2024年2月22日木曜日

萩本欽一さんの金言

ダイヤモンド社から
こんな書籍が出版されています。

その内容の一部が
ダイヤモンドオンラインで紹介されており
https://diamond.jp/articles/-/227341
とても興味深い内容だったので
転載します。

以下転載・・・

いっしょに暮らしていれば
相手に腹が立つこともあるし
相手を責めたくなることもある。

早く帰るって言ったのに
夜中になって酔っ払って帰ってきたり
相手の誕生日を忘れたり
頼んだことを忘れてたりね。

「どういうことか説明して!」
「いつもお前はそうなんだ!」

みたいな『お利口な言葉』は
あんまりよくない。

そもそもが相手を追い詰める
ためだけの言葉だから
言われたほうは
言い返せなくて悔しいし
言っているほうも
怒りがますますふくらんでいきます。

「こんちくしょう、何時だと思ってるんだ!」
と言いたいときは
省略して「コンチク!」って叫ぶのがいいね。

相手は「は?」ってなって
何を言われているかピンと来ない。

自分が悪いのは分ってるから
怒られた気はしないけど
なんか反省しちゃう。
素直に「ごめんね」って
言葉も出てくるよね。

相手にバカって言われたら
「出たな、タン塩!」
って返すといい。

タン塩って・・・
焼肉屋さんで最初に出てくるから
「何かあるとすぐそれだな!」
っていう意味。
「なにそれ?」って聞かれたら
そう説明してあげる。

話を切り上げたいときは
「じゃあ、もう今日は冷麺にしよう」
だね。どんどん話がそれて
お互いの怒りも収まっちゃう。

「お利口な言葉」で
わざわざ原因をハッキリさせたところで
話がややこしくなるだけで
何にもいいことないよね。

「どっちが正しい」かを突き詰めたり
「どっちがお利口か」を競ったりするのは
お利口なバカがやることです。

夫婦ゲンカの原因なんて
ほぼ100%たいしたことじゃないから
わけがわからなくなっても
何の問題もない。

きちっとした言葉を使うと
きちっとした感情が生まれて
そのきちっとした感情に対抗するために
また向こうから
その上を行くきつい言葉が出てくる。

どんどんエスカレートしていって
お互いに気持ち悪くなってきちゃう。

そこに「マヌケな言葉」が入ったら
会話にならなくなって
すべてが崩壊します。

結婚生活だけじゃなくて
仕事とかでも
どんどん活用すると
いいんじゃないかな?

「マヌケ」

いい言葉だよね。
ぼくはこの言葉が大好き。

やさしくて、あったかくって
文字を見ているだけでも
楽しい気持ちになる。

ためしに、口に出して言ってごらん。
もっと楽しい気持ちになるから。

あっ、まわりに誰かいるときは
口に出しちゃダメだよ。
とくに上司に聞こえたら最悪。
「今 なんて言った!」って怒られちゃう。
取り扱いには、ちょっと気をつけて。

どうやら世の中の人は
マヌケの素晴らしさに気がついていない。

マヌケな人
マヌケな行為
マヌケな考え
マヌケな表情
マヌケな展開・・・。

いろんなマヌケがあるけど
何となくギスギスしている今の時代
マヌケな何かが活躍する場面は
ますます増えているし
マヌケな何かに救われる人も
多いはずなんだよね。

ぼくがコメディアンになれたのも
78歳になった今でも
元気に続けていられるのも
ひとえにマヌケだったから。

たくさんのマヌケに助けられてきたし
自分のマヌケやまわりのマヌケのおかげで
楽しい思いもした。

僕はマヌケに関しては誰にも負けません!   

そう、きっぱり言っちゃうのも
なんかマヌケだけど・・・

せっかくここまで
マヌケな人生を送ってきたんだから
マヌケの素晴らしさを
伝えないともったいない。

だいたいの人間は「マヌケ」です。

そして迷うということは
マヌケとして見込みがあるということです。

以上

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