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2015年2月19日木曜日

鎌倉市玉縄2丁目建築家による建売住宅

鎌倉市玉縄2丁目で、去年から計画していた・・・
建築家による新築分譲住宅。

ようやく、造成工事に着手することが出来ました。(^^)



去年の8月から手掛け・・・
奥にある法面の造成許可が下りたのが1月中旬。
時間が掛かりました。(涙)

元々、造成を要する必要があるのは、隣接する青地の部分です。
その青地の地権者は「神奈川県」。

建築家の伊藤誠康先生が、建築確認の申請を行うと・・・
鎌倉市より「法面の安全性を確保しなければ、建築の許可を出せない」との回答。

早速、神奈川県に訪問し、現状の危険性を改善するように求めましたが・・・
神奈川県の回答は「一切の工事も費用負担もしない」というモノでした。

神奈川県の所有地が危険で、我々が家を建築することが出来ない。
ですが、その相手が我々業者だという理由で、一切の対処をしないというのは、物凄く納得がいかないモノでしたが、これを県と喧々諤々やるとなると、1年~2年は掛かる。(^^;)

我々は、一現場一現場毎に金融機関からお金を借りて事業を行っています。
1年も交渉にかかったら、簡単に数百万円が飛んでいくのです。(TT)

致し方なく、自費で行うことに切り替え、神奈川県に申請。
しかし、自費でも「県の土地に手を付けることはダメ」と言う。
さすがに、それは横暴です。

交渉を続け、どうにか工事許可を得ることが出来ました。

その許可後、今度は新設する擁壁が高さ2mを超えるため宅地造成規制法に基ずく宅造申請が必要だとのこと。

県の所有地に民間業者に防災工事を自費でさせ・・・
宅造規制があるから宅造申請を別途で県に申請する。
なんだか納得が出来ませんが・・・
従うしかありません。(TT)

ちなみに、建築確認申請は去年すでに済んでいます。
ですが、宅造工事が全て終わり、県から完了検査済み証が発行されないと、鎌倉市より建築許可が下りないのです。

造成工事は1月中旬からいつでも出来る状態でした。
順調にいけば、実はもう工事は8割程度終わっていたはずなのですが・・・
去年から工事を予約していた土建屋さんが、年末にこんなことを言ってきました。

「仕事が多すぎて、対応できない。申し訳ないがお断わりします。」

踏んだり蹴ったりとは、このことです。

なんでも、環状2号線関連の公共事業等が活況で・・・
石屋も土建屋も、皆持っていかれてしまっているのだとか。

よって、うちみたいな小さな会社の工事を請けている場合では無いという事です。

慌てて、他者を探しましたが・・・
どこも皆、同じ。

けんもほろろ。

そんな中、横浜の小雀建設さんが「2月中旬なら、どうにか無理くり確保できそう!」と連絡をくれました。

で、今に至ります。

先日、ご近隣全てにあいさつ回りを済ませました。

去年の8月からですから約7か月ですか。
その間、金利は無駄払いとなります。
当初予定よりも、だいぶオーバーです。

元々、多額の造成工事も見込んでおりませんでしたので、頭が痛いところです。

3月末日には造成工事が終わり・・・
4月から、建物を着工します。

仕上げ時期に梅雨が重なるので・・・
完成は、7月末ごろになるでしょうか。

なんだか、長くなりましたが、今ようやく入口にたどり付いたところです。
これから着々と工事を進んできけば嬉しいなぁ~。
そして、良い家を建てたいと思います。

ちなみに、販売は、3月末日開始となります。

ご期待くださいませ。

2015年2月17日火曜日

蓑踊り

昨日、夜、ソファーにヘタリ寝て・・・
テレビをぼんやりと見ていたら・・・

江戸時代の島原の悪政を語る番組がやっていました。
その凄まじい内容に、ビックリ。

場所は、今の長崎です。
たった380年前の話です。

同地にて大名となった松倉親子は、キリシタンの弾圧で有名なんですね。
激しい拷問にかけ隠れキリシタンをあぶり出し、かの有名な「島原の乱」の矛先が息子「勝倉勝家」だったそうで、大名で唯一斬首になるという、日本一の悪政を行った凄い人物として名を馳せているのだとか。
(私は勉強のべの字もしてこなかった人間なのでご勘弁を)

美しいと有名な島原城は、その悪政の象徴だと初めて知りました。


たった4万石の小さな領地の大名だった松倉親子。
その領地からは考えられない大きさの城だった。
この城を作るために・・・
領民から通常の2倍以上の年貢を取り立てる。
そして、領民に過酷な労働をさせて築城した。

