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2015年6月8日月曜日

スピードと時間軸の関係

「現代は、江戸初期とくらべ、1日の時間が1時間ほど時間が短くなっている。」

過去、新聞で見た記事です。
以前も似たような事を同ブログで書きましたが・・・
2015年も、もう6月。
早すぎませんか??時が経つのが。
もう、半分が過ぎてしまったんです。

毎日が猛スピードで過ぎていくので・・・
感覚的に、時間に置いていかれている気がします。

私だけの感覚なのかもしれませんが、
なぜ、こんなにも一日が過ぎるのが早いのか?

実は、移動するスピードに関連性があるのだとか。

江戸時代の主な移動手段は、徒歩でした。
人の歩く速度は、時速4km程度。
走って時速15km。馬で時速30kmぐらいです。

つまり、江戸時代の一般人の移動速度は、時速4kmだったのですね。
体感できる最高速度は、大よそ時速30kmだったわけです。

それが、現代・・・
自転車で簡単に時速30km超が出ます。
自動車やオートバイで時速60km~100km。
電車で時速80km~140km
新幹線で時速200km
旅客機で時速900km

一家に一台、自動車の世の中です。
つまり、現代人の平均移動速度は、時速40キロを超えるのです。
江戸時代の10倍です。
最高速度は、江戸時代の30倍にもなる訳です。

早く移動できるので、時間をより有意義に使えている筈です。
とするならば、もっと一日が長く感じるのが道理です。
しかし、逆に、この移動するスピードの変化が、1日の時間軸を縮めているというのです。

「移動速度が速いほど、時間軸が短くなる」

本当??

個人的に、凄く解ります。

徒歩の移動と、車の移動、感覚的なものですが、確実に異りますでしょ?

例えば、徒歩。
徒歩で山や街を散策すると、時間はとてもゆっくりと流れます。
自分を動力として移動する徒歩は、疲れます。
汗をかいて、水分を補給して、休み休み歩く。
その間に景色を見ながら、足元を見ながら、小さな虫や鳥のささやきまでを感じます。

一挙手一投足、自分の体に気を使いながら移動するのが徒歩です。

対照的に・・・
自動車で移動しながら観光地を巡ると、なんだか忙しない。
他力ですから、足元を見ることなどない。
汗もかかないし、休むことも無い。
景色もビュンビュン過ぎていくから、気に留まらない。
眠気以外、自分の体を気にすることもない。

運転に意識は及びますが、どちらかというと、散漫です。

徒歩と自動車、大きくことなるのは、動力です。
ようは・・・
現代社会は、ほとんど他力なんです。
逆に江戸時代は、全て「自力」。

江戸時代は、大阪から東京間を行き来するには、東海道を通って自力で3週間を要しました。
しかし、現代は、他力の新幹線でたった2時間半です。

凄まじい速度の違いです。
172倍もの差です。
その差はそのまま労力の差にもなります。

時間軸がねじれないわけは、ないですね。

じゃあ、じっとしていれば・・・
時間は、最もゆっくりと流れてくれるのか??

いえいえ、そうはさせてくれません。
この世で最もスピードのあるモノが、皆さんの一番身近に存在します。
しかも、究極の「他力」です。

そうです、インターネットです。(テレビもそうですね)

パソコンやスマートフォンの画面を通して、日々、行っているネットワーク。
これ、光速です。

光速は、時速10億kmですかね。

旅客機の111倍の速さです。
つまり、皆、画面を通じて、すさまじいスピードの乗り物に乗っていると言えます。
だから、現代が益々加速しているように感じる。

ネットは、時間に隙間を与えません。
手元で、他力がドンドンと入り込んでくる。
そして、自力は益々削られていく。

自分が子供の頃、1日はとても長かった。

今の感覚の5倍~6倍は、日が暮れるまで、長く感じました。

単純に考えて・・・
人がエンジンとインターネットを手放せば・・・
一日は、その瞬間に長くなるのでしょうか??

