仕事から家に帰えり
いつもと同じように
ダイニングテーブルに腰降ろし
新聞を読みながら
妻の作った晩ごはんにありついていると
いつもは・・・
私が食べ終わるまで
リビングでTVゲームをしている息子が
私の座っている椅子の横に座り
こう話しかけてきました。
「人間って、どうやって人間になったと思う?」
いぶかしげな私に
こう続ける息子。
「3択です。次から選んでください。」
①元は魚だった。
②元はネズミだった。
③元は爬虫類だった。
私、正直わからず・・・
「①ですか?」と聞くと
「ブッブ~!正解は②です!!」
と、言うや否や
ここから、おおよそ30分。
独演会が始まりました。
独演会が始まりました。
馬も、元々はネズミで
足が短くて、首も短く、体も小さかった。
自然界の中で
足が少し長く生まれた子供が生き残り
その生き残りから
体が少し大きく生まれた子供が生き残り
さらにその生き残りから
首が少し長く生まれた子供が生き残った。
その繰り返しで
耳が大きくなり
鼻が伸び
口が大きくなり
口が大きくなり
目が横になり
爪が一体になり
爪が一体になり
それら遺伝子が残り続け
進化した形が
進化した形が
現代の「馬」なんだと力説。
その話のあと・・・
その話のあと・・・
肺呼吸する海中生物が
陸へと上がってきて
その中からネズミが生まれ
ネズミが人間に進化していく過程を
永遠と聞かされる事に。(^^;)
後で妻に聞くと
なんでも、朝日小学生新聞に
なんでも、朝日小学生新聞に
そんな記事があったそうです。
仕事で疲れて
ダイニングで半分溶けてる私。
ダイニングで半分溶けてる私。
最初、息子に話しかけられ
「俺は新聞読みたいからあっちでゲームしてな。」
という言葉が
喉元まで出てきましたが
喉元まで出てきましたが
息子の「聞いてほしい」という
熱に圧倒され
熱に圧倒され
新聞を一行も読めず、晩御飯終了。
興奮気味に30分話し続けた息子は
本当に満足そうに
全身を高揚させ、鼻息荒い。
全身を高揚させ、鼻息荒い。
「俺が説明してやったぞ。」
という高揚感と
「お父さんが知らなかったことを俺は知ってるぞ。」
という優越感でしょうか。
その姿を見て
親バカの私は、めっちゃ感動。(苦笑)
そして、心の底から
「子供新聞を読ませて良かった。」
と、思いました。
息子に新聞を読ませるきっかけになったのは
岡崎勝さんの記事です。
『子供の教育に困ったら新聞を読ませなさい』
というようなものだったと思います。
小学1年生の後半から読ませていますが
思いの外、早く形になってきて
父親として、本当に嬉しい。
興味がない記事は
読めと言っても中々読みませんが
興味があるものは
こんな風に人に説明が出来るほど
理解できるようになったのです。
『子供は、みんな天才』
という標語をみたことがありますが
私が小学3年生の時を考えると
毎日、柴犬のように
日が暮れるまで
公園で駆けずり回っているだけでした。
毎日、柴犬のように
日が暮れるまで
公園で駆けずり回っているだけでした。
中学校では一切勉強せず
偏差値40台の公立高校にすべり込むも
高校では、常に退学寸前だったので
高校では、常に退学寸前だったので
大学も行けず・・・
30歳過ぎるまで
新聞すら読んだことがなかった空手バカです。
目の前の9歳の息子を見て
そんな、私の子供だとは到底思えないのです。(^^;)
そんな、私の子供だとは到底思えないのです。(^^;)
そう考えると
子供は、どこの誰の子であろうと
みんな天才なんだと
心底思い知らされた夜となりました。
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