忖度
インスタ映え
35億
Jアラート
ヒフミン
空前絶後の
フェイクニュース
ハンドスピナー
ユーチューバー
うんこ漢字ドリル
etc・・・
2017流行語大賞にノミネートされた言葉たちです。
個人的な大賞は「うんこ漢字ドリル」でしょうか?
なんで子供はあんなに「うんこ」が好きなんでしょう?
精神分析学の創始者である偉人
故ジークムントフロイトが唱えた「肛門期」が
その理由だとかなんだとかありますが・・・
子供って「大人が嫌がる事」が好きな生き物ですよね。
大人の過剰反応を引き出して、それを見て楽しんでる。
「うんこ」というと、大人は100%不快な顔をしますもの。
自分の息子を観察してみると
うんこと言う時、必ず親である私の顔を見てから言います。
そして、その表情と反応をみて「ギャハハハ」と笑います。
「汚いからやめなさい!」「馬鹿な事いわないの!」
親が自分に反応するのであれば
怒りであっても嬉しい生き物なんですね、子供って。
でも、それが勉強になった途端に・・・
大人たちが一斉に許容し、先生までもが推薦する。
大人が皆「ウンコ・ウンコ」と平気で口にするようになった。(笑)
それが、子供たちにウケたのでしょう。
親にウンコと言わせたくて、率先してドリルに向かうわけです。(汗)
先日、本屋に2番煎じを狙った「おなら漢字ドリル」なるものがありました。
でも、オナラは弱いなぁ~。
やはり、出すのであれば「ちんこ漢字ドリル」かと。
でも、NGのようです。
ノミネートの中で、もう一つ個人的に興味があったもの。
それは、ユーチューバーです。
先日、息子と初めて彼らの動画を見てみました。
日本のユーチューバーTOP3
「ヒカキン」と「フィッシャーズ」です。
なんでも、広告収入で年間に億を稼ぐそうですよ。
1年で億万長者なんて夢の世界ですね。
何がそんなに人々を引き付けるのか?
興味津々!!
一通り見終わった私の感想は「全く面白くない」です。
単なる大人の悪ふざけ的な映像ばかり。
小学生が学校でするようなことを大人がやって
それをダラダラと撮影してるだけ。(^^;)
それに驚きました。
許容できる映像も、ミスタービーンの粗雑品のような感じ。
その動画が、なんと1千万回も再生されるのです。
なぜ?
理由を探しても、簡単ではありません。
考えを巡らせてみて、私なりの結論は
きっと・・・
子供のころ勉強だけしかしなかったお受験世代の大人達が見て
自分たちだ出来なかったモノを面白ろがっているのかな?
そんなユーチューバーに関して、東京新聞に面白い記事がありました。
映画監督の風間志織さんの「楽しいという錯覚」というお話
ユーチューバーの表現方法は「今を楽しみたい」というもの。
ただ、今の子は昔のように破壊的ではない。
今は、壊すことはカッコ悪い事。
だから皆が「パーティーしようぜ、イエイ」的なノリになる。
そういう意味で・・・
彼らは皆「良い子」ですね。
今の世の中は、気持ち悪いぐらい善意にあふれています。
表面的な。
そういう気持ち悪さに、彼らは気が付いてない。
でも「みんな良い人ですよ」というい中で、もがいてはいる。
ユーチューバー達はたぶん、表現したいものがないのかもしれない。
今の楽しさが続いて行けばよいというだけ。
でも本当は楽しく無くて・・・
楽しいと思い込んでいるだけなんじゃないかな。
それは、自分に自信がないからかもしれませんね。
映像面でいうと
今は映像が簡単に取れてしまうので、垂れ流しですが
昔はそう簡単に撮れなかったから、考える時間がありました。
表現で一番大事なのは気持ち。
「どうしても撮りたい」と思えば、それが表現となる。
その気持ちは、発酵させるにはとても時間が必要なのです。
私がユーチューバーの動画を見て、モヤっと感じたもの
それを風間さんが的確に指摘していてビックリ。
「パーティーしようぜ~、イエイ」という言葉が
本当にピッタリ当てはまりました。
「どう、楽しいでしょう?」という、共感の押し売り。(笑)
実際に、500万人を超える人が視聴登録しているので
500万人の人が「イエイ!」と答えていることとなります。
風間さんは「視聴者も楽しいと錯覚している」とおっしゃってる。
なるほど!
ユーチューバーの動画は、客観性を持って視聴してはダメなんだ。
頭を空っぽにして・・・
オンラインゲームやモバゲーをやるのと同じ感覚で向き合う。
物凄く腑に落ちました。
自分で自分に「面白い」と暗示をかけて
無感で見る。
これは本当に「ゲーム脳」と同じなのかもしれません。
注:ゲーム脳とは
ゲームをやっている最中の人の脳波は、認知症の人の脳波と類似しているというもの。
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