この仕事をしていると・・・
日々、同じことを繰り返す事がとても楽な事に気が付きます。
「新しいことをしない」
「冒険をしない」
そうすると・・・
必ず・・・
「同じものを造る」
という所に落ち着きます。
「工夫しない」
「難しいことをしない」
その結果・・・
「お金を掛けない」
になり・・・
同じものを造り続けることにより
必ずコストを追求する方を向くようになり・・・
「儲け優先」
に繋がって行きます。
当社は、工務店が陥るこのスパイラルとは、真逆を行っています。
年に建てる住宅の設計のおおよそ半分を「建築家」にゆだねることにより
自然派住宅雑誌で活躍する一級建築士事務所が手掛ける
最新の住宅トレンドや、意匠設計や構造設計に触れることが出来ます。
そこが、当社が他の建売業者と大きく違うところで
自社設計の地場工務店さん方との差別化になっています。
また・・・
鎌倉は、建築家が関わる住宅がとても多い場所でもあります。
建築中の現場をみると
その家に「設計の専門家」が介在しているかどうか
だいたい一目で解ります。
そんな工夫ある家を見ると、写真を撮ります。
「良いものは真似をする。」
これ、人間の基本中の基本。
先日も、鎌倉市大町であった住宅に目を惹かれました。
家ではなく、普通のブロック塀です。
まさに、創意工夫ですね!
いや~、こんな簡単な事に、今まで気が付きませんでした。
何がって?
もっとも安い「軽量ブロック」積みを
ただ単に、互い違いに積んでいるのです。
普通は、目地を通して積みますが・・・
互い違いに積むことで「レンガチック」になるんですね。(゜゜;)
普通のブロック塀が・・・
意匠性があるおしゃれな風合いになっているではないですか!!
普通に積むより面倒なので、外構工事費の「手間代」は少し上がりますが
大した金額ではないと思われます。
これは、個人的に本当にビックリしました。
今まで気が付かなかった自分が悔しい!!
(今度、真似しようっと!)
ほんの少しの工夫。
これが、中々難しい。
特に地場工務店は、日々激しい価格競争に晒され
お客様の多くの要望にも応えなければならず
その中で、逆にお客様に提案するのは
不利益なんですよね。
ハウスメーカーは、決まったことしかしませんし
そこから飛び出そうとすると、高額請求が待っています。
うちの会社は、どこまでできるか?
日々、試行錯誤です。(TT)
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