2018年3月31日土曜日

功利主義

「嘘をつくな」というのは・・・
「人間を辞めろ」と言っているのと同じ。

哲学者の中島義道さんが新聞紙面で仰ってました。
氏曰く(注釈)
国会中継をずっと見ていたが
「嘘だ」「嘘じゃない」とえんえんと議論して
「ウソをついた!」という形だけで他人を非難することに終止し
いわれた当人も「ウソではない!」とただ弁解するだけであって
あまりにも退屈で、途中2時間も眠ってしまった。

どうして人は「ウソをつくべきではない!」と言いつつ
絶えず、ウソをつき続けるのか?

人の行動原理は、三つに分けられる。

■理性主義
道理(人として行う正しい道)に従うというもの。

我々国民が政治家に期待しているものが、これにあたる。
「約束を守るのは、人として当然である。」という考え方。

■功利主義
幸福を最大の目的とすし、快楽や利益を基準にして行動をするもの。

■情緒主義
その時々の感情を行為の基準にするもの。
「昨日約束を守るつもりだったが、今日気が変わった。」
という態度がこれにあたる。

大部分の現代日本人は、基本的には功利主義に立っている。
比較的どうでもいい場合は情緒主義で
逆に自分の信念に直結する場合も情緒主義である。

しかし、どちらも名目上は理性主義だとしているのである。

そして、興味深いのは・・・
我々が他人の行為を判定するときは、秩序を適用しているという事。
秩序とは、理性主義を指す。

安倍晋三首相も、菅義偉官房長官も、このことをよく知っている。
事実そうであったとしても
「私の得になるからしました。」とも
「その時の気分に誘われてしました。」とも
言わないのであって、だから必然的に
「1点の私欲も無く、ひたすら国民のことを考えて行いました。」
というウソばかりの答弁になるのだ。

しかし、カント(ドイツの哲学者)は、これを「善意のウソ」と呼び
ウソのなかで最も悪質なウソとみなした。
なぜなら、こう語る時の人は
他人を騙すのみならず、自分も騙し
さらに・・・
「私は国家のためにやっているのだ。」
という、善意に基づいているからである。

ほほ~
批判する側も、批判される側も
その大部分は自分の利益を最優先しているのに
どちらも「国民の為にやってるんだ。」と嘘をついているから
国会自体が嘘くさくなっているのですね。

面白い。

そして、我々も「国民の為に」とシュプレヒコールを上げていても
皆、実は理性主義ではなく、限りなく功利主義であって
その手段として情緒に身をゆだねている。
それでいて「我々は理性主義だ」というから
一歩引いて第三者的に見ると
なんだかオカシイように思う訳ですね。

哲学だな~。

でも、この三つに基いて考えてしまうと
もう、どう考えても、社会全体が嘘の塊に思えてきます。
全ての仕組みが、功利主義の上に成り立っていて
情緒主義が表裏一体でのさばっている。
それを必死に法律で押さえつけているのが現実かと。

それでいて、皆、理性主義のフリをしている。(苦笑)

ちなみに理性主義は、法があって初めて成立します。
掟がなければ、皆、情緒主義に走りますから。

その法律が・・・
今、日本では危機に瀕しようとしている。
「国のため」という善意によって。

なるほど~。
とても難しい切り口ですが・・・
物凄く現代社会を解き明かしたお話でした。

2018年3月30日金曜日

玉縄谷戸池の桜

鎌倉の北、大船の桜は、桜が満開です。


玉縄城の城下だった谷戸にある「谷戸池公園」です。
池の横にある公園内もご覧の通り。


すでに古木ですが、枝振りは勇ましく
花びらの量は、鎌倉の中でも随一かと。


今日は、風が強く・・・
すでに散り始めているので・・・
明日には、花ビラで埋まる湖面が見られると思います。


池に近づくと
「餌をくれるの?」
と、野鳥たちが近寄ってきます。

(※クリックすると拡大します。)

鳥は、色の識別が4原色だというのが有名です。
人間が見る世界は3原色で、紫外線を見ることが出来ません。
でも、鳥は紫外線を見ることが出来るそうです。

噂では、鳥には桜が青にみえるのだとか。

満開の桜が青く見えたら、別世界ですね。
興味津々。

話はガラッと変わりますが・・・
この谷戸池目の前に、当社売主の売地があります。
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/tamanawa100.html

こんな景勝地に住みたい!!
それを実現できる土地です。

ぜひ、ご検討くださいませ。


2018年3月29日木曜日

リメンバーミー

3月16日に卒園式だった娘の晴れ姿を見るために
山形から上京していた妻のお父さんお母さん。
我が家に滞在し、春休みの息子と娘の面倒を見て下さり
昨日のお昼、帰郷されました。

