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2016年7月26日火曜日

ロフト手すり

一昨日のブログでお話した・・・

浄明寺のロフトの手すり。
本日、完成しました。(^^)


段違い。

ロフトに上がってみます。


手前の手すりは、ロフト階段部分のものです。

奥が段違いにした勾配天井との解放部分です。

きれいに仕上がりました。


段違い部分は・・・・

この通り。


腕の良い大工さんならではの、収まり。(^^)

そうそう。
今日は、足場も外しました。


ブルーを基調とした、意匠です。

個性的です。


ようやく、ガレージの全貌を見る事が出来ます。

木曜日に動画でご紹介しようと思います。

ご期待ください。(^^)

2016年7月25日月曜日

鎌倉市/野村総研跡地

鎌倉市の梶原にある野村総研跡地。



鎌倉市は、同社からこの広大な土地を、2002年に寄付を受けました。
その後・・・

「博物館になる」
「美術館になる」
「企業を誘致する」
「ITセンターにする」
「ゴミ焼却場になる」
「鎌倉の史跡館になる」

その間、14年がたち・・・
何にも、始まってません。(^^;)

広大な敷地です。



この山が、奥まで丸々跡地となります。

ビックリです。

2002~2016年まで、未利用だなんて。
一般企業であれば、考えられない事態です。

そして、なぜか、廃墟のまま、一般開放されている。
それを、先日、初めて知りました。

なぜ知ったかというと、土地の下見のために目の前を通ったから。



梶原で、土地を購入したのです。
建築家の先生に依頼して、本格的なガレージ住宅を手掛ける計画です。

その道すがら、野村総研跡地を通り過ぎる。

あれ?
門があいてるぞ?

Uターンして戻って切ると・・・



毎日、解放?
廃墟を?

なにやってんだろうか。(ため息)

私が市長だったら・・・
初年度で議会に事業計画作って提出しますよ。

介護福祉の専門大学や、教育系の大学を誘致して、複合福祉施設をつくるなんて、面白いじゃないですか!

農業支援施設
児童擁護施設
保育園
こども園
老人ホーム
高齢者賃貸住宅
介護施設

これらを同敷地内に市営で造って、貸す、もしくは運営する。
予算が無ければ、国を巻き込めばいい。
自民党が、道路やリニアに何十兆円も金を使っている時に・・・
なんで、指をくわえてみてるのだろう?

高齢者に蓄積された知識・経験が、無駄になってますよ。
それを、現代に生かし、子供達に教える場にする。

農家だったお年寄りたちから、農業体験を受けるなんて素敵。
それが、ホームに入っている高齢者だったらなおさら素敵。

保育をする先生が、皆ご老人の幼稚園なんて、あってもいいと思う。
逆に老人介護を、子供達が触れる場にしたら、一石二鳥。

そこに大学・教育施設・レストランなんてあったら・・・
人が集まる。

日本を造ってきた高齢者と・・・
これから日本を担う子供達が触れ合う場。

そんな面白い考え方が、なんで出来ないのだろう。

箱モノでしょ?
「博物館」も「美術館」も。

松尾さんは、私と同じ年。
鎌倉の地域の高齢化は、深刻です。
特に、この梶原や西鎌倉地区は。

そこに、全国で類を見ない試みをしてほしい。 頼みますよ。

なんて、思いながら・・・
興味津々で、入ってみます。



長い登り道です。
程よく行くと道路は、旋回を始めます。


あの橋を渡るんだな!


橋の手前に・・・

「野村橋」という標識が、蔦に隠れてひっそりとありました。


橋を渡ります。


すると、まだまだ上り坂。

クヌギの木がいっぱいみられるので・・・
カブトムシやクワガタが捕れそうですね。

しかも人、居ない。


ようやく、頂上か?


と・・・

突然、凄い建物が!!


不気味。

それ以外、言葉、出てきません。(^^;)


なんで、これ、一般開放してるんだ?

心霊スポット的なことなのか?


完全に、腐ってます。


管理なんて、全くしてませんね。

勿体ない。

本気で、勿体ない。

宝の持ち腐れとは、まさにこのことを言うんでしょう。

は~、やっぱり、民と官じゃ、こんなに了見が違うんですね。


社屋前の駐車場にあるビオドープ。

手入れは一切していませんが・・・
生きてますよ!!

