三重旅行3日目。
日本が世界に誇る歴史の地であり
日本屈指の景勝地でもある
伊勢志摩にあるテーマパーク
『パルケエスパーニャ志摩スペイン村』
に行ってきました。
私は、志摩スペイン村という存在を
全く知りませんでしたが
息子が・・・
「日本屈指のジェットコースターがある!」
「絶対に連れて行ってほしい!」
と、ユーチューブを何度も見せられ
今回、初来訪となりました。
それにしても・・・
なぜ伊勢神宮の地で・・・
スペインなのだろう?
日本神話の『天岩戸』が実存し
やおろずの神々の頂点である
『天照大神』がまつられる場所が
伊勢神宮です。
あまてらすおおのかみは
天皇陛下の祖先にして
日本全国の神社の総氏神で
新道信仰の最高神です。
つまり、全国の神社の中心地であり
まさに日本文化のド真ん中と言えます。
これほど日本を肌で感じる地で
なぜ、縁もゆかりの無いスペイン?
その矛盾は・・・
さかのぼることバブル期。
近畿日本鉄道(近鉄)が
当時、超西洋かぶれだった日本で
政府ぐるみで計画した
国内向けリゾート開発だから。(汗)
その名も「三重サンベルトゾーン計画」
スペイン北部にある
キリスト教の三大巡礼地であり
新約聖書に登場する
イエスの使徒「聖ヤコブ」のお墓
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を
伊勢神宮に照らし合わせたのですって。
スペインの世界遺産登録は
フランスからピレネー山脈越えの巡礼路。
その距離800km。
これが熊野古道の伊勢路に似ている!
というのもスペインを選んだ理由の一つだとか。
失笑でしょ?
高度経済成長期の日本では
これほどまで日本文化を
ないがしろにしていて
全く目が向いていなかった訳です。
日本の最古の道でもある
伊勢路の始めにある
東京ドーム24個分の
スペインを主題にしたテーマパークなんて
落語の世界ですね。
ちなみに・・・
熊野古道が世界遺産になったのは
サンティアゴ・デ・コンポステーラの
11年後となりますが
伊勢神宮はいまだに
世界遺産ではありません。
どんどんと脱線していくので・・・
話を戻します。
さんざん文句を言ってきましたが
スペイン村は、何も悪くありません。
とても楽しい遊園地です。
西洋の風情を
満喫できます。
息子は、一目散でここへ。
日本最古の吊下げ式ジェットコースター
『インバーテッドコースターピレネー』
です。
ピレネーという名前は
もちろんピレネー山脈が由来です。
金毘羅山でも天狗鞍山でもなく。(TT)
このピレネーは
日本の怖いジェットコースターランキングに
26年間トップ5に入り続ける
ヤバい乗り物です。
妻と娘と息子で、朝一乗車。
この写真の一番前の席に
3人乗っております。(^^;)
その恐ろしさたるや・・・
動画をどうぞ。
動画が見れない人は下記をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=tf1VZjxfVZE
個人的に・・・
富士急・ナガスパ・UFJ等々
今まで見た中で
ダントツNo1で乗りたくない乗り物です。
結果、妻は朝一でダウン。
娘も、吐き気でフラフラ。
息子だけ、連続6回乗りました。
その後も・・・
その後ろをついて廻る私。
乗り物酔いした妻は
園内に座り込んで
こんな催しを見ていたとのこと。
気が付けば・・・
もう、空が暗くなってきました。
でも、お構いなしで乗り続ける子供達。
どうしても行きたいところがあり
子供たちをどうにか遊園地から
連れ出そうと努力しますが
無駄な努力。(TT)
夕方5時にどうにか退園を果たし
すっかり日が沈んだ中
別名「恵利原の水穴」です。
アマテラスが隠れた岩戸隠れの場所!?
思ったよりも小さい!!
私の持つ岩戸のイメージは
高橋留美子画伯の・・・
こんな感じでした。(また漫画かよ!)
昔の人は小さかったのでしょうね?
後で知りましたが
日本全国で「我こそが岩戸!」と
手を挙げる地が20か所以上あるようです。
この恵利原の水穴は
のモデルとなった場所として
有名となっており
ここが本物という説が強いのだとか。
参拝が終わると
周囲はすでに真っ暗。
足元が見えない状態で
山奥の誰もいない参道をくだりながら
「幽霊がでる~!」
「逆に神様が出るよ~!」
と笑う妻。
時計は、午後6時を過ぎて・・・
全ての店が閉まった長い参道を
徒歩15分かけて
「夜間参拝停止」という看板。
日中、外宮も内宮も大渋滞で
駐車場はどこも満車で入れず
と目を丸くしましたが
一年で最も混む日とのことで
道路規制があり
伊勢に来て、伊勢神宮にお参り出来ないなんて
これも落語のよう(苦笑)
つづく
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