新幹線に乗って、約3時間。
桜が満開の鎌倉からたった3時間ですが・・・
山形は、まだ雪が残っているそうです。

お盆休みには、山形でキャンプをしに行く約束をしながら
お昼に大船駅でお別れ。

午後は、家に戻って夕方まで寝たい気分でしたが
そうは問屋が卸しません。

向かったのは、イオン茅ヶ崎。
イオン茅ヶ崎といえば、湘南地域で数少ない映画館がある所。

先日、学校から頂いた息子の通信簿が
なんと、オール『良くできました』だったんです。
そのお祝いに、今日は映画を見に来る約束をしたのです。
(本当に私の息子かな?)

お目当ては、これです。


(※画像は、リメンバーミー公式サイトより)

ディズニーピクサー「リメンバーミー」

これが・・・
凄かった。

子供のアニメと高をくくってましたが
大人の私の見終わった感想は、一言。
「とっても感動した!!」

映画をみて滅多に泣かないタイプですが
この映画で、3回ばかり涙腺が緩み・・・
最後のおばあちゃんが歌うシーンでは、涙腺崩壊。

歴代のディズニーアニメ映画の中で、個人的にNo1です。
いや~、良い映画だった。

改めて、ピクサーの力に感服。
ところどころトイストーリーっぽいところもあり
なんとも懐かしく、そして、おもしろおかしくもあり
最後にガッツリ泣かせる。

クレヨンしんちゃんやドラえもんの映画で泣くとか言いますね。
毎回毎回「大人も泣かせる。」とか話題になりますが
私、泣いたことが無いんです。
皆が泣いたというドラえもんの「STAND・BY・ME」でも
ウルッてくるところは一つもありませんでした。
それが、この映画では・・・
恐るべしディズニーピクサー。

ちなみに・・・
邦題のリメンバーミーは、ミステイクですね。
本当の題名は「COCO」でして
ママココという、おばあちゃんの名前が題名です。

アカデミー賞、2部門受賞。
ゴールデングローブ賞、アニメ映画賞を受賞。
アニー賞、11部門受賞。

メキシコでは、映画史上歴代最高の興行収入を記録。
アメリカや中国でも、大ヒット。
でも、なぜか日本では、ドラえもんに動員数で負けていて
昨日の映画館も、春休みのお昼すぎなのに
座席は5分の1程度の客入り。
正直、ガラガラです。

個人的に邦題が大失敗だと思うのです。
もっと、気が利いた日本名がなかったか?
少なくとも『私を忘れないで』とした方が、全然よかったなぁ。

なんとも、勿体ない。

とにもかくにも「この世界の片隅に」と同じく・・・
皆さんに、見てほしい映画です。
そして、子供を持つ親は、絶対に見てほしい。

とても不思議な感覚になるはずです。

親から、子が生まれ・・・
その子が、親になり・・・
親の親は、おばあちゃんで。
ひいばあちゃんの子は、おばあちゃん。

そのおばあちゃんの子から孫がうまれ・・・
孫から見た親の親は、年老いた老人。
その孫もすぐに親になり
親たちは、順番に年老いて亡き人となり

卵が先かニワトリが先か?みたいな混乱をきたします。

作中では、天国のような別の世界で皆が生きていて
その親も、親の親も、親の親の親も
皆「親の子として」存在しているという
とても不思議な世界観なんですね。

そして、ラストシーン。
ひいばあちゃんのママココは、死ぬ間際も心は子供のまま。

人の心理を問われたような・・・
なんとも、深い映画です。

はたして親は、子の親なのか?
それとも、親の子なのか?

この作品から鑑みると・・・
人は、生涯子供でありつづけ・・・
でも、思春期で親を遠ざけ
子が親になると、親という責任を担っている時だけ、子であることを忘れる。
そして、親としての責任を失った時
人は皆、子に戻るのか。

自分の子供達が我が手から離れていったとき
映画の中のママココのように
私も、亡き親を想い続けるようになるのかしら?

