旭化成建材の杭偽造・・・
相手が最大大手のため、公共事業が問題視されています。
我が町でも・・・
大船西口ペデストリアンデッキ
大船東口エレベーター
この二つの杭工事が、旭化成建材で施工したことが発表されました。
しかし・・・・
旭化成建材が実際に杭工事を行っている事はないと思われます。
杭工事自体は、さらに曾孫請けの施工店かと。
今回のマンション杭偽造事件。
原因はなんだと思いますか??
大きくは、二つです。
一つは、「無二の信頼」
もう一つは、「ミルフィーユ構造」
新築マンションを買われる方へ
「なぜ一戸建てでは無くて、マンションを選んだのか?」
というアンケート。
その中で
「大手業者が施工したという、信頼と安心と安全」
と言うものが上位にありました。
今回のマンションも、三井住友建設が施工をしたというのが、買う決め手になったという人が多くいるそうです。
しかし、実際・・・
三井住友建設は、直接、マンション施工を手掛けてはいません。
今回の事件で一般に明らかになったのは・・・
三井不動産~三井住友建設~日立ハイテクノロジーズ~旭化成建材
という下請け構造です。
杭工事は「旭化成建材」となっていますが、実際は、杭施工業者(登録店)が存在して、旭化成建材からさらに下請けに回っていたと思われます。
つまり、
デベロッパー「三井不動産レジデンシャル」
元受「三井住友建設」
下請「日立ハイテクノロジーズ」
孫請「旭化成建材」
曾孫請「施工店」
という・・・
ミルフィーユのような、多重下請け構造があるのです。
それなのに、「三井」「住友」という二大看板が、出来上がったマンションを輝かせます。
このネームバリューが、大型新築マンションの価値となっているのです。
今回の原因。
それは、この何重にも重なったこの利益層だと思われます。
元受は、施工も管理も丸投げ。
多くの下請けに割り振ります。
下請けは、孫請けに丸投げ。
孫請けは、曾孫請けに施工を任せる。
中間マージンだけが増え続ける。
中間業者が多大な利益を抜いている。
実際に工事をする施工店は、とても安い仕事となります。
日本独特の、いわゆる「村社会」の構造ですね。
こんな利益層でも、販売会社は多大な利益を得ています。
もちろん、元受も下請けも好決算です。
そう考えると・・・
マンションの原価って、いったい幾らなんだ??
と、思う訳です。
高層マンションの問題点は、その他、多くあります。
下は、5年前に私が書いたブログです。
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/166701882.html
個人的に・・・
都心の埋め立て地の超高層マンションを買って住もうという人の気持ちが理解できません。
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