Translate

2015年1月23日金曜日

苦情

我々の仕事は・・・

「古家を壊す」
「古い宅地を壊す」
「新しい家を造る」
「新しい開発をする」

というものです。

そこには、必ず騒音や振動、粉塵が発生します。
トラックや重機の往来が始まり、多くの職人の往来があります。

古いものを壊す場合は、建物だけではありません。
土地の外周を囲む擁壁やブロックフェンスなども老朽化していたら撤去して新設を要します。
簡単に撤去出来れば問題も少ないですが・・・
ご近隣がお庭を造り込んでいたり、家の一部がそのブロックにくっ付いていたりすることも多々あります。

新しい家を造る時も・・・
材木を切ると、木くずが出ます。
風が強いと、舞い散ります。
足場に掛けてあるホロだけでは、止めるのは困難です。

仮設トイレも問題になることが多いです。
糞尿の匂いです。
風向きで、ご近隣に舞い込みます。

鎌倉は駐車場を確保するのが困難です。
建築時、多いときには、5種の職人が現場に来ます。
5台の車を、路上でどうにかやりくりするしかありません。

そのたびに、苦情を頂きます。

「音がうるさい」
「話し声が気になる」
「ラジオの音を消せ」

「振動が凄い」
「においがする」
「粉が舞うぞ」
「路上駐車をやめろ」

中には・・・
「家を低くしろ」
「もっと家を離せ」
「窓の位置を変えろ」
「植木をしろ」
「電柱をどけろ」

様々なご意見も賜ります。

御近隣の方々は、お客様と同じです。
当社の物件をご購入下さったお客様の御隣人となる訳です。
当社が揉め事を残して、お客様に引き渡すわけには絶対に行かないのです。

ですので、私が全て責任をもって話し合います。

今日も、解体中のご近隣の方から、苦情を頂きました。
既にご近隣の皆様のご協力で、建屋が全て撤去するところまで進みました。
重量鉄骨の建物のため、木造住宅の2倍の騒音と振動が発生しています。
特に鉄骨をカッターで切る時の音は、とても耳に付きます。
この場を借りて、再度お詫び申し上げます。

現在、重量鉄骨の建物独特の深基礎の解体に入っています。

朝、事務所の電話がなり「今すぐ辞めろ!」と、お怒りの様子です。
すぐにお詫びとご説明をするべく、お名前を何度かお伺いしまいたが、お教えいただけませんでした。

ただ、どうやっても取り壊さなければなりません。
壊さなければ、新しいものを産むことが出来ないからです。
作業を止めても、また始まれば同じです。
であるならば、最短で騒音や振動が無い状態にするのが最良だと考えます。


今回は、アパートを取り壊し、戸建てになります。
不特定多数の人の出入りが無くなり、周辺環境も良くなります。


日曜日に、周辺を隈なく回って、御苦情を下さった方にご説明しなければなりません。
まずは、直接お会いしてお詫び申し上げます。

すんなりどちら様か解れば良いのですが・・・。
(TT)

0 件のコメント:

コメントを投稿