だとしたら、人とは何とも悩ましい。

そして、なんとも絶妙な仕組みだとも思うのです。

とにもかくにも、人間とは難解だ。
死ぬまでに、自分で自分を理解できるのかしら?(^^;)

2018年3月27日火曜日

日本と言えば

皆さん・・・
「日本と言えば?」
そう問いかけられたら、なんと答えますか。

サムライ
忍者
寿司
着物
富士山
シャープペンシル
ファミコン
ウォークマン
トヨタ
HONDA

色々ありますかね?
私はというと・・・
「日本と言えば、メイド・イン・ジャパン」
と答える世代です。

全世界を日本製品が席巻していた時代
そんな日本に生まれ育った世代です。

日本の白物家電が世界各地でもてはやされ
ファミコンやウォークマンが世界の常識を変え
F1では、HONDAのターボエンジンが上位を独占し
WRCでは、トヨタのセリカ・スバルのインプレッサ・三菱のランエボが総合優勝を繰り返す。

日本の輝かしい第二次高度経済成長期。

キラ星のごとく輝く総合家電メーカー。
三菱・日立・東芝・松下(ナショナル)
そのなかのシャープは、シャープペンシルから始まった会社です。

メイドインジャパンを築き上げてきた日本企業。

それが今では・・・
F1では、HONDA全く勝てず
WRCでは日本車の影もみません。
冷蔵庫や洗濯機は、中国製品にシェアを奪われ
テレビは、韓国がトップシェア。
日本のお家芸である精密機械の携帯電話すら、サムスンに完敗。

驚いたのは・・・
戦いに敗れた日本企業は、盛り返すことなく・・・
シェアを奪われた市場から相次ぎ撤退。

なんと現在、日本の総合家電メーカーは、パナソニックだけとなったそうです。

家電には、白物家電と黒物家電があります。

冷蔵庫・洗濯機・掃除機などの生活家電が白。
テレビ・ビデオデッキ・アンプ・ビデオカメラが黒。
これらを自社製造で扱うのが「総合家電メーカー」と呼ばれます。

三菱・東芝・日立は、自社ブランド名でそれぞれの家電を売っていますが
実はすでに自社生産はしていないものが多く
実際には、開発から生産まで海外メーカーに任せているものまであるそうです。

東芝は、白物家電を中国の美的集団にすべて売却。
シャープは、企業自体が中国に買収されてしまった。

これは、各企業が目先の金を優先し
海外に生産拠点を移したことで、日本の技術が海外に流出したのが主因です。
日本の代わりに精密機器で世界を席巻したサムスンなどは
日本人技術者を各企業から引き抜き発展したことで有名ですね。

技術を売るということは・・・

何十年と積み重ねてきた創意工夫や先代達の苦労や思いを
ドブに捨ててしまったのと同じではないか?

携帯電話を造っている日本メーカーは、今、たった2社だけ。
過去、10社もあったのに。

日本を取り戻すと仰る総理大臣。
でも、全く違うんですよね。
戦前回帰じゃなく・・・
約30年前のメイドインジャパンを取り戻すのが本懐では?

大量生産ではなくて、日本国内で限られた生産をする。
安売りではなくて、良い物を高く売る。
丈夫で長持ち、高品質、高性能を造る。

そのこだわりが日本人であり、日本企業だったのではないですか?
取り戻すのであれば、その心意気であって
日本人としての、その品格と品性だとおもうのです。
日本人の品とは「嘘偽りのない」物造りであり
人の考えの先を行く「心配り」なんですよね。

それがメイドインジャパンをささえた
『匠の心』です。

とにもかくにも、総合家電メーカーがパナソニックだけとなったというニュースに
衝撃を受けている私でした。

2018年3月26日月曜日

繁忙期

桜が咲き乱れる鎌倉。
2018年の3月も、あと5日を残すところとなりました。

一年で一番忙しい3月ですが・・・
どうにか乗りきれそうです。

ここ2週間は、あまりの忙しさに身動きが出来ず
娘の卒園式も重なり、バッタバタ。

なんと妻が保護者代表で謝辞を読むことになって、ビックリ。

妻は、卒園式の1週間前から臨戦態勢。(^^;)
夜は、妻が作文したその謝辞の添削などしながら
山形から、孫の卒園を見るために、妻のご両親が上京。
人生初の卒園式に挑む娘の興奮も相まって
我が家もヒッチャカメッチャカ。

定休日が不規則になり・・・
でも、春休みになった子供たちと遊びたい気持ちが抑えられず
疲れを無視して、無理して遊び
そのおかげで、ここ一週間、おもいっきり体調不良。

繁忙期スパイラルです。(苦笑)

今日も朝から、住宅のお引き渡しがあり
朝一で横浜の銀行で登記手続きを済ませ
その後、お昼前に帰ってきて、大船~鎌倉山~深沢~藤沢本町とまわり
目を回しながら、ようやく今、落ち着きました。