長くなると、個人的に確信しているのですが。
試してみたいな~。

ガスも電気も水道もない、自力の生活。
スマホもアイパットも存在しない日常。

お盆休み、2泊三日で山形でキャンプをします。
短いですが、そこで、試してみようと思います。

もしかしたら・・・

我々のように都会でサラリーマン的な生活を送る人間と、田舎で百姓をやっている人間では、すでに流れている時間のスピードが全く異なるのかもしれません。

だとしたら・・・


もったいないですよね。
我々。

同じ時間ですもの。
長く感じた方が良いに決まってますもの。(^^;)

2015年6月7日日曜日

サンリオピューロランド3

個人的に・・・
サンリオピューロランドのパレードは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードより、感動しました。

凄かった。

そして、妻が一番、盛り上がっていたのが、これ。



大型モニターの前を通ったら・・・

カメラに映った顔が、コンピューター認識されて、デコレーションされるというもの。

私がキティ―ちゃんになって「グフォッ!!」と吹き出し・・・
「まって、そのままで!!」
と、爆笑しながら、大慌てでカメラを探す妻。

これ、面白いです。(笑)

私が一番、盛り上がったのは・・・



やたらと気合の入った・・・
トイレ。

「なぜ、ここに金を掛けるなら、アトラクションにもっと金を掛けないのか?」

という突っ込みが、必然的に出てしまうトイレです。(笑)

とにもかくにも、
サンリオピューロランドは、PM1時30分が、メインです。
ここを外したら、他は見どころありません。

逆に、このパレードを見れば、高い入場料を払っても損は無いと思います。(^^)

2015年6月6日土曜日

サンリオピューロランドのパレード

そうそう、そういえば妻。
サンリオピューロランドに来るというのに・・・



なんと、喧嘩上等。(^^;)

ミッキーのTシャツです。
恐るべし、My妻。

アトラクションの係の人に、2度見されたとか。(笑)

さて・・・

高い料金を払って、拍子抜けのアトラクションの数々。
各ブースも、なんだかとってもおざなりです。



キキララちゃんでは、短いVTRを見せられて・・・
別の部屋で何も動かないオブジェがこじんまり。

はらぺこあおむしのブースでは・・・



もはや、はらぺこあおむし関係ないし。(^^;)

その他、時間で数種類のぬいぐるみのミュージカルが有るみたい。
1つ、ジュエルペットなるショーをみましたが、3歳と4歳の子供は我慢できません。

10分で「もう、おうちに帰ろう!」と言い出す始末。(TT)

こりゃ、大失敗だ。

でも、さすがに大枚叩いたので、午前中で帰る訳には・・・

妻に「PM1:30のパレード見て帰ろう」と提案。

昼食を館内のレストランにて。(やっぱり高~い。)

食べ終わって、メインの円形広場に子供たちと手をつないでいくと・・・

なんと、どこから涌いてきたのか、物凄い人です。
さっきまであんなに空いていたのに、通路・階段・2階・3階まで人・人・人。
面くらっているうちに、始まりました。

パレードです。



人が上から降りてきたかと思ったら、シルクドソレイユ並みの曲芸。

そして、プロジェクションマッピング。
すごい電飾に、ショーの人たちがたちまち出てきて・・・




こりゃ、凄いな。

キャラクターも総動員。



「なんか見た事あるな~」的な、記憶を呼び覚ます・・・
キャラクターたち。



えっと、け、けろっぴー??


バイキンマン?


小学生の時、流行った記憶がある、キキララちゃん。



そして、その中に雑技団の方々が混ざって、圧巻の演技。
凄い。

円形の通路で、素晴らしいパフォーマンスをする皆さん。
一糸乱れぬ、高度なプログラム。

こりゃ、ディズニーランドのパレードより、完成度が高いぞ!!

ちょっと、感動。



そして、市川猿之助のスーパー歌舞伎バリの空中演出。(笑)

マイメロちゃんが、4階部分からお出まし。



マイメロちゃんで良いんですよね??