呪いの城ですね。(^^;)

父親が死去後、息子の勝家は、さらに重税を課します。
豊作でも、領民が食うものに困るほどの年貢。
その他に・・・

赤ちゃんが生まれたら税金を取る「頭税」
人が死んだら税金を取る「穴税」
家に窓を作ったら「窓税」
家に棚を作ったら「棚税」

考えられない物凄い税金に、領民は疲弊します。
無茶苦茶な年貢なので、思うように徴収出来ないのは当たり前ですが・・・
勝倉は暴挙にでます。

村々の責任者である百姓の長「庄屋」の妻や娘を人質として取る。
年貢が収められなかったら拷問をすると脅す。

そして、実際に年貢が収められなかった村には・・・

その人質に・・・
蓑(みの)を着せ・・・


(これが蓑)

領民を集め、その目の前で・・・
火を着けたというのです。(汗)

藁で出来た蓑です。
火がつけば、勢いよく燃えます。

若い女性や子供は、蓑を脱ぎ捨てることが出来ず、もがき苦しむ。
熱さ苦しさに走り回り、転げまわる。

その姿を、役人は笑いながら見物し・・・
「蓑踊り」と揶揄したという記録が今も残っています。

その見せしめの拷問に、領民は恐怖におののき・・・
誰ひとり逆らうことができなかったそうです。

この話、実話です。
しかも、日本での話です。
たった380年前の日本でですよ。

その他、税金を払えないというだけで、生まれる直前の妊婦を1週間冷水に漬け(水責め)、死産させて殺したという記録もあります。

行っていたのは、今で言う都道府県ですね。

暗いリビングでテレビを見ていて、心底に戦慄を覚えました。

こんな残忍で残酷な所業をする本質が・・・
この日本にも、存在するのです。

年々世知辛くなる日本。
テレビを付ければ、毎日テロや殺人のニュースばかり。
人を殺して見たかったなんて、中学生の女の子が言う世の中です。

現在の政府筋が「穴税」の復活を検討しているという話まで聞きます。
その政府は、話し合いというスキルを持ち合わせていません。

日本の敵とされたIS。
目を覆うむごい映像が世の中に蔓延しています。

しかし、我々の祖先が同じことをしていたという事実を知り・・・

なんだか、震えが来て・・・
夜中にソファーから飛び上がりそうになってしまいました。


2015年2月16日月曜日

大失敗

今日は、朝から不動産売買の引渡がありました。
横浜の某銀行ですべての手続きを終え・・・

御客様を藤沢まで車でご送迎することとなりました。
ご年配の御客様です。

私が仕事で使っている車は、トヨタのシエンタ。
後部ドアがスライドドアで、片側が電動になっています。

なので・・・
開け閉めのときに普通のドアと思ってやると、開きません。(^^;)
手の力で開けようとすると、ドアが自動で開こうとして、相反してガクガクっと行ったり来たりしてしまうのです。

お客様は、私の母親と同じぐらいの御年齢。

絶対にガクガクっとなると思った私。
乗りこまれる時に、「私がお開けします。」とエスコートを差し上げました。

「こんな扱いを受けたのは、久方ぶりだわぁ~」

と、御笑談されながら、乗り込まれたお客様。
乗り入れられた直後、ドアノブに手を掛けられました。

そこで私、とっさに危ないと思い・・・
やってしまいました。(TT)

「お手手、放して!!」

とっさに出た言葉です。(^^;)
いつも息子や娘に対して注意する口調で。

私よりも30歳は年上であろう人生の先輩です。

一瞬、凍りつく車内。

何事も無かったかのように、ドアを閉め・・・
運転席に乗り込み・・・
世間話で誤魔化しながら、出発する私。

さすがに、変な汗をかいてしまいました。(苦笑)

