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2014年11月9日日曜日

グーグルブロガーシステムダウン??

昨日、一日、本ブログがダウンしました。
閲覧すると「このウェブサイトは表示することが出来ません」みたいな文字がでる。

私、焦りました。

「過去ログが、全部消えたっ?!!!」

これ、無料ブログの都市伝説なのですが・・・
ある日突然、何の前触れもなく自分のブログデーターがすべて消えることがある。
しかも、消えた場合復旧は不可能。
文字だけでなく、写真やコメントもすべて一瞬にこの世から消えてなくなる。

まさに、その状態だと!! 卒倒しそうになりました。(^^;)

グーグルからも何のメールも届いていない。
ネット上で紹介されている復旧の作業をしても、効果なし。
全身、冷や汗をかきながら、グーグルヘルプを検索。
30分かけても、全く手ごたえ無し。

ほぼ・・・あきらめかけて・・・
グーグルのヘルプフォーラムなる質問サイトへ訪れると・・・

「システム問題によりblogspotのアドレス表示が出来なくなっています」

という、文字が。
おいおい!マジですか!!!

消えたのでは無かったのか~!!!!!
良かった~(TT)

ということで、本日、何事もなかったかのように、全て復旧しました。

まあ、無料ブログなので・・・
データーがいつなん時、すべて消えても文句は言えない訳でして・・・

現実に、何年分ものデーターや画像・コメントがすべて消えてなくなって、ネット上で泣いている人はとても多くいらっしゃいます。

自分のパソコン上にバックアップを取るしか対策はありません。
凄いデータ量になりますが、やるしかありませんね。

それにしても・・・
良かった。良かった。

一日、荒みに荒みまくった心を回復すべく・・・



稲村ケ崎の精肉店「はぶか」さんの手作りチャーシューで作った
チャーシュー丼をご紹介。

最近、妻が疲れているときは、これに頼ります。



美味いでっせ~。(^^)


2014年11月8日土曜日

今日は忙しかった(TT;)

10月末
注文住宅の建築現場にて
こんなコア抜き穴を見ました。


クリックすると拡大します。

いつもクロス工事が終わった後
エアコン用の穴や吸気口用の穴が「ここにあるよ」という印として
クロス屋さんが穴をあけるのです。

通常はだたカッターでバッテンマーク。

当社が依頼している芝田内装さんは、ニコちゃんマーク。

それが、今回はハロウィンバージョンです。(笑)



カッターで上手く切るもんです。

(^^)

2014年11月7日金曜日

基礎幅木仕上げ

飛鳥工業の早川さんから提案があった菊水化学工業の「グラナダ」
今日午前中に仕上がりました。


(クリックすると拡大します。)

そういえば・・・
ウッドデッキが出来上がった写真、今日が初めての掲載ですね。(^^;)
明日、内部からの景色も掲載しますので。
ご期待下さいませ。

ウッドデッキの下部の幅木は、灰汁が抜けるまで塗り控えます。
階段の側面は、こんな感じで仕上がっています。


養生を剥がして片付けです。

グラナダは、色を希望通りに調合してくれるそうで、どんな色でも対応できるとのこと。
今回は、外壁のベージュ色に合わせました。


(クリックすると拡大します。)

乾くと色が落ち着くので、ほぼ同じ色になるでしょう。

塗り方は、ルシアワルツ。

工程は・・・

①下地凹凸調整
②シーラー塗
③モルタル下塗り
④グラナダ中塗り
⑤グラナダ骨材混ぜ合わせ、ルシアワルツ仕上げ

となります。

工程数は、家の外壁と同じです。(^^;)

早川さん曰く

「汚れも付き難いし、ヒビも入りにくい。」
「手入れも、水かけてブラシでごしごし洗える。」
「買った人は、得だよ。」

隣地に建築家の先生が住んでいますが・・・
通り際・・・
「建売で、そこまでやるの?」と言われました。
本当にそうですね。

きっと私がサラリーマンだったら、すでにクビですよ。
コストアップは、会社の損害ですから。
コストカットで表彰される中、一人の現場監督の独断で会社の利益削るなんて、普通の会社では絶対に許されません。