いやいや、これは素晴らしい。

正味、40分ぐらいでしょうか。

なるほど、このアミューズメントパークは、この「パレード」がメインなんですね。

皆、このパレード目当てで来てるのか。
そういえば・・・
到着直後から、他に一切に目をくれず、通路に並んでいた人たちがいたわけだ。
ありゃ、パレードを見るための場所取りだったのね。

つづく

2015年6月5日金曜日

サンリオピューロランド

まず、格言。

「サンリオピューロランドはPM1:30を外すなかれ」
「写真販売の猛攻をかわせ」

さて。
今週の休みは、家族を連れてサンリオピューロランドに行ってきました。

渋滞の聖地「保土ヶ谷バイパス」を通るので、早朝に出発。
渋滞がなくて、鎌倉から片道1時間半掛かりました。

ようやく付いて、まず、面くらったのは、駐車場。
前払い1500円也。

高い。(TT)
でも、くじけません。

駐車場からの連絡通路は、ワクワク感が一杯です。



なんだか、数十年前ぐらいに見た記憶がある・・・

懐かしいキャラクターのオブジェ達がお出迎え。

一度、表に出ます。
ここが、正面入場口。



多摩センターにあるんですね。
知らなかった。小田急で来た方が楽だったかも。(TT)

入口にて、夫婦で驚きました。
何に驚いたかというと・・・

入園料です。

大人1人/3300円
3歳児以上/2500円

家族4人で、11600円也!
駐車場と合わせて、すでに13100円の出費です。(TT)号泣

3歳児で2500円を取りますか。

まあ、アトラクションとかありますから・・・

気を取り直して、入場!!

(クリックすると拡大します。)

とっても空いています。
アトラクション、待ち時間ゼロ。

さっそく、入ってすぐのキャラクターボートライドなる「カリブの海賊」的なアトラクションへ。



浜名湖のパルパルのアトラクションにそっくり。
あ、あれは!?

僕が小学生の頃、筆箱とかであった・・・


ゴロピカドンッ!

な、懐かしい。(苦笑)

ほかにも、30年ぐらいの眠る記憶を呼び起こすキャラクターが満載。
凄いな、サンリオ。

アトラクションは、全体的になんだか薄暗く、お化け屋敷テイスト。
子供たちはすっかりおびえてしまいました。(汗)

終わったら、またビックリ。

アトラクション中にいつの間にか撮られた写真が、販売しており・・・
1枚、1100円也。

高っ(゜゜;)

でも、妻、自分のおこずかいで購入。

まあ、一枚なら・・・ね。

でも、これが全てのアトラクションで、ありまして・・・

マイメロドライブなるアトラクションでは、なんと写真がメイン。
進む都度、10回前後の写真撮影。(笑)
ただただ、フラッシュがまぶしいよ。
しかも、アトラクションの最後の方でマイメロちゃんが・・・
「ぜったい写真を買ってね!」みたいなことを口にする始末。(^^;)

妻、私の顔を下目で見ながら、またも写真を購入。

この時点で、15300円の出費ですね。(汗)

ちなみに・・・
サンリオの乗り物アトラクションは、この2つだけ。

歩き回って探せど・・・
パンフレットを目を皿にして探せど・・・
この二つだけ。

あれ?
ディズニーランドは確か3歳が無料だったな。
もしかしたら、スターライトチケットの方が安かったんじゃないか??

つづく

2015年6月4日木曜日

なぜ、毎週遊びに行くの??

ブログをご覧頂いているお客様から、こんなことをよく言われます。

「毎週毎週、子供とお出かけして、凄いですね。」
「子煩悩なんですね。」
「週末は休まないのですか?」
「体力ありますね。」

(^^;)

私は、長らくずっと、毎週水曜日だけを休みとしていました。
子供が出来た後・・・
休みが圧倒的に足りなかったので、第一火曜日を休みにしました。
よって、現在は月5日の休みとなります。

普通より少ない休日ですが、その日は朝から子供と遊び倒します。
それが、普通のお父さん方と比べると、凄い事のようです。(^^;)

なぜ?

遊園地や水族館・アミューズメントパークに行ったりすると・・・
「お金に余裕があるんですね~」
なんて言われもしますが、どちらかというと、カツカツです。

では、どうして?

