一昨日、上棟となりました。
奥に見えるのが建物です。(右側は別のお宅です)
写真のように、いわゆる「旗竿地」です。
旗竿地とは、幅2m~3mの専用通路を介した敷地を言います。
整形地よりも安く、面積が大きいのが特徴です。
一般の方は、あまり好まれない形状でして・・・
本地も総面積60坪を超えましたが、2980万円という安い価格にも関わらず、中々売れずに往生しました。
何度かご購入希望者もいらっしゃいましたが、280万円以上の値引き交渉等があり、弊社にてお断わりして、現在に至ります。
ただ、旗竿地にはメリットがあります。
①価格が安い
②固定資産税の評価が低い(税金が安い)
③防犯を考慮しやすい。
④通路部分を庭として有効活用できる。
⑤道路の騒音等の心配がない。
実は今、私も旗竿地に住んでいるんです。(^^)
なんといっても、とても静か。
郵便局員や宅急便も通路に設置してある門扉から中に入ってくることは無く、子供も道路に飛び出る心配がないため、とても楽ちん。
道路を通る人から家を見られることがなく、4年以上住んでいますが防犯的に怖い思いをしたことがありません。
ちなみに・・・
この玉縄5丁目の旗竿地は、さらに素晴らしい特徴があります。
何度かこのブログで図面を紹介してきましたが・・・
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-bf50.html
建築したのは2階がリビングのコの字の中庭のある家です。
何が素晴らしいかというと・・・
2階からの、この、景観です。
これはリビング 。
下がダイニングから。
市街化調整区域の大自然が広がります。
もちろん、この景観は生涯無くなることはありません。
自然の山並みから、下に広がる町が遠望できます。
(クリックすると拡大します。)
屋根の上からだと、大自然の雰囲気がよりわかると思います。
今まで、更地で販売していましたが・・・
この景色を予想するのは、一般の方には難しいようで・・・
具体的に検討された方には「家を建てたら、景観が素晴らしい土地ですよ」とアドバイスをして来ましたが、皆さん、真に受けてくれなかった経緯があります。
景観は、「住宅の価値」を決める中で、実は最重要な部分でもあります。
本地は、プロの方々からは「良い土地ですね~」と言われてきましたが、一般の方々からは、不評でした。
一生懸命、この景観を訴えてきた私からすると・・・
「もったいないな~」
の一言です。
でも、売る側として「もう少しやり方があったのでは?」と、後悔もあります。
4m程度のハシゴを掛けて、建物が建った状況での景観を撮影して、それをアピールしなければならなかったのではないか??
今後の教訓としなければなりません。
ちなみに、本物件をたたくのは・・・
これまた何度も本ブログでご紹介しています・・・
凄腕大工の井関工務店の井関棟梁です。
井関さん、一言
「ランドマークが見えますよ!」
あ、ほんとだ。(^^;)
0 件のコメント:
コメントを投稿