まあ、それが出来るのが・・・
我々のような、小企業である個人商店の強みです。
(ただし、痛いは痛い。)
大企業と同じことしてても、すぐに潰れるわけでして・・・
これが、当社が生き残っている理由でもあるのです。

グラナダのルシアワルツの仕上がりは、抜群です。


凹凸があり、それでいてフラットな面持ち。
名前は何とも洋風ですが・・・
私が好きな、昔の土壁のようなテクスチャーなんです。

階段の洗い出しもキレイに仕上がってます。
その側面もルシアワルツ仕上げ。


(クリックすると拡大します。)

雨どい金具まわりも養生を取った後に丁寧にコテを当てて仕上げ。


日曜日に、石井塗装さんが入り・・・
ウッドデッキに自然塗料ウッドロングエコを塗ってもらい完成です。
オスモのウッドステインプロテクターで色を付けようと思いましたが、ヒノキの表情がとても美しいので急きょ変更です。

週明けに、リペア屋さんが室内の仕上げをして、全ての工程が完了となります。





2014年11月6日木曜日

階段洗い出し仕上げ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
基礎幅木と階段の左官工事が開始しました。

基礎幅木は、通常外壁の仕上げに使うアクリル樹脂塗料材・・・
菊水化学工業の「グラナダ」で仕上げます。

下地のRC慣らしと、モルタルで下塗りを施します。


(クリックすると拡大します。)


通常、これで仕上げの場合も多々ありますが・・・
この上に、ベージュ色の仕上げ材を、コテで塗っていきます。

左官屋さんの「飛鳥工業」の早川さんから「この家に似合うように塗ってやるから、任せとけ」と、笑顔で言われたので、仕上げは任せることとしました。

手コテの「ルシアワルツ」仕上げのような感じかな??


http://www.kikusui-chem.co.jp/img/products/etc/9G/page_thumb4.html


ただし、こんな提案がありました。

「今塗ると、ウッドデッキからの灰汁が出て、タレ跡がでるよ。」
「どうする?」
「灰汁が出きった半年後ぐらいに塗りに来ても良いよ。」
「その方が、お客さん喜ぶよ。」

ありがたいお言葉。
その言葉に、甘えることとしました。(^^)

普通は、面倒なのでそんな事言わずに塗っちゃいますね。
有難うございます。

階段も、大磯砂利の1分(石ころの大きさ)で塗ります。

私「2分が良い」
左官「1分にしときな」
私「でも、1分だと和風になりすぎる」
左官「最近、中国産が多くて1分でも玉がデカいんだ、大丈夫だから」
私「じゃあ、1分と2分を混ぜます??」
左官「イイから、任せとけって」

ということで、1分となりました。(笑)

下地処理。


階段とポーチの側面も洗い出しで塗ります。
モルタルで下地塗。


そして、施工!!!


(クリックすると拡大します。)

ポーチの部分だけ、仕上がっています。
階段の部分は、これから洗い出しを掛けます。


もう少し乾いたら、左官屋さんが洗いを掛けます。

時間が有ったら、経過写真を・・・と思いましたが・・・
残念ながら、時間がない。(TT)

明日、仕上がりを写真でご紹介します。

ポーチ部分は、少し白華がありますがキレイに仕上がってます。


本当だ、1分だけど2分と言われても解らないぐらいですね。
玉がデカい。


写真ではうまく伝わらないですが・・・
グレーと茶色が混ざり合った何とも自然な風合いです。


基礎幅木との境は、貫板で抑えて見切り。


雨どいがある場所になるので、目立ちません。

今日は、午後見に行くことが出来ませんでしたが・・・
明日、見に行くのが楽しみです。


2014年11月4日火曜日

駐車場上部ウッドデッキ

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」
ウッドデッキ工事が始まっています。


(クリックすると拡大します。)

