話が飛び飛びでスミマセン。
ブログを3つ前にさかのぼります。
鷲田清一さんの記事、物凄く同感するのです。
このブログで、今まで、日本教育の疑問を多く書きました。
(暇だったら見てください。)
■無菌の成人
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/161544709.html
■子離れの里親教育
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/175002159.html
■塾と大学の談合
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-17dc.html
■義務教育は納税者を作るためにある
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-2d08.html
■大学教育と労働のギャップ
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2014/01/blog-post_19.html
でも・・・
きっと、私の言っていることは、物凄い少数派の意見で・・・
どちらかというと、世間には受け入れられないモノなんだろうと、思っていました。
それを、哲学者で教育者でもある鷲田清一さんが、同じことを仰ってる。(^^)
そして、なんとも解りやすく話されていて・・・
記事を読んで、スカッとしました。(^^)
しかし、さすがに私とは表現力が違いますね。(汗)
それもそのはず。
鷲田さんは、教育者のど真ん中にいる、とても偉い方なんですね。
現京都市立芸術大学理事長・学長でいらっしゃり・・・
大谷大学客員教授・大阪大学名誉教授・関西大学文学部教授・大阪大学総長などを歴任した筋金入りです。
その方が・・・
「現代の日本教育は、特殊なかたち」
「学校教育は、人として必要な能力を削いでいる」
と言い切っている。
子供たちは、小学校に入ると直後・・・
学校の校舎に拘束される。
出ることを許されません。
区分けされた狭い教室に、ビッシリと40個の机と椅子。
そこに座ることを強要され、50分も身動きを許されない。
毎秒全身で表現したい子供たちを、小さな椅子と机に何時間も強制拘束する。
私が子供の頃・・・
学校の小さな椅子が、大っ嫌いでした。
膝がやっと入る小さな机に座るだけで窮屈なのに
そこで何時間もじっとしているのは、本当に苦しかった。
でも、義務教育からは逃げることが出来ません。
小学校~中学校の反動で、高校に入ってからは、学校には殆ど行きませんでした。
行っても、正気で机に座ってられないから、寝る。
だから、学校は寝るところ。
今は無きわが母校「長後高校」は公立でしたが・・・
本当に良く卒業させてくれたと思います。
今、思うんです。
子供は、小学生から、働かせるべき。
1年、農作業をさせればいい。
2年、林業をさせればいい。
3年、養殖や畜産をさせればいい。
4年、和裁や洋裁をさせればいい。
5年、大工・塗装工、電気工・左官工をさせればいい。
6年、自動車やバイクのメカニックをさせればいい。
そうすれば、なんでも自分で出来る子供が中学生で出来上がりますよ。
数学の数式や理科の記号を何百としっているより・・・
よっぽど、大人になってから生きるために有利だと思うのです。
働いていたら、必要なことは一通り学べます。
語学も、産業の歴史も学べる。
教科書教育なんて中学からで十分。
個人的に、本気でそう思うのです。
20歳過ぎて、日曜大工に釘も持ったことのない大人が一杯いて・・・
バイクのオイル交換も出来ない人が当たり前。
日本は、24時間365日なんでも手に入る世の中です。
でも、この便利な世の中は、長い人間の歴史の中のほんの一瞬の話なのです。
大量生産・大量消費の歴史は、たった数十年。
しかも、先進国とされている国だけの話です。
日本がスーパーインフレでお金が紙クズになったら?
日本がデホルトして、流通が麻痺したら?
日本が徴兵され、戦争に駆り出されたら?
日本が戦火に巻き込まれたら??
生きていくすべは、今の教育には、どこにも見当たりません。
何が悪いのか??
人として本当に必要なのは??
鷲田さんが仰ってます。
---------------------------------------
戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを教える。
人がいつ難民になるやもしれないと教える。
そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?