お客様には、この場を借りてお詫び申し上げます。
失礼申し上げました。m(_ _;)m


2015年2月15日日曜日

無垢床と床暖房

世の中に、床暖房対応フローリングというものが多く出回っています。

無垢フローリングでも、床暖房対応という商品が一杯あります。
当社でも、今まで様々な床暖房対応の無垢床を多く施工してきました。

しかし、どうしても使用時の熱による「痩せ」が起きます。
100発100中です。

以前、注文住宅で使用した「無塗装オーク乱尺」の床。
幅90mm×長さ3尺~6尺の乱尺×厚18mm
通常の広葉樹系の床材より厚みのあるしっかりとした商品です。

国産で、私が実際に触ってみたかぎりでも、輸入品よりも品質は上です。

それが、一冬床暖房を使うと・・・



この通り、隙間を生むのです。

品質の良い「床暖房対応」の商品で、この状況です。

その後、うちの会社では、注文住宅の御客様が床暖房を使う場合、無垢床を使うのはおススメしてきませんでした。

そんな中、今、手掛けている注文住宅のK様邸。
お客様が床暖房をご希望されています。
そして、当社の自然派の住宅を気に入って下さり、ご注文を頂いたのです。

どうにか床を無垢にしたい。

でも、お客様にご説明すると「隙間が空くのは抵抗がある」と仰います。

この隙間、ゴミが入るのです。
入ると、掃除機では取れない場合があり、面倒です。


しかも、夏場になると、湿気を擦ってこの隙間は塞がってしまうのです。(^^;)

ちなみに品質の悪い無垢床を使った場合・・・
5mm以上の隙間を生みます。
サネ(実)に打ち込んだ釘が見えるほどで、なんともみっともない。

さて、どうしたものか??

3層フローリングという、「床暖房に強い」と言われる特殊床材があります。
これは、表面の30mmが無垢床でその下部が、合板というものです。
これも当社にて何度か使ってきた商品ですが・・・

隙間が出たり出なかったりと、現場によって異なります。(^^;)

メーカーの説明書きには・・・

「多少の収縮や割れが起きます」という、逃げが書いてあります。
さらに、メーカーによっては注文する際に「収縮による隙間を許容する。」というような誓約書を書かされます。

つまり、クレームが多いいのですね。

こんあHPを見付けました。

「サラリーマン東大生の商品開発七転び八起き」
http://d.hatena.ne.jp/aldy/20121121/1353467407

このブログ、素晴らしい。
めっちゃ、勉強になりました。感謝。

三層フローリングの床暖房の実験結果を紹介しています。
そこで紹介されているグラフを見て、ビックリ。



塗装品の場合・・・
隙間が一通り、1mm以内に収まっているのです。

つまり・・・
当社のように無塗装品を好み・・・
仕上げにオスモオイル等の自然系オイルで仕上げてしまうと・・・
仕上げ時点で多くの水分を含むことになり・・・

その結果、熱による収縮を引き起こすのである。

塗装品を使えば、収縮は、軽減される可能性が高いという事となります。

それは、多分、無垢材でもいえると思われます。

「いまさら何言ってんだ」という同業者の声が聞こえてきそうですが・・・

個人的に塗装品が嫌いで、今まで、お金を掛けて現場塗装してきたのが、間違いだったのか??

でも、ウレタン塗装品は、ピッカピカの仕上がりで、無垢の質感が損なわれます。
オイル塗装品も、塗装自体が薄いので、居住後1年も経たないうちにハゲてくるのです。

ウレタンは、水を吸い込む性質を塗膜で抑えてくれるので、良いと言えば良いのですが。
でも、ピッカピカなんだよな~。

もう少し、良い商品が無いか探してみようかな??

でも、やっぱり無塗装品の現場オイル仕上げが一番良いんだよな。
それに勝るものって無いんだよな~。









2015年2月12日木曜日

柱の乾燥割れ

注文住宅I様邸
吹き抜け天井部分の杉板張りを行っています。



5%程度の勾配をり、屋根とは別勾配です。
トップライトがあるので、中々複雑な収まりです。

つなぎ目は、大工の井関さんにランダムでお任せ。



お金が掛かりますが・・・
高い天井を板張りにすると、家の雰囲気がとても良くなるのです。
ちなみに、低い天井の場合は、板目や節がうるさくなる場合もあるので、注意が必要です。

また、板なので、室内が過度に乾燥しますと、縮んだり反ったりします。
高い部分だと目立ちませんが・・・
低い部分だとその狂いがとても目だったりするのです。

せっかく、無垢板の話になったので、性質の話をしたいと思います。

当社の住宅は、国産の無垢材を使用しています、

柱や化粧張は、紀州産の檜や杉です。

日本でもトップクラスの品質を誇る山長商店さんの材木です。
全て含水率を20%に抑えたKD材なのですが・・・

下の写真は、建築後1年経過した、杉の上小節の一等級の柱です。



壁の仕上げ材との隙間、お分かりになりますか??