駐車場上部に設置するため、このデッキ下に車が入ります。
通常、ウッドデッキをこういう形状で作る場合は、柱が必要です。

駐車場の路面に3本程度、支柱を立てるのですが・・・
その柱があると、駐車する時に物凄く邪魔になります。
建て方次第で、駐車できなくなるかもしれません。

そこで、本物件は・・・
事前に鉄骨屋さんに特注でH鋼の製作を依頼し・・・
基礎面にこんな形状の突起物を設置しました。


この上にデッキを載せていきます。


そうなんです。
この鉄骨だけで、デッキを支えられるため・・・
デッキを支えるための本来必要な柱が不要となる訳です。

完全に空中に浮いたウッドデッキとなります。(^^)

デッキの材料は、紀州産のヒノキ。


厚さ4cmのデッキ材です。
国産ヒノキ、キレイです。
香りも、ヒノキ独特の良いものです。

涌元の渋谷親方、有難うございます。

工期4日。

3日目の昨日で、ここまで完成です。


手すりは、壁面をデッキ材で覆います。

これにより、道路からの目線が室内に入ることを防ぎます。
目隠しの役目も、このウッドデッキは果たしてくれます。

一石二鳥の働きです。

ちなみに・・・
室内もハウスクリーニングが終了!!


リビングです。
解放的です。


統一された、ナチュラルな色合いはどうでしょう??
素材感が出るように工夫したつもりなのですが・・・(^^)


キッチン床は、平田タイルのセラミックタイル。
シロッコファンでフラット整流板のレンジフード
日本シェアNo1のタカギの浄水器一体型水栓
人工大理石天板etc


家具工事で作り込んだ袖壁。(^^)

もう少しで、完成となります。

2014年11月3日月曜日

七五三とリサイクル

私は、無頓着なので・・・
お祝い事にとても疎い。

どうやら、娘、七五三をするようです。(^^;)

全ては、妻&母任せ。

数日間、2人はバタバタと何やら準備をしております。

明日、私が月一の2連休日なので・・・
11月4日、鶴岡八幡宮に皆で行くことに、お膳立てが整ってました。

山形からも、妻のご両親がこの日の為に来て下さり・・・

なるほど!!
普通は、人生の一大イベントなんですね??(汗)

とにもかくにも、山形のお父さんお母さん、遠いところ有難うございます。

で・・・
当日、娘が着る着物・・・



まさかの、私の母が手作り。

なんでも、古~い着物をリノベーションしたのだとか。
リメイクというのかな??

これが本当のリサイクルですね。(^^)

普通は、どうするんですかね?
買うのですか?
それとも、レンタルです??

まあ、それもすべて、オ・マ・カ・セッ。

娘は、初めて着る着物に違和感を覚えたのか、大抵抗!!
大暴れする娘に、大人2人が押さえつけて・・・

10分格闘してようやく着せたと思ったら・・・
娘、「ヤダヤダッ」と、ムシリ脱ごうとして、着物が「ビリッ!!」

青ざめる妻に・・・
「お尻叩くぞっ!」と、叫ぶ母。

さて・・・
明日は、どうなる事やら(^^;)



2014年11月2日日曜日

くもりガラスの種類

住宅を建てる際、窓というのはかなり重要です。

どこに窓を付けるか。
どんな形にするか。
どういう開きにするか。
シャッターは付けるか。
格子は付けるか。
ペアサッシにするか。
樹脂系・木製・アルミ・・・種類は?
色は?

色々と決めることが多い。

でも、結構、一般の皆さん無頓着です。
大体が、住宅メーカー、設計事務所、ビルダーに「おまかせ」です。

細かく話し始めるとどえらい文字数になるので・・・
今日は、くもりガラスの話をさせて頂きます。

くもりガラス、2種類あるのご存知ですか??