明日、もう一軒新築住宅の引き渡しを控えており
総仕上げをして、お客様とお引き渡しの前日立会い。
その後も、合間合間に、細部チェックを繰り返す。


明日、この物件をお引き渡しします。

これが終われば、峠を越えることが出来ます。

4月に入ったら・・・
去年・一昨年にお引き渡しを終えた住宅のお客様方へ
一軒一軒、メンテナンスに回りたいと思います。

でも、4月は入学の時期なんですよね。
我が家も、すぐに小学校への入学式があります。
当社のお客様方も同じです。
当社の協力店や職人さん方も同じ。

皆仕事もありながら、プライベートが大変な時期。
それが、この3月~4月。
御子息が入学や就職など・・・
バッタバタは、我が家だけじゃないのです。

また、サラリーマンは人事移動の時期でもあります。
勤め先が変わったり、出張を命じられたりと・・・
大変な時期です。

職人さん方とも相談しながら、4月中旬以降にじっくりと
ご連絡を申し上げる予定です。

ちなみに私は、自営業なので移動などはありません。
それだけで、とっても幸せに思えるのです。
取引先の銀行マンが「昨日辞令が出て、今日、新しい店に移動します。」
なんて言って、挨拶に来るのを見ると、本当に大変そう。

サラリーマンの皆様には、本当に頭が下がります。

我が娘の入学式は、4月5日です。
妻からは「仕事を休むように」という命令を受けておりますが
さて、休めるかどうか。

4月は、新たに着工する住宅が2件。
古屋解体が終わる新現場が2件。
建築中の住宅が2件。
開発中の5宅地の分譲が1件。
新たに開発申請をしなければならない物件が1件。

もうひと頑張りですね。

2018年3月25日日曜日

ウィルスメール

3日前から
突然、身に覚えのない楽天のメールが届くようになりました。

注文確認メール。



クレールオンラインショップにて
6000円前後の買い物をしたというお知らせです。

商品をみると、全く身に覚えがありません。

「あれ、楽天IDを乗っ取られ、注文されたかな?」
一瞬、焦りました。
『問い合わせフォームから連絡』というリンクがあるので
すぐに問い合わせようと、マウスを合わせると・・・

表示されたアドレスが、楽天のモノではありません!!

クリックせずに、別のウィンドウを開き「クレールオンラインショップ」を検索。
すると、実在するショップです。
でも、調べてみると、メールに記載されている所在地とまるで違います。

もう一度、メールに戻り、すべてのリンクにマウスを合わせてみると・・・

全て同じメールアドレス。
しかも、アドレス自体が怪しさ満々。

こりゃ、100%ウィルスメールだ!!

楽天の注文確認と全く同じ、ウィルスメールです。
毎日、4時間はパソコンに向かっている私でさえ・・・
騙される寸前でした。(゜゜;)

すると、その直後
今度は「楽天カード利用のお知らせ」なるメールが。


楽天カード、私持っていません。
これも、慌てるところです。

楽天IDを乗っ取られて、偽造身分証明書で作られてしまい・・・
私の知らないところで、使われている可能性は捨てきれません。

でも、これも、リンク先がすべて怪しいメール。

リンク先を開いてしまうと・・・・
閲覧直後、ウィルスがパソコンに気づかれないよう進入し
乗っ取られる可能性があります。
そうなると、他人に自分のパソコンが操作され
データや個人情報が抜き取られ
今度は本当にIDを騙られて、買い物をされたり、カード被害にあう。

怖いですね。

どっかの馬鹿な国が「マイナンバー」を500万人分、流失させたと
先日、大きなニュースになりましたが
こんな手口がその入口かもしれません。

日に日に巧妙になってくるウィルスメール。

お気を付け下さいませ。

2018年3月24日土曜日

思春期コロシアム

東京新聞の第一金曜日と第三金曜日に連載されている
高野優さんの「思春期ブギ」が・・・

待望の書籍化となりました~!!!!

ドンドン!パチパチ!!
待ってました~。

発売の1か月前に、アマゾンで予約。
アマゾン←で買えます!!

そして昨日、我が家にやってまいりました。



その名も
「思春期コロシアム決戦のゴング開幕戦」
です。

女手ひとつで、3人の娘さんを育てている著者の苦労を
面白おかしくマンガで紹介しています。
題材は・・・
「反抗期」と「思春期」です。(^^;)

高野さんのお話だと
小学生4年生で、我が子が「別人のように変わる」そうです。
それが、思春期なんですって。

この漫画コラムをみると、その凄さに驚きながら・・・
そういえば
34年前の自分もそうだったっけ?

