見たかったのは、室内ドア。
大建(新宿)
YKK(品川)
ウッドワン(港北)
パナソニック(横浜)
と、ほぼまる一日かけて、各メーカーショールームを巡って参りました。
当社の住宅の室内ドアは、LIXILです。
よって、同等品を比べることとなります。
個人的な感想は・・・
リクシルと大建、ウッドワン(ソフトアート)は、ほぼ同じレベル。
YKKは、面材は遜色ないですが、取っ手等の選択肢が少なく一つ落ちます。
驚くことに・・・
パナソニックが、頭一つ抜きに出てる。(^^;)
建具メーカーでは、ウッドワンの無垢ドア「ピノアース」がとても評判が良い商品です。
ただし、高額となるため、中々使うことが出来ません。
その、ピノアースに引けを取らないほどの出来映えです。
それほど、パナソニックの新商品「ベリティス」は、丁寧な仕上げでした。
ここで、疑問です。
なぜ、日本を代表する建材製造会社たちが・・・
横並びなのでしょう?
しかも、電設がメインの会社に、負けているのだろう?
もちろん、外国製品に比べれば、各社、仕上がりは悪くありません。
単体でみれば、良いのです。
そうなんですが、なんていうんですかね?
日本製品は・・・
「言わなくても解ってる」
というか
「痒いところにも手が届く」
というか
個人的なイメージでは、細部にわたり、モノ造り側に「心遣い」があったんです。
それは、使勝手とか、見栄えもあるのですが、違うんです。
「細かい収まり」なんです。
工場で、大量生産をしてしまうと、失われがちな、「細部のこだわり」と言えます。
職人気質は、細部に現れます。
例えば、10年使ってどうなのか?
普通の感覚では、10年遣ったら「ほつれてきて当たり前」「歪んできて当たり前」となりますが、職人さんは、10年先でも20年先でも考えるわけです。
「パナソニックは、見栄えだけではなく、細部に気を使ってる。」
他者と比べ、そう思えるのです。
ただ、実質パナソニックは卸値が高いので・・・
価格差と言ってしまえばそれまでなのだけれど・・・
何とも「モノ造り日本」の精神が、大量生産や海外生産により稀薄しているようで、情けなく思えるのです。
新宿に付いてショールームから出てきたのは、11時過ぎ。
新宿と言えば・・・
ラーメンの有名店がいくつもありますね。(^^)
ということで、一番近い有名店「麵屋海神」にて、昼食をば。
すでに、12人ぐらいの行列です。
2回に店があり、狭い階段にびっしりと若者が並んでます。
事前にメニューが回ってきました。
ラーメンの種類は、たった二つだけ。
塩ラーメンを注文。
やっと入れた店内はこんな感じ。
本日の出汁の具のようです。
着席後、1分で登場。
塩ラーメン(白髪ねぎ増し・味玉・焼きおにぎり)
ほほ~。
美味いですね、こりゃ。
具は、つくねのまんじゅうが2つ。
汁が繊細。
日本料理の料亭で出てくるような、すまし汁のようなスープです。
ただ、個人的に麵が惜しい~。
この歯ごたえは、自家製麵じゃないですね。
製麺屋さんが大量生産すると、歯に伝わる弾力が、なんだか薄べったくなるんですよ。
つるっとして、モチっとして、コリッとした感覚が、ラーメンの命。
大げさに言うと、紙を食べているような歯ごたえというか・・・
ラーメンは、造り手の繊細な部分を全てさらけ出します。
大変な商売ですね。
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