一つは、型ガラス。

これは、ガラス自体を型押しして凹凸があるもので・・・
光の屈折を生み、視線を遮ります。
半透明なのが特徴です。

もう一つは、すりガラス。

これは、透明ガラスの表面に細かい傷を無数につけたもので・・・
ガラス自体に白っぽい色が付きます。
乳白色なのが特徴です。

厳密にいうとこの他にチェッカーガラスやモールガラスなどもありますが、主要メーカーではこの二種類となります。

一般的にくもりガラスと言われているのは、型ガラスの方です。
型ガラスの方が金額が安いので、「すりガラスもありますが?」と提案してくるビルダーは少ないと思われます。
ですが、建築家や設計事務所は、すりガラスを好む場合が多いです。
なので、図面であらかじめ「すりガラス指定」されているケースも多々あります。

そうした場合、個人が選びなおすのは中々難しいです。

型ガラスは、うっすらと裏側が見え・・・
すりガラスは、より見えにくい感じです。

個人的に、乳白色が嫌いな私は、半透明な型ガラスが好みです。
建築家の伊藤先生は、すりガラスの方が意匠性が高いと仰います。

つまり、個人的に好き嫌いが解れる部分なんですね。

で・・・
よくあるのが・・・

実際に新築工事が進み、サッシが付いた時点でこんな筈じゃなかったという揉め事です。
施主様から・・・

「くもりガラスにしたのに、人影が見える」
「くもりガラスがイメージと違う」
「透明の方がよかった」
「ここはくもりガラスに変えたい」

しかし、サッシはガラスが組み込まれた状態で納入されるため、発注後の変更は難しくなります。ましてや、現場ですでに取り付けてしまったサッシのガラスを替えるのは、有償となります。

小窓ひとつ、1万円からです。(^^;)
掃出しの引違などだと、ガラスだけで4~5万円掛かるでしょう。

皆さんギリギリの予算を組んでいますので、5万円の追加負担は厳しい。
だから、揉めない為に自分でしっかりと考える必要があるのです。
任せきりはダメ!
上棟直後に、窓のチェックを現場で必ずしてください。

「この窓は、思ったよりお隣と目線が被らないな~」
「この窓は、もう一回り大きくても良いかな~」
「この窓は、すりガラスの方が良いかも。」

そんなチェックだけで、完成後の生活がぐんと変わる訳です。

メーカーやビルダーによっては、変更不可のところも多いです。
また、建築家によっては、施主に口を出されるのを極端に嫌う人もいます。
そうであれば、事前にしっかりと打ち合わせを重ねてください。

また、別の方法もあります。

透明ガラスを、ガラスを替えることなくくもりガラスにする方法です。
この写真をご覧ください。



(クリックすると拡大します。)

これは、フィルムメーカーの3Mで発売されている「ガラスフィルム」です。
http://www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint/consumer/index.html

透明ガラスに、フィルムを貼ることにより、くもりガラスにすることが簡単に出来ます。
しかも、「防犯性」「遮熱性」「UVカット」などの性能も付加することが可能。
更に、上記写真のようにグラデーションを付けて、濃淡の調整も出来ちゃう!

雪見障子のように、下部だけを透明にすることが出来れば・・・
和室を外部の足元だけを見せる地窓のような視感を、大開口窓で行うことが出来ます。

面白いです。
しかも、費用は、ガラスを替える費用とほとんど同じ。

さらに、様々な模様で装飾することも可能です。




透明度も自由自在。



ラインで遮ることもでき・・・



水玉や箱根細工風や結晶模様も。(^^)

ガラスフィルムは、オフィスに使われています。
住宅に利用するのは、あまり普及していません。

しかし、これらのフィルムを駆使すれば・・・
こんな窓を演出することが出来るんです。


オシャレ!!