古~い記憶をたどってみると・・・
小学生5年生ぐらいで、なにか目覚めた気がします。
そのころ、親にとんでもない反抗をしていたような・・・(苦笑)

記憶を掘り起こしていくと・・・
出てきますね、ザックザク嫌な思い出が。(汗)

当時の自分は、ほんとうにクソガキでした。
ウンザリするほど。
何度、母親に警察に迎えに来てもらったことか。
「あれが、もし自分の子だったら」と思うと
心底、ゾッとするのです。

因果応報。

次は自分が背負う番か?

まあ、我が息子がグレたら、私も一緒にグレるかなぁ~。

でも、女は解りません。
どんな思春期か、どんな反抗期か?
それにどう対応すればいいのか?
想像もできないのです。

それを、本書は、とても詳細に教えてくれます。


(※画像をクリックすると拡大します)

どうしよう。(汗)
愛娘に「ウザイ」と一言であしらわれ、口もきいてもらえなくなったら。
耐えられそうもありません。

今年、小学校入園ですから、あと4年ですよ。
今から、ハラハラドキドキです。

とにもかくにも、この本は、絶対おすすめ。
同年代のお母さん方、必読です。

ちなみに・・・
高野優さんのブログ。

2018年3月23日金曜日

終焉

安倍政権を支えていたものは、主に3つです。
「円安」
「株高」
「北朝鮮の脅威」

この三本の矢が、今日、決定的に折れました。

安倍政権の唯一無二の政策とされた日銀の異次元緩和。
4年以上コツコツと積み上げられ
刷りまくったお金で国債と株を買う。
その恩恵を受けた大手日本企業が
大株主となった政府の後ろ盾になる。

まさに「異次元殺法」です。

トランプ相場も相まって、市場まれにみる株高。
それを武器にやりたい放題やってきた政権ですが・・・
それがもろくも・・・
トランプが仕掛けた関税引き上げの一撃だけで崩壊。

急激な円高と、連日の株価大暴落!!
日本政府はなすすべなく、もう慌てふためくだけ。

アメリカの目線は、中国との貿易戦争に集中し
北朝鮮との戦争は、どうでも良くなっちゃった。
中国を北朝鮮から引きはがし
首脳会談で金正恩と簡単に手を打つ。
アメリカとロシア主導で
民主化に向かう筋書きが出来上がっているのではないか?

それが、今回の貿易戦争の仕掛けと
トランプによるプーチン祝福へと、つながっているように思うのです。

現在、日本が株式市場に大量につっこんだ年金資金。
根本的に回収することができません。
売ると、さらに大暴落を起こすから。

たぶん、今も底値で買い支えているのは年金基金です。
暴落すると、後ろ盾の企業は大損害を被ります。
それは、後ろ盾を失う事へと繋がります。
だから、我々が毎月払った年金が消失しようが
損切できず・・・
外国勢が一斉に逃げる中、せっせと買い足しているのではないか?
さて・・・
どうなるのか?

この状況下で、日本は「森友」というショボイ事件で
安倍も麻生も非を認めず、国会が停止状態。
頼みの綱の財務省も安倍首相ひとりのせいで機能不全。

目も当てられません。

北朝鮮と戦争をしないとなると・・・
アメリカは、日本に戦争をさせなくて良くなります。
そうなると、トランプは『安倍』というカードが要らなくなる。

アメリカ主導で憲法改正を急いでいた安倍内閣ですが
北朝鮮が民主化されれば、アメリカとしては日本の憲法9条はあった方がよい。
中国とアメリカが戦争することは、絶対に無いからです。
今まで通り、日本はアメリカの庇護の下
お財布として保持したい。

そうなると、アメリカ傀儡政権は敏感ですね。

その意向に添い・・・
あれだけ憲法9条を「破棄」「削除」と掲げてきた自民党が
ここにきて突然「憲法9条2項は保持する。」と言い出す。(^^;)

この変わり身は、本当に感心します。

安倍首相に至っては
「日本国憲法は、いじましいみっともない憲法!
とまで公言していたのに。(失笑)

この流れだと、すぐに内閣総辞職となり・・・
次の総理大臣は、ハト派の岸田文雄さんで内定しているのでしょう。

石破さんが総理大臣になる線は、100%無いでしょうね。

2018年3月22日木曜日

幸せとは

娘が先週、幼稚園を卒園しました。



息子と合わせて、4年間お世話になった玉縄幼稚園。
毎日、仕事前に子供たちを車で送り届けていましたが
もう、それも終わりです。

来月から、玉縄幼稚園の門をくぐる事も無くなります。

私も妻も、玉縄幼稚園ロスになりそうなほど
寂しさを覚えておりますが・・・
当の本人(娘)はというと・・・
すでに新しく通う小学校の生活に胸高まらせ
買い与えたランドセルを片時も離さない状況です。(^^;)

