Translate

2022年1月28日金曜日

室内左官仕上げ

注文住宅M様邸。



外部足場も外れ
工事は内部仕上げとなり
佳境に入っています。 

室内は壁の仕上げ工事の真っ只中。



内壁は左官です。

世間では洋モノの漆喰が
流行っていていますね。
とても安いからですが
今は、材料が入って来ません。

当社は、外国製のものは
極力使わず
国産にこだわっています。
また、お客様から指定が無い限り
漆喰ではなく「珪藻土」を塗っています。

珪藻土も種類豊富ですが
その中でも
割れにくく、剥れにくく、衝撃に強い
吉野石膏株式会社が製造する
タイガーケンコートが
お気に入りです。

吉野石膏さんは
我が妻の実家「山形県」が
創業地でもあり
親近感があるんです。(^^)

先週末・・・
そのケンコートを
天井に塗り込み中の早川親方を
写真を撮るふりして
動画で撮影。


飛鳥工業さんの先代と
今の社長が
共同作業で鏝塗りしていきます。

よく・・・
「ローラーで塗るのすか?」
と聞かれますが
金鏝(かなごて)で
塗っていくんですよ~。

通常・・・
下塗り・中塗り・仕上げ塗りと
3回塗ります。

十数種類の様々な形をした
鏝を使い分けて
入隅出隅もきれいに
塗っていきます。

大変な作業です。

職人の世界では、今
後継者問題が深刻です。
「弟子をとる」という
日本の文化的行為が
現代の社会構造では
難しくなっているのです。

最低賃金・社会保障・福利厚生・労働環境・労働時間
どれも・・・
職人の世界
親方と弟子という関係性では
保証できないのです。

よって、ほとんどの職人方が
親子での営みです。

昔ながらの在来工法に携わる
職人方は、皆一律に
苦しい悲鳴を上げています。

でも・・・
建築現場にて
親子で同じ仕事をする現場に
私も身を置くと
なんだか羨ましく思うのです。

親はずっと息子に
自分の背中を見せ続けられる。
親はその背中を見て育つ。

デジタル社会・AI社会と言いますが
このアナログ文化こそが
日本人のあるべき姿だと
思うんだよな~。

ただ、逆に親として
ずっと見本になり続ける
ことになるので
親は肩肘が張って
大変なのかしら?

そんなことを考えながら、隠し撮り。(^^;)

とにもかくにも・・・
来月半ばにお引渡しなので
気を引き締めて参ります!!

0 件のコメント:

コメントを投稿