけ。
たった3分で済みます。

でも、毎日これを続けると1年で体型が別人になります。

そうそう。
先日、玉縄小学校に息子と娘を迎えに行ったとき
5年生か6年生でしょうか?
下校中、男の子5人が1人の男の子をからかっていました。

帰ろうとする男の子を5人がかりで通せんぼしたり
ランドセルを引っ張って、歩けなくしたり、追いかけ回したり。

昔、小中と強烈なイジメにあった私は、そんな場面をみると
胸がしめつけられて一瞬動けなくなります。

ちょっと注意をしようと思いましたが
様子を見ていたら
からかわれている男の子は、強い抵抗が出来ていたので
介入するのを止めておきました。

これが抵抗できずやられっ放しだと「イジメ」となります。

抵抗できる力。
抵抗する意気込み。
多人数に負けない心。

大事です。

そろそろ、気弱な息子にそんな力を携えたい。
どうしたらよいだろう?
そんなことを思う今日この頃です。