Translate

2014年11月13日木曜日

七五三

ご報告が遅くなりましたが・・・
11月4日に、娘の七五三を無事終えることが出来ました。(^^)

週間天気予報では雨予報でしたが、当日、晴天。

山形からも、妻のご両親がわざわざお越し下さり・・・
一大イベントです。

親たちが2代で準備していざ、八幡様へ

娘、晴れ舞台です。

私の母親手作りの着物を来て・・・
さぞ、おしとやかに参拝するのだろうと・・・
思っていたのですが・・・


鶴岡八幡宮に訪れたとたん、鳩と追いかけっこ。(TT)

ハトポッポのお尻めがけて、走る走る。
お淑やかにしてほしいのに~
(やっぱり、妻に似ちゃったんだな~。ボソ)

建物内でも、兄と追いかけっこと全く落ち着きません。

他にも七五三の人で一杯。
ですが、やはりレンタルの着物とは、別段で・・・
石油系ポリエステルの着物と古着物から手づくりした綿100%の着物というのは、一目で違います。


母親、初めての娘孫ですから・・・
気合の入り方も違います。

そんな想いが、入魂された着物ですから・・・(^^;)

やはり、着物にこもった情念は、人にも伝わるようです。


すれ違う人、すれ違う人、着物を褒めてくれました。
外国の方からも、写真撮影を何度もせがまれ・・・
娘は走って逃げ回るの繰り返し。

もう少し、お淑やかになってもらえないだろか。(TT)

それにしても、時は止まりません。
日々せわしなく・・・
懸命に過ごしているだけで・・・
放っておいても、子供は、ドンドンと大きくなります。


そのうち、私も白髪の老人になり、孫の七五三にお参りするのでしょうね。


2014年11月11日火曜日

新江ノ島水族館のくらげショー

そうそう・・・
随分前の写真ですが、紹介するのを忘れてました。

水族館の花形といえば・・・
「イルカのショー」と、決まっています。
どこの水族館に行っても、必ずあるイルカのショー。

ここ数年、どうやらその構図は大きく覆っているようです。

新江の島水族館で、今、一番の花形ショーは・・・
なんと、く・ら・げっ!!
その名も「海月の宇宙」

ちょっと前まで、光を照らすだけだったこのショーも・・・

↑↑1年前のブログ。

今では、凄いことになってます。


(クリックすると拡大します。)

動的なプロジェクターを導入し・・・
まさに七変化!!


壁にアニメ映像が投影され・・・
幻想的度5倍。



もう、くらげを見るのではなく・・・
壁面の映像を楽しむほどです。



物凄い人気で、平日なのに人でビッシリ。
新江ノ島水族館は、頑張ってますね。

「停滞は後退なり!!」

という言葉がありますが・・・
日々進化する努力って、本当に大事ですね。

別に器が変わっているわけではありません。
見せ方を工夫しているだけ。
何事も、同じですね。

新江ノ島水族館、飽きませんもの。

ちなみにこのショー・・・
後ろの方で見るのをお勧めします。

全体的に見渡しながらみるのが最良です。(^^)

くらげのショーは、新江ノ島水族館だけなのかな?
でも、全国的に、くらげが流行りのようです。
どこもかしこも、くらげに力を入れています。

まさか、くらげが水族館の花形に化けようとは・・・
誰一人思っていなかったでしょうね。

ちなみに・・・
我が家が次に狙っている水族館は、ここです!!

そうです!!
スカイツリーにある「すみだ水族館」です。

そこの新しい水族館も、造ってしまいました。
くらげの年末限定のブース
その名も・・・

「くらげ万華鏡トンネル」

11月22日(土)~来年の1月12日(月)までです。

なによりもくらげ大好きの我が息子です。
これは、捨てておけません!!

息子、くらげの名前を数十種類見分けられます。

これは、オワンくらげ
これは、タコくらげ
これは、花笠くらげ
これは、さかさくらげ
これは、北水くらげ
これは、ただの水くらげ
これが、カツオのえぼし
これは、えちぜんくらげ
アトランティックシーネットル。
パシフィックシーネットル
ブラックシーネットル

赤クラゲにビゼンくらげ・・・

将来は、さかなクンならぬ、くらげクンか?(^^;)

その大好きなクラゲたちが、万華鏡で見れる!!
もう、狂喜乱舞でしょうね。(苦笑)

これは、行くしかありません・・・が・・・
スカイツリーいまでの2時間待ち当たり前のようで・・・
混んでいるだろうな~(^^;)


