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2018年4月17日火曜日

大工の離職率

建設業の職人の離職率が深刻です。

その中でも、特に大工の人口が激減しており・・・
地方では、大工の高齢化も合わせ既に大きな問題になっています。

国勢調査のデーターでは
20~24歳の大工人口が38年前に比べ10分の1も減。
高校新卒の入職者の半数が3年以内に大工を離職している。

さらに、様々な建設関連の職種の中で、大工の離職率が最も高く
他の業種は、離職しても建設業内に残る確率が高いのに比べ
大工の離職者は、建設業自体から離れてしまうことが多いのだとか。

大工人口の推移は・・・

1980年/約93万人
1990年/約73万人
2000年/約64万人
2010年/40万人

そして現在・・・
2018年/約32万人

ここまで落ち込んでいるのですね!!
38年前に比べ、3分の1という驚くべき数字です。

日本全国の数字なので、地域によってその影響は異なります。

私の妻の故郷、山形では現在・・・
県内の大工職人数が、たった5千人。(約)
そのうち40歳未満の大工は、1千人を下回るのだとか。
あの広~い山形県でです。

そこで、山形県、考えました。
大工のなり手を確保するため「若手大工技能習得サポート事業」を展開。
全国に先駆け、大工の若者に直接交付金を支給するとのこと。
5年間を目安にした技能習得サポートプログラムを新設。
入職1年目の大工本人にサポート資金として10万円(年間)を交付。
2級建築大工技能士の資格を取得して3年目を迎えると20万円を支給する。
対象は1年目が30人、3年目は20人を想定している。

ほほ~
面白い。

でも、1年で10万円だと、大工道具代にもなりませんね。(^^;)

インターネットで『職業』『大工』と検索してみると・・・
大工という職業に対して、様々な批評が出てきます。
なかでも辛辣だったのが『honne.biz』なるサイト。

道具は全部自前・福利厚生無し・ボーナス無し。
大工道具は高価なので、泥棒によく盗まれる。
安い単価に重い責任。

現場の遅れは、元請けの段取りが悪かろうが全て大工のせい。
知識のないド素人の元請けが口は出してくるが、金は出さない。
「ついでにこれもお願いします。」と頼まれる事が多々あるが
全然ついでではなく、賃金も支払われない。

仕上がりに傷一つでもあれば、身に覚えがなかろうが
全ての責任を大工が取らされる。

仕事があっても道具などの支出が多大。
ケガをしたら、借金して生活するしかない。
弁当も交通費も全て自分持ち。

う~ん、あまりにひどい内容ですが・・・
否定できないところも多々あります。(^^;)

まあ、飲食業や小売業、我々不動産業でも
自営業者だと同じようなモノなので
一概に大工だけが悪いと言う訳ではなく

また、技術が信頼につながる最たる職業なので
己の価値を上げるには、己の身一つなのです。
他者が一目置くほどの技術力を身につけるには
しっかりとした心意気と、長い下積みが必要となります。

でもここで、現代社会とのギャップが生まれます。

アルバイトをすれば、どこでも1日8千円を稼げる時代です。
時給千円で一日8時間、月27日間アルバイトすると月給は21万円以上。
技術が無くても、すぐに金が手に入る

大工の見習いはアルバイトより安く
その給金で3年~5年を超える下積みとなると
今の若者は、我慢できないというのが、現実のようです。

また、現在の建設業界は大手を主として
プレハブなどの工場生産が普及し続けており
コストカットの最大のターゲットは
大工の手間がとなります。
さらに、これからゼロエネ住宅の法制化に伴い
木造の在来工法の家は、益々減る一方で
大工の腕を振るうような日本的な家屋は
少なくなって行くでしょう。

「日本の文化を守る。」
「日本の伝統を伝えていく。」

本当にそう思っているなら、政府は国を挙げて
職人文化を守るような政策を打ち出すべきだと思うのです。
でも、そんなものは、どこにも見当たりません。

山形のような試み、全国に広がるとよいですね。
もっともっと、金額も規模も拡大して。
国の政策として、個人の職人業者に対して所得税を軽減するとか。
下積みの職人を登録制にして、税金ゼロにするとか。

エセ文化ではなく、本当の文化を残すために
良心のある政治家が出てくることを祈ります。

2018年4月16日月曜日

男尊女卑

最近、やたらに「日本の文化・伝統」という言葉を聞きます。

文化とは?
習慣や慣習等、人が長い年月の中で「人間」として洗練され
その過程で形成されてきた生活様式を一様に指すようです。
伝統は、その文化を形式化されたものとされます。

「伝統・文化であれば許される。」という風潮。
現代社会にそぐわない事でも、大目に見ろよ的な言論。
あれって、何なのでしょう?