また、色も様々。



ガラスじゃ、こうは出来ません。
出来たとしても、物凄いコストが掛かります。

フィルムの良いところは、手軽なところ。
そして、いつでも透明に戻せる。
飽きたり、気に入らなかったら、簡単に違う模様に変えることが出来る。

くもりガラスを入れてしまうと、後で変えたくても、ガラスを取り替えるしかありません。
何を張ってもくもりガラスです。

透明ガラスにして、フィルムで遊ぶというもの、一つの出です。
ご参考にしてくださいませ。

2014年11月1日土曜日

広告はどこまで許されるのか?

今日、朝の朝刊に某ビルダーの広告が入っていました。

最長60年保証の長期優良住宅対応住宅
坪単価24万8千円!!!

ドカンッ!と大見出し一面です。

「30坪の家を建てても、744万円だ!!」
「しかも、保証も長くて長期優良住宅!!」
「メッチャ安い!」

第一印象は、多分みなさんこうでしょう。

プロの私もそう思いましたから。(^^;)

しかし、プロとすると・・・
「不当景品類及び不当表示防止法に引っかかるギリギリだな。」
というのが、後につづきます。

広告を良く見ると、「※印」と「但し書き」がびっしり。

①60年保証は長期優良住宅の認定を受けた場合となります。
②税金は別途です。
③施工面積が35坪以上の本体単価です。
④仮設費用別途(足場や仮囲い、車両マット等と思われる。)
⑤地盤調査・地盤補強別途(地盤調査は必ず必要です。)
⑥屋外水栓工事別途
⑦屋外給排水工事別途
⑧雨水排水工事別途
⑨下水道接続工事別途
⑩屋外電気配線工事別途
⑪門塀工事別途
⑫その他諸費用別途(設計料や建築確認申請料、検査立会い料と思われる。)
⑬長期優良住宅申請費用別途
⑭10年を超える保証は、有償定期点検と有償メンテナンス工事を受けた建物に限る
※使用されている写真やイラストは、一部標準対象外となります。

これは、凄いですね。
最後の「イラストは仕様が違います」というのは、気が付かないように小っちゃく書いてあります。

つまり、写真やイラストのようにするには、さらに別途費用が掛かるという事です。

それらの費用単価や内訳は、一切書いてありません。
というか、一体全体、いくらになるのだろう??

広告のルールでは・・・
「一般の消費者を惑わす広告は禁ずる。」
となっています。

まず、一つ大きなところとして・・・
首都圏では30坪未満の住宅が主流です。
このビルダーを訪れるお客様も多くがそうだと思われます。
28坪の家を建てたら、一体坪単価はいくらになるのか?
この広告では一切見当が付きません。

また、長期優良と大きく広告しているのに・・・
標準は長期ではなく、長期とするには手数料がかかるとのこと。
その金額も、いったいいくらなのかまったく解りません。

10万かもしれませんし、100万円かもしれません。(^^;)

このビルダーで建築を依頼したら、実際の建築単価はいくらなのか?
プロの私でも、まるで検討が付かない訳です。

だから、広告を見た一般の人は、大いに迷うでしょうね。

ただ、間違いなく解るのは・・・
坪単価24.8万円では絶対に家が建たないという事だけです。

し・か・し・・・
一般の人は、建つと思うでしょう。
それがこの広告の狙いですし。


根本的に、こういう勘違いをする広告を「公正取引協議会」で禁じているはずなのですが、なぜ色々な規制が増え続けている広告業界で、いまだにこんなビルダー本位の身勝手な広告を打つことが出来るのでしょう??

