ビス穴を上からではなく、下から揉む方法で大工さんと打ち合わせしたのですが・・・
斜めから揉む場合、ビスを打つ時、デッキ材にその圧力が掛かるので、スペーサーを噛ましても、少しヨレる可能性があり、また、下部に墨を出すことだ出来ないので、均等にビスを並べることが出来ない。
また、やはり3cm程度の板を、ビス先端1.5cm程度で固定するので、将来、デッキ上部を歩く振動で板からビスが抜けて跳ねる可能性がある。
デッキ材自体、反って真っ直ぐじゃないので・・・
上部から揉む場合は補正が効くが、下から揉む場合は微調整がかなり難しく、仕上がりがまっすぐ行かない可能性がある。
堅木の場合は、下部の土台柱から下穴をあけるのが大変。
トルクを掛けたら、デッキ材を突き抜ける場合もあり・・・
色々と話し合い、やはり下から揉むのを回避することとなりました。
上からビスを揉むそのかわりに・・・
ウッドデッキに少し1%~2%の水勾配を取ることで、決着しました。
そして、材料。
アイアンウッド系を使う予算が無いので、オールヒノキの乾燥材(KD材)をモルダー加工したもので行う事としました。
2×4材の規格に合わせて、サイズ指定。
デッキ材は、38×105
垂木材は、45×157
藤沢の山六木材さんに見積もり依頼を掛けると・・・
「ヒノキのデッキ材だと、厚さ30mmしかない」
「38mだと、特注だよ」
「山長さんから取り寄せると、乾燥に1週間はかかるから、ゴールデンウィーク明けの納品になっちゃう」
「グリーン(未乾燥)材なら、来週に出せるよ」
グリーンですか。(^^;)
大工の井関さんに相談すると・・・
「グリーン材は、絶対だめ!」と、即座に却下。
グリーン材で作ったデッキは、「割れ」「痩せ」「反り」が施工後に強く発生するので、大工としてそれは出来ないということです。
山六の社長は「山長商店の檜だから、そんじょそこいらの檜とはわけが違う、グリーンでも大丈夫だよ」と仰る。
でも、施工するのは大工さんです。
ここは、大工さんのいう事を聞くのが、絶対に正解です。
で、山六の社長とスッタモンダ。
30mm厚のデッキ材だと、無垢材なので少し心配。
また、サッシ下端から8mm下がってしまいます。
「45×105だったら、間柱材であるよ。それだったら、KDで在庫があるからすぐに出せるけど」
45mm厚のデッキですか。
そりゃ、贅沢ですね。
でも、赤身ではなく、通常の構造用の檜です。
持つのかしら??
井関さん曰く
「3寸5分の柱の反割だから、芯がある材料のはず。」
「薄くスライスしたデッキ材より、弱くは無いと思う。」
とのこと。
時間が無いので、とりあえず、それでOKを出しました。
金額は・・・
構造材なので、すこぶる安い!!!
20mm厚のサイプレイス(豪州檜)より、7掛くらい安い。
でも、デッキの厚みは、2.25倍です。
山長商店の和歌山産の檜なので、日本有数の檜です。
構造材なので、グレードは下部のランクですが・・・
強度は、さほど変わらないと思われます。
これで、良いデッキが出来たら・・・
今後、オールヒノキの肉厚デッキ、売りにしようかしら。(^^)
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