最近、蛍がいたるところで出ているという噂を聞きます。
大船の某所、深沢の某所、鎌倉の某所。
それだけ、川がきれいになってきているのでしょうね。
数十年前・・・
本下水の整備がされていない山間の地域は、大半が浄化槽でした。
その浄化槽には、なんとトイレだけしか繋がっていませんでした。
つ・ま・り・・・
洗濯した洗剤や、キッチンの油などは、全部、そのまま川に流れていたんです。
鎌倉や逗子は、山間の田舎です。
やはり、多くが川に垂れ流しの状態だったんです。
子供の頃に遊んだ柏尾川は、下水の臭いがしたのを覚えています。
昭和の終わりぐらいに、浄化槽は合併型(生活排水も繋ぐ)が主流になりましたが、それでも、小型浄化槽では、まったく浄化しきれず、生活排水は川にバンバン流れていた。(^^;)
これを全て下水道につなぎ、浄化センターで薬剤処理(塩素等)することで、川がきれいになった結果、自然が戻り魚が遡上し、ウナギや鮭までが見られるようになった訳です。
そして、蛍。
ちなみに蛍は、蛍自体が生息するのはさほどハードルは高くないそうです。
その餌となる「カワニナ」という巻貝が居ないと、蛍自体も育たないのだとか。
カワニナは、川底に住むため、川底が汚泥で埋まっていてはNG。
川底が岩や砂利で、水草があり、流れが速くなく、水がある程度きれいでヘドロが沈殿しなければ、ベストなのだとか。
また、農薬を大量に散布するような自然環境もNG。
田畑が少なく、山間で、下水が完備されている環境。
これが、鎌倉や逗子で蛍が生息するようになった理由なのだと思われます。
話しが長くなりましたが・・・
その中の知る人ぞ知る鑑賞スポット、逗子市の田越川の上流に行ってきました。
場所は、普通の住宅街にある普通の川です。
この川は、最近鮭の遡上で有名となりました。
ウナギやエビなど、逗子在住の私の友人は、捕まえて写真などを見せてくれます。(^^)
息子は、捕まえる気マンマンです。
「蛍は捕まえちゃダメなんだよ」と、くぎを刺しますが・・・
網は離そうとしません。
さてと、6時半過ぎ、暗くなってきました。
7時ごろ、ぽつぽつと・・・
光りはじめました。(クリックすると拡大します。)
川面に、光りながらユラユラと飛んでます。
7時20分・・・
増えてきました。(人も)
手に届くところで、飛んでいますね。
7時半・・・
おおおおおっ!(驚愕)
写真ではこの凄さ、伝わりませんね。
光が交互というか、3交代ぐらいに光るので、実際にはこの写真の3~4倍の光が見られます。
まさに、蛍の「クリスマスツリー」状態です。
息子、妻と私が夢中になっている傍らで・・・
なんと、蛍をキャッチ。(TT;)
真っ暗でフラッシュを発光したので、幻想的な様子は伝わりませんが、息子の手で光る蛍。
凄いですね。
手のひらから・・・
光りながら・・・
フワッと飛び・・・
フラフラっと上空を舞う蛍。
まるで、アニメ「蛍の墓」の一幕のよう。
ちょっと、感度を良くして撮ってみました。
が・・・
やはり、実際の3分の1程度しか収まりません。
どうです??
伝わりませんかね??
先週がピークでしたので・・・
もう、見れないと思います。
首都圏のはずれで、これだけの量の蛍が見れるとことは、ここだけじゃないでしょうか??
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