良く良く考えてみると、日本の文化は『村文化』なんです。
『日本文化』と一区切りで表現されますが
日本という国は『村社会』の集合体だったので

農村には、農民の文化があり
漁師町には、漁師の文化があり
城下町には、町民・職人の文化があり

地方ごと、さらには村や町ごと
それぞれ、全く異なる文化が形成されてきたのです。
だから、実際には日本国の文化ではなく
地域地方、それぞれの文化となります。

今、日本国の『伝統・文化』と形容さているものは
じつは、大日本帝国が建立された明治時代に恣意的に共有されたものが多いそうです。
実際は、たかだか100年程度の歴史しかない。

逆に古来からあるものは宗教色が強い。
例えば、「家の中では靴を脱ぐ」という日本文化。
これも神事に由来します。

最近話題の・・・
「土俵は女人禁制」
「トンネルの工事現場は女人禁制」
これらも宗教的で、古くからの文化伝統とされていますが
実際は、近年に作られたものです。

歌舞伎が女性役も男が演じるのも伝統ですね。
しかし、江戸時代前は女性が演じていたというから面白い。
現代に貫かれている伝統は、江戸時代からのことで
実際は、それ以前の歌舞伎の文化は無視されている訳です。

さらに、江戸時代前は富士山も霊山として女人禁制だったとか。
一体全体、どこからが富士山なのかは疑問ですが。

男女平等がうたわれた現代社会。
「女性の人権を守り、男尊女卑を無くそう。」
近年、日本社会一体で進められてきたのは
明治期の思想の脱却なのです。

『女性は子を産む機械』とされた時代。
その文化を破壊することが、現政府の命題だったはずです。

それが、なぜかここにきて・・・
明治時代の思想回帰を掲げる自民党の政治家の方々。
その主張が「日本文化の存続」です。(笑)

文化伝統を盾とした男尊が沸々と復古してきている気持ち悪さ。

相撲協会の新理事長が突然「女児は土俵に上げない」
と言い出したものこの体です。
今まで何事もなく上げていたのに。(^^;)

そして、今の風潮をとても良く表したのが
池坊保子様の御言葉。

小学4、5年生にもなると女性もしっかりした体格になって
そういう子供が取っ組み合うことに多少の抵抗がある。
女性の総理大臣が出てくるからといって
女性が土俵に上がるようにしようというのはおかしい。
命を賭して戦っている相撲に向かっている力士の声も大切。
女性を上げろという声に、揺れ動くことはない。

彼女の言っていることは、100%女性蔑視です。
女性として珍しいですが、自民党の女性議員では珍しくない。(苦笑)
「避妊教育は悪だ。」とか平気で仰しゃる人も居ますし。

それなのに・・・
なぜ女の子を土俵に上げ無くしたのかと問われると
「女の子は怪我をすると大変だから。」
と、平気で嘘を吐く。

滑稽でしかたない。

普通、建前がすべてで、本音は包み隠すものでしょ?
日本の文化とは、そういうものでした。
しかし、最近は違い、皆本音がダダ漏れ。
建前なんて、あって無いようなもの。

なぜ、この状況で女性たちが怒らないのかが不思議。

化粧の濃いオバサン達が、戯言言っているだけなら良いのですが・・・
危機的に思えるのは・・・
こんな池坊保子のような偏った思想を持った輩の多くが
国の外郭団体のトップに次々に就任している現実。

正直、気持ちが悪い。

世の中の風を感じなければなりません。
少しずつ風向きが変わってきてます。

その風は、いつの間にか暴風雨となる危険があります。

今吹く風はなんともナマ暖かくて・・・
ただただ不気味なのです。

個人的に寒気しかしません。

2018年4月15日日曜日

任天堂LABO

4月に入っても忙しさは変わらず。
昨日は、朝8時半に事務所を出て、帰ってきたのが午後18時半。
営業職ではないのですが、何なのでしょう?