そこから学びということを考え直す時期に、今、私たちはあるとおもう。
----------------------------------------
ごもっとも。
我が子は、どうしようか。
あと2年で、小学生になります。
真剣に考えます。
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2015年5月14日木曜日
2015年5月12日火曜日
体調不良
今日は、午前6時半過ぎごろ・・・
寝室にて息子が大量の嘔吐。
久々に息子のマーライオンを見ました。(^^;)
我が家、嘔吐時のオペレーションは完璧で・・・
妻は即座に「嘔吐の後始末」
私は即座に「息子の介抱」
阿吽の呼吸とはまさにこのことですね。
二人で「おお、懐かしい」という感じ。
息子、1~2歳時に、深夜、良くマーライオンしたんです。
ちなみに「管理人のひとりごと・息子・嘔吐」と検索すると、昔のブログ記事が出るわ出るわ。(汗)
何度も経験済みのため、手早い手早い。
2リットルはあろうかという嘔吐物は、床・畳・壁・カーテン・布団へと飛び散っていますが、あっというまに跡形もなく。
私は、ゲロまみれの息子を裸にして、お風呂で吐かせて、シャワーできれいにして、着替えさせて、うがいさせて、水飲ませて、寝かせる。
これぞ、チーム「柳家」なり。(笑)
娘が、ここ1週間、体調不良。
私は、ここ2週間、体調不良。
妻も、よくない。
ここにきて、一人元気だった息子も参戦。
さて・・・と
今日は、早めに帰って、手助けに行ってきます。
では、では。
寝室にて息子が大量の嘔吐。
久々に息子のマーライオンを見ました。(^^;)
我が家、嘔吐時のオペレーションは完璧で・・・
妻は即座に「嘔吐の後始末」
私は即座に「息子の介抱」
阿吽の呼吸とはまさにこのことですね。
二人で「おお、懐かしい」という感じ。
息子、1~2歳時に、深夜、良くマーライオンしたんです。
ちなみに「管理人のひとりごと・息子・嘔吐」と検索すると、昔のブログ記事が出るわ出るわ。(汗)
何度も経験済みのため、手早い手早い。
2リットルはあろうかという嘔吐物は、床・畳・壁・カーテン・布団へと飛び散っていますが、あっというまに跡形もなく。
私は、ゲロまみれの息子を裸にして、お風呂で吐かせて、シャワーできれいにして、着替えさせて、うがいさせて、水飲ませて、寝かせる。
これぞ、チーム「柳家」なり。(笑)
娘が、ここ1週間、体調不良。
私は、ここ2週間、体調不良。
妻も、よくない。
ここにきて、一人元気だった息子も参戦。
さて・・・と
今日は、早めに帰って、手助けに行ってきます。
では、では。
2015年5月11日月曜日
忙しい
今日は、一日、朝から一切の隙間なく・・・
バッタバタ。(^^;)
ブログも、向き合う時間がありませ~ん。
ので、昨日、買い取り依頼で、見に行った物件からの景色をば、ご紹介します。
由比ガ浜を望む高台の家なり。
バッタバタ。(^^;)
ブログも、向き合う時間がありませ~ん。
ので、昨日、買い取り依頼で、見に行った物件からの景色をば、ご紹介します。
由比ガ浜を望む高台の家なり。
2015年5月10日日曜日
学校は特殊なかたち
5月8日の東京新聞夕刊にて
鷲田清一さんの「学びの射程」が素晴らしかったので、そのまま転載します。
深夜にふとテレビをつけたら
「ワイドナショー」という、にぎやかなトーク番組がやっていて
武田鉄也さんの発言に思わず釘付けになった。
「子供っていうのは教室と親の見ているところでは育たない」
そう言い切った後・・・
「子供を教室と親の目から外すことが俺たち芸能人の生業なんだ。」
と念を押したのである。
学びといえば、人はすぐに勉強を思い浮かべる。
勉強であるからには
勤勉や努力がいつも要求される。
けれども私は、学校の勉強は、学びの基本ではなく
むしろ学びの特殊なかたちではないかとずっと思ってきた。
学校では「集中」という名のもとに
「見る」「聴く」以外の感覚を封印することを求められる。
全体の気配とその微細な変化に注意を漂わせておくことが
気を散っていることとなじられる。
しかし
人がどんな状況にあっても、しぶとく生き延びるのに必要なのは
逆のこと・・・
つまり、つねに全体に目をやり、かすかな異変にもすぐに対応できる
そのような知と感受性ではないのか。
おなじように・・・
本当は全感覚を巻き込んで浸るからこそ心地よい美術や音楽も・・・
学校では、見ること、聴くことという
対象から隔たられた「鑑賞」へと萎縮させられ
「とろける」と形容したくなるような、官能的な悦びからは遠ざけられる。
だから、学校で習っているうちに、美術も音楽も嫌いになる。
ずいぶん以前の事になるが
日々の勝彦さんと対談する機会に恵まれたとき
学生時代、つまり東京芸大の学生だったとき、一番熱中した授業がどんなのでしたかと訊いた。
日比野さんがすぐに挙げたのは、保健センター長で発生学者「三木成夫」さんの解剖学の講義だった。
第一回目の授業、
カーテンを閉めて暗くした教室に不穏な轟音が流れる。
そして前方のスクリーンに目と目とがうんと離れた、丸で崩れた菩薩のような不気味な顔らしきものから、両生類か爬虫類かのような顔、さらには哺乳類のような顔が、次々と映し出される。
それは、ヒトの胎児が数十日間で一億年を費やした脊椎動物の上陸史を夢の如くに再現する「胎児の世界」、その変化の記録を記録した画像だった。
それに震撼させられたというのだ。
今ある社会の秩序の内部で勝ち抜くために
あるいはそこから落ち零れないように
先生から
親から
「しっかり勉強せよ」
と言われる。
しかし、学びの射程は本来、それよりもはるかに長いものである筈だ。
人類の歴史は国家の歴史よりもはるかに古いからだ。
戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを
教える。
人がいつ難民になるやもしれないと
教える。
そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?
