2016年2月16日火曜日

注文住宅を超えた建売住宅

住宅は
造り手に遊び心があると
住む側も楽しい生活が出来るものとなります。

先日、業界でこんな噂を聞きました。

「某社の建売住宅を買われたお客様は、離婚率が高い。」

嘘か本当か、解りませんが・・・
個人的には、とても腑に落ちるんです。

狭い
動線が悪い
階段が急
段差だらけ
湿気が強い
寒い
・・・etc

都心では、狭小土地にたつ建売住宅が多く
よって、3階建ての建売住宅が主流となっています。

狭小住宅でも、工夫を凝らせば、いくらでも住みやすい家となります。
3階建ての家でも、階段や動線に気を使えば、楽しい家になります。

ですが、住む側の事を全く考えていない・・・
コスト重視のビルダー独りよがりの「住みにくい住宅」が多いのが現状です。

そんな住宅に住むと、知らず知らずのうちに住人はストレスが溜まるでしょうね。
そのストレスが、家族にも向かう。
夫婦の歪にもなるし、子供たちへも悪影響を及ぼす。

凄く、解る気がします。

注文住宅は、そこを自分で工夫できるのが良いところです。
ですが・・・
「家は3回建てないと、理想の家にはならない」
と言われています。

この格言、本当です。
それほど、家造りは難しいのです。

当社は、建売住宅を建てる際、一番に考えることがあります。
「自分が住むのであれば、どうしたいか?」

私は、住宅の建築に、17年超関わってきました。
いわゆる、プロ中のプロです。
そんなプロが住みたい家、それを実現すれば、万人が楽しい家になるのではないか。

例えば、玉縄2丁目の建売住宅


居室のデットスペースを、造り付けの勉強机にしていました。
上部は小物棚と、本棚2段。

無塗装のタモ集成材で、大工の遠藤さんに製作してもらいました。

トイレには・・・


大型の飾り棚。
本棚としても機能します。

玄関には、こんなものが。


これまた大工の遠藤さん手作りの木枠と、受け棚。
受け棚は、台形に面取り加工を施してくれました。
(言っても無いのに、カッコいい仕上げ、感謝)

これは何かと言いますと・・・


埋め込みポストです。(^^)

寒い冬でも、外に出ることなく新聞を取れますよ。

玄関わきには、オープン型のシューズクローク。


上部には、L型の固定棚を造り付けし、正面壁に8段の稼働棚を設置します。
「棚は、パイン材の24mmで造らせて」とは、大工の遠藤さん。

それでは、石井塗装さんに仕上げ塗装をお願いしないと。(^^)

本物件は、2FがLDKとなっています。
階段室&廊下に上に伸びる梯子があります。


ちなみにこのハシゴも、遠藤大工の手造りです。
無塗装のタモ集成材で加工してもらいました。

これも石井塗装さんに仕上げてもらわないといけません。

このハシゴはなんじゃらほい?


上部は、開放型のロフトとなっています。

上から、リビングを見下ろせます。
リビングから見ると・・・


天井高を巧みに変えて、面白い空間となっています。

断熱材がセルローズファイバーなので、複雑な形の屋根になっても、一切の隙間の無い断熱施工を可能にしています。
よって、屋根からの輻射熱を完全にシャットアウトできるんです。

床は、ナラの無垢。
天井は、杉板を張ります。

これだけやると、お金はとっても掛かります。

でも、余計に掛かるといっても200万円前後。

その200万円で、その住宅に住む方々の一生が左右するのです。

そこは、ビルダーとして、手を抜くわけには行きません。(個人的な考え)

当社の住宅は、幸せを運びます。
というよりも、住む人に幸せを運ぶために、日々、頑張ります。


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