中には、ザリガニ・ヤゴ・ゲンゴロウが大量にいます。(^^;)

こんど、息子連れて取りにこようかしら!

でも、怖がるかなぁ~?


下の方にある広大な駐車場では・・・

子供がテニスをしていました。

これこれ、子供達。
こんな人がいないところで、危ないよ。(汗)


惨状ですね。

鎌倉市の行政の惨状を見せられたかのようです。

なんだか、とても腹立たしく・・・

帰路についた私です。


2016年7月24日日曜日

ガレージハウス

当社売主の新築住宅「鎌倉市浄明寺」ガレージハウス

完成まで、あと1か月を切りました。(^^)


ブルー&グレーのとても特徴ある外観です。

現在、内装工事の真っただ中。

リビングでは、現在、天井の石膏ボードが貼り、杉板を貼りはじめました。


広いリビングは、片流れの勾配天井。

その天井に、キレイな上小節の杉板を一枚一枚張り合わせています。

とても美しい出来栄えです。

本物件は、造作家具も多く・・・
キッチンの袖壁は、埋め込みの食器棚になっています。


ガレージが最大の特徴になる住宅ですが・・・
その他、見どころ満載でもあります。

ご興味がある方は、販売ページをご覧くださいませ。


さて・・・
先日。

大工の井関さんに解放ロフトの手すりはどうするか聞かれました。
下記写真の上部が解放ロフトです。 


柱2本が見えていますが、その間にこれから木製手すりを製作します。

「しゃくって一本繫ぎで行った方がきれいだよね。」
「でも、右側は天井が低いから、天井に飲ませるしかない」
「だと、ちょっと収まりが悪いな」

と井関さんがおっしゃる。

確かに、その通りです。

現場で、私と井関さんで「あーでもない、こーでもない」と、論争。(笑)

結局、施主である私の意見が通るのですが・・・
井関さん、納得いきません。(笑)

「それだと、絶対へんだとおもうんだよな~」

と、おもむろに絵を描き始めました。


上が、施工予定だった形。

下の絵が、私の案。


井関さん「うるさくない?」
私「いやいや、面白いじゃないですか!」
井関さん「そうかな~?」

と、高さを図りながら思案。


段違いの方が、面白いですよ。

でも、手間はかかりますね。

大工の井関さん、いつもありがとうございます。m(_ _)m

さて、本物件は、ひろーい、ガレージが付いています。
下の写真が、まだ完成していないガレージの内部です。


天井高は、3000m近くあります。

幅は、内寸幅3.9m、奥行き5m。

狭っ苦しい、なんちゃってガレージじゃありませんぜ!!

目指せ「ミニ世田谷ベース」です。

2016年7月23日土曜日

新築住宅上町屋のご紹介

前回、上棟した新築分譲住宅「上町屋」
簡単に、ご紹介をしたいと思います。

場所は、深沢地区整備事業地に隣接しています。
現在、工事真っただ中です。


鎌倉市で公開されている再開発計画地図に、本物件の位置を落としてみました。


商業施設や行政施設、公園やスポーツ施設がこれから出来上がります。

鎌倉市の町のイメージ図によりますと・・・


こんな街並みになるそうです。
なんともおしゃれですね。(^^)

これから、深沢地域は一変します。
将来性がとても望める立地ですが・・・

現在でも、周囲の利便性は、中々良い。


そんな場所で・・・
下記のような間取りの家を建築しています。

■1F特徴
①広い玄関とポーチ
②南側の広い主寝室
③緩やかな階段


■2F特徴
①セパレートキッチン
②最上級グレーのシステムキッチン(リシェル)
③動線を考え抜いたリビングダイニング


■3F特徴
①手洗いカウンター・小便器付のトイレ
②収納豊富
③眺望が良く、完全プライベートバルコニー
④室内物干しスペース

天井・床にセルローズファイバー断熱を施し・・・
国産材で建てる家です。

販売開始は、お盆休み明けを予定。
販売予定価格は、3480万円です。

ご興味のある方は、下記までお問い合わせください。


2016年7月22日金曜日

地盤補強に木杭

先日

会社に飛び込みの営業が来ました。

1日、1回は何かしらの営業を受けているので・・・
まあ、その中の一つかな~と、招き入れました。

営業の人が出した名刺には、「兼松日産農林」とあります。

日産が農林事業をやってるのか!!
と、驚きましたが、関係ないようです。(^^;)