そこから学びということを考え直す時期に
今、私たちはあるとおもう。
今ある社会の秩序の中で上手く立ち回れるよう
学校や親が敷いたレールの上を走るということでは
すまないのである。
武田さんや日比野さんが思い描いていたのは
きっと、そういう人類史的ともいえる「学び」の形なのだと思う。
鷲田清一さんの「学びの射程」が素晴らしかったので、そのまま転載します。
深夜にふとテレビをつけたら
「ワイドナショー」という、にぎやかなトーク番組がやっていて
武田鉄也さんの発言に思わず釘付けになった。
「子供っていうのは教室と親の見ているところでは育たない」
そう言い切った後・・・
「子供を教室と親の目から外すことが俺たち芸能人の生業なんだ。」
と念を押したのである。
学びといえば、人はすぐに勉強を思い浮かべる。
勉強であるからには
勤勉や努力がいつも要求される。
けれども私は、学校の勉強は、学びの基本ではなく
むしろ学びの特殊なかたちではないかとずっと思ってきた。
学校では「集中」という名のもとに
「見る」「聴く」以外の感覚を封印することを求められる。
全体の気配とその微細な変化に注意を漂わせておくことが
気を散っていることとなじられる。
しかし
人がどんな状況にあっても、しぶとく生き延びるのに必要なのは
逆のこと・・・
つまり、つねに全体に目をやり、かすかな異変にもすぐに対応できる
そのような知と感受性ではないのか。
おなじように・・・
本当は全感覚を巻き込んで浸るからこそ心地よい美術や音楽も・・・
学校では、見ること、聴くことという
対象から隔たられた「鑑賞」へと萎縮させられ
「とろける」と形容したくなるような、官能的な悦びからは遠ざけられる。
だから、学校で習っているうちに、美術も音楽も嫌いになる。
ずいぶん以前の事になるが
日々の勝彦さんと対談する機会に恵まれたとき
学生時代、つまり東京芸大の学生だったとき、一番熱中した授業がどんなのでしたかと訊いた。
日比野さんがすぐに挙げたのは、保健センター長で発生学者「三木成夫」さんの解剖学の講義だった。
第一回目の授業、
カーテンを閉めて暗くした教室に不穏な轟音が流れる。
そして前方のスクリーンに目と目とがうんと離れた、丸で崩れた菩薩のような不気味な顔らしきものから、両生類か爬虫類かのような顔、さらには哺乳類のような顔が、次々と映し出される。
それは、ヒトの胎児が数十日間で一億年を費やした脊椎動物の上陸史を夢の如くに再現する「胎児の世界」、その変化の記録を記録した画像だった。
それに震撼させられたというのだ。
今ある社会の秩序の内部で勝ち抜くために
あるいはそこから落ち零れないように
先生から
親から
「しっかり勉強せよ」
と言われる。
しかし、学びの射程は本来、それよりもはるかに長いものである筈だ。
人類の歴史は国家の歴史よりもはるかに古いからだ。
戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを
教える。
人がいつ難民になるやもしれないと
教える。
そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?
そこから学びということを考え直す時期に
今、私たちはあるとおもう。
今ある社会の秩序の中で上手く立ち回れるよう
学校や親が敷いたレールの上を走るということでは
すまないのである。
武田さんや日比野さんが思い描いていたのは
きっと、そういう人類史的ともいえる「学び」の形なのだと思う。
2015年5月9日土曜日
インフレって、必要??