個人的に、私、物凄い面倒くさがり屋です。
そして、元々、子供が好きな人間でもありません。

そんな輩が、大事なオートバイを手放し・・・
個人的な交遊で夜出かける事は無くなり、交遊費もほぼゼロです。

全てが、子供優先となっています。

そこには、基本的に・・・
子供に対して後悔をするような事はしたくないというのがあります。
そして、世の中、何があるか解らないという考えがある。

例えば・・・
私が明日、脳梗塞でぽっくりと死んでしまう可能性がある。
死ななくても、身動きが取れなくなるかもしれない。
建設現場の足場から足を滑らし、転落するかもしれない。
癌になる可能性は、今の世の中2人に1人ですし。

いくら安全や健康に気を使っていても・・・
車に弾かれたら無意味です。
他人の不注意一つで、全てが一瞬で消えて無くなってしまう。

今、学校の児童の列に車が突っ込む事件が後を絶ちません。
我が子達もいつ巻き込まれるか、解らない。

実際、歩道を歩いているところを、後ろから車に突っ込まれ生死をさまよった知人がいます。
朝「行ってきます!」と元気に出て行ったご主人が、職場で脳梗塞で倒れて、家族に会うこともなくそのまま返らぬ人となったお客様がいます。

逆に人を轢いてしまい、何年も交通刑務所に収監された人もいます。

そうなったら、もう、子供たちと遊ぶ事は出来ません。
怒ることも、抱きしめることも、笑いあう事もできない。

そう考えると・・・

猶予できないのです。
我が子との付き合いを。

飲み歩いている暇は有りませんね。
疲れて昼まで寝ていることは、耐えられません。

死ぬまでは、ほんの少しでも、我が子達と関わっていたい。

なので、毎週、子供たちと真剣に遊びます。
万が一、明日、何かあっても大丈夫なように。

病室のベットで、白い天井を眺めることしか出来なくなっても・・・

「ああ、息子と娘といっぱい遊んだな~」

って、それが明日でも思えます。

いろいろと、想い出して・・
「あそこ行った時は、揺り籠に入ってたっけか。」
「あの遊園地は、息子泣いたっけ。」
「あの水族館で、似顔絵かいたんだよな」

妻と、ニヤニヤしながら息を引き取れるんじゃないかな。

死ぬ間際になって
「ああ、もう少し、息子たちと遊んでやれば良かった。」
なんて、悔しい思いをしながら死にたくないわけです。(笑)

だから、これからも・・・
子供たちが私と遊んでくれるうちは、休日の中心は「子供」です。

2015年6月1日月曜日

造作家具

注文住宅「K様邸」も佳境に入ってきました。
大工工事も本日をもって、終了となります。(^^)

数日前から、大工の遠藤さんが、ある部分と格闘しています。
それは、階段下部です。


普通であれば、塞いでしまう場所です。
そのデットスペースを工夫して、利用しようという建築家伊藤先生の設計なのです。

階段を枠で囲い、石膏ボードで覆いながら・・・


棚受けを作って、棚を差し込んでいきます。

天井を斜めに治めて、その壁に斜めの壁をこさえる。
入り隅が鋭角になって頭をぶつけないように、工夫をしてくれています。

おかげで、だいぶ大変な作業となっています。


何度も調整して、棚板を固定しています。

そして・・・

3日かけて完成!


フロート(宙に浮いた)収まりの下駄箱です。

しかも、一部、奥行が1300mmもあります。


階段の側板下を上手く利用して・・・

棚板も造り付け。



素材は・・・

下駄箱:シナランバー
天板:タモ無塗装集成材
棚板:タモ無塗装集成材
奥深:シナべニア

となります。

大工の遠藤さん有難うございました。

遠藤さんから一言

「家具屋に頼んだら、何十万円の世界ですよ!!」

(^^)