2014年11月10日月曜日

ラストスパート

日が落ちるのが、早くなりましたね。
5時でもう真っ暗です。

注文住宅のO様邸、お客様への引き渡しまであと3日となりました。
今日から、仕上げの最終局面を迎えています。

暗くなる中で作業をすると、家の明かりが外部に漏れます。

(クリックすると拡大します。)

沿道を通る人通る人が、家を見上げて・・・

「わあ、見て!!凄いこの家!」
「天井にファンがあるよ!」
「天井が板だよ!」
「なにこの玄関、回廊みたいになってる。」

と、多くの人が感嘆しながら通り過ぎていきます。(^^)
人通りが多い場所なので、よけい目立つのでしょう。
そんな声を聴くと、何ともうれしい私です。

すでに、外構も終わり・・・
無垢床の塗装も終了。
今日は、朝から鉄骨手すり&梯子の設置。
そして、照明器具とファン、インターホン。
クロスの細部補修。

内部、ようやく、落ち着きました。



家の電気も通り、夜の照明器具のチェックにもなりました。

ライティングレールのスポットライト・・・
抜群です。

ブラケットの器具は、一通りスポットライトにしました。
この部分は、お客様と何度も意見をぶつけながら、私の我を通させてもらいました。
出来上がりの写真の掲載をお客様にご了解いただいていますので・・・

すべて完成したあと、一通りご紹介いたします。(^^)

お客様は明るさを気にしていましたが・・・
明るすぎるぐらいです。

天井を照らして間接照明でも十分。

良かった。(^^)

本物件は、3月に構想し始め、足かけ8か月。
手塩に掛けて、造り上げてきました。

今年中には、この家で新しい生活が始まります。

我が娘をお嫁に出すお父さんの気分でもあり・・・
空の家に、命が灯るようでもあり・・・
家の細部をチェックしながら、そんな感慨にふけるのです。

明日、水道の確認。
明後日、ハウスクリーニングです。


2014年11月9日日曜日

グーグルブロガーシステムダウン??

昨日、一日、本ブログがダウンしました。
閲覧すると「このウェブサイトは表示することが出来ません」みたいな文字がでる。

私、焦りました。

「過去ログが、全部消えたっ?!!!」

これ、無料ブログの都市伝説なのですが・・・
ある日突然、何の前触れもなく自分のブログデーターがすべて消えることがある。
しかも、消えた場合復旧は不可能。
文字だけでなく、写真やコメントもすべて一瞬にこの世から消えてなくなる。

まさに、その状態だと!! 卒倒しそうになりました。(^^;)

グーグルからも何のメールも届いていない。
ネット上で紹介されている復旧の作業をしても、効果なし。
全身、冷や汗をかきながら、グーグルヘルプを検索。
30分かけても、全く手ごたえ無し。

ほぼ・・・あきらめかけて・・・
グーグルのヘルプフォーラムなる質問サイトへ訪れると・・・

「システム問題によりblogspotのアドレス表示が出来なくなっています」

という、文字が。
おいおい!マジですか!!!

消えたのでは無かったのか~!!!!!
良かった~(TT)

ということで、本日、何事もなかったかのように、全て復旧しました。

まあ、無料ブログなので・・・
データーがいつなん時、すべて消えても文句は言えない訳でして・・・

現実に、何年分ものデーターや画像・コメントがすべて消えてなくなって、ネット上で泣いている人はとても多くいらっしゃいます。

自分のパソコン上にバックアップを取るしか対策はありません。
凄いデータ量になりますが、やるしかありませんね。

それにしても・・・
良かった。良かった。

一日、荒みに荒みまくった心を回復すべく・・・



稲村ケ崎の精肉店「はぶか」さんの手作りチャーシューで作った
チャーシュー丼をご紹介。

最近、妻が疲れているときは、これに頼ります。



美味いでっせ~。(^^)


2014年11月8日土曜日

今日は忙しかった(TT;)

10月末
注文住宅の建築現場にて
こんなコア抜き穴を見ました。


クリックすると拡大します。

いつもクロス工事が終わった後
エアコン用の穴や吸気口用の穴が「ここにあるよ」という印として
クロス屋さんが穴をあけるのです。

通常はだたカッターでバッテンマーク。

当社が依頼している芝田内装さんは、ニコちゃんマーク。

それが、今回はハロウィンバージョンです。(笑)



カッターで上手く切るもんです。

(^^)