あまりにもバッタバタで、ブログを書くのも忘れてしまいました。
スミマセン。

さて、我が家でもあの問題が勃発中です。
テレビゲーム問題です。

我が家のテレビは、J-COMと契約しています。
よって、テレビでユーチューブが見れるのですが
息子、ユーチューブに首ったけです。

AB型の息子。
民放やJ-COMのアニメチャンネル等には興味を示さず
教えてもいないのにJ-COMのアプリ機能を使いこなし
自力でユーチューブへの接続アプリを探しだし
テレビでユーチューブの検索をして
ヒカキンTVやフィッシャーズにどっぷりとハマるという
現代っ子も真っ青の状況です。(TT)

過去、ゲームで痛い目に合っている私。
↓5年前のブログ
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-68b4.html

よって、柳家はゲームを禁止しております。

しかし、我が子たち。
友達の家に遊びに行たとき、そこで触ったゲーム機に衝撃を受け
「どうにかしてあの、楽しいゲームをやりたい!!」
と、もう大変。

そこで息子、考えました。
ユーチューブで「ゲーム実況」なるものがあり・・・
一人で朝5時に起き・・・
それを我々が起きる6時半までの間、見るという
驚きの行動をとるようになりました。

お気に入りは10万人のチャンネル登録者がいる
ゲーム実況チャンネル「ラッシー」
https://www.youtube.com/channel/UC4bSJdI2RTNSld1_M_liO0w

で・・・
そのラッシーがやってるゲームを、ただただボーっと見てる。
こりゃ、ダメだ。

昨日、仕事から疲れて家に帰ったら、妻から・・・
「息子が一日中、ユーチューブを見ていた。」
という報告。

息子に言いました。
「明日からユーチューブ禁止ね。」
すると泣きました。
泣いた後、こんな事を言いだしました。

息子「トンちゃん、俺、今やりたいことがあるんだ」
私「なによ?」
息子「あのね・・・」
私「言ってごらんよ」
息子「テレビCMで、段ボールで好きなものが作れるのがやってたんだ」
私「へ~」
息子「自分で考えたモノを段ボールで作れるんだよ」
私「すごいじゃん」
息子「それがね・・・・」
私「なによ?」
息子「任天堂スイッチで出来るんだって」

来た来た!!
来ましたよ!!!

ゲーム機のおねだりが。

そこで、家族が寝静まった昨日の深夜、調べてみました。
これか!!
「ニンテンドーLABO」



段ボールで作ったものを、動かして遊ぶことが出来るのか!!!


段ボールで作ったピアノ、実際に演奏できます!

段ボールで作ったハンドル、これでマリオカートを遊べるのか!


こりゃ、凄い!!!!
というか、テレビゲームは、ここまで来ましたか!!!
ニンテンドー恐るべし。

動画をご覧くださいませ。
あまりの凄さに、開いた口がふさがりませんでした。



動画が見れない人は、こちらをクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=q46KTnfqI14

今まで、ゲーム会社を批判してきた私です。
「子供の大切な読書や空想の時間をゲーム機が奪っている」そう、主張してきました。
しかし、これは、次元が違いますね。

以前にも何度かご紹介していますが・・・
我が息子・・・
段ボール工作が大好きなのです。
↓一年前のブログ
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2017/03/blog-post_23.html

↓一年半前のブログ
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2016/09/blog-post_15.html

さて、どうしよう。
これは、良い!!!!!!

4月20日発売ですって。

妻と、相談しなければ。

2018年4月13日金曜日

野党

旧民主党政権の政治家さん方。
解ってないね。全然。

今のこの「嘘のぬりかべ政権」を生み出したのは
旧民主党政権なんですよ。

官僚方が「自民党が与党であってほしい」という一心が
安倍氏の幼稚な嘘を、支え続けている。

なぜ、プライドの塊で誇り高き官僚の方々が
見下している政治家の言う事を聞き
安倍のお友達を優遇したのか?
そして、ただのイチ政治家への攻撃を
組織一丸となり、必死に盾となって受け続けているのか?

それを解らないのかな。

彼らは「二度と民主党政権は嫌だ。」と思っているのですよ。

国を動かしているのは官僚であって・・・
政治家が主導で事を起こしているように見えるなかで
全てのおぜん立てをしているのは、霞が関なのです。

だから、官僚組織を敵に回しては、国の運営は出来ないわけです。

それを散々、与党になったときに味わった連中が
この期に及んで、また、政治家では無くて、官僚を攻撃してる。
バカじゃないのか?

政権中枢にいた枝野氏が一番わかっている筈なのだが。
希望の党の玉木氏は、野次を飛ばした官僚に激高し
矛先を100%官僚に向け、無意味な証人喚問ばかり要求している。
事件の本丸には、全く攻め込まない。

極めつけは、昨日記者団に・・・

「犬は飼い主に似るという言葉がある。首相の傲慢な姿勢が隅々まで行き届いている。」

などと言う始末。
国を運営している官僚組織を「飼い犬」と言ったのです。

これで官僚組織は、より一層、徹底抗戦するでしょう。
この喧嘩に勝つには・・・
官僚を味方にしなければ勝ちはないのだが。

この玉木氏、なんと官僚上がり。
しかも、財務省。(^^;)
小泉内閣で秘書官をつとめた人だというから驚きです。
だったら、お前の仕事は「違うだろ~っ!!」

超進学校から東大に入り、卒業後大蔵省へ就職。
首相秘書官に上りつめた、いわゆる秀才中の秀才。
喧嘩なんて、したことないのでしょう。(TT)

