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2020年6月4日木曜日

江の島で巨大コウイカ

昨日の定休日。

心身ともに疲れが溜まり
「家でゴロゴロしていたい。」
という気持ちなのですが・・・
子供の学校は、まだ2時限だけ。

しかも午後登校で2時間で
帰ってくるというのです。

今まで、家の中で
ずっと耐えていた子供達。
「遊びに連れて行ってあげたいなぁ。」
という思考も湧き上がってきます。

私の心の中の割合は・・・
休みたい/50%
子供と遊びたい/50%

ほぼ、互角の勝負です。
天使と悪魔じゃないですが
天使組に加勢するのは・・・

学校が本格的に戻ると
平日休みの私は
子供達と中々遊べなくなる。

という『平日休み』の
お父さん方の苦悩です。

「今が子供と遊ぶ数少ないチャンス!」
結局、この思考が後押しし
私の体を奮い立たせてくれました。(^^;)

前日、妻に・・・
「朝6時に起きてナマズ釣りに行こう。」
提案したら、呆れかえられてしまい
当日は、その妻を家に残して
子供たちを連れて、川へGo!

登校時間間際まで
みっちりと川遊びをしました。

午後は・・・
娘が「海に行きたい」というので
下校時に車で子供を拾い
妻も無理やり連れて海へ。

そこで大事件が起きました。
今日は、その午後の話をします。

藤沢の上州屋で「ジャリメ」を買い
森戸海岸へ向かいます。
3時過ぎに134号線に出ると
物凄い大渋滞で、全く動きません。

平日なのにどうなってるんだ?
(TT)号泣

そこで、すぐに考え直し
鎌倉高校前で引き返して
目の前にある片瀬海岸に目的地変更。

新江の島水族館の横にある公営駐車場が
通常営業していてビックリ。
しかも、ガラガラです。

妻と娘は、砂浜の散策。
私と息子は、片瀬漁港西堤防へ釣り。

先端には、おおよそ10人ほどの釣り人。
曇りで暑くなく、風も弱い。
絶好の釣り日和です。

やっぱり、自然は良いですね。
やっぱり、海は気持ちよい。
子供は、大はしゃぎ。

2年ぐらい前から
度々、釣りに連れて行っており
最近ユーチューブで『ナマズ釣り動画』を
見せたらハマってしまい
「動画と同じ竿とリールが欲しい」と
毎日のように嘆願されて

2週間前にナマズ入門のロッドとリールを
買い与えたばかりです。

9歳にして自分専用の釣り道具を手に入れた息子。
やる気満々で
「釣りに行きたい」「釣りに行きたい」
と、小学4年生の『釣りキチ』です。(TT)

ただ、まだド素人以前の状態で
一人では何もできません。

とりあえず、堤防に到着して
私が簡単な穴釣り仕掛けを作り手渡すと
蟹釣りに夢中。



その後、ロッドを組立てさせて
お気に入りのベイトリールを取り付け
(※ナマズ釣りの影響)
糸を通し、PEラインに道糸を電車結びさせて
スナップを選ばせて、ルアーを選ばせて

一から、作業を覚えさせながら
キャスティングの練習開始。

スピニングリールに比べ
ベイトリールは、中々難しいのです。
少し間違えると・・・
すぐに「バックラッシュ」をするので
投げて、直して、投げて、直しての繰り返し。

でも、簡単に失敗するリールの為
経験が早く出来ます。
30分ほど投げ続けていたら
もう、バックラッシュせず
30m前後キャスティングできるようになり
その後、ずっと無心で
メタルジグを投げ続ける息子。

1時間経ったあたりで・・・
休憩がてら、息子が再度カニ釣りをし始めたので
息子のタックルを借りて
ルアーをエギ(疑似エビルアー)に取り換えて
私が20分ほど投げ続けてみました。

エギは、エギングという
独特の竿の動かし方をして
海の中のルアーを本物のエビのように動かし
イカを釣る方法です。

春先からシーズンとなり
今が絶好の釣行時期なのですが
江の島周辺だと量が少なく
1日頑張って一・二匹釣れるかどうかです。

時計を見ると午後5時半。
暗くなり始める時間が
実は一番釣れる『夕まずめ』という
地合いになるので、ダメ元で
「釣れないかな~」
「息子にイカ、見せてやりたいな~」
と、なにげに必死な私。