過去に思いを馳せる親と、完全無欠の未来志向の子。
なんとも対照的なものですね。

世知辛いニュースが多い昨今。
幼稚園や保育園でも、凄惨な事件や事故があったり
登園中に車が突っ込んで来たり、交通事故に巻き込まれたり
そんなニュースを見るにつけ
我が子が無事にここまで成長できたことが
なんだか、奇跡的に思えてきます。

玉縄幼稚園の先生方は本当に素晴らしく
皆様のお力添えもあってのことと強く思うのです。
本当に、玉縄幼稚園を選んでよかった。

夫婦ともども・・・
4年前、子供たちが入園する幼稚園をどこにするか
右も左も上も下も何もわからない中で
多くある幼稚園の一つとして玉縄幼稚園に初めて訪れた日。

あの下見をした日を思いおこして
時の経つスピードに嘆きながら
そして、玉縄幼稚園を選択した過去の自分たちを
誇らしく思うのです。(^^;)

玉縄幼稚園は、お寺の幼稚園です。
曹洞宗の龍寳寺の敷地内にあります。
https://kamakura-guide.jp/ryuhouji



龍寳寺の開山は、なんと1503年。
515年前です。
ものすごい歴史がある土地にあるのです!!

同じ曹洞宗の禅僧「佐藤隆定」さんのお話

幸せだなあと感じるのも
なんだか満たされないなあと感じるのも
それを感じているのは、自分の心。

いかに原因が自分の外側にあるように思えても
最終的にそれをどう感じるかは
自分の心が決めている事です。

それなら・・・
人は、自分の外側にある何かを変えて幸せを求めなくても
自分の心を整えることで
幸せに生きることが出来るのではないか。

問題の根本は・・・
外界ではなく内界にある。

貧乏や裕福といった『客観的』に判断される事柄は
所得の多少で決まるかもしれませんが
幸福や不幸といった『主観的』な事柄は
金額では決まらないのです。

何が決めているかと言えば
それは、やはり自分の心にほかなりません。

それならば・・・
心がいつも幸せを感じることができるように
常に心を整えて生活する。

それが、とても大切なのだと思います。

全ては自分次第。

他物・他人と比べず・・・
自分は自分。
まさに玉縄幼稚園の教えそのものですね。

感謝をこめて。
「幸せな4年間でした。有難うございました。」


2018年3月20日火曜日

鎌倉市玉縄2丁目売地

不動産会社の一番の繁忙期である3月も
残り僅かとなってきました。

さて・・・
本日お引き渡しの予定でした当社売主物件「鎌倉市玉縄2丁目」売地が
前日にお客様のご都合にて、キャンセルとなりました。

つきましては・・・

大幅値下げをして、本日、再度販売を開始したします。

(※クリックすると拡大します。)

大船駅から徒歩12分。
平坦です。

土地面積は、なんと110坪を超えます。
価格は、値下げ後3,680万円!!

坪単価33.39万円です!!
周辺の平均相場は、100万円を優に超えます。
入口が狭いというだけで
1億円前後の土地が3000万円台で手に入ります。

土地が広いため
40坪の平屋を余裕で建築することが出来ます。
広い畑も実現でき
住宅に合わせ、50㎡未満の教室を併設することも可能。

ぜひ、これを機会に・・・
徒歩圏で広大な土地を手に入れてください!!!

当社が売り主です。
もちろん、建物を請け負うことも出来ます。

建築家「伊藤誠康」先生に設計を依頼することも可能。

ご相談くださいませ。

電話:0467-46-8775

お気軽にお問合せ下さいませ。
私、柳(やなぎ)がご対応申し上げます。(^^)


2018年3月19日月曜日

執心

今週の水曜日は、春分の日で祭日です。
お客様との打ち合わせが2件入ったので
急きょ、昨日、振り替え休日を頂きました。

娘の卒園式があり、山形から妻のご両親が来ていて
じいちゃん・ばあちゃん・私・妻・息子・娘で遊んできました。

不動産の取引は、水曜日にしません。
なぜかというと、水に流れるのを嫌うから。
だから、不動産業は水曜日が定休日なのです。

「水曜日に結びごとをすると水に流れる」
なんとも日本っぽいですね。

現在日本にて使われている曜日は「七曜」といいます。
太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星
で構成されています。
この件は、話し始めると長いので、止めましょう。