というか、お客様のことを第一に考えたら・・・
こんな広告は絶対に打てませんよ。

だって、はなから騙す気マンマンなんですもの。
集客でだまそうと思う輩は、終始、騙そうとするでしょうね。

会社がそういう体質なわけですから。

同じビルダーとして、心底そう思います。

くわばら、くわばら。




2014年10月31日金曜日

グラナダと川砂利の洗い出し

さて、階段と基礎幅木を検討します。

普通であれば、両方ともにモルタルで仕上げるところですが・・・
高基礎なので、幅木の面積が広い。

ちなみに基礎幅木とは、基礎の立ち上がり(布基礎)の部分を言います。

本物件で言うと、この部分を指します。



通常は、地表から40cm程度の立ち上がりしかない為、ここに手間を掛ける事はありません。
本物件は、基礎面が正面だけ185cmほどあります。

モルタルで仕上げた場合・・・
表面だけの薄塗りとなるため、地震などで、ひび割れをする可能性があります。
40cmであればひび割れしても目立ちませんが、本物件は真正面。
目立ちます。(^^;)

よほど手の良い左官屋さんでない限り、ヘアクラックは入るだろうな~
モルタルの色ムラも出るだろうな~。
華が咲いたら(白華現象)最悪ですし・・・

樹脂系の幅木仕上げ材もあります。
防汚系の幅木仕上げ材なども考えるべきか??

ただ、予算がないんです。
階段も含めてモルタル仕上げだと、安くて10万円、高くて15万円程度でしょうか。
元々そのぐらいの予算しか組んでいません。

予算を度外視すれば・・・
光触媒の基礎幅木専用塗料なんていうのもあるんですよ!
その名も「基礎カラット」
http://www.ec-company.jp/product_k01.html

しかし、そうなると・・・
階段がモルタルだと、色が合わずにおかしくなります。(^^;)
階段部分をどうするか??



階段部分を樹脂系や防汚系の塗料で塗ることは出来ません。
そうすると、タイルかしら?
予算が限られます。
タイルも、材工で㎡単価10000円からです。

玄関内は、高級タイル「リミニ」を貼ってあります。
http://iinavi.inax.lixil.co.jp/products2/tile/search/hinban.php?hinban=IPF-200/RM-5

しかし、さすがに階段全部にこのタイルを貼る訳には行きません。
11㎡程度の面積があります。また階段は手間代がよけいに掛かります。
材工で、18万円は行くでしょう。(涙)

一番安いタイルとなると「アレス」あたりです。
http://iinavi.inax.lixil.co.jp/products2/tile/search/hinban.php?hinban=ALS-100NET/5

これでも13万ぐらいかしら。
アレスの300角をシュミレーションしてみました。



クリックすると拡大します。

タイルは、この「見付け」がとても大事です。
どこから貼り始めるかだで、仕上がりが大きく異なります。
細かいタイルが入ってしまうと、台無しにもなります。

だから、上部と側面で、必ず施工前に机上で検討することをお勧めします。

どうにか収まりそうだけど・・・
アレスか~。
どうしよう。

頭を悩ませること半日、結論が出ません。
迷った時は、一人で考えない。
「職人に聞く!!」

そこで、別件で外部と内部に漆喰塗を相談している凄腕の左官屋さん、藤沢市に事務所を構える「飛鳥工業」の早川社長に相談することにしました。

現場に無理やり連れて行き・・・
30分ほど、ディスカッション。

「モルタルでやったら、ヒビは入るよ。」
「色ムラも、白華もでるわな。」
「階段は、踏み段だけ段鼻タイルを回す方法もある。」
「後ろは普通の幅木の納めで良いだろ。」
「階段の側面だけ、樹脂にしたら?」
「下40cmだけモルタルで塗って上を樹脂系にしても良い。」
「そしたら階段はモルタルで行けるぞ。」

色々な提案を頂きましたが、どれもしっくりこない。

階段は洗い出しが良いのだけれど・・・
予算がないし・・・

通常、洗い出しは㎡単価16000円程度の費用が掛かります。
階段で側面が大きくある場合は、手間が1.5倍ぐらい必要です。
つまり、この階段だけで23万円ぐらい必要となる訳です。