2014年11月7日金曜日

基礎幅木仕上げ

飛鳥工業の早川さんから提案があった菊水化学工業の「グラナダ」
今日午前中に仕上がりました。


(クリックすると拡大します。)

そういえば・・・
ウッドデッキが出来上がった写真、今日が初めての掲載ですね。(^^;)
明日、内部からの景色も掲載しますので。
ご期待下さいませ。

ウッドデッキの下部の幅木は、灰汁が抜けるまで塗り控えます。
階段の側面は、こんな感じで仕上がっています。


養生を剥がして片付けです。

グラナダは、色を希望通りに調合してくれるそうで、どんな色でも対応できるとのこと。
今回は、外壁のベージュ色に合わせました。


(クリックすると拡大します。)

乾くと色が落ち着くので、ほぼ同じ色になるでしょう。

塗り方は、ルシアワルツ。

工程は・・・

①下地凹凸調整
②シーラー塗
③モルタル下塗り
④グラナダ中塗り
⑤グラナダ骨材混ぜ合わせ、ルシアワルツ仕上げ

となります。

工程数は、家の外壁と同じです。(^^;)

早川さん曰く

「汚れも付き難いし、ヒビも入りにくい。」
「手入れも、水かけてブラシでごしごし洗える。」
「買った人は、得だよ。」

隣地に建築家の先生が住んでいますが・・・
通り際・・・
「建売で、そこまでやるの?」と言われました。
本当にそうですね。

きっと私がサラリーマンだったら、すでにクビですよ。
コストアップは、会社の損害ですから。
コストカットで表彰される中、一人の現場監督の独断で会社の利益削るなんて、普通の会社では絶対に許されません。

まあ、それが出来るのが・・・
我々のような、小企業である個人商店の強みです。
(ただし、痛いは痛い。)
大企業と同じことしてても、すぐに潰れるわけでして・・・
これが、当社が生き残っている理由でもあるのです。

グラナダのルシアワルツの仕上がりは、抜群です。


凹凸があり、それでいてフラットな面持ち。
名前は何とも洋風ですが・・・
私が好きな、昔の土壁のようなテクスチャーなんです。

階段の洗い出しもキレイに仕上がってます。
その側面もルシアワルツ仕上げ。


(クリックすると拡大します。)

雨どい金具まわりも養生を取った後に丁寧にコテを当てて仕上げ。


日曜日に、石井塗装さんが入り・・・
ウッドデッキに自然塗料ウッドロングエコを塗ってもらい完成です。
オスモのウッドステインプロテクターで色を付けようと思いましたが、ヒノキの表情がとても美しいので急きょ変更です。

週明けに、リペア屋さんが室内の仕上げをして、全ての工程が完了となります。





2014年11月6日木曜日

階段洗い出し仕上げ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
基礎幅木と階段の左官工事が開始しました。

基礎幅木は、通常外壁の仕上げに使うアクリル樹脂塗料材・・・
菊水化学工業の「グラナダ」で仕上げます。

下地のRC慣らしと、モルタルで下塗りを施します。


(クリックすると拡大します。)


通常、これで仕上げの場合も多々ありますが・・・
この上に、ベージュ色の仕上げ材を、コテで塗っていきます。

左官屋さんの「飛鳥工業」の早川さんから「この家に似合うように塗ってやるから、任せとけ」と、笑顔で言われたので、仕上げは任せることとしました。

手コテの「ルシアワルツ」仕上げのような感じかな??


http://www.kikusui-chem.co.jp/img/products/etc/9G/page_thumb4.html


ただし、こんな提案がありました。

「今塗ると、ウッドデッキからの灰汁が出て、タレ跡がでるよ。」
「どうする?」
「灰汁が出きった半年後ぐらいに塗りに来ても良いよ。」
「その方が、お客さん喜ぶよ。」

ありがたいお言葉。
その言葉に、甘えることとしました。(^^)

普通は、面倒なのでそんな事言わずに塗っちゃいますね。
有難うございます。

階段も、大磯砂利の1分(石ころの大きさ)で塗ります。

私「2分が良い」
左官「1分にしときな」
私「でも、1分だと和風になりすぎる」
左官「最近、中国産が多くて1分でも玉がデカいんだ、大丈夫だから」
私「じゃあ、1分と2分を混ぜます??」
左官「イイから、任せとけって」

ということで、1分となりました。(笑)

下地処理。


階段とポーチの側面も洗い出しで塗ります。
モルタルで下地塗。


そして、施工!!!