日本人は、言葉合わせが昔から大好き。

縁や柄、結びつき等の迷信が多く残ってます。
現在、その迷信自体は、忘れられ・・・
その慣習だけが形骸化して残っている。(^^;)

これも、なんとも日本らしいといえます。
六曜なんかが、その最たるものですね。

話はもどりまして・・・日曜日、久々に休みましたが
やはり、どこも混雑してます。
子供の遊ぶところは、ご家族連れで一杯。

そんなご家族をウォッチングしていると
大まかに3パターンあることに気が付きました。

①子供達と楽しそうに遊ぶ親。
②遊ぶ子供たちと一線を引いている親。
③子供と遊ぶ体力すら残っていない親。

多いのが②ですね。
子供には一切目を向けず、ひたすらスマホを見てる。
ちくちく、ちくちく。
街中で子供の手を引きながらスマホを見ながら歩く母親。

自転車の前と後ろに子供を乗せながら・・・
スマホを片手に自転車を運転する母親を見つけて
心底、ゾッとしました。

レストランに入って驚いたのが・・・
4人家族のテーブル。
小学生高学年の子供2人に30代の親。
4人とも会話が無い。
皆、スマホを手にして画面に吸い込まれてる。
食事が運ばれてきても、手からスマホは離れない。

あれは、もう、スマホに憑り付かれてますね。
こうなると・・・
スマホは妖怪の類なのかもしれません。

次に多いのが③のお父さん。
公園に行くと、公園の隅っこのベンチで・・・


(※画像はヤフーより)

こんなお父さん方が一杯。(^^;)

仕事を1週間こなして、燃え尽きたんですね。
その週末、奥様に「休みぐらい子供と公園に行って来い!」と言われ
公園のベンチで、灰になって・・・

そうそう!!
明日のジョー、今年で連載、50周年!!

特別サイトを見て、ゾクゾクっとしました。

何十年前にリアルタイムで見たTVアニメ。
その衝撃を原画を見ただけで肌で思いだすのだから
凄いです。

50周年、おめでとうございます。
私たち世代の男の子、永遠のバイブルです。

さて、我が家は・・・
午前中、家でデュエルマスターズの対決を散々行い
午後、寒川の「湘南釣り堀」で釣りを2時間ばかりして
その後「大和の引地台温水プール」で2時間ばかり泳ぎ
口座渋谷の「おふろの大様」で入浴後
その食事処で食事して

家に帰ったのが、夜の9時ごろ。

さすがに、リビングで・・・
私、燃え尽きました。

2018年3月17日土曜日

廃棄食品

息子が、私のまねをして新聞を読み始めました。



朝日新聞の勧誘のお兄さんから
「無料でためし読みしてみませんか?」
とススメられたのがキッカケのようです。

朝日学生新聞社の「小学生新聞」です。

月々1769円(税込)で毎朝、配達をしてくれます。

朝、新聞を読む私の姿に何か感じたのでしょう。
読みたいと言ったら、断る理由はありません!!
子供の感性は面白い。

その付録の中にこんな記事がありました。

日本で、消費されず廃棄されている食べ物
どのくらいあるかご存知ですか?

年間、632万トンですって。

と言われてもピンときませんね。
凄い量だとは分かりますが。

発展途上国や紛争地帯への食糧支援と比べてみましょう。

全世界から途上国への支援総量は年間320万トン。

日本が廃棄している食品の2分の1です。
つまり・・・
こんな小さな島国が一年間に捨てている食べ物を無くすだけで
世界の食糧支援をまかなえ・・・
さらに、倍の人を救える計算となります。

賞味期限が切れたら、大量に廃棄するスーパーやコンビニ。
とくにコンビニエンスストアの普及に合わせ
食品廃棄も増え続けています。

売れずに棄ててしまったら
企業も損をするはずだと思うでしょう?

しかしそうはならないのです。
作っても無駄にならないであろう分をメーカーは計算しており
廃棄にかかるコストも商品価格に織り込んでいるのです。

つまり・・・
無駄に作って廃棄する分まで
我々消費者が負担させられているのです。

その上、公的な処理施設を使って廃棄する場合
私たちの税金が使われます。

企業は何の痛みも無く
大量生産、大量廃棄を続けているのです。

テレビCMは、ごみ山に通う少女や
飢えによって命の危険にさらされる幼児の映像を使い
募金や支援を呼びかけています。
確かにそのような支援は大事かもしれません。

しかし私たち一人一人が
普段からもっと賢い消費を心がけることで
大量廃棄にNOと言えば
それが貧しく飢えた子供たちの命をつなぐことになるのです。

「勿体ない」

こんな素敵な言葉を生み出した国に
私たちは生まれたのですから

モノに敬意を払う日本の文化を守り
その精神を実践して
いつまでも伝えていきたいものです。

小学生新聞、侮れません。

44歳、勉強になりました。

2018年3月16日金曜日

無駄のある家

建築家伊藤誠康氏が基本設計を手がけた
当社売主の建売住宅「鎌倉市岡本2棟」の
B棟が本日、完成しました。



個性ある外観です。 



ビルドインの駐車場に玄関が続いています。

建築前・・・
伊藤先生から頂戴した「住宅模型」の写真。



ほぼ完ぺきに再現できてますね。(^^)

