しかも、近代問題の本質的なことにです。
我が家は、仕事から帰ると毎日同じことが繰り返されています。
家に帰り
玄関を開けて
子供達をねぎらい
キッチンに行く
娘は、ご飯を食べ残しており・・・
それを私が注意します。
「ご飯はお残ししてはダメ」
「全部食べなさい」
「野菜を食べないと、美人さんになれないよ」
しぶしぶ、食べ始める娘。
でも、嫌々なので、とても遅い。
都度都度、私が・・・
「早くしなさい」
「もう、何時だと思ってるの?」
「もう少し、ガンバれ」
と、自分のご飯を食べながら、注意します。
その後、リビングに行くと・・・
毎日、こんな状態。
私、矢継ぎ早に・・・
「こら、なんだこりゃ!」
「遊びながらゴミは捨てればいいじゃないか」
「片付けろ」
でも、子供達はテレビに夢中。
「もう9時だから、テレビはやめなさい」
「寝る時間だ」
「明日、学校いけなくなるぞ」
「急いで片付けて、歯を磨きなさい」
一つ一つ注意します。
しかし、なかなか言う事を聞きません。(^^;)
よって、同じ内容を何度も繰り返し口にします。
ようやく片付け終わり・・・
「次は、歯を磨く!」
歯を磨き終わったら・・・
「寝る前に、豆乳飲むよ~!」
飲み終わったら・・・
「おしっこして~!!」
と、トイレにうながし・・・
「はい、寝室にいって!」
と、いちいち、指示を出します。
これは、ここ数年、毎日繰り返しています。
毎日です。(TT)
子供達は、指示されるまで、動きません。
そういうモノだと思っていました。
だから、私と妻は、口を酸っぱくして毎日繰り返します。
「あれやれ、これやれ、それやれ!」
「こうしなきゃダメ、ああしなきゃダメ」
ようやく寝かしつけ・・・
ぐったりと、夫婦でため息をつく毎日。
そして、朝目が覚めたら、すぐ子供部屋へ。
「起きるぞ!!」
起こしても中々起きないので、数回繰り返し
「もう7時だぞ!!」
「顔洗え~!」
「おしっこしろ~!!」
と続き・・・
「いつまで寝間着のままで居るんだ~!着替えろ!」
だんだん声が大きくなります。
「後ろと前が逆だ!」
「靴下履け~!!」
リビングに行き、ゴロゴロする子供達に・・・
「豆乳飲んで~!」
「顔洗ったか、目糞ついてるぞ?」
「トイレ行ったのか?」
と問いただし・・・
「そら、ゴミ捨てにいって~!!」
毎日のゴミ捨ては子供達の役目。
帰ってきたら・・・
「外から帰ったら手を洗いなさい。」
手を洗わない子供達を洗面に連れて行く。
「朝ごはん出来たから、座りなさい」
「ほら、もうこんな時間だぞ、いそいで食べなさい」
「残さないで!」
「遅刻するぞ~」
「早く食べろ!」
玄関に連れて行って・・・
「宿題入れた?」
「水筒入れた?」
「帽子かぶって」
「走らないで行くんだぞ」
「車に気を付けてな」
と・・・
息子をいつもと同じように送り出し・・・
そこで、ハッと気が付きました。
こりゃ、指示しすぎだ。
これ、今の若者が「指示されないと何もできない」と言われている原因なのではないか?
もしかして「指示待ち人間」の製造過程なのではないか?
これだけ事細かく、親が指示する毎日。
よくよく考えたら、異常ですよね。(汗)
でも、どこの家庭もきっと同じだと思います。
家事をするママさんたちは皆
「毎日嵐のよう」と、言いますものね。
でも、こりゃアカンですよ。
8歳までで、人間の精神構造がある程度決まるそうです。
となると、幼少の潜在意識の中に「指示待ち」の人格が出来上がってしまいます。
今日の朝、玄関でゾゾゾゾッと物凄い悪寒。
これらの「指示」「注意」は、ぶっちゃけ大人の都合です。
子供達は、日々、大人の都合に振り回されている事となります。
そんな生活を1年も続けてしまえば・・・
もう、指示をされないと何もできなくなってしまうのではないか?
何をするにも、自分で考える前に
大人の顔色を窺うようになってしまうのではないか?
それが、もしかしたら・・・
ゆとり世代とか
さとり世代とか
いわれている子供達の
「指示されないと何もできない」
「自発的に仕事が出来ない」
と、我々が批判している状況の
根本的な原因なのではないのだろうか?
「先生が悪い」「学校が悪い」「教育委員会が悪い」
我々や政治家等の、それら指摘は全て間違いだった?
こりゃ、大変だ。(^^;)
ということで・・・・
急きょ、我が家では今日、すべてを変えます。
「柳家は子供に指示を出すこと禁止!」
でも、言う事を全く聞かない子供達にどうすれば?
そこは大人がトンチを利かせば。
今、どうするか考え中ですが・・・
まずは、時間割図を掲示。
時間ごとにしなければいけないことを書き入れる。
何かしてほしい事があったら「時間割を見て~」と言う。
もしくは・・・
直接的な指摘を止める。全て間接的に言ってみる。
今日試してみたのは、中々朝ごはんを食べない娘に対し
「ママがもうお皿洗いたいって」
「どうすればよいと思う?」
と言ってみました。
すると、娘は、少し考えて
「私が食べれば良いと思う」と言いました。
これだな!!
これ!!
親が何を望んでいるのか考えさせる。
そして、自発的に動かせる。
ちょっと、実践してみようと思います。
自主性を身に付ける教育。
子がどう育つか、すべては親の責任です。
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