2015年5月31日日曜日

イジメ論争

教育現場で、数十年間全く進化していないものがあります。
それは、イジメ問題です。

だいぶ前の新聞で、こんな記事がありました。

「いじめには、やり返す強さ必要か?」

大人から「やられたらやり返せ」と教わった子供は
イジメの加害や被害を経験しやすい。

NPO法人ジェントルハートが調査した結果なのだそうです。

それに対して、激しい論戦が新聞上で勃発。

「やり返す強さを与える教育が必要」
「角が立たず、なんでも丸く収めようとする教育が間違っている」
「加害者の人権を保護しすぎ」

「すでに傷ついている被害者に何かさせようという発想が間違え」
「やり返したら逆効果」
「イジメらえている子供にやり返せと言うのは、逆に追い詰める行為」

「環境を整えるのは大人の役目」
「大人に助けを求めるのが第一歩」
「先生が最大の味方」

これら論争は、、ここ数十年なんら変わることなく、続けられています。
つまり、全く進歩していないわけです。

「やり返す」とか
「やり返さない」とか

その論争自体が、頭悪い。

自殺という行為が「やり返す」手段になっている今・・・
いじめられている子供に大人が「仕返し」を求めるのは、最大の蛮行です。

先生やカウンセラーは、赤の他人です。
事件や事故にならない限り、真剣な対応が難しいのは、自殺や殺人事件のたびに頭を下げる校長や教頭等をみれば容易に解るはずです。

唯一無比の味方は親ですが・・・
親の子に対する触覚というか感覚が正常に機能していない。

結果、全く無くならない学校でのイジメ。

じゃあ、どうするか??

まず、絶対に無くならないモノとして、皆が共通意識を持つことが必要です。
「イジメ根絶」なんて、もう何十年も無駄な事をしていることに気が付くべきです。

どのクラスでも、必ずあるのがイジメです。
それを大前提として・・・

これ、成績にしたらどうでしょう???

通信簿に「イジメ」という欄を作る。

5段階でも10段階でも良いですよ。
イジメの加害者となる生徒は、赤点です。
イジメの被害者となる生徒は、良い成績となる。(無条件)
イジメが起きた時に、手助けをした生徒は良い成績。
イジメが起きた時に、見て見ぬふりをした生徒は赤点。

それら報告が全て点数になる。

教科とすることで、先生もイジメを学科と同じように見る必要が出来る。
教科であれば、見て見ぬふりは出来ません。
数学や社会科と同じように、大手を振って、イジメに点数を付けることが出来ます。

赤点者には、厳しい補修やボランティア行為が強制される。
夏休みや冬休みに、福祉施設への毎日のボランティアなんて良いでしょう。

加害者は、それだけで躊躇しますよ。 被害者は、「いじめられた」と、必ず報告するでしょう。
「イジメがあった」という報告が生徒の成績になるのであれば、今まで他人事だった他の生徒達も見て見ぬふりはしないでしょう。

後でイジメが発覚して、クラスメイトが見て見ぬふりをしていたのが解ったら、皆赤点です。
全員に、夏休み中ボランティアをさせてはいかが?

国は一生懸命アンケートだけとって、数字にする。
被害数だけを割り出して、どうするわけでもない。
なんでも数字にしたいのは、霞が関の性癖か??

なぜ、イジメが無くならないのか??

