2014年11月29日土曜日

現場発泡ウレタンフォーム吹付断熱

今日は、注文住宅A様邸の断熱材の工事日です。

普通は、大工さんが施工するのですが・・・
当社は、大工さんが断熱材を施工しません。(^^)

断熱材だけの専門職の部隊が2日かけて施工を行います。

なせ??

それは、特殊断熱材を全ての住宅に採用しているからです。
その名も、フォームライトSL
http://www.foamlite.jp/


(クリックすると拡大します。)

在来工法の欠点は、断熱材なんです。

筋交いを主として配線・配管が邪魔をして、主流であるマット型の断熱材を隙間なく壁内に収めることが出来ないのです。

また、断熱工事をするのは大工さん。
断熱の知識も正確な施工方法も知らない大大工が多くいるのが実在で・・・
適当に壁内にロックウールやグラスウールを押し込んでいる現場も、珍しくありません。

そうなると、家は冬寒く、夏暑い。
そして、壁内結露を誘発し、家の寿命を縮めることとなります。

当社の断熱は、全て「フォームライトSL」を採用しています。

これは、空気に触れると100倍に発泡するウレタン液を現場で壁内に吹き付ける「現場発泡ウレタン吹付断熱」という工法です。


本来、この野縁(天井の骨組み)に、マット型のロックウールやグラスウールを乗せるだけです。
フォームライトSLは、天井に通気スペーサー(写真で見る茶色の物)を設置してその表面にウレタンを吹きかけていきます。

ご覧いただくように、特殊技術のため・・・
断熱材だけの専門職人が来て施工します。

よって、一切の隙間が無い断熱施工が出来きます。

連続写真でご覧ください。





柱の間で、液体が100倍に発泡するため・・・
360度の方向に張力が発生し、一切の隙間をふさぎます。

通常、床と壁のつなぎ目の隙間から、隙間風が生じるのですが・・・
その隙間に直接吹き付けるため、1mmの隙間も塞いでしまいます。

床下からの通気止めも容易に出来る。
在来工法の欠点である床下の外気の流入を防げるのです。

よって「冬暖かく、夏涼しい家」を実現出来きます。

天井には、厚み160mm以上のウレタンの層が出来上がります。


写真の天井断熱の厚み、160mmで依頼していますが・・・
200mm以上あります。(^^)

屋根の輻射熱を完全にシャットアウト出来ます。

「勾配天井やロフトにすると、真夏、家が熱くなる。」
その常識は、この家には存在しません。


施工をしていきながら、厚く吹きすぎたところを削っていきます。


家の中全部を養生し、最後にすべてを片付けます。

物凄い手間がかかります。
でも、それだけの価値があります。

費用も、通常のロックウールやグラスウールに比べ、3倍程度かかります。
でも、それ以上の効果があるのです。

おススメします。

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