(クリックすると拡大します。)

ポーチの部分だけ、仕上がっています。
階段の部分は、これから洗い出しを掛けます。


もう少し乾いたら、左官屋さんが洗いを掛けます。

時間が有ったら、経過写真を・・・と思いましたが・・・
残念ながら、時間がない。(TT)

明日、仕上がりを写真でご紹介します。

ポーチ部分は、少し白華がありますがキレイに仕上がってます。


本当だ、1分だけど2分と言われても解らないぐらいですね。
玉がデカい。


写真ではうまく伝わらないですが・・・
グレーと茶色が混ざり合った何とも自然な風合いです。


基礎幅木との境は、貫板で抑えて見切り。


雨どいがある場所になるので、目立ちません。

今日は、午後見に行くことが出来ませんでしたが・・・
明日、見に行くのが楽しみです。


2014年11月4日火曜日

駐車場上部ウッドデッキ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
ウッドデッキ工事が始まっています。


(クリックすると拡大します。)

駐車場上部に設置するため、このデッキ下に車が入ります。
通常、ウッドデッキをこういう形状で作る場合は、柱が必要です。

駐車場の路面に3本程度、支柱を立てるのですが・・・
その柱があると、駐車する時に物凄く邪魔になります。
建て方次第で、駐車できなくなるかもしれません。

そこで、本物件は・・・
事前に鉄骨屋さんに特注でH鋼の製作を依頼し・・・
基礎面にこんな形状の突起物を設置しました。


この上にデッキを載せていきます。


そうなんです。
この鉄骨だけで、デッキを支えられるため・・・
デッキを支えるための本来必要な柱が不要となる訳です。

完全に空中に浮いたウッドデッキとなります。(^^)

デッキの材料は、紀州産のヒノキ。


厚さ4cmのデッキ材です。
国産ヒノキ、キレイです。
香りも、ヒノキ独特の良いものです。

涌元の渋谷親方、有難うございます。

工期4日。

3日目の昨日で、ここまで完成です。


手すりは、壁面をデッキ材で覆います。

これにより、道路からの目線が室内に入ることを防ぎます。
目隠しの役目も、このウッドデッキは果たしてくれます。

一石二鳥の働きです。

ちなみに・・・
室内もハウスクリーニングが終了!!


リビングです。
解放的です。


統一された、ナチュラルな色合いはどうでしょう??
素材感が出るように工夫したつもりなのですが・・・(^^)


キッチン床は、平田タイルのセラミックタイル。
シロッコファンでフラット整流板のレンジフード
日本シェアNo1のタカギの浄水器一体型水栓
人工大理石天板etc


家具工事で作り込んだ袖壁。(^^)

もう少しで、完成となります。

2014年11月3日月曜日

七五三とリサイクル

私は、無頓着なので・・・
お祝い事にとても疎い。

どうやら、娘、七五三をするようです。(^^;)

全ては、妻&母任せ。

数日間、2人はバタバタと何やら準備をしております。

明日、私が月一の2連休日なので・・・
11月4日、鶴岡八幡宮に皆で行くことに、お膳立てが整ってました。

山形からも、妻のご両親がこの日の為に来て下さり・・・

なるほど!!
普通は、人生の一大イベントなんですね??(汗)

とにもかくにも、山形のお父さんお母さん、遠いところ有難うございます。

で・・・
当日、娘が着る着物・・・



まさかの、私の母が手作り。

なんでも、古~い着物をリノベーションしたのだとか。
リメイクというのかな??

これが本当のリサイクルですね。(^^)

普通は、どうするんですかね?
買うのですか?
それとも、レンタルです??

まあ、それもすべて、オ・マ・カ・セッ。

娘は、初めて着る着物に違和感を覚えたのか、大抵抗!!
大暴れする娘に、大人2人が押さえつけて・・・

10分格闘してようやく着せたと思ったら・・・
娘、「ヤダヤダッ」と、ムシリ脱ごうとして、着物が「ビリッ!!」

青ざめる妻に・・・
「お尻叩くぞっ!」と、叫ぶ母。

さて・・・
明日は、どうなる事やら(^^;)



2014年11月2日日曜日

くもりガラスの種類

住宅を建てる際、窓というのはかなり重要です。

どこに窓を付けるか。
どんな形にするか。
どういう開きにするか。
シャッターは付けるか。
格子は付けるか。
ペアサッシにするか。
樹脂系・木製・アルミ・・・種類は?
色は?