住宅建材・設備機器最大手のLIXILが・・・
またも、取扱い商品の値上げを発表しました。
・ウォールエクステリア:7%値上げ
・ガーデンエクステリア:7〜10%値上げ
・アルミサッシ10%値上げ
・庇・勝手口ドア・面格子10%値上げ
物凄い値上がり率ですね。
すでに8%の消費税で、目がチカチカし・・・
人件費や運送費の高騰でヒーコラ言って・・・
円高による輸入材の値上がりに閉口しながら・・・
ドンドンと値上がり続ける建材や住宅機器。
年間10~20棟程度を手掛ける小企業の地域工務店は
大量仕入れが出来ないので、コストUPがまともに経営に直撃します。
しかし、注文者の住宅の相場観は、ここ数年全く変わっていない。
だから、請負単価の値上げは客離れに直結していくので、簡単には出来ません。
よって、単純にコストUPがそのまま「利益減」につながっていきます。
通常、地場工務店は10人程度の社員を抱えます。
年間、一人平均400万円の給与として、人件費だけで4000万円が必要です。
その他、福利厚生・事務経費・運営費・広告宣伝費等を含むと・・・
最低でも年6500万円は必要でしょう。
よく、「年商2億円のお金持ち」なんてマスコミが紹介して冷やかしていますが・・・
年商は、利益ではありません。
総売上高です。
そこには、原価も入っているのです。
住宅の原価は高いです。
ラーメン一杯の原価は、30%~40%と言われています。
つまり800円のラーメンでは、480円以上が利益となるのですね。
でも、住宅では、60%(大手)~80%(中小)となります。
2000万円の家を10棟請け負って、1棟20%の利益を生んだとしても
年4000万円程度ですから、全然足りません。
利益率を上げたくても・・・
資材・人件費・家賃・光熱費・ガソリン代etc全てが値上がりつづけています。
中々、厳しいですね。
インフレは続きます。
年2%目標ですから、単純に5年で10%値が上がるのです。
2012年に発足した第二次安倍内閣
実質2年半で、すでに物価は10%~30%程度の上昇を起こしています。
2000万円で建っていた家が・・・
10%の値上がりで2200万円になります。
20%の値上がりで2400万円になるのです。
2017年には、消費税が10%となります。
さて、地域工務店は、生き残って行けるのでしょうか??
またも、取扱い商品の値上げを発表しました。
・ウォールエクステリア:7%値上げ
・ガーデンエクステリア:7〜10%値上げ
・アルミサッシ10%値上げ
・庇・勝手口ドア・面格子10%値上げ
物凄い値上がり率ですね。
すでに8%の消費税で、目がチカチカし・・・
人件費や運送費の高騰でヒーコラ言って・・・
円高による輸入材の値上がりに閉口しながら・・・
ドンドンと値上がり続ける建材や住宅機器。
年間10~20棟程度を手掛ける小企業の地域工務店は
大量仕入れが出来ないので、コストUPがまともに経営に直撃します。
しかし、注文者の住宅の相場観は、ここ数年全く変わっていない。
だから、請負単価の値上げは客離れに直結していくので、簡単には出来ません。
よって、単純にコストUPがそのまま「利益減」につながっていきます。
通常、地場工務店は10人程度の社員を抱えます。
年間、一人平均400万円の給与として、人件費だけで4000万円が必要です。
その他、福利厚生・事務経費・運営費・広告宣伝費等を含むと・・・
最低でも年6500万円は必要でしょう。
よく、「年商2億円のお金持ち」なんてマスコミが紹介して冷やかしていますが・・・
年商は、利益ではありません。
総売上高です。
そこには、原価も入っているのです。
住宅の原価は高いです。
ラーメン一杯の原価は、30%~40%と言われています。
つまり800円のラーメンでは、480円以上が利益となるのですね。
でも、住宅では、60%(大手)~80%(中小)となります。
2000万円の家を10棟請け負って、1棟20%の利益を生んだとしても
年4000万円程度ですから、全然足りません。
利益率を上げたくても・・・
資材・人件費・家賃・光熱費・ガソリン代etc全てが値上がりつづけています。
中々、厳しいですね。
インフレは続きます。
年2%目標ですから、単純に5年で10%値が上がるのです。
2012年に発足した第二次安倍内閣
実質2年半で、すでに物価は10%~30%程度の上昇を起こしています。
2000万円で建っていた家が・・・
10%の値上がりで2200万円になります。
20%の値上がりで2400万円になるのです。
2017年には、消費税が10%となります。
さて、地域工務店は、生き残って行けるのでしょうか??
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