簡単です。

それは、必ず起こるものだからです。
絶対に無くならない本能だからです。
そして、イジメをいつまでたっても「あってはならないモノ」としているからです。

現代日本の大きな社会問題です。

弱いものを排除しようとする本能は、生物学ですよ。
それを、人が陰湿に行うのは、人間学ですよ。
イジメの傾向と対策、生物学として取り上げなさい。

社会に出たら、いろんなイジメに合います。

会社でも・・・
町内会でも・・・
学校の保護者の中でも・・・
公園デビューでも・・・

世の中、イジメと同じ原理の様々な精神的プレッシャーに溢れています。
人は、それらと一生付き合わなければならない。

だったら、一番に教育するべきです。
歴史や化学式を憶えるよりも、よっぽど大事なモノのはずです。

教育委員会の大人の方々、ご一考を。

2015年5月30日土曜日

理想と現実

先日、大工の棟梁が弟子を取りました。
10代の高校新卒です。

「何故大工を選んだの?」
と、聞いた私に、彼はこう答えました。

「大工は、カッコいいじゃないですか!」

目を輝かせて・・・
自分の中で膨らんだ大工のイメージを話す若者。
親方の法被姿に、目はハートマークです。

あまりにもキラキラした様子に「大丈夫かな?」と思いながらも・・・

「まあ、頑張れよ~」

と、迎え入れてあげました。

翌日、現場に行くと、親方が手取り足取りです。
釘の打ち方から、テッポウの扱い方。
材木の見方から、丸ノコの触り方まで丁寧に教えています。


「今の若者は、恵まれてるな~」と、心底思いました。

大工は、「見て覚えろ」の世界です。
一昔前は、何一つ教えてもらえず・・・
仕事が出来なければ賃金ももらえず・・・
覚えが悪ければ、すぐに拳が飛んでくるような・・・
どちらかというと、一般社会よりも極道に近い堅気な社会です。

だから、見習いは日々必死です。
一日でも早く技術を身に着け、金にしなければ食えない訳ですから。

そして、聞き返したり、同じ間違いを二度すると殴られるから、目の色が違う。

でも、今の若者にはそれが通用しない。
親方に「今日はゲンコツ何回飛びました?」と効いてみると・・・
「今の若い子を殴ったら、すぐに来なく無ちゃいますよ。」と苦笑い。

そういうと、間違えたところを指摘して、「これじゃあ、ダメだろ、取り外してやり直しな。」と、優しく指導をしているではありませんか。

その3日後・・・

現場に行くと、棟梁一人しかいません。

「あれ?若い衆は?」
と聞くと、棟梁、困り顔でこう言いました。
「朝、具合が悪くなったから、今日休みますっだって。」

これは、嫌な予感がします。

その次の日、現場に行くと・・・
やはり、親方一人。

「あれ、ダメですか?」
と聞くと、親方、怒った顔で
「腹が痛いって」

あっちゃ~、こりゃ5月病ですね。
しかも、実働2日です。

弟子入りして、3日目で腹が痛いと2日休んだら、普通その時点で首ですね。

でも、親方・・・
「明日まで様子を見てみます。」
と、仏顔。

翌日、
現場に、
19歳の彼は、来ませんでした。

「大工はカッコ良いじゃないですか!」

この言葉、私の中で引っかかっていました。
19歳の人間が吐く言葉じゃないのですよね。
小学生か中学生低学年だったら解りますが・・・
成人する人間の感覚とはかけ離れていると思うのです。

自分の中で勝手に良いイメージを膨らましてたんでしょうね。
いざ、実際に大工の仕事をしてみたら・・・
イメージと全く違う訳です。

細かい作業が満載です。
それでいて孤独です。
大工の技術と知識を習得するのには、膨大な時間がかかります。
親方と一対一です。
それが、何年も続きます。
一人前になるまでは、収入はアルバイトに毛が生えた程度。

何年も頑張って一人前になったらなったで・・・
一人で、とても大きな責任を負わなければいけない仕事です。

それでいて、仕事が常時あるわけでは無い。
勝手に舞い込んでくるものではない。
自分で営業して、仕事を取ってこなくてはならないのです。

その姿は、はたから見たら解りません。
実際やっている方は、日々必死なわけです。

個人的に、そこまで知って「カッコ良い」とは思うのですが。

週休1日。
仕事があれば日曜日もやるのは当たり前。

現場では、木クズで粉まみれ。
大工仕事以外に、清掃も頻繁に必要です。

そして、現場では仮設トイレなので、用を足すのに不衛生。

そんな環境に、現代の若者が身を置くと・・・
3日と持たないのですね。(^^;)