色々と決めることが多い。

でも、結構、一般の皆さん無頓着です。
大体が、住宅メーカー、設計事務所、ビルダーに「おまかせ」です。

細かく話し始めるとどえらい文字数になるので・・・
今日は、くもりガラスの話をさせて頂きます。

くもりガラス、2種類あるのご存知ですか??

一つは、型ガラス。

これは、ガラス自体を型押しして凹凸があるもので・・・
光の屈折を生み、視線を遮ります。
半透明なのが特徴です。

もう一つは、すりガラス。

これは、透明ガラスの表面に細かい傷を無数につけたもので・・・
ガラス自体に白っぽい色が付きます。
乳白色なのが特徴です。

厳密にいうとこの他にチェッカーガラスやモールガラスなどもありますが、主要メーカーではこの二種類となります。

一般的にくもりガラスと言われているのは、型ガラスの方です。
型ガラスの方が金額が安いので、「すりガラスもありますが?」と提案してくるビルダーは少ないと思われます。
ですが、建築家や設計事務所は、すりガラスを好む場合が多いです。
なので、図面であらかじめ「すりガラス指定」されているケースも多々あります。

そうした場合、個人が選びなおすのは中々難しいです。

型ガラスは、うっすらと裏側が見え・・・
すりガラスは、より見えにくい感じです。

個人的に、乳白色が嫌いな私は、半透明な型ガラスが好みです。
建築家の伊藤先生は、すりガラスの方が意匠性が高いと仰います。

つまり、個人的に好き嫌いが解れる部分なんですね。

で・・・
よくあるのが・・・

実際に新築工事が進み、サッシが付いた時点でこんな筈じゃなかったという揉め事です。
施主様から・・・

「くもりガラスにしたのに、人影が見える」
「くもりガラスがイメージと違う」
「透明の方がよかった」
「ここはくもりガラスに変えたい」

しかし、サッシはガラスが組み込まれた状態で納入されるため、発注後の変更は難しくなります。ましてや、現場ですでに取り付けてしまったサッシのガラスを替えるのは、有償となります。

小窓ひとつ、1万円からです。(^^;)
掃出しの引違などだと、ガラスだけで4~5万円掛かるでしょう。

皆さんギリギリの予算を組んでいますので、5万円の追加負担は厳しい。
だから、揉めない為に自分でしっかりと考える必要があるのです。
任せきりはダメ!
上棟直後に、窓のチェックを現場で必ずしてください。

「この窓は、思ったよりお隣と目線が被らないな~」
「この窓は、もう一回り大きくても良いかな~」
「この窓は、すりガラスの方が良いかも。」

そんなチェックだけで、完成後の生活がぐんと変わる訳です。

メーカーやビルダーによっては、変更不可のところも多いです。
また、建築家によっては、施主に口を出されるのを極端に嫌う人もいます。
そうであれば、事前にしっかりと打ち合わせを重ねてください。

また、別の方法もあります。

透明ガラスを、ガラスを替えることなくくもりガラスにする方法です。
この写真をご覧ください。



(クリックすると拡大します。)

これは、フィルムメーカーの3Mで発売されている「ガラスフィルム」です。
http://www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint/consumer/index.html

透明ガラスに、フィルムを貼ることにより、くもりガラスにすることが簡単に出来ます。
しかも、「防犯性」「遮熱性」「UVカット」などの性能も付加することが可能。
更に、上記写真のようにグラデーションを付けて、濃淡の調整も出来ちゃう!

雪見障子のように、下部だけを透明にすることが出来れば・・・
和室を外部の足元だけを見せる地窓のような視感を、大開口窓で行うことが出来ます。

面白いです。
しかも、費用は、ガラスを替える費用とほとんど同じ。

さらに、様々な模様で装飾することも可能です。




透明度も自由自在。



ラインで遮ることもでき・・・



水玉や箱根細工風や結晶模様も。(^^)

ガラスフィルムは、オフィスに使われています。
住宅に利用するのは、あまり普及していません。

しかし、これらのフィルムを駆使すれば・・・
こんな窓を演出することが出来るんです。


オシャレ!!

また、色も様々。



ガラスじゃ、こうは出来ません。
出来たとしても、物凄いコストが掛かります。

フィルムの良いところは、手軽なところ。
そして、いつでも透明に戻せる。
飽きたり、気に入らなかったら、簡単に違う模様に変えることが出来る。

くもりガラスを入れてしまうと、後で変えたくても、ガラスを取り替えるしかありません。
何を張ってもくもりガラスです。

透明ガラスにして、フィルムで遊ぶというもの、一つの出です。
ご参考にしてくださいませ。