一部上場企業ということで、木材の防腐処理及び販売を主として
地盤改良を幅広く行っているとのこと。

そこで、出されたパンフレットに、瞬間、目を奪われました。


その名も「環境パイル工法」です。

環境パイル工法とは、
古来からある日本に根付いた伝統工法です。
コンクリートや鋼ではなく、「木材」で家を支える環境にやさしい地盤改良工法です。

天然材料である国産木材の間伐材を主に使います。



(画像は、盛工業さんのブログより)

高品質な防腐処理を施し・・・

「腐食」「蟻害」が起こらない高耐久性木材に加工し杭に使用。


(画像は、盛工業さんのブログより)

近年、地球温暖化の防止につながる環境負荷軽減も重要な課題となっています。

セメントや鉄を用いた地盤改良を木材に置換することにより
1棟当たりのCO2を約10t削減できます。
施工材料による六価クロム等の環境汚染の心配もありません。

地場の木材も利用できるので地産地消への貢献が可能です。


ほほっほ~。

■日本の疲弊する林業を助け
■地産地消に貢献
■しかも、日本古来の伝統

個人的に大好きな単語がいっぱい。(^^)

しかも、最大のメリットは、引き抜きが容易だということ。

ようは、将来、建て替える時、新しく建てる家の為に新たに杭を打つ必要があります。
新しい杭を打つには、古い杭を抜かなければならなくなります。
これが大変です。

でも、木杭は、他の杭に比べ、費用を半分以上に抑えられるというのです。

良いことづくしじゃないですか!!!

ということで、さっそく、次の現場に使ってみることにしました。(^^)

兼松日産農林さんに、地盤調査を依頼。

調査結果に基づき、施工書を作成。




26本の丸太を打てば、設計上の支持力が補えることが分かりました。

本物件は、3階建て。
MS工法やジオクロスなどは、3階建てだと支持力が得られなくてNGだったりしますが・・・
環境パイル工法は、そんなことはありません。(^^)

面白い!!

個人的に・・・
今まで、大地に鋼やらコンクリートやらを刺すのは
異物を地球に刺してしるようで・・・
なんとなく違和感を感じていたのです。

7月30日に施工予定。

その状況は、このブログでご紹介したいともいます。

楽しみだ。(^^)

2016年7月21日木曜日

北鎌倉プロジェクト

当社売主での北鎌倉分譲住宅。
建築家プロジェクト!!

簡単にご紹介しようと思います。

全二区画です。



No1:150㎡
No2:128.37㎡

場所は円覚寺の「雲頂庵」のある山の真下に位置します。
方角でいうと、北西の方向となります。

自電車やバイクが止められるように、幅広い駐車場を造成します。
その造成後に、建物を建築していきます。


N0:2


一階の特徴は、洗面がパントリーも兼ねていること。
雨の日でも室内に洗濯物が干せるようになります。

廊下にクロークがあります。
これは、サイズをホームエレベーターの大きさに合わせており・・・
将来、エレベーターを取り付けられる工夫です。

寝室1にある出窓からは、山ノ内の山々が広がります。 

2階はとても開放的。
南側(部面下)は、自然あふれる斜景が楽しめる。


リビングダイニングが勾配天井となり、解放ロフトが合わさります。


つぎは・・・
No1


No1は、車庫の上に建物が乗ります。
でも、造成で地下車庫とはせず・・・
広間をステップフロアーにして、その下部が車庫となる構造です。

よって、平面図をみると、なんだかピンときません。



寝室に挟まれた広間?
イメージが難しい。

2階間取り。


キッチンの前に細長いダイニング。
そこに階段があり、吹き抜け・・・

なんだか、図面だけ見ても解りません。

建築家の伊藤先生にメールにてイメージをお伺いすると・・・

先生から、一枚の写真が送られてきました。
その写真を見て・・・驚嘆。



この写真は、過去に建築した建物とのこと。

本物件のダイニングから見た景色の参考です。

屋根がっ!!
そうですか。
そういうことですか。

はは~。

空間の魔術ですね。

売り出し開始は、年明けを計画しています。

ご期待ください。(^^)

