すでに土地を古家付で購入しており、現在古家解体を行っています。
解体開始直後の現場の様子です。
100坪近い土地に、大きな邸宅が建っていました。
解体をお願いしたのは、株式会社不動マネジメントさん。
当社の解体作業のすべてを請け負って頂いております。
内部からどんどんと解体していきます。
この辺は、すべて、バールやハンマーでの手作業となります。
今、解体は分類が厳しく指導されており、解体をするにも細かく仕分けしてマニュフェストを作成しなければなりません。
よって、内装は、手作業となります。
木造でも、一度ここまできれいにスケルトンにするわけです。
大方内部が片付くと、外部を重機で壊していきます。
それでも、解体しながら巧みに仕分けをしていきます。
なので、一昔前のように無造作に壊すことはしません。
ユンボー(重機)を器用に使って木材やサッシやスチール等々に仕分けを行う作業は、大きなフォークでなんとも繊細です。
ドンドンと取り壊し・・・
庭園の庭木や庭石等すべて取り除き・・・
今日の現場は、すっかり古家が無くなりました。(^^)
ここから、より繊細な部分に移っていきます。
古い家は、外周も古い。
土地境界に必ずあるのは、ブロックやフェンス。
解体作業は家に目が向きます。
古い外構をそのまま残すケースがとても多いです。
が・・・
それは、大きな間違いです。
築40年の家であれば、ブロックもフェンスも築40年。
もう、耐用年数はとっくに過ぎているのです。
特に、20年以上前の外構工事は、なんとも施工がいい加減。
基礎や鉄筋なんて、無くて当たり前。
だから、解体作業の時に古い壁やフェンスは壊すのが鉄則です。
本物件も境界沿いに古いブロック塀があります。
手で叩くと、乾いた音が響きます。
内部にしっかりとコンクリートが入っている場合、鈍い音がして響きません。
ということは、中が空っぽという事です。
人力で揺れます。
ブロックの厚みは10cmと薄く、高さは2m近くあります。
支えとなる控えはありますが、基礎が見当たりません。
危険度100%です。
しっかりと作ったブロック塀は、倒すことが出来ません。
ブレーカーで地道に手壊しですが・・・
本地のブロックは・・・
倒すことにしました。
というか、簡単に倒れたよ。(゜゜;)
もちろん、職人さんが隣地の住宅に影響が無いよう細心の注意を払ってくれています。
これだけ、お隣さんのお庭や建物やエントランスが接しています。
万が一にもお隣さんを傷つけてはいけませんので、倒すのは細心の注意が必要です。
が・・・
よく見ると、ブロックの下には、有るはずの基礎が一切なく・・・
なんと、弱~い大家石が・・・
解ります??
その大家石に鉄筋を1本指しているだけ。(大汗)
これ・・・
よく今まで自立して立っていたな。
倒れなかったのが不思議な状況です。
倒れた場合、隣の敷地に向って倒れる構造です。
お隣さんの玄関が目の前ですから、お子様がいるときに倒れたら、大惨事になるところでした。
恐ろしいです。
お隣さんにも確認して頂き・・・
解体が終了したら、当社にて新しいブロック塀を造らなければなりません。
この大家石も取り除かなければなりませんので、コストがドンドンと掛かりますが・・・
隣地境界ラインは、新築住宅の売り主として、一番重要です。
ここをいい加減に納めてしまうと・・・
将来、買われたお客様が隣接者の方ともめる可能性を残すこととなるのです。
そのリスクを取り除く義務が、売主にはあるのです。
つづく
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