早川社長、70歳を超える職人気質です。
「じゃあ、階段は、大磯砂利の洗い出しで行こう。」
「基礎幅木は、この建物に合うよう塗ってやる!任せとけ。」

金額は、大幅にまけてくれました。(^^)
(といっても、当初予算より15万円オーバー)

ということで、階段は、全部、大磯砂利の洗い出し仕上げとなります。
1分の石が良いという早川さんと・・・
2分の石が良いという私。(^^;)
最終的に1と2分を半々で混ぜることとなりました。

基礎幅木は、モルタルで下塗りをしたあと、外壁仕上げ材のアクリル樹脂系塗料「グラナダ」で仕上げます。
http://www.kikusui-chem.co.jp/products/detail/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8A%E3%83%80

来週初旬から施工予定です。
(施工は、本ブログで紹介しますので。)



2014年10月30日木曜日

玄関ポーチと階段の仕上げ

当社売主の太陽光発電付建売住宅「鎌倉市今泉」・・・

外構屋さんの全工程が完了しました。



最後のに玄関手すりを取り付けます。

スチールで鉄工所に特注で製作を依頼しようと思いましたが・・・
スチールは格好が良いですが、サビるんですよね~。

ハードウッドで、大工さんに作ってもらうか??
でも、ごつくなります。

アルミの手すりが本来は一般的ですが・・・
価格の割に、安っぽいのがたまにキズ。
でも、寂びない。

見た目を取るか?
将来のメンテナンス性を取るか?

最近のご購入者様が求めるのは「メンテナンス性」かな?

そこで、各メーカーのカタログを目を皿のように見ることに。

LIXIL(東洋エクステリア・新日軽)
三協アルミ
YKKAP
四国化成

その中で、見つけました。
とてもシンプルで、そして、価格も安く、カッコ良いものを!!
真似されるので、品番やメーカーは言いません。(あしからず)



この手すりのどこが良いかというと・・・
支柱と手すりのシンプルな継手。
そして、コーナーを支柱1本で取回すことが出来る。

普通は、コーナーは2本収まりとなりますので、6本の支柱が必要です。
でも、2本支柱が減るだけで、見た目がとてもスッキリ。

手すりのコーナー部材も「塩ビ」の安っぽさが微塵もない!!

こりゃ、抜群の手すりです。(^^)

最初、幸輝土建の佐藤社長が現場で開封した時、電話が掛かってきました。

「手すりと支柱がシルバーとブロンズで色が違います。」
「メーカー搬入ミスですかね?」

いえいえ、佐藤さん、ワザとですよ。(^^)
ワザと、手すりだけ分離発注できるので、ブロンズにしたんです。

普通、シルバーだけにしちゃいますよね~。
それだと、アルミ独特の安っぽさが出る所が
どうです??
シックに収まってますでしょ??

ブロンズは、樹脂系の木目プリントが出てから、使われない色です。
でも、木目の樹脂って、個人的に「偽物臭」がして嫌いなんです。

であれば、普通のブロンズ色の方が絶対カッコ良い。
ただ、全部ブロンズにしちゃうと古臭くなる。


だから、手すりだけブロンズにしたわけです。(^^)

やろうと思えば・・・
とっても細かい事ですが、こんなことも出来るんです。



水平器を当てて、慎重に取り付けます。
ちなみに・・・
多くの場合、階段を仕上げてから支柱をビス留めにしますが・・・



階段自体に穴をあけて、支柱をシンプルに埋め込む作業をしています。

これをすることで、コア抜きのコストが3万円ぐらいUPします。
が、出来上がりは、こちらの方が断然良いです。

人任せにすると、コスト優先で微塵も考えないところですが・・・
見えないところでお金を掛けるのが、住宅はとっても大事。
それが積み重なることで、仕上がりに雲泥の差が出るわけです。

さてと・・・
次は、基礎の立ち上がりと、階段を何で仕上げるか。(^^;)
頭を悩ませます。

つづく