ここ数年・・・
ずうっと続いている国会の幼稚な言い争い。
喧嘩にすらなっていない。

それを見るにつけ
この国会運営の費用や政治家たちの活動資金。
そして、官僚が費やした答弁書の作成等々。

これら全てが
我々一人一人が働いて稼いだ金だという事実に
ただただ、ゾッとします。


2018年4月12日木曜日

子供の鼻洗浄

息子の重度の花粉症対策として
鼻うがい器を検証。

今の時代、本当に便利でして・・・
鼻うがい器の品名をユーチューブで検索すると
実証動画が必ず出てきます。

CMでいくら誇大広告をうっても
すぐに個人消費者に「動画付」で検証されてしまうという
嘘がつけない時代です。(苦笑)

私が目を付けたのは・・・



■ティービーケーの「ハナクリーンS」


■フマキラー「アレルシャット鼻シャワー」


■小林製薬「ハナノア」


■ニールメット「サイナスリンス」

さて・・・
深夜、スマホで動画検索。(^^;)

ネットで評判が良いのが、小林製薬の「ハナノア」です。
でも、早速引っかかったのが、あのヒカキンTV。


※動画が見れない人は、こちらをクリック。

ああ、こりゃダメっぽい。

大人でこんな状況だと、子供は無理ですね~。(TT)

見た画像の中で、一番信頼がおけたのが・・・
「こうざき歯列矯正クリニック」の
歯科医師の先生が実演している動画でした。


※動画が見れない人はこちらをクリック。

ほほ~
他の動画では、口で「え~っ」と発声しながら使用し
咳き込んで、ゲホゲホと苦しむケースが殆どですが

このサイナスリンスは、すんなり皆がしています。
ただ鼻に差し込んで押すだけ。

私、子供のころ、鼻洗浄をしたことがあります。
息子と同じ年齢のころです。
親に無理やりやられ、物凄く苦しかったので
今でも「苦しかった」という記憶だけ鮮明に残っているのです。

だから、できるだけ自分で簡単に出来るものの方がよい。

ということで、このサイナスリンスを買うことにしました。

アマゾンドットコムで、60袋セットで3000円未満!!
安いですね~。

60袋の小さい袋の中身は、96%が塩化ナトリウムで、4%重炭酸ナトリウム。
ようは食塩水を作る粉です。
知りませんでしたが・・・
鼻洗浄は、普通の水を使うと痛いのだそうです。
生理食塩水ではないと、鼻がツーンとするのですって。

注文して、次の日に我が家へ。
何もかもが、便利な世の中です。

早速、その夜、怒涛の鼻水に苦しむ息子がチャレンジ。


結論は・・・
大成功!!!!!

写真のように、右の鼻に差して押すだけで
反対側の鼻から、鼻水がドドドドドドッと出てきました。(笑)

とても簡単。
そして、苦しむことも無く
生まれて初めての鼻洗浄をすることが出来ました。

おかげで、この日の夜。
いつもは鼻水がのどに回り、咳き込みながら
息苦しく寝る息子が
朝までぐっすりと寝ることが出来ました。

そのかわり、今朝は5時半に起きられてしまい・・・
じゃっかん寝不足の私です。



2018年4月10日火曜日

子供の鼻うがい

息子が花粉症です。
重度です。

私は花粉症ではありません。
娘も花粉症ではありません。
この時期でも、なんともありません。
が・・・
妻が重度の花粉症です。

劣性遺伝というやつですね?(^^;)

息子は、逆歯です。
私からの遺伝です。
上顎の永久歯が一つ
元々足りないのが理由です。

驚くことに、私も上顎の永久歯が一つ
生まれつき無いのです。
しかも、同じ位置の前歯です。

遺伝、恐るべし。

私、一つ勘違いしてましたが・・・
劣性遺伝の『劣性』とは、「劣った性質」ではないのですってね!

