暗くなってから当社に血相を変えて来られました。
そして、いただいたのがこの紙です。
問屋からの通知ですね。
内容は・・・
今年の10月1日より壁紙(クロス)、床材、カーテンが
一律15%~20%値上げとなるというお知らせです。
20%っ!!(□゜;)
そ、それは、いきなり物凄い値上げですね。
芝田内装さんが問屋さんに確認したそうです。
「15%と20%じゃだいぶ違うけど、どっちなの?」
すると、問屋さんはこう答えたそうです。
「20%が大部分を占める可能性が高い。」
ほほ~。
芝田さんと私、顔を見合わせて、苦笑い。
アベノミクスという政策により、ここ数年で
全ての建材が値上りしてきました。
おかげさまで、我々の建築コストはここ3年ほどで
総体的に10%以上あがっています。
砕石
コンクリート
鉄筋
釘・金具類
ガルバリウム鋼板
雨どい
防水紙・フェルト
サイディング・破風材
断熱材
石膏ボード・ケイカル版
構造用合板・ランバーコア
木材・建材
階段
ペンキ塗料
玄関ドア
サッシ
ガラス
手すり・物干し
キッチン
洗面
トイレ
タイル
電線
火災警報器
インターホン
分電盤
照明器具
コンセント
スイッチ
etc
軒並み値上げ。
そして、流通の人手不足のため
運搬費も考えられないぐらい値上がりしています。
たとえば・・・
㎡5000円の床材を25坪分、問屋に注文したとします。
3年前であれば、41万円で当社に入っていました。
それが現在、物自体が45万円に値上がりし
さらに、配送料として3万円を取られます。(^^;)
床材だけで、コストが7万円も上がっている訳です。
そして、今年初旬・・・
隣国の中国で、建築法規が改正され
今まで認められていなかった日本の「木造軸組工法」が認可され
さらに今まで禁止されていた日本国産の柱や梁といった構造材が
中国国内で使えるようになるという報道がありました。
人口14億人に迫る国です。
木造住宅の需要が急激に高まり
製品の制度が全然高い日本国産材が中国に買われ・・・
ドンドンと値上がりするのが容易に想像できます。
壁紙の急激な値上げは、その一環でしょうか?
この状況をお客様はご存じありません。
よって、3年前と同じ感覚で家を買い求めます。
2000万円で家を建てるとして・・・
15%の値上がりとすると・・・
2300万円です。
さて、中国での建築法規の改正は今月の8月です。
中国の日本国内の建材の爆買いが始まったら・・・・
今後、国内のビルダーはどうなってしまうのでしょう?
しかも、来年、消費税が10%となります。
さらにオリンピック後、15%になるのは既成路線と言われています。
物凄く恐怖を感じる、壁紙の値上げのお知らせでした。(TT)