それを見ていた息子。
「俺にもやらせて!」
と、私からロッドを奪い取り
「どうやるの?教えて!!」
と、ジャイアン顔。

しゃくり方や落とし込み方を
レクチャーしていたら
すでにもう、夕方6時。

妻からスマホが鳴り
「いつまでヤッテルの?」
と、ちょっとお叱りのメールが。

日も落ちてきたので・・・
「もう片付けるよ!」
と、息子に言うと
「もう一回だけ投げさせて!」
というので
「仕方ない、あと一回だけね。」
と、最後の一投。

「しゃくりかたが雑」
「3回連続で鋭くしゃくる」
「その後、巻かずにエギを落とす」
「10秒数えたら、またしゃくる」

最後、本腰でレクチャーをしたら・・・
突如「グンッ!!!」と竿が曲がります。

くの字に曲がる竿を見て
「根がかりだ~」と、呆れ顔の私。
竿を代わりに持とうとしたら

「こ、これ、根がかりじゃない!」
「なんか、引っぱって行くよ!!」
「うわ、どうする、これ、どうする?」

と、息子が大混乱。

マジか!!
巨大なアオリイカが
初めてエギングをする息子の竿に
奇跡的に掛かったぞっ!

「落ち着いて、巻け!」
「ゆっくりでいいよ!」
「竿を少し立てて、ゆっくり巻いて!」

周りの人を巻き込み大騒ぎ。



海面に顔を出したのは
物凄い巨大なイカ!!
(上の写真の右下をご覧ください)

ギャラリーが「デカい!2kgはあるぞ!!」
と大きな声で言ったので
堤防に居る釣り人が全員
息子の後ろに集まってきて騒然。

私が持っている網では入らず
近くの釣り人にタモを借りて
しかもタモ入れまでして頂き



どうにか、無事に引き上げることに成功!!!

1kgは余裕で超えてますね。
見た目、1.5kgはありそう。

生まれて初めてのエギングですよ。
しかも9歳の子供ですよ。
実は私・・・
1kg超のイカを釣ったことがありません。
息子に先を越されました。(TT)

アオリイカでは無いですね。
コウイカ?モンゴイカ?
モンゴイカ(別名カミナリイカ)は
西にしかいない筈だから
コウイカですね。きっと。

とにかくデカい。

無事に上がり・・・
スタンディングオベーション。



拍手の中・・・
イカがスミを勢い良く吐き
近くにいた人に被弾。
息子にも被弾!!

顔も洋服もスミだらけ。(TT)



でも、満面の笑みの息子。

手伝ってくれた男性にお礼をして
スミを被弾した男性に
イカをお詫びにプレゼント。

ありがとうございました。

思いがけぬ大トリ物となりました。

直後、皆、竿にエギを付けて
投げ始めるというオチも付いて。(笑)

息子は、終始大興奮。
帰り際も・・・
晩ごはんの最中も・・・
お風呂に入っている間も・・・
歯を磨いている時も・・・

寝る直前まで
興奮冷めやらぬ状態。

こんな経験、中々出来ません。

彼の記憶に一生涯残ることでしょう。
そして、きっと・・・
私が死ぬとき、この時の光景を
絶対想い起すと思います。

正直言って・・・
家が売れるより、嬉しい。(^^)

こういう大事件の時って
必ず、偶然が重なります。

・本来の目的地にたどり着けずここに来た偶然。
・餌で釣る予定がルアーをやりだした偶然。
・釣り具の中に水道屋「武蔵設備」の白井さんからもらったエギが入っていたという偶然。
・そのエギを見てエギングをやりだした偶然。
・息子がその竿を取り上げて練習をしだした偶然。
・帰る際、あと1投を許した偶然。
・そして、本格的なタモを持っていた人が居た偶然。

不思議ですね。

その偶然に感謝。
ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. いい経験ですね!狙っても中々釣れないのに 無心が殺気を消したか( ^ω^)・・・

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  2. I先生、コメントありがとうございます。
    江の島のエギンガーに言わせると「片瀬で2kg近いコウイカ」は奇跡だそうです。
    ビギナーズラックって凄いパワーです。

    返信削除