二人の親から受け継いだ対の遺伝子のうち
父母どちらか一方の遺伝子が形質化され
もう一方は、優勢の法則により表にでて来ず
この表に現れにくい方の遺伝子が
「劣性遺伝子」と表現されるのです。

多くの人が、親の劣った性質を受け継いでしまった事と思っていますが
全くの勘違いだったんです(^_^;)

子は必ず、親二人分の性質を受け継いでいて
目は、母親の遺伝子が優勢であれば、母似となり
鼻は、父親の遺伝子が優勢であれば、父似となる。
でも、母似の目の奥に必ず父親の遺伝子も存在しているわけです。

ということは・・・
息子の鼻腔は、母親が優勢となり
娘の鼻腔は、父である私の遺伝子が優勢になったのですね。

顔は、息子が私の生き写し。
娘は性格も顔も妻の生き写し。

一見すると、息子が私の遺伝子を受け継いだように思えますが
子のすべてに私と妻の遺伝子が
対に存在しているのです。

子は両親の結晶体であって
先祖代々の遺伝子の受け手なのですね。

なんとも複雑だと、驚くばかりです。

さて、話が戻りまして・・・

息子の花粉症、見ていて辛いです。

目が真っ赤で、涙顔。
鼻から垂れ続ける鼻水。
鼻を噛みすぎて、耳が痛いと訴えます。
鼻詰まりで息を苦しく熟睡できません。

さて、どうするか!!?

ここは、鼻うがいでしょうか?

つづく


2018年4月9日月曜日

空家の特例措置

最近、個人の更地の取引が活況となっています。

「更地」とは・・・
建物も庭木も無い土地を指します。

以前は、我々が買い取る不動産は100%古屋付でした。
古屋付で買い取り、我々が手間をかけて解体し更地にしていました。
しかし最近は、個人の売主が古屋を取り壊すケースが多く
我々は、個人の方から、更地で土地を買い取ります。

解体費用は、バカになりません。
30坪程度の家の場合、更地にするには
税込で200万円前後を要します。

なぜか?
理由は、一昨年の4月1日に施行された
「空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例」
によるものです。

今、鎌倉でも空家が問題化しています。
40~50年前に分譲された住宅地では
ところどころに人の住んでいない空家が目立ち
庭木が荒れ、街全体の景観や雰囲気を乱しています。

その対策として政府が打ち出したのがこの優遇措置です。
親から相続した家屋又は家屋付土地を平成31年12月31日までの間に
『引き渡し前に建物を耐震リフォームする』か
『引き渡し前に古屋を解体する』か
どちらかを行った後、売却した人が対象となります。

譲渡所得の金額から3,000万円を控除することが出来るのです。

詳細要件は、下記の通りです。

①相続の開始の直前において、被相続人の居住の用に供されていた家屋
②昭和56年5月31日以前に建築された家屋(区分所有建築物を除く。)
③相続の開始の直前において、被相続人以外に居住をしていた者がいなかった
④相続後~譲渡の時まで事業用、又は賃貸していない
⑤相続日から起算して3年以内の譲渡
⑥譲渡価格が一億以下

簡単に言うと・・・
親からの相続した不動産を売る場合は、長期譲渡所得となり
売ったお金に対し、税率が20.315%かかります。

売却額から3000万円を特別控除できるので
単純に・・・
3,000万円×20.315%=6,094,500円
という考えてOKです。
最大で600万円超の税金を払わなくて済むこととなります。

30坪の古屋があり、150万円で解体した場合
解体費の150万円も売却のための経費として認められるので
最大で約480万円の得をすることとなります。

ということで・・・
今、解体屋さんが大忙し。

売ることが前提の次元減税なので、賛否ありますが
一昨年、相続税が大幅増税された後
多くの人が相続税を払う事になったため
税金を払うために不動産を売る事になっています。

その結果、多くの人がこの特例の適用を受け
更地にして、家を売却しているのが現状です。

相続税増税の時、皆無関心でしたが・・・
いざ、親の家を相続したりするとき、ええっと成る訳です。

これからも、様々な税金が上がっていきます。

上げられて、徴集された税金・・・
何に使われてます?
モリカケなんて、小さい小さい。

アフリカのODAに3兆円?
アメリカの欠陥ヘリコプターに3千億円?
アメリカの戦闘機の7千億円?
東京電力への援助に10兆円?

