Translate

2021年4月10日土曜日

デジャブー

デジャブーって
良くありますよね。

過去に経験したことのない
初体験の事柄なのに
「あれ、これ昔もあったよね」
という感覚に包まれるヤツです。

元は「déjà vu」という
フランス語なんですって
日本語に直すと
「既視感」となるそうです。

今、我々は・・・
もっと言うと日本国民は
まさに全員・・・
「既視感」に苛まれています。

去年2月
コロナウイルスが発生し
3月に入り日本に広がり始め
4月には、緊急事態宣言が
安倍晋三首相により
発令されました。

その日の東京都の陽性者数は・・・
なんと、たったの87人。

私の記憶では
その時、安倍首相が
こんなことを言っていました。

「今から2週間が正念場。」
「1週間後の状況をみて解除する考え。」
「検査体制をあらゆる手を尽くして強化する。」
「日本が見いだした薬を、早期の薬事承認を目指します。」
「私たちのこれまでの取組は確実に成果を上げている。」

さて今・・・
1年が経ちました。

第1波が抑えきれず
すぐに第2波が続き
安倍首相がお腹痛いと言い出し
何時の間にか菅首相に代わり
安倍首相はなぜかゴルフ三昧の中
第3波と続き・・・
第4波が真っ只中の今・・・

東京の1日の陽性者数は537人。
全国の1日当たりの陽性者は3405人です。

第一波の非常事態宣言時とは
比べものにならないぐらいの
感染者となっています。

そして、第1波の非常事態宣言から
9331人の人が
コロナウイルスにより亡くなられました。
亡くなられた方の家族は
面会も出来ず
ご遺体にも合うことが出来ず
火葬にも立ち合うことが出来なかったそうです。

そんな中
菅総理大臣が
全く気力の無い
うつろな目(某お人形そっくり)で


『蔓延防止重点処置』という
なぜか新しい言葉の処置を発令し
こう仰いました。

「今からが正念場」
「非常事態宣言にならないよう努力を」
「ワクチンの早期接種実現を目指す。」

デジャブ。
強烈なデジャブですよね。

でも、これ・・・
デジャブではないのです。

デジャブとは「実際は無かった事」のに
過去あったように思う事だそうです。
この菅総理の発言は
1年前、安倍首相の口から
我々国民は
間違いなく聞いているのです。

変異株が原因?
マスコミも「変異株」「変異株」と
あたかも政府にはなにも責任はないと
いうような報道をしていますが

ウィルスが変異するなんて
第2波のころから
騒がれていたと
我々国民は記憶しております。

それを何もせず・・・
「我慢しろ」「金は出す」
という政策しかせず

さらに日本製のワクチン開発は進まず
複雑な薬の承認緩和もせず
外国製の「ワクチン」に頼りきり

買ったけど入ってこないと
右往左往する政府。
ただただ「密は避けて」「マスク会食して」
とお願いをするばかり。

その状況下・・・
政府主導でオリンピックの聖火リレーが始まり
町中に芸能人を走らせ
連日、大騒ぎをしてます。

(毎日新聞より)

これ・・・
正気の沙汰ですかね?
ちょっと、信じられません。

それでいて
「集まる国民が馬鹿!」
「モラルの低い国民!」
とブログやSNSで見下す地方政治家たち。

もう、オリンピックなんて
出来ないのは誰が見ても
明らかなんだが。

ちぐはぐだ。
なにもかもが、ちぐはぐ。

安倍首相が『日本を取り戻す』と
スローガンを掲げてから
すべてが`あべこべ´です。

今回のコロナ過も
日本が世界に誇る医療や開発技術を総動員して
ワクチン開発や検査キットを
世界に発信する
大チャンスだった。

ピンチをチャンスに変えるのが
今まで、日本が世界に知らしめた
「日本魂」だった筈です。

それが、今の日本政府には微塵もない。
政府に無いから企業にも無い。
ロシアや中国は
すぐに独自のワクチンを開発承認し
世界にその力を示しています。

安倍氏は1年前にこう言いました。

「日本が見いだした薬を、早期の薬事承認を目指します。」

蓋を開けてみれば
「外国製のワクチンを予約した」
と誇らしげに発表する大臣と
その後・・・
「入荷のめどが立たない」
と、顔をしかめる大臣・大臣・大臣。

この状況下、私には・・・
あのペピーノ・ガリアルディが歌う
「ガラスの部屋」という曲が
ただただ、頭の中に響きます。

ヒロシです。
ヒロシです。
ヒロシです。


0 件のコメント:

コメントを投稿