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2020年3月12日木曜日

エコキュート故障

当社が管理している
賃貸住宅のお客様より
先日、朝8時前にSOSが入りました。

「お湯が突然でなくなった!」
「エコキュートの配管からお湯が漏れてる!」

給湯コントローラーに
「エラーH70」
と表記され
昨日からお風呂に入れないというのです。

お客様がパナソニックの修理受付に
電話をしたそうなのですが
祭日で電話がつながらず
24時間緊急対応窓口に電話をしたら
修理業者に直接つながったそうなのですが
出張修理で6万円かかると言われ
慌てて当社に電話がかかってきた次第です。

すぐに電話の間に入り
メーカーの修理業者に
エラーコードの説明を求めると

「熱感知の基盤が故障したら出るコード」
とのこと。

今日の今日ですが
お昼には修理に来れると言うので
修理を発注。

その電話で詳細な状況説明を聞きながら
ふと疑問に思う所があり
修理の内容説明を求めました。

すると、こんなことを仰いました。

「手持ちの部品で直せればよいが
基盤がダメだった場合
基盤が取り寄せとなる。」
「ただ、基盤は我々では触れず
メーカー工事となる。」
「品番が古いものなので
基盤自体が在庫で無い場合
コロナウイルスの影響で
直すことが出来ない可能性もある。」
「そうしたら、新しく
エコキュートを買って
設置し直してもらった方が良い。」

んん?

ということは
今日は来て何をするのかな?
その疑問をぶつけてみると

「配管の補修だけとなります。」

ということは
それじゃ、治らないんじゃない?
その疑問をぶつけてみると

「その可能性はある。」と仰る。

ということは
今日お金払って来てもらっても
意味ないのでは?
その疑問をぶつけると

「その可能性もある。」と仰る。

じゃあ、ダメじゃん。(TT)

急ぎ、工事のお断りをして
藤沢の水道工事店「武蔵設備」さんに
無理を言って来てもらい
まずは、自力で水漏れを治すことに。


ヒートポンプと貯湯ユニットを
つなぐ配管から、お湯が漏れ出しています。

貯湯ユニット/HE-KU37CQ
ヒートポンプ/HE-PKU45C


2009年に設置したもので
11年目のエコキュートとなります。


2014年に一度メーカー点検をしており
その時は全く問題ありませんでした。
メーカーの修理業者さんは
「11年目なのでそろそろ機械の寿命。」
とも言っていました。

エコキュートは高額なので
取り替えるとなると
大きな負担となります。
また、ガス給湯器のように簡単ではなく
モノが大きいので
処分費も高額となります。

それはどうにか避けたい。

武蔵設備の武蔵社長が
タンクのお湯をすべて抜き
配管をすべて新品に取り換え
タンクに水を溜めて
作業時間は3時間経過。

いざ、室内のコントーローラーを
のぞき込むと・・・
エラーコードは消えません。
やっぱりダメだった。

翌日の朝、メーカー修理受付に電話。
2日後、メーカーが修理に来ることに。
基盤を交換して、内部機械を調整して
どうにか、エラーコードが消えました。

とりあえず・・・
これで、使ってもらう事となります。

賃貸のお客様は
4日間、お風呂に入ることが出来ず
受験を迎えるお子様がいらっしゃって
大変ご迷惑をおかけしました。

あとは、九州に住む大家さんに
電話で状況報告をして
お金の算段をすませ
どうにか一件落着。

正直なとこと・・・
オール電化住宅で
エコキュートを設置している家は
賃貸住宅には適さないですね。

今回、私が
①お客様
②メーカー指定工事店
③パナソニック
④当社水道工事店
⑤大家様
の間に入り、段取りを付けましたが
正直、物凄く大変でした。

お客様にも多大な迷惑をおかけして
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ただ、そのおかげと言っては何ですが
修理費は少額で済みました。
(私の労力は、無償です。)

これ怖いですよね!

私にエコキュートの補修経験が無かったら
こういう対応は絶対に出来ず
普通の不動産会社の営業マンが
管理者として応対していたら
かなりの確率で、無駄な工事を行い
さらに、大家さんに10万円を超える
負担を強いることになっていたと思われます。

そう考えるとゾっとします。

過去、環境にやさしいということで
オール電化住宅を多く手がけ
その後の経過を多々見てきた私です。
今・・・
個人的に・・・
エコキュート、嫌いです。(^^;)


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