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2017年8月25日金曜日

トモダチ作戦

福島の原発事故の収拾に従事した空母に登場していた米兵150人が
「事故は東電の不適切な設計や管理によって発生した。」
として、東京電力に対し5500億円の賠償(基金)を提訴。

もの凄いニュースです。

実質的に国有化されている東京電力。
事故後、すでに7兆円もの賠償金を国民の税金で払っています。

よって、5500億円の請求先は、実質、日本国民となります。

日本人がすでに忘れかけている福島原発事故。
このニュースをみても、他人事です。
全く、本質がわかってない。

アメリカでは、これから福島原発事故は本番。

訴訟大国アメリカでは、この手の裁判は十中八九原告が勝訴してます。
単純計算で、一人、36億円の損害金です。

「トモダチ作戦で米軍が日本を救った」
「アメリカ軍様さまだ。」
6年前、ニュースやネットで大々的に賞賛したジャパニーズ。

その見返りに・・・
日本国民が忘れたころに・・・
巨額の「金」を払うことになる。

これが、アメリカスタンダードです。

裁判の判決次第では、恐ろしいことが起きます。
彼らの任務期間は、2か月未満。
そのわずかな期間の任務で
一人36億円もの損害が認められるとなると
一切の歯止めがきかなくなります。

トモダチ作戦には、2万人以上の米兵が参加しています。
150人で5500億円ですから・・・
もし、2万人が訴訟を起こせば73兆円です。
その他、当時の日本にはアメリカ系の居住者や企業が多くありました。

さらに、海に放出された放射能は
アメリカ西海岸に流れ着き、その海底で沈殿し
海洋生物を犯しているといわれています。

グアム~ハワイ~西海岸に至るまで、漁業関係や環境団体
今後、想像を超える賠償訴訟が起こされる可能性が高く
今なお、高濃度汚染水が海に垂れ流しの状況を鑑みると
裁判で負ける要素が高い。

さらに、浪江・大熊・双葉の町とその周囲では
何十万人という日本人が非難をせずに放射能を浴びました。
上記訴訟を基準にすると、天文学的数字となります。

現在、福島県内の子供の甲状腺癌が200人を超えます。
日本政府は、原発との関係は無いと言い切ってますが・・・
アメリカ人で敗訴した場合、「日本人は別」とは
口が裂けても言えなくなるでしょう。

とにもかくにも、事故当時から指摘されていた
「諸外国からの損害賠償請求訴訟が溢れかえる。」
という予測が、現実のものになってきています。

そんなさなかにも、呑気に・・・
「食べて応援」なんて言ってる国ですから。(TT)

しかも、今の政権は、原子力推進の急先鋒である細田派。
その細田氏は・・・
「原発を稼働して、その売上げで賠償金を払っていく。」
と、真顔でおっしゃる。

原発の損害賠償金を、原発再稼働で得た利益で払う?
なんなのでしょう?いったい。
頭がおかしいのでしょうか?

そんな輩が、政権の中枢の長として君臨しているのです。
今、この瞬間も。

原発が爆発し、なんら収拾していない日本。
6年たっても、メルトダウンが一切収まっていません。
その日本の政治を原発推進団体が運営しているという現実。

やっぱり、国民が馬鹿なのか?

原子力発電所は、どう考えても割に合わないのです。
だれがどう理由付けしても、手におえないのです。

異常ですよ。
異常事態。
そして、今回の提訴は非常事態。

その異常事態を、国民が皆、見て見ぬふりをしている。
まるで他人事。
これが、本当に気持ち悪い。

この今の日本の様・・・
数十年前から、たった一人、予言していた人がいます。
そして、馬鹿な我々に訴え続けた人がいます。

忌野清志郎。

当時、ファンからも「何歌ってるんだ?」と言われてました。
でも、原発の危険を見抜き、我々国民にこの未来を伝えようと
一人歌い続けていた彼。

・・・、やっぱり神様だったのかな。



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