2017年6月19日月曜日

指示待ち体質

昨日、気が付いてしまいました。
しかも、近代問題の本質的なことにです。

我が家は、仕事から帰ると毎日同じことが繰り返されています。

家に帰り
玄関を開けて
子供達をねぎらい
キッチンに行く

娘は、ご飯を食べ残しており・・・
それを私が注意します。

「ご飯はお残ししてはダメ」
「全部食べなさい」
「野菜を食べないと、美人さんになれないよ」

しぶしぶ、食べ始める娘。
でも、嫌々なので、とても遅い。

都度都度、私が・・・

「早くしなさい」
「もう、何時だと思ってるの?」
「もう少し、ガンバれ」

と、自分のご飯を食べながら、注意します。

その後、リビングに行くと・・・
毎日、こんな状態。



私、矢継ぎ早に・・・

「こら、なんだこりゃ!」
「遊びながらゴミは捨てればいいじゃないか」
「片付けろ」

と、大声をあげます。
でも、子供達はテレビに夢中。

「もう9時だから、テレビはやめなさい」
「寝る時間だ」
「明日、学校いけなくなるぞ」
「急いで片付けて、歯を磨きなさい」

一つ一つ注意します。
しかし、なかなか言う事を聞きません。(^^;)

よって、同じ内容を何度も繰り返し口にします。
ようやく片付け終わり・・・

「次は、歯を磨く!」

歯を磨き終わったら・・・

「寝る前に、豆乳飲むよ~!」

飲み終わったら・・・

「おしっこして~!!」

と、トイレにうながし・・・

「はい、寝室にいって!」

と、いちいち、指示を出します。
これは、ここ数年、毎日繰り返しています。
毎日です。(TT)

子供達は、指示されるまで、動きません。
そういうモノだと思っていました。
だから、私と妻は、口を酸っぱくして毎日繰り返します。

「あれやれ、これやれ、それやれ!」
「こうしなきゃダメ、ああしなきゃダメ」

ようやく寝かしつけ・・・
ぐったりと、夫婦でため息をつく毎日。

そして、朝目が覚めたら、すぐ子供部屋へ。

「起きるぞ!!」

起こしても中々起きないので、数回繰り返し

「もう7時だぞ!!」
「顔洗え~!」
「おしっこしろ~!!」

と続き・・・

「いつまで寝間着のままで居るんだ~!着替えろ!」

だんだん声が大きくなります。

「後ろと前が逆だ!」
「靴下履け~!!」

リビングに行き、ゴロゴロする子供達に・・・

「豆乳飲んで~!」
「顔洗ったか、目糞ついてるぞ?」
「トイレ行ったのか?」

と問いただし・・・

「そら、ゴミ捨てにいって~!!」

毎日のゴミ捨ては子供達の役目。
帰ってきたら・・・

「外から帰ったら手を洗いなさい。」

手を洗わない子供達を洗面に連れて行く。

「朝ごはん出来たから、座りなさい」
「ほら、もうこんな時間だぞ、いそいで食べなさい」
「残さないで!」

「遅刻するぞ~」
「早く食べろ!」

玄関に連れて行って・・・

「宿題入れた?」
「水筒入れた?」
「帽子かぶって」

「走らないで行くんだぞ」
「車に気を付けてな」

と・・・
息子をいつもと同じように送り出し・・・

そこで、ハッと気が付きました。

こりゃ、指示しすぎだ。
これ、今の若者が「指示されないと何もできない」と言われている原因なのではないか?
もしかして「指示待ち人間」の製造過程なのではないか?

これだけ事細かく、親が指示する毎日。
よくよく考えたら、異常ですよね。(汗)
でも、どこの家庭もきっと同じだと思います。
家事をするママさんたちは皆
「毎日嵐のよう」と、言いますものね。

でも、こりゃアカンですよ。
8歳までで、人間の精神構造がある程度決まるそうです。
となると、幼少の潜在意識の中に「指示待ち」の人格が出来上がってしまいます。

今日の朝、玄関でゾゾゾゾッと物凄い悪寒。

これらの「指示」「注意」は、ぶっちゃけ大人の都合です。
子供達は、日々、大人の都合に振り回されている事となります。
そんな生活を1年も続けてしまえば・・・

もう、指示をされないと何もできなくなってしまうのではないか?
何をするにも、自分で考える前に
大人の顔色を窺うようになってしまうのではないか?

それが、もしかしたら・・・
ゆとり世代とか
さとり世代とか
いわれている子供達の
「指示されないと何もできない」
「自発的に仕事が出来ない」
と、我々が批判している状況の
根本的な原因なのではないのだろうか?

「先生が悪い」「学校が悪い」「教育委員会が悪い」

我々や政治家等の、それら指摘は全て間違いだった?
こりゃ、大変だ。(^^;)

ということで・・・・
急きょ、我が家では今日、すべてを変えます。
「柳家は子供に指示を出すこと禁止!」

でも、言う事を全く聞かない子供達にどうすれば?
そこは大人がトンチを利かせば。
今、どうするか考え中ですが・・・

まずは、時間割図を掲示。
時間ごとにしなければいけないことを書き入れる。
何かしてほしい事があったら「時間割を見て~」と言う。

もしくは・・・
直接的な指摘を止める。全て間接的に言ってみる。
今日試してみたのは、中々朝ごはんを食べない娘に対し

「ママがもうお皿洗いたいって」
「どうすればよいと思う?」

と言ってみました。
すると、娘は、少し考えて
「私が食べれば良いと思う」と言いました。

これだな!!
これ!!
親が何を望んでいるのか考えさせる。
そして、自発的に動かせる。


ちょっと、実践してみようと思います。

自主性を身に付ける教育。
子がどう育つか、すべては親の責任です。


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