そこに日本の国民は全く興味がないのでして。

税金を取られるだけ取られ
こんな特例で「政府に感謝」する矛盾。

だれも口にしないから、不思議です。

2018年4月8日日曜日

モハメドゥスラヒ

紹介しようとおもって切り抜いておいていたのに
すっかり机の肥やしとなっていた新聞記事があったので
発見した今日、ご紹介します。

東京新聞2017年12月12日「笑い命さざめく」より
グアンタナモからの生還『自由になるために、許す』

祈りを唱える母の姿と自宅の青い門が・・・
小さくなっていく。
警察へ向かう車のドアミラーに映るその光景は
モハメドゥ・スラヒの脳裏に今も深く刻まれている。

2001年9月に起きた米中枢同時テロの後
中東やアフリカで拘束された数百人が
キューバのグアンタナモ米軍基地にあるテロ容疑者収容施設に送られた。

その一人、モーリタニア人のモハメドゥは
CIAに国際テロ組織アルカイダ関係者と決めつけられ
15年もの間、拷問と監禁に耐えた。

昨年10月に解放された時・・・
母は病死していた。
「全てを許します。神がわれわれを許されますよう。」
生還後の第一声だった。

46歳のモハメドゥは
サハラ砂漠の国モーリタニアで、遊牧民の家系に生まれた。
12人きょうだいの9番目。
600ページ余りのコーランを暗唱する神童だった。
奨学金を得て17歳でドイツの大学に留学。
電気工学を学び、12年後の00年に帰国し、技師となった。

しかし、米国が人生を変えた。
モハメドゥには、CIAが目を付ける条件がそろっていた。
アラブ人、高学歴。
米ソの代理戦争が続いたアフガニスタンで
まだ米国と協力関係にあったアルカイダから
戦闘訓練を受けていた。

米中枢テロの2カ月後、地元警察の要請で出頭し、CIAに引き渡された。
02年8月、グアンタナモにひそかに移送された。
「テロとは無関係だ。」と裁判で主張できる。
米国への期待は、夢にすぎなかった。

抵抗の意志をくじき「自白」させる手段に、鎖と拷問、屈辱が使われた。

ハンストであらがう者。精神に異常を来す者。
収容者の大半は非戦闘員で12歳の少年や80代の老人もいた。

モハメドゥは、証拠もないのに身柄を渡した自国政府を憎んだ。
生きている、と母に伝えたかった。

03年5月ごろ、モハメドゥへの拷問が激化した。
ラムズフェルド国防長官が「特殊尋問」を承認したのだ。

「アルカイダの勧誘者と認めろ」と、昼夜の尋問が70日間。
長時間の殴打、低温の部屋への放置。
女性兵士2人に性的暴行をさせ、祈りを唱えるモハメドゥをあざ笑った。

だが兵士は命令を拒否できず、嫌々やっていることに気付いた。
「この経験に一生、苦しむだろう。」と同情した。
しかし、心身が限界だった。
家族の声が聞こえ、指先に血がにじむまで髪を抜いた。

海水を飲ませ殴る拷問と、母を連行するという脅迫で全てに同意した。
04年が終わる頃だ。

待遇が変わった。
隔離監禁だが、新たな看守の米兵らは人間的だった。

在米で36歳の元看守スティーブン・ウッドは
モハメドゥに初めて会った日の驚きを覚えている。
「極悪人」という情報を一瞬で否定した笑み。
二人の間の境界が消えた。
人生や宗教を議論し「初めての女性」を明かし、散髪し合った。

うなされるモハメドゥを慰めた時に、拷問の事実を知った。
自分が命じられていたら?
「ゾッとする。」とウッドは言う。

05年6月、米国人弁護士が面会に来た。
モハメドゥが人身保護請求を申し立てた後だった。
「叫びが通じた!」

看守らから学んだ英語で、弁護士宛てに手記を書いた。
5年後、連邦地方裁判所は釈放を命じた。
だが米政権が控訴。
モハメドゥは絶望し、誰とも話さなくなった。

中国の老子や禅の本を読み、自身と対話した。

グアンタナモで非人間的な行為が横行していると・・・
米国で批判が起きていることは、知る由もなかった。

弁護士らが15年に出版にこぎ着けたモハメドゥの手記は
波紋を広げた。
収容所の実態、著者のユーモアや人間への好奇心、内なる善と悪の攻防。
検閲による数千カ所の黒塗りが衝撃を深め
ニューヨークでは朗読会も開かれた。

