2023年2月25日土曜日

何となく空気できまる社会

2023年2月22日の
東京新聞夕刊の一面トップに
こんな本が紹介されていました。


専修大学の山田健太教授著書
子供用の児童書である
「くうきが僕らを呑みこむ前に」
です。

以下、新聞記事内の著者の言葉です。

現代の日本では
「民主主義」や「自由」
といった言葉が
実感を伴わず
上滑りしている。

当たり前のようにある理念を
具体的に示すことが出来れば
何となく空気で決まる
今の社会の状況を
変えるキッカケになるのでは?
と思い児童書を作った。

特にコロナ禍の三年間は
『空気』によって
世の中が動いてきた。

マスクやワクチンや
政府の方針も
一定の科学的根拠はあっても
最終的には
社会の雰囲気で決まってきた。

それに慣れてしまうと
決まり方もぐずぐずになって
議論の土壌がなく
反対も感情的にするしか
なくなってしまう。

日本では
若年のころから
空気を読むのが『賢い』と
されがちだ。

考えることをせず
思考停止して
何となく『空気』に流されているうちに
自分も社会も
不幸な結論に
たどり着いてしまうかもしれない。

「おかしい」「変だ」
と思ったら
まず立ち止まって
考えることが必要だ。

出来る限り広く関心を持ち
報道を見聞きして
情報を集め
その裏側や登場人物の事を
想像する。

感じることがあれば
誰かと話してみたり
助けを求めたりと行動する。
そういう習慣を
出来るだけ早いうちから
身に付けてほしい。

以上

ムムムムッ!!
超、興味がある本ですね。

中は4コマ漫画になっており
絵は、美術作家の
たまむらさちこさんが
手掛けたそうです。

私は子供のころから
通信簿に
「協調性が無い」
と必ず書かれていた
社会不適合児童でした。

決まり事が嫌いで
世の中の空気になじめず
サラリーマンにもなれず
自営業者として
自分の我を通しつづけ
今まで頑張ってきました。

そんな私から見ると
今の若者達のかもし出す
社会に対する
「無気力感」
がとても気持ち悪るくて
仕方ありません。

政治・経済・環境・原発や
結婚・異性・子供に至るまで
全てにおいて
「無関心」
という重い空気を感じます。

それが重力の様に
社会に圧力をかけてる。

そこいらに
強烈に漂う・・・
「何も変わらない」という空気。
「別にいいや」という空気。

我が子達には
そうなってほしくないな~。

この本を買って
我が子達と
読んでみたいと思います。

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