日本人の平均寿命が
男性=80.98歳
女性=87.14歳
となったそうです。
2016年の調査なので・・・
現在はもう少し伸びているとのこと。
私は今年44歳。
あと36歳生きたら、平均の寿命をまっとうしたこととなります。
あと、36年たったら、2054年です。
東京電力は、福島第一原発の廃炉目標を
おおよそ2063年ごろまでには成し遂げると発表しています。
ということは、私が死ぬまでには
福島原発の事故は収拾しないということになります。
ちなみにこの廃炉目標は・・・
デブリが取り出されてから、40年という試算です。
東京電力曰く
「2023年度までには、デブリを取り出す方針」
なのだとか。
でも、2018年の現在に至ってもまだ
内部がどうなっているかも把握できておらず
1秒で人が死ぬ空間で・・・
どうやって取り出すか、未知の状況です。
燃料プールにある燃料棒の取り出しさえできていない今・・・
そんな状況の中で、周辺の町に住民を戻すという愚策を行う政府。
オリンピック競技の一部を、福島で行うのだとか。
燃料棒を取出し中に大事故になる可能性がある。
その真下にある溶解した燃料デブリ。
取り出すのは、人類史上初です。
出来るかどうかもまだ解らない。
廃炉がうまく行かない可能性もある。
廃炉までの間に、もう一度巨大地震が来たら?
普通に考えれば、末恐ろしいことばかり。
過去の安全神話どころではなく・・・
帰還政策は、無茶苦茶な所業だと思えるのです。
しかし、なぜか、それを皆が応援するという日本中の異常な雰囲気。
今日も朝からラジオから
「福島を食べて応援」「福島の魚は安全」「帰還者を支援しよう」
と、まるでメルトダウン中の原発3基はすでに安全といわんばかり。
これもいわゆる無関心からくる技なのか?
見て見ぬふりをする国民性なのか?
無味無臭、無色透明とは、ここまで人を鈍感にさせるのですね。
放射能に臭いがあったら・・・
放射能に色があったら・・・
きっと日本は無人になっていたことでしょう。
放射能汚染がひどいのは、山岳です。
原発周辺の山間で測定器をかざすと
警報音が鳴り響びくそうです。
その山に入らなければ安全?
その山の山菜や獣を食べなければ安全?
山に降り注いだ放射能は、種類により30年~1000年以上
地中に留まります。
その間に降り注いだ雨は、すべてその放射物質に触れることとなります。
汚染された雨水は、地中に染み込み
木となり、葉となり、花となる。
地下水となり、川となり、我々の水道水となります。
原子力安全委員会が定めた水道水安全基準では・・・
放射性セシウム:200Bq(ベクレル)/水1kg
放射性ヨウ素:300Bq(ベクレル)/水1kg
それ以下は、飲んでも安全とされています。
数値が諸外国に比べ何十倍も高いのは置いておいて
これは、どれもこれも似ていまして・・・
セシウムとヨウ素しか計っていないのです。
より危険とされている
トリチウムとかストロンチウムは、無視されています。
水は流れていきますが・・・
木々は、逃げることが出来ません。
汚染された山間で立ち続け、樹木の汚染が一番深刻と言われています。
しかし、原発に近い山地の材木は、普通に流通しています。
それを、知ろうとしない日本国民。
そうこうしているうちに、もう7年たちました。
そして原発周辺で暮らす人々は
個々で苦しみ続けています。
森松明希子さんのインタビュー
https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/genpatsu/morimatsu/
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