元主任検事は「拷問による自白。」と無実を証言した。

解放の日は突然、来た。

米軍機が降りたモーリタニアの首都ヌアクショットの空港には
米国大使もいた。
青い門をくぐり、自宅で報道陣と歓喜する家族に囲まれ

モハメドゥは、ぼうぜんとしていた。

それから約10カ月後の今年8月。
首都で会ったモハメドゥは、朗らかだった。
看守に人気だったヒップホップを歌い冗談を言いミント茶のお代わりを気遣う。

ふと「頭痛がひどい」とつぶやく。
拘禁の後遺症で、何種類もの薬が欠かせない。

なぜ、それでも許すのか。

「憎しみに支配されたくないから。」

憎しみは頭の中で『敵』に力を与え、自分を奴隷にする。

「許すのは自由になるためだ。」

まっすぐな目でそう答えた。

「神のご加護を。」郊外の砂丘で、モハメドゥは砂に書く。
風が少しずつ砂丘の形を変えながら、アラビア文字も足跡も消していく。
辺りが夕日に染まる。

「砂漠の平和が好きだ。」

『敵』の善意も引き出したあの笑みで、モハメドゥは言う。

米軍は、世界各地に秘密の軍事施設を持つ。
英国の人権団体によると・・・
グアンタナモには、約780人が送られたが
その中で有罪判決を受けたのは、たった9人だけ。

「米国人にも良くない。多額の税金で復讐者をつくりだしている。」
とモハメドゥ。

拷問には同盟国兵士も従事したという。

アメリカという合衆国が、どういう国なのか?
CIAがどれほど恐ろしいのか?
思い知らしめてくれる記事でした。

そして・・・
モハメドゥ氏の言葉の深さに感服します。

現代社会において
15年もアメリカより投獄され・・・
無実の罪で拷問を受け続けた筆者。
その記憶は生涯消えることが無いはずです。
でも・・・

自分が自由になるために
己の中の憎しみを開放し、すべてを許す。

人は、なぜテロリストになるのか?
その理由にも、深く踏み込んでいます。

アメリカがテロリスト(復讐者)を作り出している。
アルカイダも、アメリカが作り出したという現実。

それに対し、無条件賛同する我が国。

考えさせられます。

2018年4月7日土曜日

五月病

五月病という表現があります。
言葉自体はメジャーですが
あまり深くは考えたことが無く
ふざけて「五月病だろ」などと言い合うぐらいで
実際、どんな病気かはあまり理解はしていません。

今、まさにこの時期が・・・
五月病の感染期なのだそうです。

入学と就職をする4月。
学校や会社など環境が180度変わり、その変化についていけない。
慌ただしい日々に流され、心が呑まれ平静を保てなくなる。
一人暮らしを始め、孤独にさいなまれる。

色々なケースがあるそうです。

大抵の人は、変化を自分で消化し
3か月程度で環境になれるのだとか。
しかし、新成人の中の何パーセントかは、それが出来ない。
そうなると、1ヶ月程度で心が折れてしまう。

結果、学校を休む。仕事を休む。
4月に入社・入学し、1か月後の5月に発症する。
だから「5月病」なのですね。

私の身の回りでも、5~6月ごろ、毎年こんな話を聞かされます。
「新たしく雇った若い衆が、もうやめちゃったよ。」
「新卒の子が、お腹痛いと中々会社にこない。」

すぐに辞めてしまう新入社員、社会問題化してます。

今年の新成人は、123万人。
高校生の新入学数は、約100万人。
中学生の新入学数は、約110万人。
(大学生はさすがに五月病はないのかな?)

そのうち2%が五月病になっただけでも
6万6千人超という凄い数になります。

さらに、五月病は子供だけの問題ではなく・・・
30代や40代のサラリーマンにも多く発症し
そのほとんどが鬱病と診断されるのだとか。

さらに、この時期、お母さん達も危険なんですって!!
(下記東京新聞記事より)

初めてのお子さんが受験したり入学したりした家庭では
気候の変化で女性特有の生理的な体調不良がありながら
重度の花粉症に苦しみ
その中で受験や卒業を終え、一息つく間もなく新しい生活が始まる。
子供の通学の準備や弁当作り、PTAや町内会・・・etc
さらに子供の様子に気をかけるなど
「過緊張」状態が続き、その疲れを抱えたまま大型連休に入る。
そこでも、張り切って旅行を計画して家族で出かけ
その先で、原因不明の心身不調に陥るケースが多々ある。
(竹上順子さん)

ほほ~

トリガー(引き金)は、大型連休なんですね!!
知らなかった。

心身共に疲労した中で、1週間の大型連休。
ここで発症するのかぁ~。
疲労回復のための休日が、「継続性の遮断」になってしまうのですね。

面白い話があります。

農家の人たちは、とても長生きです。
田舎の個人農家は、皆、80歳を超えても元気で健康。
朝から野良仕事をして、自分の足で歩き、モリモリ食べる。
ピンピンコロリを実践する方々です。

その理由は何か?
それが「継続性」なのだそうです。
小規模農家は、365日、畑や田んぼと向き合います。
仕事を続ける限り、毎日、畑に通い・・・
土の状況を確認し・肥やしを捲き、耕し
種をまき、水をやり、虫を退治し、草むしりに腰を折り
収穫したら、脱穀、洗浄・加工等に精を出し
収穫物を人様に売るものと己が食べるものに分け
自ら食べるものは、干して、漬けて、手間暇かける。

このあたり前のように続けてきた日常が・・・
確実な「継続性」となり、人の心を平穏に保つのですって。

同じことを続け、変わらない日常を過ごす大切さ。
その日常の生活の一部として仕事が存在する強さ。
これが・・・
個人農家のおじいちゃんおばあちゃんの健康の秘訣なのです。

この話を聞いて、長年の疑問がひとつ解けました。
なぜ、成功した芸能人やスポーツ選手は
大金を手にした後、幸せにならずに身を滅ぼすのか?
なぜ、稼いだ後に麻薬や薬物に手をだし
心身ともに蝕まれ、身を滅ぼすのか?