2016年7月19日火曜日

北鎌倉の建築家計画

さて、いよいよ、始まります。
北鎌倉駅から徒歩5分の場所にて・・・

今年の初旬から、事前手続きを行ってきた建築家プロジェクト。

「北鎌倉の家」



現在、玉石の擁壁の敷地となっており・・・
この擁壁をすべて造り変える必要があります。

その工事が、ようやく鎌倉市より許可が下りる運びとなりました。(^^)

1月に一級建築士事務所アトリエIsに建物基本設計を依頼!
その設計に基づき、造成のラフ計画を検討。

建築家の伊藤先生と二度三度と設計を見直し・・・



決定。
伊藤先生には、私のわがままに付き合っていただき、
大変ご迷惑をおかけしました。
この場を借りて、お詫びもうしあげます。m(_ _)m

3月に株式会社ポラリスに分筆及び狭あい申請を依頼。
4月に株式会社誠測量設計に宅地造成図の設計を依頼。
造成工事の見積もりを小雀建設株式会社へ。

順次・・・

埋蔵文化財の調査申請。
試掘調査。
風致地区の申請。
宅地造成の申請。
建築確認の申請。

そして、本日、小雀建設さんと造成工事の契約を締結。

正味8か月!!

長かった。(TT)

鎌倉市の造成許可も明日降りる予定。これから2か月半をかけて、造成工事を行い・・・
来年の3月、建物完成を目指します。

本物件は、今までの当社住宅の中でも
建築家「伊藤誠康」先生の色がとても濃くなる気配です。

つまり、これぞ「建築家の家」というものをお見せできる。(^^)

ご期待ください。

造成工事を行う場合は、まだまだ多く重要な仕事があります。
ご近隣への対応です。

それも、すべて私一人の仕事となります。
今回は、町内会長・町内会各組長を挨拶回りし・・・
その後、ご近隣を40件、ご挨拶申し上げました。

その中に、とても美しい家がありました。



笹竹の塀で囲われた日本家屋。

外界と敷地を遮るのは・・・竹細工の門。

目を惹かれ、心が引き込まれます。

笹竹の塀なんて、とても手入れが大変でしょうね。
放っておいたら、2週間でぼうぼうですもの。

門越しに覗き込むと・・・


なんとも狭い石畳が・・・
横に波打ちながら・・・

奥へと続くいています。
私の背丈以上に、緑生い茂る庭。
まるで、葉のトンネルをくぐるように・・・

インターホンなんぞ、見当たりません。

門を開け、くぐり、おそるおそる奥に進む。

内側は、まるで別世界です。

築100年は超えてるかな?
純白の漆喰の家。
木製の障子ガラス戸の玄関引き戸を少し開け・・・

「どちら様かいらっしゃいませんか?」

というと・・・
出てきたのは、とても上品な初老の女性。
玄関に入る。

二段が待ちで、上は畳敷きです。

こじんまりした玄関。
女性の後ろには、古びた屏風。
その後部に・・・日本庭園が広がっていました。(゜゜;)

息をのみました。

周辺は、住宅地となっていますが・・・
きっと、ここ数十年の話なのでしょう。

この家の山上に円覚寺の「雲頂庵」や「白雲庵」があって・・・
ちょうど真下に位置します。

少し昔は、ここは山とこの家だけだった。

それが、お庭を見た瞬間に、残像のように伺えました。

まるで、ここだけ時間が止まっているよう。

挨拶を済ませ・・・
ご説明をし・・・
お知らせの手紙を手渡し・・・

突然お邪魔したことをお詫び申し上げ、踵を返す。

再度門をくぐり・・・
この家の敷地を出たら・・・

フッと、現代に戻ってき感覚が、ぞわぞわっとしました。

なんとも不思議。

まさか、振り返ったら・・・
まぼろしだったとか?