2mm~3mm程度、透いています。

この隙間が、杉の梁が「痩せ」た部分です。

下の写真も同じです。



ここは、建築時、ピッタリとくっついていた場所です。
お互いに痩せて、4mm程度の隙間が空いています。

また、この梁の裏側を見ると・・・



上部に乾燥割れが出ているのが、解りますか??

よく、昔の家は、真冬の夜に「ピシッ!パシッ!」と、壁や天井の中で音をたてた記憶がある方も多いいかと思います。

これ、霊能者に言わせると「ラップ現象」という心霊現象なのだそうですが・・・

実は、無垢材を使うと、普通に起きるものなんです。

「乾燥により、材木が割れる音。」

木材は、隔壁と水と空気で出来ています。
断面を顕微鏡で見ると、蜂の巣と形状が酷似しています。



(写真は森林・林業学習館より)
http://www.shinrin-ringyou.com/mokuzai/kouzou_micro.php


写真のように、木は、道管という空洞で出来ているのです。
道管は、血管と同じ働きをします。
地中で水を吸い上げ、葉や幹にめぐらせる血管です。
その道管から水を抜き取ると、水があった部分は、空気が残ります。


つまり、ほとんどが空気という事になるのです。

木は、伐採をしても呼吸をします。
特に檜・松・杉等の針葉樹は、多くの空気の吸放出をくりかえします。

元々、水を吸い上げ蓄える構造のため、水分を取り込む性質があります。
よって、空気中の水分を吸着して吸い込みます。

夏場、湿度80%の外気から、湿気を一杯吸い込みます。冬場、外気が20%以下に乾燥すると・・・
空気中に水分を奪われます。

奪われると、膨張した道管が痩せます。

結果、柱が縮みます。

但し、芯部は既に道管が退化しており、湿気を吸い込みません。
外周の白身の部分が多く湿気を蓄えるため、乾燥をする際、その速度の違いで、割れます。

解りやすく言うと・・・
「手のひび割れ」と同じようなものと思ってください。

これは、必ず起こる針葉樹の性質です。

構造材の場合は、この割れを最初から人工的に入れてあります。
「背割り」といいます。



(写真は新木場の材木店「吉田商店」さんより)

http://www3.ocn.ne.jp/~hinokiya/nougaki/2006_6_14.html

化粧柱や梁の場合、この背割りをしていない材を使用することが多く・・・
引き渡し後に、割れるケースが多くなります。

よく、御客様から「割れて大丈夫なのか?」とご質問を頂きます。
ご覧いただいて解る通り、一般的に使われている背割りの柱でこの通りです。

柱の強度は、太さもさることながら・・・
芯部の赤身の部分が重要です。

乾燥割れが芯を貫通することはありません。
KD材に至っては、1度割れれば、その後割れを繰り返すことは稀です。
よって、背割りされた柱と同じだと言えます。

但し・・・ グリーン材(未乾燥材)の場合は、割れを繰り返し多数のひび割れが入る危険性があります。
昔の家は、自然乾燥で芯が生木の物が多くあり、又は、切り出したばかりのグリーン材で建てていたので、いつまでも「ピシッ、パシ!!」というラップ音が起きていた訳です。

今でも小屋裏の構造にはグリーン材を使っている業者が多いですが、当社の住宅は100%KD材(乾燥材)です。
ご安心下さいませ。(^^)


2015年2月10日火曜日

引退

天龍源一郎が引退表明しました。
65歳です。

その彼の引退の言葉がカッコ良すぎで・・・
しびれたので・・・

ご紹介します。

「今までワガママな自分を支えてくれた家内が病気になったから。」

50年以上、自分の身一つで戦い、稼いできた男です。
60歳超えて、トップレスラーとして存在したのは、彼をおいて他に居ません。

そんな彼が、妻が病気になったから、選手を辞めるという。

こんなカッコ良い引退会見は見た事ありません。

一流選手の引退会見、今まで一杯見てきました。

皆、口をそろえます。

「体力の限界!」by千代の富士
「思うようなバッティングが出来なくなった。」by王貞治
「精神的にも肉体的にも、もうこれが限界!」by山下泰裕
「イメージ通りに体が動かない!」byゴン中山

皆、自分の体の不自由さを口にし・・・
年齢との葛藤を吐露しながら・・・
未練を残して、涙ながら辞めていきました。

皆、日本を代表する人たちです。

でも、天龍は・・・

「妻に恩返ししたいから。」

と、さらっと言ってのけたんです。

言いようがない感情が沸きました。


男らしさでは表現できない。
親分肌ともちょっと違う。
粋ともいえるけど・・・、そんなきれいな言葉じゃない。

何でしょう。
とにかく痺れたんです。
とにかく、カッコ良いのです。(^^)