やっぱり、学校教育が悪いですよ。

労働が何たるかという部分が、抜け落ちてる。
金を稼ぐという意識が、教育に無さすぎる。

きれいごと過ぎるんです。
教育のすべてが、きれい事なんです。

だから、理想と現実の溝を埋めようという努力すらできない。
ちょっとでも自分のイメージと違ったら、リセットしちゃう。

諦めるのではなく、突然ブツッと切っちゃう。

まるで、ゲームのように。

なんだかな~

2015年5月29日金曜日

驚きの防潮堤

この写真をご覧ください。



東北で、着々と進んでいる・・・
津波防潮堤です。

最大で、高さ14mを超えるそうです。
4階建てのビルをしのぐ高さです。

この内部は、鉄筋とコンクリートでビッシリです。
見えるのは地表だけですが、地中に4メートル程度の根入れがあると思われます。

全てがコンクリートのため、地中に掛かる重圧は、ビルの比ではありません。
重量で100%沈下していくので、地中に杭を打って支える工事を要します。

コンクリートを打つには、型枠が必要です。
型枠を組むのには、足場が必要です。

この高さと、数キロ続く護岸に型枠と足場・・・
それだけでも相当量です。

メートル単価、予想としては500万円を超えるでしょうね。

1mだけで500万円ですと、1kmで50億円となります。

こりゃ~

儲かるわ。

設計会社・地盤調査会社・杭業者・地盤補強会社・重機・土方・ダンプ屋・残土受入れ・砂利屋・足場レンタル・鳶・型枠大工・鉄筋屋・生コンクリート屋・ゼネコン各社・中請け業者etc・・・

ウハウハですね。

こんなものを、福島県や岩手県の護岸に、何百キロもつくるのであれば・・・
そりゃ、関わっている業者や職人は、皆、自民党を支持するのも当たり前だ。

やっていることは、田中角栄時代と同じ。
公共事業で、票を得る。
何ら変わってない訳です。

しかし・・・

これは、何が何でもやり過ぎだろう(゜゜;)
誰が考えても、同じ答えだと思う。

しかし、政治家はそうは思わないのだとすると・・・

こりゃ、全てにおいてOUTに思えてくる。

実際にこの堤防は、粛々と工事が進んでいます。
その無神経な政治に、石巻の人たちが戦っています。

https://docs.google.com/file/d/0B06GyqEkVN4IcE50S05XUi1paTQ/edit

関東にいると、まったくの他人事ですが・・・
想像してください。
由比ガ浜にこんな巨大堤防が住民の反対を無視して作られ始めたら・・・

そして、こんなことを許していたら、将来、絶対我が身に降りかかってきますよ。

とにかく、知ることが大事。
https://www.facebook.com/events/370660266476673/


2015年5月28日木曜日

作物は足の音を聞いて育つ

静岡大学院教授の稲垣栄洋さんの東京新聞のコラム「紙つぶて」が、とても好きです。
今日も素晴らしい記事を拝見し、心を揺さぶられました。

先週の新聞だったか・・・
感銘した記事を紹介します。

は大学で植物や作物を育てています。
土を耕して種をまき、水や肥料をやります。
そして害虫や雑草を取り除くのです。

育てるということは、とても手間がかかる作業です。

しかし「育てる」とは、どういうことなのでしょうか?

植物は日々、葉の数を増やし伸びていきます。
それは人間の仕業ではありません。
植物自身が「育っている」のです。

植物を育んでいるものはあるとすれば・・・
それは太陽の光や土や水です。

「育てている」といういい方は、おこがましい言葉だったかもしれません。

私に出来るのは、育ちやすい環境を整え
成長に必要なものを与えるだけのことなのです。

芽を出し
葉を広げ
茎を伸ばし
花が咲く

段階を経て植物が育つには、時間が必要です。
「育てる」とは、それをじっと「待ち続ける」ことでもあります。
全くの受け身なのです。

そういえば・・・
「子育て」という言葉もありました。

子供たちを育てることは出来ません。
出来ることは、健やかに育つための環境を整え
必要なものを与えてあげることなのでしょう。

昔の人は「作物は足音を聞いて育つ」と言いました。

一番大切なことは・・・
常に気に掛けて、見守り続けることだと・・・
先人は知っていたのです。

なるほど~
子育てとは、そういうことなんですか。

目からうろこです。