伊藤先生の最初の図では、仕上げは左官でした。
そこを私がサイディングに変え
サッシも、シャッターを増やしています。

そこが少し伊藤先生の意匠と異なっています。
(先生、申し訳ありません。)

内部仕上も、伊藤先生が監修すると自然素材が中心となりますが・・・


ドア・枠材は既製品とし
床は、イクタの合板をチョイス。


壁も壁紙としてあります。
(と言っても、ハイグレードのモノを選んでます。)

キッチンはおしゃれに使いやすい内容となっています。
レンジフードも独立マントル型!!
床は、磁気タイル。
背面にホーローパネル。(絵が描けます。)


コンロの後ろに食器棚スペースが独立しています。

ここに冷蔵庫も入ります。


廊下は、パントリーも兼ねた配置。


空間の考え方が巧みですね~。

奥にあるのは脱衣所兼ランドリー。
ランドリー(室内物干しスペース)があり・・・
その前に、大きな引違窓。


空間を、なんとも無駄に使ってます。
普通、施主も設計者も「空間=居住スペース」なので
こういう無駄な発想は、できないのですよね。

でも、居住スペースで満たした家は・・・
逆に狭く、収納が足りず、物があふれる家になったりするのです。

本物件は3階建です。
1Fに居室が2部屋。
2Fは、LDKと洗面・浴室。
3Fは・・・
通常2部屋とするところですが・・・

そこは建築家のなせる業!
・吹き抜け
・インナーバルコニー
・フリースペース
・倉庫
で構成されました。

完成すると、こうなります。



間取り的には「2SLDK」です。
4LDKの空間が2SLDKとなることにより
とても開放的な家となります。

世の中の建売住宅では、有り得ない設計です。
「部屋数が多い方が売れる」と盲信されているから。

でも、部屋で区切ったら・・・
3Fは、狭く暗い北側廊下に向かい合うドア。
たぶん、全然異なる家になる。

その既成概念を取り払うことで
家って、これだけ楽しい空間に生まれ変わるのです。

階段の袖壁は、本棚に。


ちなみに、2Fにも広いバルコニー。


3Fは、屋根付きバルコニー。


共働きでも、洗濯物を干して、仕事にいけます。
雨が降っても、なんの心配もありません。

玄関横には、キャンプ用品等をしまえる倉庫。



玄関にもオープンクロークがあり
ロングボードが4本ぐらい立てかけられます。

ガレージ部分と3Fのインナーバルコニーを合わせると
建築面積は130㎡を超えます。
(吹き抜けは未参入)

これだけやると・・・
決して安くはありません。
他の建売住宅にくらべると、だいぶ高いと思います。

でも、普通に建築家と言われる一級建築士事務所に依頼し
この建物を注文住宅で建てた場合、総額3000万円はかかるかな?
そう考えると、はるかに安い訳です。

ちなみに本物件。
建築開始は、去年の9月です。
下記は、建設中の紹介ページです。

時間、かかりすぎですね。(^^;)
同業者が見たら「バカじゃないの!」と言うでしょう。
でも、本来、家の建設って、このぐらいを要するのです。
手間暇、かかるのです。

本日、お客様にお引き渡しをしましたが・・・
お客様も大満足です。(^^)

この家で、新しい生活が始まります。

どこにいても、日中は明るい心地よい家です。

良い人生が歩んでいただけると確信しています。
空間設計をしていただいた伊藤先生に感謝です。

最後に。
やはり階段の回転場は、2段までが良いですね。


3段まわりの階段は、日々の生活をキツくします。
特に3階建ての家は絶対ダメ。
「急な階段」は年を取ったら地獄ですよ。

最近、ZEHや低炭素と、断熱性能ばかりに目が向けられていますが
住みやすさって、違うと思うのです。

その中の一つとして・・・
「緩やかで登りやすい階段」も
住宅の性能の中心として
しっかりと考えることをお勧め足ます。