そして・・・
記者から・・・

「引退後は何をしたいですか?」

と質問された天龍。

鬼のような形相で(もともとそういう顔)
赤鬼のような笑顔を浮かべ
こういいました。

「奥さんにゴマをすりますよ。」

もう降参です。(^^;)

歴戦の苦闘で、潰れたノド。
シャガレ声。
聞き取るのが困難なほどです。

それが、また、痺れる。(笑)

ミスタープロレス。
世界で唯一、ジャイアント馬場とアントニオ猪木にピンホール勝ちした男。

男の中の漢です。 引退試合、見に行きたいな~。
誰が務めるのだろうか??
11月なので、まだまだ先ですが・・・

お疲れ様でした。m(_ _)m



2015年2月9日月曜日

売り出し中物件のご紹介

ホームページリニューアルに伴い・・・
当社売主の売り出し中の物件ページも大幅にリニューアルしました。

■鎌倉市山崎「新築分譲住宅」
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/yamazaki.html

■鎌倉市笹目町「売地」
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/sasame.html

■鎌倉市浄明寺4丁目「売地」
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/jyoumyouji.html

スマホ対応としました。
情報量も多く、見やすくなったと思います。

また、過去建築した住宅も多くアップしました。
http://www.heisei-shonan.co.jp/kakohanbai.html

右上の物件名をクリックしてもらえれば、写真集が開きます。

さらに、過去ブログの紹介ページも造りました。
http://www.heisei-shonan.co.jp/kakoblog.html

約10年前から続けている本ブログの面白いものをまとめたものです。

ご覧いただければ、幸いです。

また、玉縄2丁目の新規売地をそろそろ公開しようと思います。
ご期待ください。


2015年2月8日日曜日

慮る

「日本の良いところを一言で答えなさい。」

そんな質疑を何かの雑誌で目にしました。
色々と答えている中で・・・


「慮る精神」

という言葉がありました。

私も「そうだよね。」と、雑誌を手に激しく同意しました。

ちなみに「おもんばかる」だと思っていましたが、正しくは「おもんぱかる」なんですって。
知らなかった。(^^;)

「おもいはかる」の音変化したもなのだとか。

おもいはかる

良い言葉ですね。

相手の想いを測るのです。
それが先行するのが日本人だと。


外国人は、ストレートです。
彼らから言わせると・・・
「日本人は、思っている事を言わないから解りずらい。」
となります。

しかし、それが日本の文化なんです。
配慮とか心遣いや気遣いが根付いている。

だから「言わなくても解ってもらえる」というのが、日本社会の根底にあったと思うのです。

最近・・・
日本は、この相手を「思い遣る」心が、稀薄になってきているのではないか?

仕事でも、プライベートでも・・・
そして、政治や経済や社会に至るまで、痛切に感じるのです。

先日、小さい新聞記事に、こんなニュースが載っていました。

「日本の出版社が風刺画を転載した書籍を発行」

それに対し、イスラム教団体が出版を指し止めを求め・・・
「侮辱になる、日本で混乱が起きないよう本が出回るのを防ぎたい。」
と記者会見。
出版社の代表者は出版を強行する姿勢をしめし・・・
「イスラム教を侮辱する内容ではない、出版後に中身を見て判断してほしい。」
と一方的に言い放す。

なんとも、今の日本を形容しているニュースだと思いました。

相手の考えなんて、一切関係ない。
どんな事態を招くのかも考察しない。

あるのは、自己主張だけ。

そんな社会変化が、奇異な殺人事件を多く生み出しているのではないか?

なんの落ち度も不備も無く・・・
一方的に殺された通行人や同級生・おばあちゃん・小学5年生の子供達。
犯人には、相手を思い遣る心は、一寸もありません。

個人的に・・・イスラムでタブーとする風刺画を乗せる出版社も
ナタで見知らぬ子供を殺すニートも
心理が同じだと思うのです。

・・・嫌な世の中になってきました。


政府が福島の避難県民に帰還を諭すニュースや、総理大臣が沖縄県知事を無視するニュース、中東が大混乱の中に日本がその中東に原発を輸出しようとしているニュースには、日本の「良心」が微塵もありません。

