2023年2月10日金曜日

パタゴニア

私のヒーローは
友人である登山家「坂下直枝」の父親だ。
青森に住んでいた彼の父親は
退職後・・・
魚を釣り
山菜を採り
最低限の物(米・味噌)などを買って
一カ月200ドルほどで
暮らしていた。
まさに私の理想とする
生き方だ。

こう話したのは
3900億円の資産を
環境保護団体に寄付し
その直後にインタビューを受けた
世界最大のアウトドア用品会社
パタゴニアの創始者
イボン・シュイナードさん。

東京新聞の一面に掲載されていた
この記事は
金に毒されている我々に
強烈なメガトンパンチを
放っており
私は全く避けきれず
大ダメージを負いました。(^^;)

以下、記事の続きです。

1973年に創業した
パタゴニアは現在
世界全体で年1300億円の
売り上げを誇る。

しかし自身は「大富豪」と
呼ばれることをなじめず
愛車は中古のスバルのレガシー
妻はトヨタの初代プリウスに乗り
飛行機はエコノミーを好む。

資産譲渡の際・・・
彼は「地球が唯一の株主」と
表現した。
会社の株式98%を
環境保護団体に譲渡し
残る2%に全ての議決権を持たせ
新たに設立した組織に
環境重視の理念を守るよう
パタゴニアを監視させるという。

環境保護団体には
パタゴニアの配当金が
毎年130億円
自動的に入る仕組みだ。

なぜ?
元々、クライマーとして
世界を旅していた彼は
地球の環境が
日に日に崩れていくのを
肌で感じてきた。

世界中を旅して
南極を含むすべての大陸で
クライミングをしてきた。
20年後にアフリカに戻ると
破壊されつくした
自然が広がっていた。
その光景を目の当たりにして
何とかしたいと思うのは
当然のことだ。

自然を壊し
地球温暖化を招く事は
私たち自身を
破壊する事だ。

気候変動は
今や人類にとって最大の脅威。
環境保護運動家の
デービットブラウワーが

「死んだ惑星でビジネスは生まれない」

と言ったように
死んだ星では何もできない。

もともと私は
ずっとシンプルに暮らしてきた。
中古車に乗り
小さな家に
妻と50年以上住んでいる。
子供達も同じ。
私達は富を重視していない。

もし・・・
あなたが文筆家だったら
世界の不公平について
書く責任がある。
もし・・・
あなたが写真家だったら
あなたの撮る写真は
大きな力を持つ。

自分に何が出来るかを
自ら問いかけてほしい。

長い「寄付」の手続きが終わり
ほっとしている。
生活は何も変わらない。
以前と違うのは
私が会社を保有していない事だけだ。

パタゴニアには
200年続く会社になってほしい。
その為には・・・
他の会社と同じであっては
いけない。

以上

僕に何が出来るだろう?
この記事を読んで
「日常を変えなきゃ」
と痛切に思う

今日でした。

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