またしても・・・
偽造コンクリート事件が発生して
建築業界をにぎわしています。
一度出荷して
偽造コンクリート事件が発生して
建築業界をにぎわしています。
一度出荷して
キャンセルなどで戻ってきた
コンクリートを
再利用したことが問題とされています。
再利用は・・・
国が決めた基準JIS規格に
反することとなり
その行為を行った生コン屋は
反することとなり
その行為を行った生コン屋は
営業停止処分となり
70軒を超える施工済みの住宅の
建築完了済み証明書が下りず
施主と施工主との間で
訴訟となり
大問題に発展しているようです。
個人的な意見として・・・
以前、事件となった
以前、事件となった
入れてはいけない溶解スラグを混ぜていた
六会コンクリート事件とは違い
品質が保証され出荷された生コンが
指定現場で使われず
他現場で再利用するというのは
国が掲げる「SDGs」に
準ずるのではないかと考えます。
だから、一様に
「再利用」が全てダメというのは
「再利用」が全てダメというのは
腑に落ちません。
言っている事とやっている事が
交じり合わないのが行政府ですが
「国が決めた基準じゃないと許さない」
というのではなく
再生不可能な建材が多く乱立する
我々建築業界において
『持続可能な社会』を実現するため
古い基準の見直し
循環型の建材仕様の再構築を
一刻も早く求めます。
また、完成後でも
基礎を部分的にコア抜きして
試験場で強度試験するのは
試験場で強度試験するのは
さほど難しくないので
速やかにビルダーが行い
速やかにビルダーが行い
施主様に迷惑が掛からないよう
対応する事を望みます。
対応する事を望みます。
このコンクリート事件よりも・・・
全くニュースにはならないですが
大きな問題だと思う事案が
最近、多発してます。
それは・・・
「未熟な設計による建売住宅の乱立」
です。
再利用コンクリートより
よっぽど大問題です。
ここ数年
我々が事業を営む「湘南エリア」は
住宅市場がバブルとなっています。
首都圏からの流入が増え続け
住宅が不足しており
マンションは、右肩上がりで高騰し
建売住宅は販売すれば
完成する前にドンドンと売れていきます。
よって、「建売住宅で一攫千金」と
いうような新規参入業者が
増えつづけており
増えつづけており
今まで、湘南エリアでは
聞いた事がない事業者が
続々と建売住宅を建てています。
その建売住宅の間取りを見ると
「どうやったらこんな図面が引けるのか?」
と、プロの我々が見て
目も当てられない物ばかり。(^^;)
目も当てられない物ばかり。(^^;)
設計のイロハが皆無で
動線がメチャクチャの住宅。
「なぜここに階段?」
「なぜここにキッチン?」
「玄関これじゃだめだろう!」
住みやすさなんて
一切考えておらず
一切考えておらず
「こりゃ、住めたもんじゃないぞ!」
と、広告を手にため息が出ます。
本当にひどい状況です。
本当にひどい状況です。
そして・・・
そんな素人設計の建売住宅が
飛ぶように売れていっているのです。
また、駅近の場合は
土地がとにかく小さく細かく分譲され
1階がビルドイン型の駐車場なのに
3階建ての建物が隙間なくビッチリ建てられ
「こりゃ、構造的にヤバい!」
という物件も多々あります。
つい先日も・・・
傾斜地に施工した基礎が露出して
底地の土が流出しているのに
傾斜地に施工した基礎が露出して
底地の土が流出しているのに
そのまま建築を行い
最後の外構工事に
その問題部分をブロックで隠している
現場を見ました。
当社の建築現場近くで
施工している建売住宅などは
あからさまに建築手順がおかしいです。
上げ始めると、キリがないぐらい。
とても、良くない状況です。
でも・・・
それら住宅は・・・
国の決めた基準をクリアしているので
国の決めた基準をクリアしているので
何ら問題になりません。
よって将来
欠陥住宅だったことが発覚しても
個人で訴訟を起こし戦うしか
方法は無いのです。
だから、私は
コンクリート事件のニュースを見た時
「行政が目を向けるのは、そこなの?」
と、思ったわけです。
基本的に
消費者には『選択をする権利』が
優先されています。
優先されています。
偽造する可能性のある
小さな零細生コン業者を選んだのは
基礎施工業者の権利です。
きっと、元受けから工事代金を叩かれ
一番安い生コン屋を選んだのでしょう。
偽造を見抜けない基礎施工業者を選んだのは
二次受け業者の権利です。
きっと、仕事を請けるために原価を削りに削り
より安い基礎施工業者を選んだのでしょう。
より安い基礎施工業者を選んだのでしょう。
工事を丸投げする元受け業者を選んだのは
施主の権利です。
他の工務店数社と相見積もりをとり
きっと一番安かったのでしょう。
基礎業者も
二次受け業者も
元受け業者も
施主も
皆、消費者に当たります。
ただ・・・
この資本主義社会において
「安かろう」は「悪かろう」です。
これは、現代社会において絶対的な法則です。
上記に関しては
「安かろうスパイラル」と言えます。
自社では何もせず
丸投げで住宅建築を下請けに流し
下請けは、孫請けに流し
孫請けが各職人に差配する。
そんなことがこの住宅業界においては
普通に行われています。
だから、元受け業者に
「コンクリート偽造」なんていっても
寝耳に水でしょうね。
どこの生コン屋を使ったかすら知らず
もしかしたら、基礎業者の名前すら
知らないかもしれません。(苦笑)
「安かろう、悪かろう」
そこを消費者はしっかりと踏まえて
夢のマイホームを実現するために
進んでいくことを、切に願うのです。
スタートで低価格を求めすぎると
スタートで低価格を求めすぎると
インフレに急激に向かう今の世の中では
失敗する可能性が限りなく高いです。
失敗する可能性が限りなく高いです。
そして、できれば・・・
家を買う前に、見る目を養ってほしい。
家を買う前に、見る目を養ってほしい。
4000万円~5000万円超の
人生を左右する買い物をするには
人生を左右する買い物をするには
皆さん、あまりにも知識不足だと
この業界に25年近く居る私は・・・
痛感するのです。
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