道徳もへったくれもない。

それが、伝染病みたいに流行っている。

困ったもんだ。

2015年2月7日土曜日

サッカー日本代表監督

アギーレJAPANの後任監督・・・
欧州の監督経験者5人にしぼられたというニュースを見ました。

日本サッカー協会の方々。

どれだけ、日本人としての劣等感が激しいのか。

欧州人をわざわざ監督を選んでいる時点で、欧州に対して戦う前から負けを認めてる事になると思うのですが。(^^;)

サッカー日本代表は・・・

「日の丸ニッポン」
「サムライジャパン」

と言われています。

その指揮官が外国人。
その時点で、すでに「日の丸」でも「サムライ」でもない。
(何度もこのブログで言ってきましたが)

欧州のサッカー人は、物凄くプライドが高いのは有名です。
彼らにとって、Jリーグは僻地でしょう。
日本人が、
マレーシアのスーパーリーグを知らないのと同レベルです。
よって、Jリーグの知識や興味の欠片もない。

そんな輩に3億円払って・・・

「どうか、日本代表の監督になってください。」

と、大金をぶら下げ土下座外交の協会のお偉方。

初めて会うアジア選手とヨーロッパ人の監督。
まさに異文化コミュニケーション。(笑)


特性も性格も名前も知らない選手たち。
言葉は通じない。
コミュニケーションは全く取れない。

選手は所属チームが忙しい。
代表戦は、試合前しか集まらない。

無理でしょ??

欧州は、日本サッカーを見下しているので・・・
必然的に代表メンバーは海外組がいつもずらりと並ぶ。

調子が悪かろうが関係ない。

どう考えても、上手く行くはずが無い。

日本サッカー協会の方々に言いたい。

いい加減、日本人の誇りを持とうよ。
日本代表監督を外国人にするなんて、どう考えてもオカシイよ。
Jリーグの日本人監督で良いじゃない。

岡ちゃんや西野朗、長谷川健太なんて面白い。
松木安太郎もリーグ優勝監督だ。

カズやが代表監督なんて、夢があるなぁ~。
そうしたら、国内リーグの旬の選手を一杯選ぶよ。

これ以上・・・
日本サッカー協会が・・・
欧州サッカーに魂を抜かれているさまを・・・
見せないで欲しい。

監督への報酬3億円
それら関係者に払う数億円

他に使い道あるだろうよ。

言いたいことは山ほどありますが、ただの悪態になりつつあるので、このへんで止めておきます。

でも。最後に一言だけ。
「日本代表なんだから、日本人監督で戦え!!」

以上!(▼▼#)

2015年2月6日金曜日

アルミ笠木と手すりと格子

住宅の設備は、とっても奥が深いです。
真剣に向き合うと、キリがありません。

建材メーカーだけでも、数十社。
全部の特徴を網羅するのは不可能です。

例えば・・・

外部笠木。

笠木とは、手すり天板に被せる大型水切りのようなものです。

メーカーは・・・

リクシル
新日軽(リクシルに統合)
YKK
不二サッシ
三協立川

当社はリクシル社の物を使っています。

私は個人的にYKKの知識はありますが・・・
不二サッシや三協立川アルミの知識は全くありません。(^^;)

リクシルだけでも、とても細かい。

まず、笠木をハンドラインから選びます。



かまぼこ型の「平型」か、角ばった「片流れ」か??

手すりを付ける場合、支柱を選びます。



黙ってメーカーに任せたら、標準の「56柱」になります。
見た目は「スリム支柱」が良いでしょうね。

その後に、手すり笠木を選びます。


これも標準は「楕円」です。
角笠木がおしゃれだと個人的に思うのです。
丸は論外かな~。


次に、格子を付けるかどうか選びます。



格子だけでも、これだけあります。
高さによって、何本にするかも検討します。

普通の格子としても、丸か角かを選ぶ必要があります。



標準で進むと、丸横格子となりますが、角横格子の方が良いですね。

その後、色を決めます。



一般的に、丸丸と「標準で」といってしまう所です。

でも、こんな細かいところまで決めようと思えば決めることが出来るのが住宅です。

どこまで掘り下げていくのか?
個人の方は全く解りません。

建築家が入れば、全てお任せでも良いのですが・・・

設計事務所や工務店では、ここまで掘り下げて考えてくれるところは、それほど多くないと思われます。

手すり一つとっても、丸か角かで家の表情は変わります。

理想の家を求めるのなら、こんな細かい作業は必須です。ただ、知らなければ、選びようがない。(^^;

施主(お客様)としてしっかりと知っておく必要があると思います。