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2015年9月6日日曜日

世界一の学力を有する国には塾が無い

子供の学力が世界一の水準と言われるフィンランド。

そのフィンランドには、驚くべき実態があります。

それは3つ。

「学習塾が存在しない」
「大学まで学費無料」
「給食費も無料」

という事です。

一番の驚きは、世界最高水準の学力を持つ子供たちが・・・
学校教育だけで育っているという事。


日本で当たり前のように存在し、巨額の利益を上げる多くの学習塾。
テレビCMで、「やる気スイッチ」だの「今でしょ」だの、家庭教師のトライの「ハイジ」の宣伝等々、見ない日はありませんね。
それが、フィンランド国内では1つも存在しないのです。

「塾もないのに、世界一?」
日本人だと、皆、そう思うことでしょうね。

ですが、フィンランド人に学習塾というものを説明すると・・・
「なぜそんなものが必要あるのか?」
と、皆、逆に訪ねてくるそうです。

フィンランドと日本との決定的な違い。
それは、フィンランドに偏差値という概念がない事です。
受験というシステム自体、存在しないのです。

受験の代わりに「卒業試験」があり・・・
その点数によって、入れる大学が決まるのだとか。

卒業するまで一切が無料ですから、「お金がないから」という諦めらめがない。
子供たちは、誰隔てなく行きたい学校を目指せる。
親は金を出していない為、悲壮感漂う親の介入が著しく小さい。

なんていう、夢のような国でしょうか!

ブログ『フィンランドから見た日本の教育』で、こんな一節があります。
http://educatejapan.blogspot.jp/

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日本の問題は、教育システムそのものよりも社会のシステムにあると思います。

学歴社会が続く限り、親は成績を重要視します。
子どもたちは、よりレベルの高い学校や大学への進学を強いられています。
その為に、小さなころから学習塾などに通う必要があり・・・
子どもたちが人間として健康に元気に成長する為に必要な「遊ぶ時間」がとても少なくなります。

人よりも優れていなければいけない。
親や先生からの期待、勉強だけでなくスポーツや音楽でも力を出しすぎ・・・
心身ともに疲れています。

また、中学や高校の入試問題は・・・
公立校で勉強する内容では対応できない内容となっています。
家庭の経済的事情などで学習塾に行くことのできない子どもたちは
入試に必要な勉強をすることができません。

一方、塾に通う子どもたちは、何の為に学校に行く必要があるのだろうか?
塾だけで十分なのでは、と考えてしまうようになりかねません。

実際に、私の娘が直面した問題ですが・・・
学校の授業のテンポが速すぎ、一授業における学習内容が詰め込みすぎで、ひとつのことをじっくり考えていくことが困難でした。
娘はのんびりとした性格ではありましたが、納得してから先に進むタイプの子どもたちにとっては、あっという間に勉強について行けなくなり、最終的には学ぶ意欲を失うことになります。

フィンランドの教育が
「落ちこぼれを作らないが、優秀な生徒の才能は自主性に任せる」
だとすれば

日本の教育は
「優秀な生徒を優先し、落ちこぼれを作ってしまう」
教育だと言えるのではないでしょうか。

フィンランドには学習塾も自宅で学習する講座などもありません。

学校の宿題はたくさん出るので、勉強は一生懸命しないと大変です。
その変わり、2か月半ほどもある夏休みはもちろん、休みは長く取られ、しかも休みの期間に宿題は一切出ません。

このON-OFFの切り替えが脳にも心にも良くはたらき
勉強が楽しく感じられるようになるのだと思います。

子どもたちが何日も勉強をしないで塾などにも行かずに毎日遊んでいるとしたら・・・
そんな状況を黙って見ていられる親や先生が今の日本にどれほどいるでしょうか?

フィンランドの夏休みはそれが可能なのです。

休みの間、子どもたちだけではなく、親も先生もみんな1カ月は仕事を考えずにゆっくり休むのです。

日本でももう少し子どもたちが・・・
「休める休日」を増やすことができればいいなと思います。
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そうですよね。
日本の子供たちは、忙しすぎですよ。

この偏差値社会、どうにかならないですかね??

「安倍総理がレッテルを貼るのは良く無い」
と言っていますが・・・
偏差値って、最強のレッテルだとおもうんです。

子供に、マイナンバーならぬ、マイ点数を付けてる。

考えようによっては、酷い話です。

過去、このブログでも色々と、教育に関して触れてきました。

■里親教育

■塾てなんだ?

我が子は、のんびりと育てないな~
どっかの大自然の中で。

どうしよう。

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