その原因は、お金に物を言わせ
自分の生活環境を一変させてしまうからなんですね。

馴れ親しんだ地を捨て、都内の高級住宅地に豪邸を建る。
都心の高層タワーマンションに引っ越す。
食べる物から着る物まで、すべて高級なものへ変える。
子供の通う学校を一流私立にして、ママ友まで変わる。
人付き合いも一変し、遊ぶ人も場所も変わる。

体をその環境に押し込んでも・・・
心が付いて行けない。
そんな人が薬物に手を出すのですね。
身と心のギャップを埋めるために。

大っ嫌いな細木数子が10年前ぐらいに言っていました。
「人を支えるのは、衣・食・住です。」

長年、慣れ親しんだ物は「継続」してきたものです。
その衣・食・住の継続性を断ち切ってしまうと
生活の基盤が崩れる。

そうなってしまっては、金がいくらあってもダメなんですね。
人間って。

日々、異なる仕事をしている我々。
大きなプロジェクトをするサラリーマンも大変ですね。
数か月の都度で仕事の切れ目があると
継続性は失われ、何度も相応の対応力が求められ・・・
出張や転勤を数年おきに繰り返す。
新しい仕事が始まる都度、自分を奮い立たせたりしていると
ひょんなきっかけで、心が折れてしまうのです。

でも、そこで家族がいれば、折れそうな自分を支えてもらえる。
家族も、重要な継続性の一つです。

「継続は力なり」という言葉。

単純に続けることが良いことと捉えられていますが
中々深いですね。
色んな意味を持ち合わせているように思えてきます。

とにもかくにも・・・
もうすぐ、魔のゴールデンウィークです。(笑)
我が家も気を付けなければなりません。

といっても、我が社にゴールデンウィークがあるのか?
そこが大きな問題です。


2018年4月6日金曜日

鎌倉にて建築家の家

鎌倉市岡本で手掛けていた当社売主の建売住宅ですが
最後の1棟を先月末にお引き渡ししました。


一級建築士事務所アトリエI´s
建築家の伊藤誠康先生に基本設計をお願いした
「建築家設計による建売住宅」です。

キッチン&ダイニングが吹き抜けとなっています。


キッチンは、フルオープンキッチンで
冷蔵庫はパントリーに置く配置となっており
キッチンやダイニングからは見えない設計です。


でも、キッチンに隣接して使える工夫がなされ・・・


パントリーに隣接するランドリーとさらにその奥にある脱衣所に
そのままつながっています。


ここがランドリースペース。
洗濯機を背部に置き、雨の日もインナーに洗濯物が干せます。


その後ろが、脱衣所。
鴨居の上は繋がっています。


よって、脱衣所には洗濯機を置かなくて済むので
必然的に洗面化粧台は大きくなります。


この家は、1Fが居室で、2階がリビングと水回り。
3階はフリースペースとなっています。


大型の2LDKですね。
3階の廊下の手すりは、井関大工手造り。
石井塗装により、クリア塗装を施してあります。


階段は、登りやすく!!
特に3階建ては。

転回場の段数は出来る限り減らすことをお勧めします。


2階に戻って・・・
奥に見える大きな窓は・・・


大型のバルコニーです。


この物件には2階にも屋根付きのバルコニーがあります。

1階の主寝室は、お客様のご要望で畳に変更となっています。


玄関は、2段上がり框。


一部をこんな形状として・・・
ベンチにできるようにしました。


靴を履くときに、重宝します。

ご購入されたお客様から
お引き渡しをしたとき、こんな言葉を頂戴しました。

「仲介業者から御社の話を聞いて半信半疑で買った。」
「でも、たかが建売住宅なので、期待はしていなかった。」
「出来上がりを見て、予想をはるかに超えている。」
「こんな家になるとは、考えてもみなかった。」
「満足度、140%です。」

ここまで言っていただけると・・・
本当に、この仕事冥利につきます。

お客様の引っ越しはまだ少し先となります。
良い生活が出来ますよう、これかもお力添え致します。